【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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82話_彼と彼女の『意味』

「よし、完成だ」

 

フレンドシップカップの本戦が、目下の会場にて繰り広げられている中、俺は先程サムから預かった『調律の魔術師』を活かす為のデッキを構築していた。

ランサーズ関係者以外のフレンドシップカップ出場者を見なくていいのかとか、あの『メタルフォーゼ』使いの動向を調べなくていいのかとか色々と突っ込まれそうだが、前者は高みの見物で収集できる情報などたかだか知れている、対峙したメンバーの感想とか行政評議会を通じて入手した情報とかがあれば充分だし、後者はセキュリティに一任してある、緊急事態でも無ければ俺が出るまでもないし無闇に出向いたら逆に騒ぎになること間違い無いからな。

それよりも今は目の前の問題に取り組む、エンタメデュエリストとして悩める少年に笑顔を、『意味』をもたらす。

 

「柚子。唐突だけど、デュエルしよう」

「ほ、本当に唐突ね。でも良いわよ、折角の遊矢からの誘いだもの。それに今しがた出来たデッキがどんな物か気になるし」

 

そんな想いを胸に、柚子にデュエルを申し込むと快諾してくれた。

役者は揃った、後は観客だ。

 

「サム。少し入って貰って良いか?」

「は、はい。どうしました、遊星様?」

「君に見せたい物がある。悩める君の為に、問題の答え合わせだ」

「は、はぁ…」

 

------------

 

「「アクションフィールド、オン!『クロス・オーバー』!」」

「ま、周りにカードが…!

これがアクションデュエル…!」

 

サムを室内に招き入れ、柚子と対峙する形で位置に付いた俺と柚子は、予めデュエルディスクにセットされていたフィールド魔法を発動した。

 

このシンクロ次元へと渡る直前、俺達ランサーズメンバーは零児から次元跳躍用の魔法『ディメンション・ムーバー』の他にもう1枚、他次元での戦いを優位にするためのカードを配布された。

それがこのフィールド魔法『クロス・オーバー』、周囲の空間にリアルソリッドビジョンを展開、一瞬の内にアクションフィールドへと変えるという無茶苦茶な力を持ったカードで、今しがた会場にて行われているデュエルで発動されているフィールド魔法『クロス・オーバー・アクセル』も、このカードの力を流用した事でライディングデュエルとアクションデュエルを両立出来ている。

現状は俺達の土壇場であるアクションデュエルを仕掛ける事によって他次元の敵対者に優位に立ち回る、という理由で俺達に配布されたカードだが、見方を変えれば、大掛かりな仕掛けを考慮しなければ、高価なリアルソリッドビジョンシステムを使わずともアクションデュエルが出来る。

その無茶苦茶な力を内包した代償として、今でこそ俺達ランサーズに配布する分しか作れなかった程の代物だが、いずれ量産が進めば手軽にアクションデュエルが出来る、あの躍動感と逆転要素に満ちたド派手な展開が身近な物になるんだ。

そう、俺達の次元のミーム、それを体現したもう1つの原石が今、光輝く宝石になりつつあるんだ。

その宝石は俺達ランサーズが、アカデミアと言う鉄槌から守って見せる!

 

「戦いの殿堂に集いしデュエリストが!」

「モンスターと共に地を蹴り宙を舞い!」

「フィールド内を駆け巡る!」

「見よ、これぞデュエルの最強進化系!」

「「アクショーン、デュエル!」」

 

先攻 Yuzu LP 4000 VS 後攻 Yuya LP 4000

 

「行くわよ遊矢、私のターン!

まずは魔法『独奏の第1楽章』発動!」

 

独奏の第1楽章

通常魔法

『独奏の第1楽章』は1ターンに1枚しか発動出来ず、このカードを発動するターン、自分は『幻奏』モンスターしか特殊召喚出来ない。

1:自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動出来る。手札・デッキからレベル4以下の『幻奏』モンスター1体を特殊召喚する。

 

最早お決まりになって来た、初手で独奏の第1楽章、此処で出してくるのは恐らく…

 

「独奏の第1楽章の効果で、デッキから『幻奏の音女セレナ』を守備表示で特殊召喚!」

 

幻奏の音女セレナ

効果モンスター

光属性

天使族

レベル 4

守備力 1900

 

セレナ、と言う事はプロディジー・モーツァルトを握っているな?

 

「天使族モンスターをアドバンス召喚する時、セレナは2体分のリリースとして扱えるわ!この効果でセレナをリリースしてアドバンス召喚!天上に響く妙なる調べよ、眠れる天才を呼び覚ませ!出でよ、レベル8!『幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト』!」

 

幻奏の音姫プロディジー・モーツァルト

効果モンスター

光属性

天使族

レベル 8

攻撃力 2600

 

「す、凄い、先攻1ターン目からレベル8のモンスターが…!」

 

何だかもうパターン化しちゃっている、柚子の開幕プロディジー・モーツァルト、その光景を初めて見たサムが感嘆の声を上げるけど、柚子にとってはむしろこれでスタートだぞ。

 

「まだまだ始まったばかりよ!プロディジー・モーツァルトの効果発動!

手札から『幻奏の歌姫ソプラノ』を攻撃表示で特殊召喚!」

 

幻奏の歌姫ソプラノ

効果モンスター

光属性

天使族

レベル 4

攻撃力 1400

 

ソプラノまで初手に入っていたのか、これで融合召喚の下準備は万全だな。

 

「特殊召喚したソプラノの効果発動!

さっきアドバンス召喚のリリースに使ったセレナを手札に戻すわ。

更にソプラノの2つ目の効果発動!

私はフィールドにいるソプラノ自身と、プロディジー・モーツァルトを融合!

天使のさえずりよ!至高の天才よ!タクトの導きにより力重ねよ!融合召喚、今こそ舞台に勝利の歌を!『幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ』!」

 

幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ

融合・効果モンスター

光属性

天使族

レベル 6

攻撃力 1000

 

「こ、これが融合召喚…

で、でもさっきのプロディジー・モーツァルトよりレベルが下がっている…?

それに攻撃力たったの1000のモンスターを攻撃表示で…

何か攻撃表示の方が都合の良い効果があるって事だよね…?」

 

柚子が融合召喚したブルーム・ディーヴァの姿に何やら考えを巡らせたように独り言を喋っているサム、ここら辺は分かっている様だな。

 

「カードを1枚セットしてターンエンドよ」

 

Yuzu

LP 4000

手札 2(うち1枚はセレナ)

モンスター 幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ(攻撃表示)

魔法・罠カード セット

 

さあ、行くぜ!

 

「私のターン、ドロー!

まずは『召喚僧サモンプリースト』召喚!

コイツは召喚時、自らの効果で守備表示となる」

 

召喚僧サモンプリースト(制限カード)

効果モンスター

闇属性

魔法使い族

レベル 4

守備力 1600

 

ブルーム・ディーヴァを立たせてターンエンドした柚子の布陣を前に、俺が初手で召喚したのは、マリアも使っている僧侶のじーさん。

ほんとコイツ強すぎるよな、自分と同じレベルのモンスターをリクルート出来るとか。

コストとして指定されている魔法カードも、アクションマジックを拾って置けば実質ノーコストだし。

 

「次に手札の『Emハットトリッカー』を攻撃表示で特殊召喚!

コイツはフィールド上にモンスターが2体以上いれば特殊召喚出来る」

「え、Em(エンタメイジ)?そ、それってデニスの…?」

「ああ。このデッキにはデニスの魂と言えるEmモンスターを入れている」

 

Emハットトリッカー

効果モンスター

地属性

魔法使い族

レベル 4

攻撃力 1100

 

自らの効果で、サモンプリーストに並び立つ様に登場したのは、マジシャンが着ていそうなマントや帽子、手袋や眼鏡が宙に浮いた様に見えるエンタメイジ、ハットトリッカー。

そう、このデッキにはサムから託された『調律の魔術師』の効果を活かす為に、デニスが使っていたEmモンスターもふんだんに導入されている。

ランサーズのメンバー候補として期待していたが、『融合次元の俺』によって無念の死を遂げてしまったデニス、アカデミアを裏切った事で抹殺されてしまった彼の無念を晴らす為、俺は彼の魂と言えるEmモンスターをデッキに入れ、実戦に使っている。

デニス、俺に力を貸してくれ…!

 

※遊矢達は未だにユーリがデニスを殺害したと思い込んでいます。遊香がデニスを殺した事は遊香本人しか知りません。

 

「続いて手札の『Emトリック・クラウン』を墓地へ送って魔法『ワン・フォー・ワン』発動!」

 

ワン・フォー・ワン(制限カード)

通常魔法

1:手札からモンスター1体を墓地へ送って発動出来る。手札・デッキからレベル1モンスター1体を特殊召喚する。

 

まだまだ続けるぞと言わんばかりに発動したワン・フォー・ワン、これで出すのは…!

 

「サム、良く見ているがいい。これが、君が探し求めていた『意味』、ジャック・アトラスが君から見出した『意味』だ!」

「は、はい!」

「ワン・フォー・ワンの効果で、デッキから『調律の魔術師』を守備表示で特殊召喚!」

 

調律の魔術師

効果モンスター/チューナー

闇属性

魔法使い族

レベル 1

守備力 0

 

無論、先程サムから託された、音叉を思わせる杖を持ち、白い服装に身を包んだ魔術師の女の子。

今こそその効果の使い方を、サムの『意味』を披露する時…!

 

「特殊召喚した調律の魔術師の効果発動!

それにチェーンして、墓地へ送られたトリック・クラウンの効果発動!

更にチェーンしてハットトリッカーの効果発動!」

「一気にチェーン3まで…!?」

「まずはハットトリッカーの効果で、コイツ自身にEmカウンターを1つ置く!」

 

Emハットトリッカー Emカウンター 0→1

 

「次にトリック・クラウンの効果で、コイツ自身を守備表示で蘇生!この効果で蘇生したモンスターの攻守は0になる。本来ならこの後、私は1000ポイントのバーンダメージを受けなければならないが、たった今行われたハットトリッカーの効果処理によって私が受けるダメージは0だ!」

 

Emトリック・クラウン

効果モンスター

光属性

魔法使い族

レベル 4

守備力 1200→0

 

と(チェーン処理の関係で)その前に、新たに俺のフィールドに登場したのは『クラウンブレード』という悪名高きコンボの片割れを担った、?マークの杖を持ったピエロっぽいエンタメイジ、トリック・クラウン。

本来ならこの1000ポイントのセルフバーンを悪用してサウザンド・ブレードを出すのがクラウンブレードの流れだが、今回その役目を担うのは、

 

「そして調律の魔術師の効果で400ポイント、柚子のLPを回復し、私にダメージを与える!っ!」

 

Yuzu LP 4000→4400

Yuya LP 4000→3600

 

「これで一連のチェーン処理は終了したが、最終的に私がバーンダメージを受けた事で、手札の『ダメージ・メイジ』の効果発動!

このカードを守備表示で特殊召喚し、私が受けたダメージ分、LPを回復する!」

 

ダメージ・メイジ

効果モンスター

闇属性

魔法使い族

レベル 3

守備力 1200

 

Yuya LP 3600→4000

 

調律の魔術師だ。

その効果によって自らの効果が誘発され、フィールドに登場したのは、黒衣に身を包んだ魔法使い、ダメージ・メイジ。

 

「ジャック・アトラスが君に授けた調律の魔術師…

単体で見れば全く以て役に立たないモンスターだ。デメリットしか書かれていない効果、攻守ともに0の貧弱極まりないステータス…

それを考えれば、このカードは自分自身がスポットライトを浴びる存在では無い。

だが今呼び出されたダメージ・メイジの様に、このカードの存在があってこそ活躍できる、このカードを求めているカードもある。

そしてこのカードはチューナー、という事は、その求める存在と共鳴する事で更なる可能性が広がる!

私は、レベル3のダメージ・メイジに、レベル1の調律の魔術師をチューニング!

いあ!いあ!はすたあ!はすたあ、くふあやく、ぶるぐとむ、ぶぐとらぐるん、ぶるぐとむ、あい!あい!はすたあ!シンクロ召喚、レベル4!『古神ハストール』!」

 

古神ハストール

シンクロ・効果モンスター

風属性

爬虫類族

レベル 4

攻撃力 2300

 

「な、何、今の名状しがたい物が出て来そうな口上は…?」

 

元ネタ的に仕方ないね(汗

まあそれはともあれ、シンクロ召喚の演出と、俺の呪文っぽい口上と共に登場したのは、クトゥルフ神話に登場する古神の一角で『名状しがたい物』『黄衣の王』等の異名を持つ風の神『ハスター』をモチーフとしたシンクロモンスター、ハストール。

 

「表舞台に立てずとも、誰かのサポートとしてその手腕を発揮する『縁の下の力持ち』…

誰かにとっての『支え』、それこそがジャック・アトラスが、君から見出した『意味』だ」

「誰かにとっての『支え』、それが僕の『意味』…」

 

俺の言葉を、ジャックが見つけて俺が見せた『意味』を、噛みしめるかの様に呟くサム。

こっちは大丈夫そうだな、後は柚子とのデュエルに集中するのみだ!

 

「バトルフェイズに入る!ハストールでブルーム・ディーヴァを攻撃!」

「しょ、正気なの、遊矢?ブルーム・ディーヴァの効果は分かっている筈よね?」

「ああ。ブルーム・ディーヴァは戦闘及び効果では破壊されず、戦闘によって発生する自分への戦闘ダメージは0になる永続効果と、特殊召喚したモンスターと戦闘を行ったダメージ計算後、そのモンスターとブルーム・ディーヴァ自身の元々の攻撃力の差分のダメージを相手に与え、相手モンスターを破壊する効果だ」

「分かっていながら何で…?

まあ良いわ、そのブルーム・ディーヴァの効果発動!遊矢、ハストールとブルーム・ディーヴァの元々の攻撃力の差、1300ダメージを貴方に与えて、ハストールを破壊するわ!リフレクト・シャウト!」

「ぐっ!」

 

Yuya LP 4000→2700

 

事実上の自爆特攻に疑問を覚えた様子の柚子だったが、臆せず効果によって俺にバーンダメージを与え、ハストールが破壊された。

よし、これを待っていた!

 

「破壊されたハストールの効果発動!

このカードを装備カードとしてブルーム・ディーヴァに装備させる!

装備されたブルーム・ディーヴァは攻撃出来ず、効果は無効になる!」

「な!?その為の自爆特攻だったのね…!」

 

効果処理の宣言と共に、ブルーム・ディーヴァに絡みつく術式みたいな帯。

これによってブルーム・ディーヴァは時が止まったかの様に動かなくなった。

 

「次にハットトリッカーでブルーム・ディーヴァを攻撃!」

「ブルーム・ディーヴァ!」

 

Emハットトリッカー 攻撃力 1100 VS 幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ 攻撃力 1000

 

Yuzu LP 4400→4300

 

よし、これで柚子のフィールドにはセットカード1枚のみ、此処は動くか!

 

「メインフェイズ2に入る!

先程拾ったアクションマジック『回避』を捨ててサモンプリーストの効果発動!

デッキから『Emミラー・コンダクター』を守備表示で特殊召喚!」

 

Emミラー・コンダクター

ペンデュラム・効果モンスター

光属性

魔法使い族

レベル 4

守備力 1400

 

サモンプリーストの効果で出て来たのは、鏡に手足が生えてマントを羽織、鏡面に顔が映っているエンタメイジ、ミラー・コンダクター。

 

「私は今出したミラー・コンダクターとサモンプリーストでオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!いつもニコニコ隣に這い寄る無貌の神!『外神ナイアルラ』!」

 

外神ナイアルラ

エクシーズ・効果モンスター

地属性

悪魔族

ランク 4

守備力 2600

ORU 2

 

「な、何だか気味悪いエクシーズモンスターね…」

 

まあそうだな、ハストールと同じくコイツもモチーフがクトゥルフ神話だから(汗

そんな感じで若干引いている柚子を他所に、エクシーズ召喚の演出と共に登場したのは、クトゥルフ神話に登場する外神の一角で『無貌の神』等の異名を持つ、狂気と混沌を司る神『ニャルラトホテプ』をモチーフとしたエクシーズモンスター、ナイアルラ。

 

「ナイアルラの効果発動!

このカードのオーバーレイ・ユニットを全て取り除き、墓地のダメージ・メイジをこのカードのオーバーレイ・ユニットにする!

その後、このカードの属性を闇に、種族を魔法使い族に変更する!」

 

外神ナイアルラ ORU 2→0→1

        属性 地→闇

        種族 悪魔族→魔法使い族

 

尤も、これはあくまでオマケなんだけどな。

 

「続いてハットトリッカーとトリック・クラウンでオーバーレイ!2体のレベル4・魔法使い族モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!天空の奇術師よ、華やかに部隊を駆け巡れ!お楽しみは、これからだ!『Emトラピーズ・マジシャン』!」

 

Emトラピーズ・マジシャン

エクシーズ・効果モンスター

光属性

魔法使い族

ランク 4

攻撃力 2500

ORU 2

 

そのナイアルラに並び立つ様にエクシーズ召喚されたのは、白い服装を身に纏ったエンタメイジ、トラピーズ・マジシャン。

 

「更に魔法『エクシーズ・ギフト』発動!」

 

エクシーズ・ギフト

通常魔法

自分フィールド上にエクシーズモンスターが2体以上存在する場合に発動出来る。自分フィールド上のエクシーズ素材を2つ取り除き、デッキからカードを2枚ドローする。

 

「エクシーズ・ギフトの効果で、ナイアルラとトラピーズ・マジシャンのオーバーレイ・ユニットを1つずつ取り除いて、2枚ドロー!」

 

外神ナイアルラ ORU 1→0

Emトラピーズ・マジシャン ORU 2→1

 

よし、まだまだ手札補充できる!

 

「まだまだ終わらない!魔法『貪欲な壺』発動!」

 

貪欲な壺(制限カード)

通常魔法

1:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動出来る。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

「貪欲な壺の効果で、墓地にある調律の魔術師、ダメージ・メイジ、サモンプリースト、ハットトリッカー、ミラー・コンダクターをデッキに戻してシャッフルし、2枚ドロー!」

「一気に3枚まで戻した…」

「相変わらずだけど、凄いドロー運ね…」

 

まあ『GXの世界』で十代として生きていたからなw

お、ベストタイミングで来てくれた!

 

「そして魔法『死者蘇生』発動!」

 

死者蘇生(制限カード)

通常魔法

1:自分または相手の墓地のモンスター1体を対象として発動出来る。そのモンスターを自分フィールドに特殊召喚する。

 

「死者蘇生の効果で、柚子の墓地にあるブルーム・ディーヴァを攻撃表示で蘇生!」

「あ、ブルーム・ディーヴァが!」

 

蘇生制限を満たせちゃっているのが運の尽きってね。

 

「カードを2枚セットしてターンエンド!」

 

Yuya

LP 2700

手札 0

モンスター 外神ナイアルラ(守備表示)

      Emトラピーズ・マジシャン(攻撃表示)

      幻奏の華歌聖ブルーム・ディーヴァ(攻撃表示)

魔法・罠カード セット×2


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