響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 やっはろー皆さん。最近FPSが格段に上手くなったと言えるかどうかわからないけどまぁ自分では上手くなったと思っているマリオンです。皆さんはFPSやりますか?というかパソコンですか?プレステのBF4前に友達の家でやらせてもらったんだけど、AIMが難しすぎてパソコン勢の俺には向かなかったんですよねぇ。結局1killも取れなかったのが悔しいです。


今日の授業

 チャイムが鳴り響き足柄先生が教室に入ってくる。今日も今日とて足柄先生による授業なのである。前回は石油の事を学んだんだけど、今回はどんなことを学ぶのだろうか。

 

 皆で挨拶をして、足柄さんの行動を待つ。教卓に立った足柄さんは皆を見渡したあと、口を開いた。

 

 「おはよう、今日は前回の続きをしたいと思うわ」

 

 前回の続きということはまた石油の話かな?でも、もう終わったんじゃ...。暁ちゃんが間違って、それで...あんまり覚えてないや。まぁ、石油の事事態は覚えてるしなんにも問題ないよね。

 

 「石油はもういいわ。石油の話だけで1時間は取られるだろうし」

 

 「確かに掛かりそうねぇ...」

 

 「そうだね!」

 

 足柄さんの言葉に納得した表情を浮かべるみんな。なんで1時間もとられるの...?っは!もしかしてもう授業は始まってる!?だとしたらこれはなぞなぞ...石油の話をすると1時間とられる理由はなーんだ?っていう話!?や、ヤバイ、わからない!ここ、テストに出ますよとか言われたらどうしよう!0点とか取ったら司令官に怒られるかも...!

 

 「響、私わからないわ。皆がなんで今のでわかるのか...。このなぞなぞはレディでも解けないわ」

 

 「暁ちゃんもわからないの?」

 

 「もってことは響もなの?」

 

 「うん」

 

 仲間がいた。僕が暁ちゃんと一緒だと言うと、暁ちゃんの顔は難しそうな顔から一気に喜色満面の笑みに変わった。あぁ、仲間がいるって素晴らしいね!僕たちは二人手を取り合って笑顔で頷きあっていた。

 

 「二人ともちょっと頭が弱いのです」

 

 「そうね。暁ねぇはともかく響までこんなだと、これから先やっていけるのか不安になるわ」

 

 「私も出来れば関わりたくないのです」

 

 そんな僕たちを哀れみを含んだ目で見てくる二人は、僕たちをアホの子だと思いつつ、今後の不安に目を背けていた。これが現実逃避...?なんか違う。

 

 そんなこんなしてたら足柄さんはこちらを見ており、他の皆も教科書を出し、微笑ましい顔で見ていた。そんな目をされてるとなんだか子供に見られてる気がする...!僕はもう子供じゃないのに!レディとは言わないけど立派な...立派な...あれ?僕って何歳だったっけ?

 

 「ほら、さっさと教科書開きなさい。今日も時間を全部潰す気?」

 

 考えに(ふけ)っている僕に足柄先生が注意を飛ばす。見ると暁ちゃんも電ちゃんも雷ちゃんもみんな教科書を出してこっちを見ていた。なんだか僕だけ取り残された気分になってきたので、急いで教科書を出して前を向く。

 

 「じゃあ前回の続き、歴史について話していくわね」




 誤字、脱字等があればよろしくお願いします。

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