・この作品は東方projectの二次創作です
・妄想過多
・自分設定
・不定期更新
・にわか故のキャラ崩壊や原作と違う部分
・文と結婚したい
以上のことが苦手な方もせっかくなのでゆっくりしていってください
1章 1話~紅魔館の取材交渉~
ふぅ・・・・・・これは・・・まずいと・・・思う
右には満面の笑みの文さん 左には喋ってくれなくなった咲夜さん
どうしよう・・・・・・そもそも今僕はどこに向かっているんだ・・・?
それにお嬢様って・・・?あぁもうわかんないことが多すぎる・・・・・・そして考えるのをやめた・・・
そして僕はとても大きな部屋に通され・・・その部屋の奥に一人の女の子が小さな体とは不釣り合いな大きないすに座っていた・・・・・・そこからはなんだかカリスマ性のようなものがにじみ出ている・・・・・・ような気がした
僕は文さんにきく
「あの方がえっと・・・<お嬢様>なんですか?」
「えぇ、そうでs」
文さんが言い終わる前に咲夜さんが早口で答える
「そうあのとてつもなくかわいいカリスマが溢れているお方があなたの言っているお嬢様・・・つまりこの紅魔館の主であり由緒ある誇り高き吸血鬼のレミリア・スカーレット様よ」
・・・・・・・・・えっ?いきなり水を得た魚のようにしゃべり出す咲夜さんの豹変ぶりにも驚いたが僕はそれよりもさっきの咲夜さんの言葉が引っかかった
きゅ、吸血鬼!?
「えっちょ、え!?き、きゅきゅくうけつきぃ!?」
口を半開きにして驚く僕に咲夜さんが
「鞘、落ち着いて、とりあえず素数でも数えなさい」
「えっと・・・1、3、5、⑨・・・・・・じゃなくてきゅっきゅきゅ吸血鬼ってどういうことですか!?」
叫ぶ僕をよそに咲夜さんが文さんに言う・・・
「あなたねぇ・・・・・・いくらなんでもここまで知識のない子を取材交渉によこすって・・・せめてある程度紅魔館について教えてからにしなさいよ」
「あいにくにも忙しかったものでして」
えっ?いやいやいやえっ吸血鬼あの女の子が?嘘でしょ?いやよく見たらなんか羽とかついてるけど・・・・・・・・・
「鞘、あなた烏天狗をみても驚かないのに吸血鬼をみると驚くのね・・・・・・」
「いやだって吸血鬼っていったら・・・えええっと血を吸うんですよねそそそうだじゅじゅ十字架あと杭とにんにくと日光と・・・・・・」
「だめだ、この子はやくなんとかしないと・・・」
咲夜さんがものすごく乾いた目で僕を見ている。そして僕に聞こえないように文さんにささやく
「この子幻想郷入りしてどれだけなの?ずいぶんと日が浅いんじゃ・・・・・・」
「えぇとですねぇおそらく昨日になります」
「昨日!?ああ通りで・・・・・・でも紅魔館までどうやってたどり着いたのよ?」
「ああそれはですね・・・「咲夜」
文さんが何か言おうとしたときにあの女の子が上品でよく通る声でいった
「いつまで私抜きで話をする気かしら?」
咲夜さんが焦りながら
「もっ申し訳ございませんお嬢様!」
「まぁいいわ、とにかく立ち話もなんだしそこのいすに掛けなさい・・・咲夜は私の分の紅茶を・・・・・・」
咲夜さんが血相を変えて
「はっはい!ただいま」
と、慌ただしく部屋を後にした・・・・・・
えっと、ちょっと待て、あの子は吸血鬼でお城の主で・・・ってことはここは吸血鬼のお城で今からそのお城に取材しようとしているんだよね・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・殺されるかもしれない!・・・
血相を変える僕をよそに文さんは平然と「失礼します」といすに座っている・・・僕は必死に
「あああああ文さんっっっしし死んじゃう殺されるるるるににに逃げましょうっ!」
と訴えるが吸血鬼はもう僕らの向かいの席に座っている・・・
(もうだめだこれは・・・死んだな・・・)僕が顔面蒼白で突っ立っていると吸血鬼がゆっくりと口を開いた
「咲夜からきいたわ<鞘>だったかしら?天狗の助手をしているとか」
「えっ!?ふぁっふぁい!」
もう何が何だかわからないうえ、いきなり話しかけられたので変な声を出してしまった。そして文さんはさも当然のように吸血鬼と喋っている・・・・・・
「助手というとかわいそうですし一応名目上は弟子と言うことで」
「そう。それから鞘、」
またまた話しかけられて体が強張る
「吸血鬼に変な先入観を持ってるみたいだけどあなたが思っているほど吸血鬼って言うのは恐ろしいものじゃないわよ」
「っ!?はっはい」
そのこえは妙に安心できて僕の中の恐怖が不思議と和らいでいった・・・・・・。何だろう?この感覚前にもどこかで・・・まぁ考えても仕方がないと思い、僕は落ち着いて深呼吸をし、素数を数えた上でいすに腰をかけた。
「それで取材交渉の件だけど・・・・・・」
「はい」
文さんがにこやかにこたえる。
「断らせてもらうわ」
吸血k・・・・・・えっと・・・レミリアさんの取材拒否に対して文さんは表情一つ変えずに
「なぜでしょう?」
と問う・・・・・・咲夜さんが紅茶を持ってきてレミリアさんの前に置いた。レミリアさんはそれを一口飲んだ後
「理由は一つではないけれどもあなたの言う取材というのはずいぶんと時間をとるものなんじゃないかしら?」
「そうですね。今回のは<紅魔館の住人の一日!>というのを考えていまして単純に一日かかると思います」
「そう。そうだとしても・・・・やはりうなずけないわね・・・こちらとしてもメイドたちやパチェのそしてもちろん私のプライベートってことがある訳よね?。そう簡単に<どうぞ>という訳にはいかないのよ」
そして文さんが言う
「プライベートというのは・・・たとえば咲夜さんのPADについてとかですか?」
そして次の瞬間僕は奇妙な体験をした。文さんが喋り終わった瞬間咲夜さんが見えないような速さで位置を若干移動したかと思うと文さんの周りには無数のナイフが刺さったような傷が見えた・・・何をいってるか分からないと思うんですが僕もなにがおこったか分かりません・・・。レミリアさんが「咲夜・・・」と困り顔で呟くと咲夜さんは「・・・・・・・・・申し訳ありません・・・」と答えた。ただ咲夜さんの周りから殺気のようなものが見えたので僕は目を合わせないようにした・・・
周りの刺し傷は気にもとめずに文さんはレミリアさんに交渉を続けている・・・・・・
誰か・・・・・・助けて・・下さい・・・・・・
「とにかく・・・取材は断らせてもらうわ」
そういうとレミリアさんは咲夜さんに僕たちを玄関まで送るように命じた・・・
そして僕は相変わらず殺気をまとった咲夜さんと残念そうな文さんにはさまれて玄関にむかった・・・・・・・・・
その途中咲夜さんに尋ねられた
「鞘、あなた昨日にこの幻想郷に来たらしいけど、どういうことなの?」
僕は返答にしばし困った後
「えっと・・・僕は昨日、文さんの仕事場の近くで倒れていたそうなんです。そこを文さんに助けてもらって・・・ですがその前の記憶がなくなっていて・・・文字などは読めるし基本的な知識は残っているのですが・・・」
「記憶喪失・・・・・・ってこと?」
「はい、そうです。といってもそんなに重要視していませんよ。文さんは良い人だし、弟子として働かせてもらっているので、今の生活で十分満足です。」
と僕は本心を口にする。咲夜さんはにっこりと笑って
「そう。(ずいぶんとアバウトなのね・・・・・・今の生活って半日しかたってないんじゃ・・・?)」
といったそして続けて
「そういえばあなたどうやって紅魔館にやってきたの?昨日の今日で紅魔館までの道を覚えた訳じゃないでしょ?」
「ああ・・・おぼえたんですよ」
と僕は答える。咲夜さんはとくに驚いた様子もなく
「どういうこと?」
と僕に尋ねた。
「えっとですね僕は昨日文さんに助けられて、その後いろいろお話しした後に、幻想郷についてしりたくて、文さんの仕事場の文献をある程度読ませていただいたんですけど。その文献の内容をほとんど覚えてるんですよ・・・昔のことは忘れちゃったっていうのに」
文さんにきいたら幻想郷ではこんなことはあまり珍しくないっていっていたしぼくが笑うと咲夜さんも「ふふっ」と上品に笑った。でも何か考えている様子だった。
そして僕らは広いお城の玄関についた。そして咲夜さんが文さんに忠告するように言い放つ
「今後今回のようなことがあるとこちらとしても大迷惑なの、行動は慎んで下さい」
僕は咲夜さんの気迫に驚いたが文さんはケロッとして咲夜さんに静かに言った
「あのー取材の件・・・やはり難しいんでしょうか?」
そして咲夜さんは
「それはお嬢様がお決めになることです。私には判断しかねます。」
とわざとらしい事務的な口調で答えた。すると文さんは胸ポケットから一枚の写真を取りだして咲夜さんに差し出した
「レミリアさん一人ならともかくお二人で写っている写真ともなるとなかなか貴重なのでは?」
「・・・・・・お嬢様と交渉してきます・・・」
と咲夜さんは何かに縛られたような義務的な口調で答えた・・・・・・
僕は今日<取引>・・・いや<賄賂>というものをこの目で見届けました。
しばらくすると咲夜さんが戻ってきて「お嬢様にとりあってどうにかお許しを得たわ。さぁ例の物を・・・早く!」と文さんに催促をして<例の物>を手に入れると満足そうな顔でポケットに入れ、しばらくするとハッとして僕に言った
「そうだ、鞘、お嬢様が来てほしいって言ってたわよ。いま連れて行くからついてきて」
「・・・・・・え!?」
僕は突然の呼び出しに驚き
「・・・・・・?」
文さんは不思議そうな顔をしている。
そして僕は再びレミリアさんのいる部屋に訪れた。
「あぁ鞘、いきなりごめんなさい、咲夜からきいたと思うんだけど今回の件、承諾することにしたのだけれども、あなたにだけ取材を抜けてほしいの・・・」
「え・・・?」
僕と文さんがそろえて声を出した。
「それというのも今回の件について咲夜と話した後一応メイドたちやほかの住人にもきいたのだけど・・・やはり長時間殿方と過ごすというのはみんな抵抗があるみたいで」
(えっ?)僕は予想だにしなかった単語に驚く
「だから・・・・・・・・・・・・・・・・・天狗、何がおかしいのかしら?」
文さんが笑いながら僕に言う
「鞘、あなた言ってなかったんですか?」
レミリアさんと咲夜さんがきいてくる
「どういうこと?」
僕は引っ込み気味にこう答えた
「あのぅ分かっていると思っていたんですが・・・・・・僕・・・女ですよ・・・・・・・・・?」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・「えっ?」
長い長い沈黙の後レミリアさんと咲夜さんの気の抜けた声が紅魔館に響いた・・・
続く・・・・・
小さなおまけ ~咲夜さん視点のワンシーン~
いかに私といえどさすがにあの写真はずるいと思う。えぇあの写真はずるい・・・そう、そうよ、あの写真が悪い・・・
ということでお嬢様になんとか取材を承諾してもらわないと・・・・・・そして私はお嬢様の前に移動して呟いた
「お嬢様・・取材の件なのですが・・・承諾されてはいかがでしょう」
「?、どういうこと?」
「天狗の新聞とはいえど紅魔館にとって良いことをかかせれば私たちにとってマイナスなことはございません。この機会にぜひ取材をさせてはいかがでしょうか?」
っ!まずい・・・勢いのままに喋ってしまった言葉として成り立っていただろうか
「・・・・・・そうね、一理あるかもしれなわね・・・」
「とにかくメイドたちやパチェにもきいてきてもらえる?」
「かしこまりました」
よし、どうにか承諾にこぎ着けそうだ・・・・・
そして私はおそらく満面の笑みでメイドたちを集め始めた・・・
いかがでしたでしょうか?クオリティの低さは勘弁して下さいw
今回はネタ多めでしたね。w
いやぁそれにしても文はあれですね。あの・・・天使ですねホントw
それでは第三話にも会いに来て下さるとうれしいです!