響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 マリオンさんが15分間で書き上げた幼女です。まぁ、下書きですけどね。なんか動画見てたら40分くらいで描いたあんまりうまく描けてない動画があったので、コメントあんまりいいこと書いてないんだろうなぁと思いながら見たら結構上手いとか書いてあったので、マリオンさんだったらもっと上手く描けるし!とか誰かもわからない人にむきになって、早さを求めて描いてたらこうなりました。

 え?長いしなんか悪口いってないかって...?気にしないで☆

 写真が暗いのも気にすんな!


復習なのに皆わかってない

 「ではまず、深海悽艦が訪れる前の話なんだけど、世界はどのような状況になってたでしょう?」

 

 「はい!」

 

 足柄先生の確かめるような質問に、元気よく手を上げたのは睦月ちゃん。昨日の日直だった子だ。

 

 「はい、睦月ちゃん。」

 

 「戦争です!」

 

 「正解ね、よく覚えてたわね偉いわ。そう、この世界は過去大陸同士での戦争が絶えなかったの」

 

 正解した睦月ちゃんを誉めると、この世界の歴史について本格的に語り出した。

 

 戦争と言えば二つの大きな戦争があり、第一次世界大戦、第二次世界大戦、どちらもが有名であるがよく知られている方は第二次世界大戦である。なぜ第二次の方が知名度が高いかと言えば、戦死者の数もあるが、日本がアメリカと戦争をしていたというからだ。

 

 「アメリカの国土の面積が日本の何倍か知ってる?」

 

 話を一時止め、皆に質問をする足柄先生。これは授業ではやってなかったのかみんなわからないといった風に首を傾げていた。

 

 「25倍よ」

 

 「そんなに...」

 

 その数字はとてつもないものだった。国土が25倍、もちろん単純計算でいうと資源も25倍だ。最も日本は資源の乏しい国であるので最低でも50倍ほどはあっただろう。そして何よりも多いのは人材、兵士の数だ。兵士の数は戦争にとって何よりも大事なもの故に、戦争の勝敗を分けると言ってもいい。

 

 「そんな大国に日本は挑んだと言うわ」

 

 「はい!」

 

 「はい暁ちゃん」

 

 なんでそんなところに挑んだろ?と思っていたら隣に座っていた暁ちゃんが大きく手を上げていた。

 

 「なんで日本はアメリカに挑んだの?」

 

 おぉ!暁ちゃんナイス!!僕は心の中でガッツポーズを取りながら、足柄先生の答えを待つ。の前に予想してみようと思う。日本は昔とっても悪い国で、なんかムカついたから喧嘩を売ったとか?んん~っ、僕学校でまともに授業受けれたことないからよくわかんないや。

 

 「響、何唸ってるの?」

 

 「な、なんでもないよ?」

 

 おっとっと、危ない危ない。僕ってよく声が漏れるよね...今度から気を付けようかな?というかなんだか答えが聞けないと思ってたら足柄さんがこっちを見てるよ!あ、あわわ!

 

 「ふふっ、なぜ日本がアメリカという大国に挑んだのか、それはいろいろと話があるけど真実は仕方なかったと言うべきかしら」

 

 「仕方なかった...?」

 

 皆が小首を傾げるなか、誰かが声に出した。というか復習とか言いながら皆全然わかってないのはなんでだろ?もしかしてここ飛ばしてたのかな?

 

 この世界に来て、人生で初めて...でもないか、世界の歴史を学ぶ僕なのであった。




 誤字、脱字等があればよろしくお願いしますぅ。

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