・この作品は東方projectの二次創作です
・不定期更新
・自分設定
・妄想過多
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・先日学校で先生に質問されたのですが・・・・・・「彩風さん文武両道、という言葉の『文』とは君にとってどんなものですか?」「え?嫁で(殴」
※今回彩風の勝手な都合で投稿がいつもより滅茶苦茶あいてしまいました。誠に申し訳ございません。問題はほぼ解決し、これからはいつも通りのペース(できればそれ以上)投稿しますので、できればおつきあい下さい!!。
以上が苦手な方でも折角ですし、ゆっくりしていって下さいね!
「まぁですね・・・・・・私が思うにやはり1番の問題は服装じゃないかと」
文さんの仕事場。
文さんは僕に向かって言い聞かせるように言う。
「はぁ・・・・・・」
僕は気のない返事をしながら自分の服装をみる。
確かにデニムパンツに、Tシャツ、その上から・・・パーカーを着ている。
ファッションには疎くてよく分からないけど、確かに男の子が着ていても不自然無い服装だった。
「服装・・・・・・」
「そうです服装です」
僕が呟くと文さんがしっかりとした口調で言う。
そしてニコッと笑うと、
「というわけで!!女の子になってみましょう!!」
そう言った。
「・・・・・・・・・・・・・・・・え?」
僕の声が間抜けに響いた。
「あ、あの・・・・・・本当にこれ着るんですか。」
僕が文さんに尋ねると
「もちろんです!!」
文さんは力強く頷いた。
僕の手には文さんのいつも来ている服装のセットが丁寧に畳んでおかれていた。
「・・・・・・・・・・・・」
僕は無言でそれを見つめる。
そして
「あの・・・・・・・やっぱり・・・・・・・」
「着ます!。」
僕の言葉は文さんにかき消される。
「うぅ・・・・・・・・・」
僕はもう一度まじまじとそれを見た。
そして自分が来ている姿を想像して・・・・・・・
想像できなくて途中で諦めた。
僕は渋々着替えることにする。そこで
「あの・・・・・・・着るのは分かりました・・・・・・・。」
「はい!お願いします。どうぞ遠慮なく。」
「え、いや・・・あの・・・・・・・できれば・・・・・・・」
「なんです?」
文さんが不思議そうに尋ねてくる。
僕は勇気を振り絞り、告げる。
「あの・・・・・・・着替える間後ろ向いててくれません?」
それに文さんはきょとんとした様子で心底不思議そうに
「え?何でです?」
そう訊いてきた。
「え!?いや、その・・・・・・は。はず・・・・恥ずかしいから・・・・・・・です。かね・・・・・・・・・。」
僕はしどろもどろになりながら答える。
「あぁ。大丈夫ですよ女の子同士なんですから。別に何もしませんし・・・・・・・。」
文さんは眩しい笑顔でそう言う。
それを言われると反論できないうえ、決してスタイルに自信がないとか、そういうことじゃないから言わない。断じて違う。
「わ、わかりました・・・・・・・」
僕はそそくさと着替え始めた。
そして何事もなく着替え終わり、姿見で自分の姿を見せてもらった。
「おぉ・・・・・・・」
そこには自分とは思えない人物がたっていた。おそらく自分で間違いないのだろう。
スカートを履いてるってだけでこんなに印象が違うのか・・・・・・・
僕はまじまじと自分の姿を見た。
「おぉ、似合ってるじゃないですか!・・・・・・・・・」
文さんは楽しそうに言うが、すぐに「ただ・・・・・・」と苦笑しながら、
「ちょっと大きかったですかね・・・・・・・・・?」
そう言った。
ちょっとどころじゃない。だいぶ大きい。
袖から手はでていないし、膝近くまでシャツが来ている。
「・・・・・・・・・」
僕は無言で、伸ばしても手が拝めない裾を涙目で睨む。
そんな僕をみた文さんは言葉を探して、おそるおそるといった感じで、
「あの・・・・・・・もう着替えますか・・・・・・・?」
そう言った。
それに対して僕は誰に言うでもなく・・・・・・・いや自分に言い聞かせるようにして
「まだ伸びますもん!!」
そう叫んだ。
「うぅ・・・・・・・」
先ほどのことを引きずりながら僕が落ち込んでいると文さんが、
「まぁそう気を落とさないで下さい」
そう慰めてくれた
「うぅ・・・・・・・ありがとうございます。」
僕がお礼を言うと文さんはにっこり笑って
「ところでなんですが・・・・・・」
そう話を変えた
「まぁ、鞘が男の子と間違えられるのはですね・・・・・・・服装の問題もそうなんですが・・・・・・・おそらく1つは」
文さんはそう言うと右手をスッ・・・とあげて少し間を持たせた後、ビシィイ!っと効果音がつきそうな動きで僕のことを指した。
それと同時に
「それです!!」
そう叫ぶ。
それ?
僕は自分ではなく自分の後ろを指したのかな?と思い、振り向く。
が後ろには文さんの机があるだけで、特にこれといったものはない。
もう一度文さんを見るが、変わらず僕の方向を指している。
僕が首を傾げると文さんは溜息をついて、僕に訊いた。
「鞘、下を向いてみて下さい。何が見えます?」
僕は下を向いてみる。無論、見えるのは床である。
「え・・・・・・・床、ですけど・・・・・・・」
余りに当然で不自然な会話だなぁ、と思いつつ僕は答えた。
すると文さんは頷いて、次にこう尋ねた。
「そうですよね、では、鞘の知っているところで言うと・・・・・・・そうですね・・・・・・・幽々子さんなんかは下を向いたとき何が見えると思います?」
・・・・・・・文さんはバカにしているのだろうか・・・・・・・
不審に思いつつも僕が答える。
「それはもちろん地面に決まって・・・・・・・・・・あっ。」
ここでようやく文さんの言いたいことに気づく
それに気づいたのか文さんは満足そうに頷いた。
「そうです。あれだけ立派でしたら肩こりとかすごいんでしょうね~~」
そして笑いながらそう言う。
しかしその目はどこか笑ってなかった。
僕はもう一度下を向く。
限りなく平らに近い胸が見える。
あれ?・・・・・・・なんでだろう目から水が・・・・・・・。
「ふふ・・・・・・・ふふふ・・・・・・・・・」
僕の口から感情の無い笑い声が漏れる。
それを見た文さんが慌てて、
「大丈夫です!・・・・・・・鞘ならまだ大きくなります!!」
そうフォローしてくれたが僕の耳には届いていなかった。
「まぁ、そんなに気を落とすこと無いと思いますよ?大きすぎても不便でしょうし・・・・中には小さい方が好きって人もいるみたいですよ?ですよね?」
文さんが誰かに問いかけると空から「ぺったんこ最高じゃねぇか!!」とか聞こえた気がしたけどきっと何かの間違いだろう。うん。そうに違いない。
そんなことは置いておいて、僕は文さんの胸をみる。
幽々子さん、とまではいかないが、膨らみを持っている。
それに比べて・・・・・・・
僕はもう一度下を向きかけて、理性でどうにかとどまる。
今、下を向いたら再起不能になるまで落ち込むことになるかもしれない。
そして僕は、天井を見て
「はぁぁ・・・・・・・」
大きく溜息をついた。
「う~~ん・・・・・・・・・」
文さんが何かを考えるように、指先を口の前に持ってくる。
そしてしばらくすると、
「そうですっ!!!」
そう言って、勢いよく立ち上がった。
「ひゃぁっ!?」
いきなりだったので思わず驚きの声が漏れる。
しかしそんな僕を無視して文さんは、資料の大量においてある本棚へと向かった。
ガサゴソと音を立てながら本棚を探る。
そして、
「あぁ!ありました!!これですこれ!」
そう言って、古びた、妙に厚さのない本を取り出した。
「・・・・・・何の本ですか?それ、」
僕が訊くと、文さんはふふふ。と笑った後、
「たしか名前は、薄い本!!です。・・・・・・正式名称はたしかBL同人誌だったかと。」
「・・・・・・そのまんまですね。」
見た目通りのネーミングだったため、思わず肩の力が抜ける。
「まぁ、名前とは裏腹に凄い本らしいですよ。これ。」
文さんが本をひらひらとさせながら、楽しそうに語る。
「この本も外来本なんですがね・・・・・・ある情報によりますと。外の世界では(腐)女子達はみんなこれを読んでいるそうなのです!ですから、鞘もこれを読めば・・・・立派な女の子に・・・・・・・・・・・・って、もしかして読んだことありますか?」
文さんに訊かれ首をブンッブンッと振る。
同人誌、って言葉は、どこかで聞いた気がするけど。BLって言うのは聞いたことがなかった。
「それじゃぁ!早速読んでみましょう!」
文さんがその・・・・・・薄い本。を手渡してきた。
受け取って、表紙を眺める。
が、表紙はところどころ破れている上、掠れていて読むことはできない。
そんな状態に僕が顔を顰めると文さんが
「表紙は酷い状態ですけど中は比較的良い状態ですよ。」
苦笑しながら言った。
僕が適当なページを開く。
そしてーー
そこにはーーーーーー
『ちょっ、先輩。やめっ・・・・・・やめて・・・下さい・・・・・・・・・・・・』
『やめて?ホントはそんなこと思ってないんじゃないのか?体は正直だぞ?ホラ』
『あっ・・・・・・!?』
『おいおい女みてぇな声だしやがって・・・・・・そんなに気持ちいいか?オラッ』
『あっ!駄目っこわ、壊れる。あ、あ・・・・・・あぁぁぁぁあああ』
ーーーーー
僕はそっと本を閉じる。
そして、
「ふぅぅぅ・・・・・・・・・」
大きく溜息をついた。
そして、
「文さん・・・・・・」
文さんに話しかける。
そして、
「なんてもの見せてるんですかぁぁぁ!!!???破廉恥なぁぁ!!」
そう叫んだ。
はぁはぁ、と息を荒くして肩を上下させる。
顔が真っ赤なのはきっと怒りのせいだろう。
しかし僕の怒りは文さんには伝わってないらしく、不思議そうに首を傾げる。
・・・・・・とぼける気だろうか・・・・・・。
僕はそうはさせまいと文さんを睨むが、どうにも文さんは本気で不思議がってる様子だった。
すると文さんは僕に
「破廉恥・・・・・・っていうことはそういう内容の本なんですね。・・・・・・・・・いやぁよく分からない言葉だらけで、解読に困っていたんですよ。・・・・・・・・・にしても外の世界の人はこんなのを日常的に読むんですね・・・・・・」
複雑な表情で言った。
なんだか違う気がするが、ここで何か言っても面倒くさそうなので黙っておく。
僕はそっと持っている本を資料だなに戻した。
「いやぁやっぱりそんな簡単に変われるものじゃないですね・・・・・・ちょっと残念です。」
文さんは苦笑しながら僕に言った。
「僕はこのままでもいいですよ・・・・・・男の子と間違えられるのも、別段デメリットがあるわけでもないですし・・・」
本心は少し違ったが僕はそう答える。
「そうですか」と文さんが残念そうに言うと、ちょっと楽しそうに
「でも服は似合ってましたし、今度サイズが合うものがあったら、着てみたらどうですか?」
そう言った。
「いやいや・・・・・・いいですいいです・・・・・・・・・」
スカートはなんだかスースーして落ち着かないので苦手だ。
そんな風に会話していると突然文さんが
「あ!」
と声を上げた。
「どうしたんですか?」
と訊くと、文さんはふふふ・・・・・・と笑って、にやけ顔でこう言った。
「明日の取材に備えて倉庫からだしておきたいものがありましてね・・・・・・ふふふ、驚きますよ・・・・・・・・・」
その文さんの顔はまさにいたずらっ子のように純粋で悪質な笑みで満ちていた。
続く・・・・・・
最後まで見て下さりありがとうございます。
さて・・・・・・前書きでも言いましたが、今回の投稿の遅れ方はまずかったですね・・・・・・
本当に申し訳ないです・・・・・・・・・
ここからはいいわけになってしまうんですが・・・
先日から部活やら何やらで若干傷心しており、立ち直るのに少しだけ日数を裂きました。
こんなのでこの先不安なのですが、どうにかがんばっていくつもりです。
更新ペースは、しっかり元通りにするつもりです!
というかします!!。
これからもよろしくお願いします!。
こっから小話。
先日帰り道で、彩風はリアルでは基本非モテ、コミュ症、引きニート、友なしなので一人で帰っていたのですが。
曲がり角を曲がったら猫が何かを狙った感じで身構えていました。
彩風(おぉぉおかわいい・・・・・・・・・)
それでちょっとした出来心で、近づいて触ろうとしました。
すると、猫の見つめていた草むらから何匹か鳥が・・・・・。
彩風「あっ・・・・・・・・・(察」
その後の猫のすごいショックを受けた感じの表情がめちゃ痛かったです・・・・・・・・・。
猫「あのな?うちらはたんぱく質は自分で取らなあかんねん?わかるか?しかも冬なんかなかなか獲物おらへんのに、お前はホンットに・・・・・・なぁ?」
彩風「ごめんなさい・・・・・・・・・」
次回もゆっくりしていって下さい!!!