響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 やっはろー皆さん。グラボ届いたけど電源が届かないマリオンです。くそーっ密林さん遅いよ!!

 あっ、ひとつお知らせがあります。感想欄にて小説形式のものはなるべく控えるようご協力をお願いします。一応禁止されてますので、感想欄が運対の文字で埋まってしまっています。どうかご理解をお願いします。

 あと話が全然進まないですが、最近それもいいかなぁって思い始めてるんですがどう思います?


あと5分...いや10分!

 「しれーかん!」

 

 「うおっ!?どうしたんだ響?」

 

 執務室へと帰ってきた僕は思いっきり司令官へと抱きついた。司令官は驚きつつもしっかりと受け止めてくれ、僕を抱き締め返してくれる。

 

 「んーん、なんでもないよぉ?」

 

 「いや、絶対何かあっただろ?」

 

 確かにあったにはあった。だからこうして司令官に引っ付いて疲れきった心を癒しているのだ。ん?司令官に引っ付いて癒される僕って...やめよう、せっかく癒した心がまた疲れちゃうよ。

 

 それより雷ちゃんはどこに行ったのかな?さっきまで一緒にいたのに...確か僕が司令官に抱きついた辺りから居なくなったような...。まぁいっか。

 

 「ふにゅぅ~...」

 

 「ちょっその顔はヤバイって...」

 

 「えへへ」

 

 だらけた顔をした僕に司令官が顔を真っ赤にしながら突っ込んできた。何がヤバイのかわからないが、そのだらけた顔を少しだけ戻してあげる。仕方ないなぁ司令官は。

 

 よしよしと司令官が頭を撫でてくれる。いつもみたく優しい撫でかただ。あまりにも気持ちよすぎてさっき直しただらけ顔がさらに酷くなって戻ってきた。

 

 「よし、そろそろ仕事しないとな」

 

 そう言って司令官は立ち上がろうとするので、僕は慌てて司令官の体をつかみ、地面へとおろす。

 

 「あと5分」

 

 「へ?いやいや仕事があるからな?」

 

 「む~っ!あと10分!」

 

 「増えてる!?」

 

 なかなか布団から出たくない人が言うような台詞で、僕は司令官を引き留めようとする。最初は5分と言ったが、考えてみるとあんまり長くないなぁと思い10分にしたのだが、司令官に突っ込まれてしまった。そりゃぁ仕事が大量にあるのは知ってるけど、僕にももう少し構ってくれててもいいじゃん。というか最初はもっと構ってくれたのに...もしかして司令官、僕のこと嫌いになった?

 

 「司令官、僕のこと...嫌い?」

 

 少し怯えた顔で問いかける僕に司令官はうっと唸り、どう返事を返したらいいのかと迷っていた。

 

 「ああ!もうわかったから仕事は後回し、それでいいだろ?」

 

 覚悟を決めたかのような顔で言う司令官。一瞬迷ったけど、僕のことを優先してくれたようだ。

 パァッと笑顔になる僕に司令官は顔を赤くしつつも、ぎゅっと抱き締めてくれる。

 

 「あぁもう!10分と言わず1時間こうしといてやる!」

 

 「やったー!」

 

 司令官の胸に埋めていた顔を上げ、上目遣いで司令官に笑顔を見せる。よく司令官は顔を赤くするのだが、最近わかったことがある。なぜか僕がわらったときにだけ顔を赤くするのだ。だから試しに笑ってみたのだがどうやら僕の予想は当たっていたようで、司令官はみるみるうちに顔を赤くした。あれ?この笑顔を武器にしたら司令官にいつでも甘えられるかも!?

 

 要らぬことを覚えた僕なのであった。




 誤字、脱字等があればよろしくお願いします。

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