響になった僕は人の温もりを知る   作:緒兎

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 初投稿です。
 駄文ですが、これから頑張って文才をあげていきたいと思っておりますので、どうか暖かく見守っていていただけると幸いです。


死と新たな生

 僕は人の温もりを知らない。

 

 小さい頃に両親に捨てられ、孤児院に引き取られ、しかしそこでも一人で過ごし、最初は話しかけてくれた子もいた。

 しかし親に捨てられた僕は、回りを拒絶し塞ぎこんでしまった。

 

 もしかしたら、それが温もりだったのかもしれない。でも、その頃の僕はそんなことさえもどうでもいいくらいに、ショックを受けていてその温もりに気が付かなかった。

 やがて回りも、僕に話しかけるのも止め、いつまでもうじうじしている僕を、虐め始めた。

 最初は軽い虐めだったが、だんだんと酷くなってきて、僕はもう耐えきれなかった。

 

 そして僕は、誰にも見つからないような山奥で、ひっそりと首を吊り自殺した。

 

 

 

 「んぅ」

 

 不意に目が覚めた。

 

 「え?な、なんで生きてるの?僕は自殺して死んだんじゃ... 」

 

 起きて早々疑問が出てきた。なぜ自分が生きているのか、自分は死んだんじゃ無かったのかと。

 しかしその疑問に答えてくれるものはこの場にはいない。

 

 「とりあえず、ここ... 何処?」

 

 とりあえず、回りを見渡してみる。

 どうやらここは、病院の病室のような感じで、自分はこの部屋に1つだけあるベットに寝ていたのだと気付く。

 

 「病室?」

 

 思わず声に出てしまった。

 

 「あ... れ...... ?」

 

 今まで回りを見たり、今の現状を確認しようとして気づかなかったが、自分の声が少し高くなっていた。

 そしてそれは声だけではなく、体全体が自分のものと別なものな気がして、もう気が気でなかった。

 

 僕は急いで、鏡の前にたった。

 この鏡は回りを見ているときに見つけた、2mはあろうかという、結構大きな鏡だった。

 

 「........ え?」

 

 そこには、腰まで届くような綺麗な銀髪と、何処までも透き通った宝石のような綺麗な瞳をした女の子がいた。

 つまり何が言いたいかというと、見たこともない美少女... 否、美幼女がいた。

 

 僕はしばらくの間、鏡に映っている女の子に見とれてしまっていた。

 

 ハッ!こんなことをしている場合じゃなかった!早く自分の体に何が起こっているのか、確かめなくちゃ。

 そして鏡に向き直る。しかし相変わらずそこには美幼女がいた。

 そして自分の体を見る。そこには見慣れた自分の体と違って、女の子の様な体があった。そう、それはまるで目の前の女の子の様な...

 鏡を見る。自分の体を見る。鏡を見る。

 流石にそこまでして気づかないやつはいないだろう。

 そう、僕は... 超絶美幼女になってしまったのだ!!

 

 「はぁ、これからどうしよう... 」

 

 女の子になった体で、僕はこれからのことについて考えていた。

 しかしいくら考えても答えがでないので、なるようになればいっかという結論を出した。

 

 とりあえず僕は寝ることにした。

 いろいろと、考えすぎて疲れてしまったのだ。流石にこれ以上考えていると頭が痛くなりそうなので、寝ることにした。

 

 病室に近づいてくる、誰かに気づかずに... 。




つ、疲れたー。
1000文字って意外とかくの大変なんですね...

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