響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 なかなか話が進まない... 。

 今回は電が多めに出てきます。


こ、怖くなんて無いのです......

 あれから暫くして漸く落ち着いた僕は、今司令官と絶品料理を食べている。いや、掻き込んでる。

 

 「うわっ!このカレー美味しぃ♪」

 

 「忘れてたぜ!今日はカレーの日だったな!!うまうま」

 

 「あ、相変わらず凄い食べっぷりね御影...... 。それにしても響ちゃんがあんたと同じくらいの勢いで食べるとは驚きだわ。ほんと... 人は見かけによらず、ね。」

 

 「「おかわり!!!」」

 

 「ははは... 」

 

 

 

 

 

 

 あー美味しかったぁ... 。結局カレーを三杯もおかわりしてしまったよ。でもそれほどお姉さんの料理が美味しいのだ。

 

 そう言えば、あれから暫くお姉さんと話していたらなぜか普通に話せるようになってたよ。司令官のショック療法が効いたのかな?よかったよかった。

 

 「それじゃあお姉さん、またね」

 

 「ええ、晩御飯の時に。」

 

 よし!この調子ならもう誰に合っても大丈夫かも!

 

 そんな自信を胸に僕は満腹になって倒れた司令官を引き摺って、執務室に行くのだった。

 

 

 

 

 

 「あら?司令官さんなのです?」

 

 執務室で書類仕事をしていた電は不意に執務室の外から何かを引きずる音を聞いて、何故か居なかった司令官が戻ってきたのだと思って、執務室の扉に近づいて声をかけた。

 

 しかし、返事はなく恐らく聴こえてないのだろうと思い、もう一回声をかけようとした。

 

 「しれいか(ズル... ズルズル... うっ... オエッ)ひぃっ!」

 

 不意に何かを引きずる音に紛れて低い声で何かが唸っている声が聴こえて、電は小さく悲鳴を上げた。

 

 ズル.... だずげ... ズルズル... うっぷ

 

 「ひぃっ!?また聞こえた、聞こえたのです!?」

 

 その声はだんだんと近付いてきているようで、ズルズルと引きずる音もだんだんと大きくなってきた。

 そしてさっき聞こえた声が今度はもっとはっきりと聞こえ、電は小さく震え始めていた。その様子はさしずめ、狼に囲まれ、今にも補食されようとしている小鹿のようであった。

 

 電はすっかり出来上がっており、もう立っていることさえ出来なくなってきた。(※お酒ではありません)

 すると不意に執務室の前で音が止まり、ドサッと、何かを落とす音が聞こえた。

 

 「そ、そこに... 誰かいるのです... ?」

 

 電は震える体に鞭をうって、必死に声を絞り出して扉の前にいる''何か''に聞いた。... だがその必死の声さえも届かなかったのか、それともそんなの関係ないのか、ゆっくりとドアノブが回っていく。

 

 「あ... あぁ........ 」

 

 が... ちゃ...

 

 ついにドアノブは回され、扉がゆっくりと開いていく。そのゆっくりさが、余計に電を恐怖へ陥れていく。

 

 ぎぃぃぃぃ...

 

 ヒラリっと少し少しずつ開かれていく扉の隙間から銀色の髪が飛び出てきた。

 そして、扉の縁を白い手が掴み、一気に扉を開いた。

 

 「イヤァァァァァァァァァァ!!!!!!!「うわぁぁぁぁぁぁ!!!!?」」

 

 そしていよいよ見えてきた顔に電は見る暇もなく悲鳴をあげて気絶した。...... 何故か二人分の悲鳴を残して... 。




 ホラーどうでしたか?wwww

 ホラーの表現って難しいですよね。なかなか悩みます。
 それにしても風邪を引いてしまい、現在あまりのしんどさに学校を休んでいます。(なのに小説を書く元気はある)
 早く治したい!!しんどくて辛い!!!ww

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