【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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Ex5話_紋章獣使いとのデュエルその4

さて、全力で叩き潰すとは言ったが、現時点で俺のフィールドは希望郷―オノマトピア―ただ1つ、一応かっとビングカウンターが2つ乗っていて、リクルートは出来る。

一方の大輔は、ダーク・リベリオンにデッドリー・シン、カステルがいて、セットカードもある。

実質的にこのドローが運命を分けると言っても過言じゃ無い、正にこのドローはデスティニー・ドロー。

だが、それが何だ?運命(デスティニー)とは向こうからやって来るものでは無い、こっちから引き寄せる物だ!

 

「俺のターン!ドロー!」

 

よし、これなら!

 

「メインフェイズに入って、魔法『貪欲な壺』発動!」

 

貪欲な壺(制限カード)

通常魔法

1:自分の墓地のモンスター5体を対象として発動出来る。そのモンスター5体をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから2枚ドローする。

 

「貪欲な壺の効果で、ビヨンドとライトニング、ホープレイとホープ、そしてゴゴゴジャイアントをデッキに戻す!」

 

俺が選んだ5枚のモンスター達がデッキに戻り、デュエルディスクのオートシャッフルが起動する。

と、一つ忘れていた。

 

「大輔、1つ言って置く」

「な、なんだ急に?」

「お前が何処から来たのか、俺の想像が正しければこの言葉を聞いた事が有る筈だ!

かっとビング!それは勇気を持って一歩踏み出す事!

かっとビング!それはどんなピンチにも決して諦めない事!

かっとビング!それはあらゆる困難にチャレンジする事!

お前に見せてやる!俺のかっとビングを!」

「っ!?」

「デスティニー・ダブルドロー!」

 

宣言しつつ、俺は貪欲の壺の効果で、カードを2枚引く。

よし、来てくれた…!

 

「次に、今引いた『ゴゴゴジャイアント』を召喚!」

 

ゴゴゴジャイアント

効果モンスター

地属性

岩石族

レベル 4

攻撃力 2000

 

「召喚に成功したゴゴゴジャイアントの効果発動!俺の墓地から、『ゴゴゴゴーレム』を守備表示で特殊召喚する!」

 

ゴゴゴゴーレム

効果モンスター

地属性

岩石族

レベル 4

守備力 1500

 

これで準備万端だ!

 

「効果を発動したゴゴゴジャイアントは守備表示になる!続いて、ゴゴゴジャイアントとゴゴゴゴーレムでオーバーレイ!2体のレベル4モンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!再び現れろ!『No.39希望皇ホープ』!」

 

No.39希望皇ホープ

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 4

攻撃力 2500→2900

ORU 2

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 2→3

No.39希望皇ホープ 攻撃力 2900→3100

 

よし、行くぜ!

 

「ホープ、あそこだ!(ガシィ!ブンブンブンブン!)うぉぉぉ!(ビュゥン!)かっとビングだ俺ェェ!」

『フォォォォォォ!#$%&+¥=○@*!ウォォォォォォ!』

「あ、アイエエエエ!?ハンマー投げ!?ハンマーナンデ!?」

『ほ、ホープが遊矢をハンマー投げみたくぶん投げたぁぁぁ!』

『お、おいィィィィィィ!遊矢おま、正気かァァァァァァ!?』

『な、何をしているんですか師匠ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!?』

『ゆ、遊矢先輩身体を張り過ぎですよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!』

『ゆ、遊矢おま、一体何をしているだぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!』

『ゆ、遊矢!?何でそんな身体を張る様な事態になったの!?』

『うぉぉぉぉぉ!遊矢兄ちゃんすっげぇ、ロケットみたいだ!』

『うひょぉぉぉぉぉぉぉ!遊矢兄ちゃんが空飛んでいるのだ!』

『こ、これが遊矢兄ちゃんのかっとビング、これ痺れすぎる…』

『遊矢兄ちゃんって、こんな体当たり芸する人でしたっけ…?』

『うん、多分違う』

『遊矢、一体何をやっているんだ…』

『何百年も一緒にいるけど、遊矢ってたまにこんなバカ丸出しな事をするよね。でも遊矢のそんなバカさ加減もボクは大好きだよ』

「バトルフェイズに入るぅぅぅ!

ホープでカステルを攻撃ぃぃぃ!ホープソード・スラッシュぅぅぅ!」

「…はっ!?くっアクションマジック『回避』発動!攻撃は無効だ!」

 

回避

アクションマジック

1:フィールドのモンスター1体を対象として発動出来る。そのモンスターの攻撃を無効にする。

 

ありゃ、この攻撃は失敗か、だが今、ホープによってぶん投げられたお蔭で狙いのアクションカードを取れたぜ!

その後、壁に激突しそうにはなったが、其処は態勢を強引に変えて両脚で着地する!

それに、まだ俺のバトルフェイズは終わっていないぜ!

 

「更に速攻魔法『RUM-クイック・カオス』発動!」

「く、クイック・カオスだって!?」

 

RUM-クイック・カオス

速攻魔法

1:『CNo.』モンスター以外の自分フィールドの『No.』エクシーズモンスター1体を対象として発動出来る。その自分のモンスターよりランクが1つ高く、同じ『No.』の数字を持つ『CNo.』モンスター1体を、対象のモンスターの上に重ねてエクストラデッキからエクシーズ召喚する。

 

「クイック・カオスの効果で、ホープのオーバーレイ・ネットワークを再構築!カオスエクシーズ・チェンジ!希望に輝く魂よ!森羅万象を網羅し、未来を導く力となれ!『CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー』!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー

エクシーズ・効果モンスター

光属性

戦士族

ランク 3

攻撃力 2800→3400

CORU 3

 

希望郷―オノマトピア― かっとビングカウンター 3→4

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻撃力 3400→3600

 

そして、壁から落ちかけた俺を、二対の腕、巨大な翼を持った騎士、ホープレイ・ヴィクトリーが掴み、肩車される形となった。

サンキュー、後はトドメ頼むぜ、ヴィクトリー!

 

「ヴィクトリーで、ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!コイツが攻撃する時、お前はダメージステップ終了まで魔法・罠カードを発動出来ない!更に、ヴィクトリーのオーバーレイ・ユニットを1つ使って効果発動!

それにチェーンして、アクションマジック『漆黒の宝札』発動!」

「そ、それは!?」

 

漆黒の宝札(オリジナルカード)

アクションマジック

1:自分の場のエクシーズモンスターが攻撃を宣言した時、発動出来る。デッキからカードを1枚引き、引いたカードがモンスターカードなら墓地に送る事が出来る。墓地に送った場合は送ったモンスターの攻撃力分を自分の場のモンスターに加える事が出来、デッキからカードを2枚ドローする。

 

よし、これで攻撃力800以上のモンスターを引けば、俺の勝ちだ!

 

「まずは漆黒の宝札の効果で、ドロー!(カンコーン!)来たぜ!」

「ま、まさか!?」

「俺が引いたカードは攻撃力1900のドドドバスター!よって墓地に送り、ヴィクトリーの攻撃力を1900アップさせる!更に2枚ドロー!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻撃力 3600→5500

 

「続いてヴィクトリーの効果で、ダーク・リベリオンの効果を無効にし、ヴィクトリーの攻撃力を2500ポイントアップさせる!ヴィクトリー・チャージ!」

 

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻撃力 5500→8000

 

「こ、攻撃力8000!?」

「さあこれでトドメだ!ホープソード・ヴィクトリースラッシュ!」

「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

CNo.39希望皇ホープレイ・ヴィクトリー 攻撃力 8000 VS ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン 攻撃力 2500

 

Daisuke LP 4400→-1100 LOSE

 

WINNER Yuya


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