・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・蔑んだ目で見られながら罵られるのってなんかそそられるものがありますよね?え?ない?
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
「私はエル!。魂を宿らせることができるの!」
自分の頭の中でその声がずっとこだましている。
僕には彼女。エルさん...?の言ったその言葉がずっと引っかかっていた。
何がどうして、引っかかっているのかは自分でもよく分からない。
でも...何だか気持ち悪いような......。そんな感覚がまとわりついていた。
「あぁ...もう!。何なんだろう...これ...。」
僕が声を荒げるのを抑えて呟く。
何だかスッキリとしないまま僕は紅魔館へと向かった。
さて......。
いやぁ......すがすがしい空だ。
青く澄んでいて、雲一つない快晴。
おまけにポカポカの陽気がこの上なく眠気を誘う。
このまま寝ころんですぐに襲い来る睡魔に身を委ねてしまいたい。
あぁ......気持ちいいなぁ。もう何もかも気にせずに過ごしていたい。
人間っていいなぁ......。
ええと......何故清々しい笑顔でこんな事を思っているかというと......。
察しが付くだろうか。
.........大変申し上げにくいのですが......。
現在.........。
「ははは......ここ......どこなんだろ......。」
完全に迷子です☆。
......いやいや!?冷静に考えたら笑い事じゃないよね!?。
幻想郷には危険がいっぱいで危ないから、危険が危なくて...あわわ...。
僕はパニックになって、理由もなく手をぐるぐると動かす。
「どうしよう...どうしよう、ドウシヨウ......DOUSIYOU............。」
バカみたいに同じことを繰り返し呟いていると、横の方で草をかき分けるような音が聞こえた。
それに脊髄反射で振り向き、遅れて口から「誰?」と漏れる。
僕の反応に驚いたのかそこに立っている女の子が「ひっ!」と短く悲鳴を上げた。
......そして、僕はそこに立っていた女の子を見て思わず「あっ!!」と叫んでしまった。
そこにいたのは綺麗な緑色の髪をした女の子。
そう......先程までずっと探していたチルノちゃんの友達。大ちゃんだった。
「大ちゃん!!居たんですか!!。チルノちゃんがさがs......。」
「え......!!あの!!!私のこと知ってるんですか!!??」
僕の言葉を遮って大ちゃんがそう言う。
予想しなかった言葉に僕は「え?」と間の抜けた声を上げた。
知っているのか?...と言われても...何回か会っているし......いや...でも覚えてもらえてないってだけかも.........。
僕があれこれ思考を巡らせているうちに、大ちゃんが更に不可解な発言をした。
「それに......チルノちゃん...その人と私はどんな関係なんです!?」
驚きに見開かれた僕の目を見てなのか大ちゃんが不思議そうに小首を傾げる。
チルノちゃんを知らない...?
関係の薄い僕なら分かるけど...親友(?)であるチルノちゃんのことを忘れたりするだろうか......?。
もしかして......チルノちゃんたちの友情はチルノちゃんの一方通行だったのだろうか......。
あぁ...かわいそうなチルノちゃん。いなくなってしまった親友を必死に(?)探していたのに、まさか親友だと思っていた友達に存在を忘れられてしまっているだなんて......。
本人が知ればどれほどのショックを受けてしまうのだろうか......。
嗚呼。なんてかわいそうなチルノちゃ............。
......。
違う違う。落ち着け、落ち着け僕。
そんな訳ないじゃないか。
多分これは......僕と同じ.........。
「記憶喪失.........?」
驚きを隠せずに半ば独り言のように僕が呟く。
すると......。大ちゃんが図星を突かれたように表情を歪めた後。
認めたくない。と言わんばかりに俯いてしまった。
「やっぱり記憶がないんですね。」
見たところ大ちゃんは僕より歳が低いように見えるけど、なぜだか敬語で話しかけてしまう。
「.........はい」
大ちゃんが蚊の鳴くような声でどうにか呟く。
やっぱり記憶をなくしたというのは本人にとっては怖くて不安で仕方のないことなんだろう。
そう考えると、僕は何故、比較的平常心を保つことができたのだろうか?。
文さんという存在が在ったのもあるとは思うけど.........。
そんな呑気なことを僕が考えていると隣で不安げな声が僕に話しかけた。
「あの......あなたは私のこと...知っているんですよね............?」
震えていて微かに嗚咽の混じる声。
僕は安心させようとできるだけ優しくほほえんで。
「はい!ええと............。」
続きが出てこなくて焦る。
ついつい流れで知っているか。という問いに力強くYESと答えてしまったけど......。
正直この後なんと続ければいいのか全く思い浮かばない。
「......。」
大ちゃんの顔がどんどん不安げに歪んでいく。
「あ、あの......ええと。その......。」
言葉を探して僕の目線があちらこちらに泳ぐ。
そして、最終的に僕が選んだのは......。
「ちょっと.........。僕と一緒に来てもらって良いですか......?」
文さんに任せる。という選択肢だった。
久しぶりにみる紅のお城は、相変わらず大きくて綺麗で少しだけ不気味だった。
僕は横でマジマジと紅魔館をみる大ちゃんに話しかける。
「ここは紅魔館っていって吸血鬼さんたちが住んでいます。」
少しだけ驚かせるつもりで言ったのだけれど大ちゃんは、なるほど。と真面目に頷いた。
記憶喪失。とはいっても完全に何もかも忘れているわけではないようだ。
僕は安心半分驚いてもらえなかったことに対する不満半分で微妙な表情をつくる。
そして、紅魔館に入るときと言えば......。
「......。やっぱり寝てるんだなあ......。」
僕が苦笑しながら言う。
どうにもこの門番さんは寝不足のようだ。
そんなことを考えて僕は門を通ろうとした。
しかしここであることを思い出す。
前に文さんと共に門を通ったときのこと......。
「睡拳......。」
思わずそう呟く。
そうだった。美鈴さんは眠っていても門を守れるんだった。
......だからあんなに余裕の表情で眠っていたのか......。
僕が変なところで納得しているとすっと黙っていた大ちゃんが横でこう呟いた。
「大丈夫ですよ。この時間帯は爆睡してますから。.........安全です。」
「......え?」
僕が呆気に取られているのを気にせずスタスタと通り過ぎる。
何とも自然に、ごく当然のように大ちゃんはそう言っていた。
僕は思わず声をかけた。
「あの!!......記憶...。」
最後まで言うことはなかったが、大ちゃんには通じたらしくハッとした表情を作る。
そしてすぐに頭を抱え何かを思い出そうとする。
「私.......わたし.......。」
苦しそうにする大ちゃんに何とか声をかけようとするが、適当な言葉が思い浮かばず言葉を飲む。
何かを思い出せそうなのか、はたまた何一つ思い出せないのか大ちゃんが苦しげに呻き声を上げる。
そんな姿を見かねて僕は大丈夫ですか?と声をかけようとした。
しかし、明るい声が僕の言葉を遮った。
「あぁ!!鞘。もう来てたんですか。もう少しかかるものだt......。」
そして途中で言葉を留めた。
僕の陰になって見えなかったのか、初めて大ちゃんを見つけたように顔をしかめ。
すぐに営業スマイルを浮かべ、
「どうしたんです?その妖精......?というかあの氷精は......。」
僕にそう尋ねる。
僕はばつの悪い笑みを浮かべ、
「えっと......話せば長くなるですけど.........。」
そう言って文さんに経緯を話し始めた。
~少女説明中~
「はぁ.........なるほど...記憶喪失......ですか。」
文さんが半信半疑といった風に大ちゃんをみる。
それに怯えてなのか、大ちゃんが僕の陰に隠れた。
「た...多分!嘘じゃない......と...思います、よ?。」
確証はないため断言はできないものの僕はどうにか大ちゃんをかばおうとする。
「ん、まぁいいでしょう。それより!面白いものがみれますよ?」
文さんは悪戯っ子のように笑うと、こっちです。といって僕らに手招きをした。
紅魔館の庭園、その片隅、僕と大ちゃんは文さんに連れられてそこにやってきた。
そして、そこにいたのは......。
「.........メイドさん...ですか......?」
紅魔館に仕えているメイドさんの格好をした女の人だった。
前の取材の時にもいたような気がしないでもない。
ただ一つ変なところは......。
「動いて......ない.........?」
微動だにせず、色のない顔を見ながら僕は呟いた。
僕は文さんの言葉を思い出す。
「人が抜け殻のようになってしまう。」
軽い眩暈が僕を襲った。
「大丈夫ですか......?」
文さんの声で我に返る。
「え...あぁ!はい.........大丈夫......です......。」
とりあえずそう答えたものの吐き気と眩暈でとても大丈夫といえる状態ではなかった。
動かないメイドさんをもう一度まじまじとみる。
一瞬眼があったような気がしてすぐに視線をずらした。
「ちょっと刺激が強すぎましたか......。......とにかく!休憩も兼ねて、紅魔館に入りましょうか......。」
文さんが気を遣うように言った。
僕は素直に頷き、文さんの言葉に従うことにした。
「それでは、あなたも一緒に.........。」
文さんが大ちゃんに言い掛けて、途中で言葉を止めた。
僕はそれを不審に思い、大ちゃんをみる。
「いや......うそ.........なんで...。いや、いやいやいや!」
半分パニックを起こしたように呟いていた。
額には大きな冷や汗を浮かべ、眼の焦点は合ってない。
「だ!大丈夫ですか!!??」
僕がつい声をかけると、大ちゃんは怯えた眼で「ひっ!」と...そう悲鳴を上げると、
「いやぁああ!!」
そう叫びながらどこかに走り去ってしまった。
僕はその姿を呆然と見つめていた。
文さんはそれを、「ほう......。」そう笑みを浮かべながら呟いて、見つめていた。
続く......。
はい!どうも!彩風です!!
最後まで見ていただき感謝感謝!すでのな。
ええと、ここで、一つ謝りたいことがあります。
投稿遅れました.........。
いや、でも!察した方はいるんじゃないですか?
彩風は中三です。そしてこの時期のイベント......。
そうです.........。
中間テスt......。
まてまてまて。違う違う。......いや、違わないけど大いに違う。
そうです!修学旅行です!!
京都やら広島やら、行ってきましたよ!!。ドウセナラオバマサントオナジヒガヨカッタ。
いやぁ、そのため投稿が遅れてしまいました。
申し訳ない。
次回投稿は......自分に縛りを設ける意味でも
次の金曜日まで!要するに27日まで!とさせていただきます。
え?緩くないか?だって。
.........。
.........。
さて!余談なのですが!!!。
ええと、まぁ先程も言ったとおり、彩風は先日修学旅行に行ったわけでございますが......。
それの最終日の出来事。
~自主プラン、金閣寺帰りのバス停~
彩風(お土産におたべでも買ってくか......。)
~店入店~
彩風「どれにするかな~......。」
店の人「おいでやす~」
彩風「!?」
...................
彩風「こ、これで......。」
店の人「○○○円になります。 ありがとうございました~」
.........。
~店を出る~
同級生A「彩風何やってんの、バスもうそろそろ来るぞ~?」
彩風「おい.........お前等......。」
同級生B「何だよ?」
彩風「あそこの店の人めっちゃ可愛い!!!」
同級生男子「「「マジで!?」」」
~入店~
そして5分後
店の人「○○○円です。ありがとうございました~」
同級生D「あ、ありがとございます!」
同級生B「そろそろバスくるし行くか......。」
彩風「そうだな」
~店からでようとする~
「肩トントン」
彩風「え?」
店の人「お友達呼んできてくれたの?」
彩風「え。あぁ!はい。」
店の人「ありがとね。ニコッ。」
20歳すぎたらBBAだと思ってたころの自分を思いっきりぶん殴りたい。
パッと見23ぐらいかなぁ?いやぁ。にしても。
めっちゃ可愛かったなぁ......。
おっと顔がにやける......。
童顔で目が大きくて薄化粧で笑顔が天使で......えへへ......。
皆さんも良ければ探してみてくださいね。
いや、あれは眼福でしたよ~~えへへ......。
それでは!次回もゆっくりしていってくださいね!!