響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 うーん、細かく書きすぎて話が進まないのか、単純に文字数が少ないからか... なかなか話が進まない。

 なんかアドバイスとかないですか?


海の上

 結局、暁ちゃんが僕に謝って話は終わったんだけど、その時に僕が考え事をしていて、その謝罪を無視した形になっていたので、取り敢えず僕も謝った。

 その際、暁ちゃんは別に嫌われた訳じゃないと知って大喜びしていたのは、暁ちゃんの目指すれでぃと随分違っているので内緒にしておこう。おっけー?内緒だよ?

 

 まぁ、そんなことよりも諸君。僕は一体どこにいると思う?

 

 ──正解は

 

 「海の上を歩けるって、なんか感動的!」

 

 海の上である。

 

 立っているのではなく浮いている、それは物理法則を無視した異例なことだ。どうやって浮力を得ているのだろうか... ?

 というかこれ、楽しすぎてヤバい!

 

 「やっほーい!」

 

 奇声を上げながら海の上を滑るように歩く。心地よい風が丁度いいくらいに顔にかかって最高だ。

 

 「なんであんなにはしゃいでるのかしら?」

 

 「「さぁ?(なのです)」」

 

 そんな僕に三人は不思議そうな顔を向けてくるが、僕はそれどころではなく、この広い海をすいすいと滑りまくっていた。

 しかしなぜだろうか?陸にいるときよりも、海にいるときの方が落ち着く.... これも艦娘だってことと関係してるのかな?

 

 それにしてもこんな経験を出来るとは、人生捨てたもんじゃあないね。

 

 「なんで変な顔しながらこっちに向かってきてるのよ... 」

 

 「いや、なんでもないさぁ」

 

 「それにしても響ちゃん、初めてなのに上手なのです!」

 

 電ちゃんに褒められた... そういえば無意識とはいえこんな不安定な海をよくも転ばずにいれたなぁと今さら気付く。

 

 「そうね!私に頼っても欲しかったけど、こんだけ出来ていれば、その心配も無いわね」

 

 雷ちゃんはよほど頼って欲しいのか、少し残念そうに僕を褒めた。

 まぁ、気持ちは嬉しいけどそんなに残念そうにされたら、罪悪感が...いや、なんでもない。雷ちゃんのせいじゃないんだから!

 

 それよりも、航行練習をしようと暁ちゃんに申し立てる。

 

 「あっ、忘れてた... てへっ」

 

 暁ちゃんは忘れんぼうらしく、忘れてたと言って下を出してお茶目な顔をして上目遣いで皆を見た。

 

 可愛い、可愛いけどそれは忘れてはいけないじゃん!と心の中で突っ込んで、取り敢えずジト目を送っておく。すると、雷ちゃんと電ちゃんも同じくジト目をしていたらしく、暁ちゃんが若干たじろぐ。

 

 あぁ、航行練習が始められるのは何時になるのか... いや、もうしたようなもんかな?

 

 「は、早く始めましょう?早くしないとおわらないわ!」

 

 忘れていたのに一番張り切っている暁ちゃんなのであった。これが矛盾... ?




誤字、脱字等があればよろしくお願いします。

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