・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・ショタにまで手を伸ばし始めた今日この頃......まずいな...ボソッ。
以上が苦手な方でも折角ですしゆっくりしていって下さいね!
文さんが神社の隅から持ってきたもの。
それは見覚えのある木箱と壷、木箱の方は最初から文さんが持ってきていた得体の知れないもので、壷の方は確かお酒に合う漬け物だったはずだ。
ここまで来て、やっと僕は木箱の中身について察しが付いた。
文さんが木箱を開ける。
すると木箱の中から丁度木箱にすっぽり入るぐらいの大きな瓷が顔を出した。
「何だ...?それ?」
萃香さんが瓷を眺めながら文さんに尋ねる。
文さんは僕の予想の通り
「お酒ですよ。そっちの壷には漬け物が入っています。お酒がよく進みますよ?」
こう答えた。
萃香さんはそれを聞くと目を輝かせて、
「おぉ!、なんだか悪いねぇ!それじゃ遠慮なくいただくとするよ。でもお酒は間に合ってるんだ。それはあんた達で飲みな。」
そういって、ひょうたんに口を付ける。
さっきからすっと飲んでいるのに中身は無くならないのだろうか?
そんな僕の素朴な疑問をよそに文さんは、萃香さんに耳打ちする。
耳打ち、とは言っても、声のボリュームはいつも通りだったので僕にも聞こえた。
「実はこのお酒ただのお酒じゃないんですよ。」
......なんだか随分と怪しく見えるけど今は突っ込むのはよそう。
「《おにごろし》って知ってます?」
その単語に、萃香さんが「おっ」と反応する。
僕はたまらず文さんに尋ねる。
「あのっ.........!その、おにごろし.......って何ですか?」
文さんは僕の方へとゆっくり振り向く。
そしてニヤァと笑ったかと思うと、
「簡単に言えばとんでもなく強いお酒です。基本的にお酒に呑まれることはない鬼や天狗すらもベロベロに酔わせてしまうという代物ですよ。」
楽しそうに笑う。いやもうこれは嗤うと言った方がいいのかもしれない。
「どうです?鞘、飲んでみます?」
.........やっぱりそうくるのか...。
「いやいや......!僕未成年ですし、それにお酒なんて飲んだこともないですよ!?」
僕は思いつく限り正当な理由で拒む。
しかし、
「幻想郷では未成年なんて関係ないですよ。それに初めてかどうかなんておにごろしの前では関係ないですし。」
うぅぅ、未成年であってもお酒を飲ませるなんて......
僕はそれでも反論しようと試みるが僕の語彙力では文さんには討論では勝つことができないだろう......。
「はぁ......わかりました。一口だけですからね...?」
そう言って、いつの間にかお猪口に入れられていた鬼ごろしに口を付けようとした。
付けようとしたら......
「やめときなさい......。」
後ろから呆れるように声をかけられる。
振り向くと霊夢さんが声の通り呆れた様子で立っていた。
「そんな怪しいもの飲んだら、どうなるか分かったもんじゃないわよ.........」
そういう霊夢さんの顔は他の人と同じように赤らんでおり酔っているようだ。
「まず、それ.......人間が飲んでも大丈夫なものなんでしょうね...?」
霊夢さんは文さんに尋ねる。
人間が飲むことはできないほどのお酒.........。
僕はそっとお猪口を置いた。
「......大丈夫でしょう?単純にアルコール度数が高いというのと、過度な興奮作用があるだけのはずですから。」
「何が大丈夫よ、問題しかないじゃない。」
霊夢さんが眉をしかめながら訝しげに言う。
そんな霊夢さんに文さんは笑いながら、
「まぁまぁ、とりあえず一口だけ。」
そういって、僕の口に《おにごろし》を流し込んだ。
なんだか、今日の文さん変じゃないかな......?、もしかして先におにごろしを少し飲んだんじゃないだろうか?
僕におにごろしを飲ませた文さんは驚いたように僕を見つめる。
......
......
......
あれっ?
ええええぇぇぇぇぇぇぇええ!!!!???
飲まされた!!??
おにごろしを?
僕はとんでもないものを飲んでしまった恐怖感からなのか、
ワナワナとふるえながら涙目で霊夢さんに助けを求める。
しかし霊夢さんも目を見開き驚いたようにこちらを見るだけだった。
と、ここで僕はやっとある違和感に気づく。
お酒なんて飲んだことあるはずもないから分からないけど、水を飲んだ後のように自分の体に変化が見られなかった。
文さんがとても強いお酒と言っていたし、霊夢さんに至ってはどうなるか分かったものではない、とすら言っていたのでなおさら違和感を覚える。
その違和感は正しかったようで文さんが口を開いた。
「あの......鞘...?なんともないんですか?」
恐る恐るといった口調で、文さんにしては珍しく目に見えて動揺しているようだった。
僕は改めて自分の体を確認する。
酔う。っていうのがどんな感覚なのか知らないけど、別段気分がいいと言うことはないし、体が火照る感覚もない。
「はい......たぶん、.........本当にお酒なんですか?それ。」
僕は一応そう伝える。
文さんは顎に手を当てながら、ぶつぶつと呟く。
「おかしいですね......飲んだ瞬間目を回しながら倒れてもらう予定だったんですが.........」
「聞こえてますからね!!??」
本当に油断も隙もない......。
僕は、体に本当に異常がないかしつこく確認した。
「うーん.........中身はおにごろしで間違い無いはずなんですが...」
文さんは、そういって瓷の中身をすくい口元へと運ぶ。
その後、ペロッと舐めて、一気にグイッと飲み干す。
すると、
すぐさま文さんに変化が見られた。
まず白い顔が紅く色を持ち、目がトロンとして、顔にはいつもとは違う雰囲気の笑みを浮かべていた。
~少女飲酒中~
「それでですね~もう~鞘ったら......」
「文さん!!飲み過ぎです!!」
僕は、フラフラとする文さんの体を押さえながら文さんに言う。
しかし、聞こえてる可能性は低いだろう。
文さんは、はははと笑いながら、半ば独り言のように同じことを繰り返し言っている。
要するに、酔っているのだ。それもかなり、
霊夢さんに少しだけ聞いたのだけれど、文さんが言っていたように、天狗や鬼といった種族?妖怪?の類はお酒に対する耐性が異常に強いらしい。
そのため、霊夢さんも天狗や鬼が、ここまで酔っているのは初めて見たのだそうだ。
しかし、やはり不思議なのが僕が平気だった理由だ。
文さんが飲んだものと僕が飲んだものは同じ瓷の中のものだし、それに...僕が今現在も片手に持っているお猪口の中のお酒......霊夢さんによると匂いを嗅いだだけで軽く頭がくらくらするのだそうだ。
しかし、確かに匂いはキツいと思うし、とんでもないお酒なのではあると思うけど、僕は今飲んでいてもこのおにごろしはまるで水でも飲んでいるかのようなすっきりとした感じがした。
ゴクゴクと飲めてしまう。
僕は手元のお猪口のお酒を一気に飲み干す。
横では霊夢さんが変なものを見るような呆れるような目でこちらを見る。
そんな僕らを萃香さんはケラケラと笑いながら見ていた。
いつの間にか文さんは眠ってしまっていたようだ。
右手にはお猪口、左手にはメモ帳とペンを持って、僕の肩に寄りかかりながら幸せそうな顔で眠っている。
「あぁ!文さん!風邪ひいちゃいますよ!!」
僕はそういって文さんの肩を軽く揺さぶる。
「んぅっ......。」
文さんは妙に艶めかしい声を上げるが、起きる様子はない。
僕は自分の着ているパーカーを文さんに着せる。
文さんは半袖なので寒そうでしょうがない。
たしか、文さんの仕事場にはマフラーがあったはずだが身につけているところは見たことがなかった。
文さんを、シートの上にそのまま寝かせておくのは忍びないし、神社の中に連れて行こうにも僕にそんな力はない......。
僕はそんなことを考えながら文さんを肩に寄りかからせたままでいた。
すると......
「あら、本当に天狗がつぶれてるのね......」
後ろから聞き覚えのない声が聞こえる。
「ひゃぁっ!?」
いつものごとく僕は驚きの声を上げながら、振り向く。
文さんが倒れなかったことに安心し、僕は声の主の姿を確認する。
その人は、おそらく......人...だろう。
日除けなのか傘を差していて全体から溢れる妖艶な雰囲気に僕は少し怯む。
「ふふ、なかなか...おもしろいものね......」
そういって笑う彼女の笑みは、なんというか...不思議。という言葉がよく似合っていて、
見た目だけでは、年齢が分からなかった。
妙齢にも見えれば、かなり若いようにも見える。
「それで、あなたが心音鞘ね?」
唐突に彼女に話しかけられる。
「え?あ、はい!そ...そうですっ!」
相手が僕の名前を知っていたことに少し違和感を覚えながらも、僕は答えた。
「本当に生きていたのね......」
そして、彼女がこう呟く。
その言葉に僕は少しだけ寒気がしたような気がした。
まるで死んでいるはずだ、とでも言わんばかりの口調に言いようのない感情を抱きながら、
「ど.........どういう...いみです、か......?」
僕は息が詰まるような感覚の中、なんとか言葉をひねり出す。
すると、彼女は笑って、
「いや、大したことではないのよ。」
そう言って、僕の隣に腰を下ろした。
「私はこの幻想郷の境界線、結界を管理しているの。それであなたがこの幻想郷に入ってきたのも見ていたのよ。といっても私じゃなくて私の式神が...だけどね......」
彼女は微かに微笑むとこう続ける。
「それでも、幻想郷に入ってきたあなたはすぐに私の監視下から消えてしまった。きっと、そこらの妖怪に殺られてしまったと思っていたんだけど、風の噂で見慣れない顔が天狗の助手をしていると聞いたものだから。」
なるほど、だから生きていたのね...と言ったのか......
にしても、今の話だと......監視下から消えたって言うのは多分気を失ったからなのだと思うけど、もし文さんじゃない凶暴な妖怪に見つかっていたら、今頃僕は......
その先を想像しようとして......そしてやめる。
今気絶してしまってはこまるだろう。
「まぁ、詳細はわからないけれど...とにかく!、幻想郷へようこそ。」
彼女は.........、ことあと文さんに聞いて、名前を《紫》とかいて、ゆかりさん。というのだと聞いた。
紫さんは相変わらず妖艶な笑みを浮かべながらそういった。
僕は、なぜかこの人に苦手意識を覚えた。
そして、ほどなくして、僕はお酒の効果なのかいつの間にか夢の中へと堕ちていってしまっていた。
続く......
最後までみて下さりありがとうございます!!
いやぁ、早いものでもう25話ですね~
友人A「投稿ペースは遅いけd...」
彩風 「あぁぁぁあああ聞こえないなあぁぁぁぁあ!!」
......もう少し更新頻度あげれるように努力いたします。
それでですねぇ、先日祖母と外食にいったんですが、その際にす○家にいったんですよ。
するとですね......
『いらっしゃいませ~』
彩風(ん?なんかポスターあるな......なに?艦これ?そういや最近ログインしてn......はああぁぁぁぁぁあああ!!??)
祖母「彩風?どうしたの?」
彩風(まじでかすき家にまで艦これが浸食してるのか...嬉しいやら悲しいやら。)
祖母「彩風!」
彩風「え?あぁごめん。」
その後、祖母が艦これのポスターを指して、
祖母「これ知っとるよ!」
彩風「へぇ、そうなん」(はぁ!?まじで!?)
祖母「あれやろ?パズルで敵を倒してく奴やろ?」
彩風「へぇ~そうなん。」(ちげぇよ!それたぶんパズドラだよ!頭湧いてんのかぁ!?)
祖母「彩風はこんなんやらんの?」
彩風「......いや、こんなんはやらんわ」←提督
祖母「そうか?周りの子はやっとらんのん?」
彩風「たぶんやっとる奴おらんと思うよ?」←提督
祖母「でもねぇ、なんかオタクみたいやしね~」
彩風「......やよね~~~」←提督
いやぁ、あのやろう。その場で思いっきりぶん殴りそうだった。
まぁ冗談はおいといて。これ、方言でどこら辺にすんでるのかわかるのかなぁ?まぁいいや。
いやぁ、艦これねぇ。
電がかわいすぎて......えへへ.........(電・・・現在嫁ランキング2位)
今、電のことを《でん》って呼んだ奴怒らないから正直に手を挙げなさい。
北方棲姫ちゃんも(嫁ランキング30位タイ)
那珂ちゃんもかわいいし(嫁ランキング30位タイ)
第六駆逐隊は言わずもがなだし(電、2位・雷、32位タイ・響、39位・暁、50位タイ)
電は、もう......なんというか...天使......もしくは............天使ですね。
大人な女性を目指して毎日牛乳を飲んでいるらしい。
「ブッシャァアア」(彩風の鼻から鮮血が噴き出す音)
もう全力で俺を萌やしにかかってきてます。
かわいいよ電。
もう電に牛乳を飲ませたい。というかむしろかけたい。言わずもがな顔に...。
はぁ、.........尊い。
それでは、次回も是非ゆっくりしていって下さいね!!