僕と天狗の取材録   作:彩風 鶴

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ぴーんぽーんぱーんぽーん
このしょうせつには
・二次創作物
・不定期更新
・妄想過多
・自分設定
・にわか
いじょうのようそがふくまれます。
それでもおk!ってひともそれいがいもできればゆっくりしていってください。


おまけ編 2話~勝てるわけがない・・・・・・・にげるんだぁ~

「ひにゃっ!?」

「ふぎゃぁっ!?」

「ひぎゃんっっ!?」

「うひゃっ!?」

「(グキィッ)痛っ!?(足首をくじきました)」

・・・・・・・・・・・・・

僕の悲鳴が8回目を迎えた頃。

「あの、鞘?大丈夫ですか・・・・・・?」

文さんが聞いてきた。

「だ、大丈夫に、決まってる・・・・・・じゃ・・・・・・ない、です・・・か・・・・・・・・・・・・・」

僕は必死に言葉をひねり出す。

「え~と、普通はそれを<大丈夫>とは言わないんですが、・・・・・・まだ続けますか?」

文さんが呆れ8割感心2割で言った。

もちろんお願いします!と言いたかったがそんな余裕はないので、頷いて答えた。

文さんが少しだけ考えるような仕草をした後

「じゃぁ・・・・・・日も暮れてきましたし・・・次で最後にしましょう。」

「・・・・・・分かりました。」

できればもっとやっておきたかったが、確かに日も沈みかけてるからしょうがないか・・・・・・・

「それじゃ、ラストチャンスです!」

文さんはそう言ってスタート位置まで戻った。

 

 

「ふぅ・・・・・・」

僕は短く深呼吸をした。全身が弾幕を受けて痛むけど今は気にしない。

さぁ、最後の一回、どうすれば勝てるんだ・・・・・・

文さんは一歩も動かないんだし、勝ち目がない事はないと思うんだけど・・・

今まで何度かやってきて分かったことといえば、

・・・・・・体勢を崩したらほぼ確実に負ける・・・あとは・・・・・・・・・・・・・

自分の観察眼に心底落胆していると、文さんが

「いきますよ~」

と、スタートを合図した。

僕はいつも通り全神経を集中させる。

そしていつでも動けるように体制を整えた。

「疾風【風神少女】!」

文さんの声が響いた。無数の弾幕が僕に襲いかかる。

僕は焦らず一つずつ確実に避けていく。

そして・・・・・・・・・・・・・僕はとても大きな発見をした。

「もしかして・・・・・・・パターン・・・・・・?」

思わず脳をよぎった考えを口に出した。今思えば、文さんの弾幕は僕との対戦の時はすべて同じ方向から同じ数が飛んできている。

自分がそれに気づいたことに対する電流が体を走ったのが分かった。

僕は目の前の弾幕だけではなく、周りの弾幕も視界に入れた。

すると思わぬ事に弾幕はすべて同じ間隔、同じスピードで進んできていた。

今までは目の前の弾幕のみに集中していたが、全体を見通すことで思ったよりも避けやすくなった。

僕の顔から思わず笑みがこぼれた、

<勝てる!>

そう心に言い聞かせてただひたすらに弾幕を避けていった。

 

 

ある程度たつと、文さんはもうわずか数メートルという位置に立っていた。

この距離なら・・・・・・当てられる!!

そして僕は言い放った。

「功符【棘獄】!!」

それとともに細くて弱々しい光の筋が飛び出し、

そして文さんを貫く・・・・・・・・・・・・・

という想像は見事に裏切られ、僕のはなった弾幕は文さんのかなり上を通り過ぎていった。

文さんが笑いながら

「次は命中させる練習ですね・・・」

まるで当たるはずがない、と確信していたかのような余裕の表情で言うと、小さく

「風符【風神一扇】」

そう言い、

文さんから放たれた弾幕が僕の体に刺さった。

 

 

「うぅ、・・・・・・・・・・・・・最初から負けるはずがないと踏んでたんですか・・・・・・?」

僕が文さんに消毒液を塗ってもらいながら尋ねる。

「痛ったた......。」液が染みて顔をしかめる。

「まぁ・・・・・・・そうですねぇ、あそこまでたどり着くのは予想外でしたが、さすがに被弾するとは考えて無かったですねぇ」

文さんはそう苦笑した。

「じゃぁ、僕は文さんに遊ばれただけ、ってことじゃないですか!!」

僕が訴えると

「いえいえ、ちゃんと訓練としての事でしたよ?、事実半日前まで弾幕を知らなかったとは思えない成長ぶりですし」

文さんにコロコロと笑いながら返され、返す言葉を見失い、ただ頬を膨らませながらふてくされていた。

その僕を見て文さんが声をかける

「まぁまぁ、そんなに怒らないで下さいよ」

「怒ってないです!」

そう明らかに怒っている様子で言う僕を無視して文さんが続ける。

「それはそうと明日はまたまた取材ですよ」

その言葉に僕は顔を上げ声色を変えて言う。

「え!?そうなんですか!今度はどこです?」

そう聞くと文さんはさっきまで持っていなかったはずの本を手にして、

ページを探して、そして僕に見せてくれた

「博霊神社・・・・・・・ええと、此処って確か・・・・・・・・・・・・・」

「はい、鞘が前に会った霊夢さんが巫女を勤める神社です。」

本には大きな鳥居がある立派な神社の写真が貼ってあった。

「それで、今回も一日取材するんですか?」

「あぁ、いえ・・・違いますよ」

予想と違う答えが返ってきたことに僕は少しだけ驚きつつも

「え?じゃぁ何か事件でも?」

文さんに聞いた。

すると文さんは頭を掻きながら

「あぁ、・・・・・・ええと・・・・・・・そのですね、・・・ちょっと面白そうなネタが無いんで・・・・・・とりあえず行こうかと・・・・・・・あそこに行けばだいたい何かありますし・・・・・・・」

笑いながらそう言った。

だいたい何かある・・・・・・・って・・・・・・・どんな神社なんだ・・・・・・・・・・・・・。

「はぁ・・・・・・・まぁ分かりました!」

僕はとりあえずそう答えると、明日に備えて!と早めに眠ることにした。

「それじゃ、先に失礼しますね」

僕はそう言うと、日中の疲れもあってかものの数秒で寝息を立て始めた。

 

 

 

 

その夜、射命丸文は、一つのノートを取り出して、書き込みを加えた。

そのノートには人間には読めぬ文字で【心音鞘】とだけ書いてあった。

そして射命丸文はページをめくった。

 

 

 

     続く・・・・・・・

 

 

小さなおまけ~【心音鞘】~

今日心音鞘《こころねさや》と名乗る一人の少女が妖怪の山麓で倒れているのを発見し介抱した。

彼女は人間であり恐らく外来人である。妖怪の山の麓に倒れていて無事だったことから察するによほどの強い運の持ち主なのだろう。

小さな手提げ鞄と鞘と柄が固定された短剣を持っており手提げ鞄には小銭と、文房具、メモが入っていた。

そして短剣だが、これについてはとても謎が深い、封印か何かの類で固定されているのか、ちょっとやそっとでははずれる様子がない。今後調べられる機会を待つことにする。

彼女は特に敵意があるわけではなく、面白そうなので助手として、雇うことにした。

これで当分は退屈しなくなりそうだ。

 

紅魔館への取材を終えたが鞘について、謎が増えた。

まず、戦闘訓練と称して身体能力を調べたが、予想通り並以下かと思いきや、時に人間にしては有り得ない速度で動いたりしていた。

紅美鈴の蹴りを肉眼で避けるなど、驚異的な身体能力を発揮するときもあるが、簡単な荷物運びでばてるなど、状況によって様々である。

能力と何か関係があるのかもしれないため今後も調べていくことにする。

 

外来本から見つけた【サバイバルゲーム】と呼ばれる、遊戯を再現して取材したが、今回もまた鞘は恐ろしいほどの身体能力を発揮した。

交戦中、私が上空から見ている中、【私さえ目で追えない速度】で敵の背後に回り込んだ。

しかし前回の戦闘訓練のときからも分かったが、驚異的な身体能力を見せた直後には気絶するようである。

また、本人はそのことを自覚しておらず、完全に無意識で行っているようなのである、

更に調べられることを楽しみに待つことにする。

ちなみに、気絶した彼女を介抱するときに調べたのだが

スリーサイズはB6・・・・・・・・・・・・・

 

 




はい!最後まで見ていただきありがとうございます!
えーと・・・・・・今回いつもより1000文字ほど少なくなっております・・・・・・・・・・・・・
ごめんなさい・・・・・・・なんていうかこう・・・・・・・ごめんなさい・・・・・・・・・・・・・
さて、次は神社編ですね・・・・・・・もうホントほぼノープランで突入しているんですが・・・・・・・
まぁどうにかがんばります!w

あぁ!あとちなみに、本文中に書けなかった鞘のスリーサイズですが、え~と確か・・・・・・・上から
B ろくじゅうy・・・・・・・・・・・・・悪かったごめんなさい!ごめんなさい。いやほんとまじd・・・・・・・ギャァァァァア

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