あと、寝ずに起きてたので文章が変かもしれませんので、その時は言ってください。
暁一同落ち着いたところで、一度司令官にお礼を言うために執務室へと訪れた。
「響、ごめんね。私一番お姉さんなのに、何にも出来なかった」
「暁ちゃん・・・・・・」
「でも・・・・・でもね。私怖かった。響がまた私の目の前で居なくなるって思ったら、怖くて体が動かなかったの。一番艦だから妹達を引っ張っていかなきゃって思ってたけど、実際私が一番なにもしてなかった。動くことすらせずにただ泣いて・・・・・・。泣いても何も解決しないのに。だからね、決めたの。私、こんなことが二度と起こらないように努力する。そして、もしまたこんなことがあれば、今度こそ私が響を助ける!雷や電を安心させれるようになる!だから響、雷、電。私の妹として、私を支えてくれますか?」
暁ちゃんは決心したように僕たちを見た。その眼差しは強く、そして暖かいものだった。いつまでも一番艦だからと、お姉さんだからと甘えるつもりはもうない。そう物語っていた。
そんな暁ちゃんの瞳を受けた僕たちは、もうこう答えるしかなかった。
「もちろんだよ、暁ちゃん」
「もちろんよ、暁ねぇ」
「もちのろんなのです。暁お姉ちゃん」
「皆・・・・・・」
僕たちの答えに感動の表情を浮かべる暁ちゃん。元より僕たちの心は姉妹という絆で結ばれている。だから何があろうと暁ちゃんが姉であり頼れる存在ということは揺るがない。暁ちゃんが姉であることを見失うのなら僕らで支えよう。そしてまた笑顔で溢れる仲のいい姉妹を作っていこうと、僕の心の中で暖かく燃えていた。
「で、早く執務室に入らないと、司令官がうずうずしすぎて死んじゃうわよ」
雷が指す方をみれば、少し開かれた執務室の扉の奥に、何やらモゾモゾと体を捻るようにくねくねしてる司令官が何やらニヤニヤと踊っていた。
司令官、司令官の気持ちもわからなくはないけど、そのニヤケ顔は無いと思う。あんまり人様に見せられるもんじゃないからね。
「司令官・・・・・・」
取り敢えず全員でジト目を送っとく。
「っは!ち、違う!お前らが部屋の前に来たのは何となくわかったんだが、なんか急に話始めてしかも内容が妙にこそばゆくてだけどお前らが仲良くて微笑ましくてだな!!?」
こちらに気付いた司令官が慌てて弁解する。慌てすぎだよ司令官・・・・・・。
っと、こんなことをしに来たんじゃなかった。僕は表情を引き締めて執務室の中に入る。そして、司令官と向き合って目を見る。
「司令官。助けてくれてありがとう」
「「ありがとうございます!」」
「え、あ、うん。」
僕が感謝の言葉を口にすると、続いて暁ちゃん達が揃って言った。突然のことに司令官はポカーンと呆けていて、返事も適当なものだった。だけど、すぐに理解してこちらに微笑みを向けてくると、響、と僕に話しかけてきた。
「響が無事で、本当によかった。これからも俺の秘書艦として頑張ってくれよな」
「うん!」
誤字、脱字等があればよろしくお願い致します。