響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 最近全然艦これをやっていない... 皆さんはやっていますか?やれば面白いんですけどねぇ... なんか続かないんだよなぁ。


ごめんなさい

 「「ごめんなさい」」

 

 僕、暁ちゃん、雷ちゃん、電ちゃんとで司令官に謝る。あっ、土下座はしていないよ、頭を下げるだけね。

 しかし司令官はなんのことかと頭を悩ませているようで、僕たちの謝罪は全く意味をなしていなかった。

 

 しょうがないので僕が説明してあげると

 

 「え、どゆこと?」

 

 この反応である。いやちゃんと説明はしたんだよ?ただ細かく言うのがめんどくさくて... それが原因?

 

 ということでさっきの説明を振り返ってみよう。

 

 『えーっとね、暁ちゃんが僕を押したらこうなった』

 

 うーん、完璧じゃないかな?これだったら僕ならわかるよ。

 でも司令官は困惑しているみたい。なんでだろ?あれ、暁ちゃん達までこっちを見て呆れているよ?おかしいな... 。

 

 「ひ、響... もう一回、今度はちゃんと細かく説明してくれるか?」

 

 「えぇ~... 」

 

 「いや、あれじゃわかんないよ」

 

 司令官が僕に細かい説明を求めてきたのでえー、と反論してみるも、あれじゃわからんと言い返されて僕はしょうがないなぁ~、と細かく説明した。

 

 「ふむふむなるほど... 」

 

 やっと理解してくれた... 。司令官はあれかな?アホの子かな?僕の説明が理解できないなんてきっとそうに違いないね。

 それにしてもさっきから司令官の視線が痛いほど僕の方に向いているんだけど... なんで?

 

 「なに?」

 

 「いや... なんでもない」

 

 流石にそんなに見られていると落ち着かないので聞いてみると、どこか諦めの混じった表情で言われた。だからなんで。

 

 「司令官ごめんなさい!ちょっとした、ちょっとした好奇心だったの!!」

 

 「ん、いや水浸しにしたことには別に咎めはしないが... 強いて言うなら響を突き落としたことに対しては、少し怒っているな」

 

 「ふぇ?」

 

 「いや、響は反応しなくていいぞ」

 

 暁ちゃんがもう一度謝ると司令官は別にそんなに気にすることでもないと言うが、そのあとに僕の事を言っていたので思わず反応すると、いちいち反応するなと言ってきた。僕、なんか悪いことした?

 

 「いくら艦娘だからって、丈夫だからって、もしものことがあれば大変なことになるぞ?だからいつでも注意深く行動していかなければ、いつかきっと悲しいことが起こる」

 

 「うん、ごめんなさい」

 

 「うーん、俺じゃなくて響に謝れば許してやるぞ」

 

 え!?僕!!?と、司令官の言葉に思わず反応しそうになったがなんとかその言葉を飲み込んで耐えた。うん、反応するなって言われたらちゃんと反応しないよ?

 

 「響、ごめんなさい」

 

 それにしても最近... なんだか思考が子供っぽくなってきたような... いや、気のせいかな?だって我慢できてるし。

 いやぁ、困ったもんだね!

 

 「響... ?」

 

 ふあぁっぅん... 眠たいや。そういえば今何時だろ?お腹も空いたなぁ... 。

 てか話が全然終わんない... 。

 

 「...........」

 

 あれ?なんかみんなの視線が... てか暁ちゃんはなんで涙目なの?なんでそんな救われないような顔してるの?あれ、僕のせい?




 誤字、脱字等があればよっろしく~デス♪

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