響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 学校で描いた長門の絵です。まぁあんまりうまくないですが、遠くから見たらそれっぽいので出来れば遠くから見てください。

 やっはろー皆さん。昨日は5ヶ所も蚊に噛まれたマリオンです。痒くて夜も寝れませんし、異様に音に敏感になって耳元で飛んでいた蚊に気がついて起きてしまいました。その時間なんと4時。今尚痒いです。


もう一回学校

 キーンコーンカーンコーン

 

 さてさて今日も学校の時間が始まるわけだけど、昨日は2時間も甘えちゃってたからあとの仕事が大変になって、手伝ったんだけど終わったのが夜中の2時になっちゃったんだよね。あのときの司令官必死だったなぁ~。4時までには提出しなきゃー!とかいってたし、結構危なかったのかな?

 

 「ふわぁあぁっ...んんっ」

 

 「おっきな欠伸なのです」

 

 「ふぇ?司令官の仕事に付き合ってたからね」

 

 「なるほどなのです。響ちゃんは偉いのです」

 

 「えへへ...」

 

 よしよしと頭を撫でてくれる電ちゃんに思わず頬が緩む。い、いや遅れたのは僕のせいなんだけどね?でも手伝ったのには変わりないから別にいいよね?

 

 そんなやり取りをしていたらどうやら教室についたようだ。教室の入り口には駆逐艦1ー3と看板がかけられている。もう完全に学校である。

 

 教室の扉を開けると他の皆は揃っているようで、後僕達だけみたいだ。しかし人が多い、電ちゃんの後ろに隠れつつ自分の席へと着く。因みに電ちゃんの席は僕の後ろで、隣が暁ちゃんとなっている。電ちゃんの隣は雷ちゃんで、暁型が固まっている。ここら辺のシステムは外の学校とは違うみたいだね。席替えとかクラス替えとか無いみたいだし。

 

 あ、足柄さんが来た。

 

 「皆席についたわね?」

 

 「「はーい」」

 

 「じゃあ授業を始めるわ。日直、挨拶を」

 

 「はい」

 

 教室に入ってきて早々に皆が席に着いていることを確認する足柄さん。皆がいることを確認したら日直に挨拶をお願いした。今日の日直は如月さん。

 

 え?なんで名前を知ってるかって?そんなの覚えた以外ないでしょ。僕、昔から人の名前を覚えるのだけは得意だったんだ...。覚えないと誰がましで誰がヤバイとかわからなかったから。虐めの話だよ...思い出したらもう震えが止まらない。

 

 「響、大丈夫?」

 

 昔のことを思い出して震えてる僕に、暁ちゃんが小声で大丈夫かと聞いてきた。一応大丈夫と伝える。

 

 「起立。礼、お願いします。着席」

 

 皆が一斉に立ち上がり、足柄に向かって礼。そしてお願いしますと少しだけ声を張り上げて言う。そのまま着席。この流れは何処の学校も同じだろうから、僕だって出来る。

 

 「今日は響ちゃんが起きてるみたいだし、少し基礎の復習をするわ。いいわね?」

 

 「「はい」」

 

 「うぅ...」

 

 まだ一回しか寝てないのに今日はとか言われた。僕って居眠りする子だと思われてるのかな...?でも実際昨日は寝ちゃった訳だし。うぅ...。

 

 「ではまずは歴史から入っていくわね」

 

 こうして僕はこの世界に来てはじめての授業を受けることになった。




 誤字、脱字等があればよろしくお願いします。

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