【完結】遊戯王ARC-V~遊の力を矢に束ね~   作:不知火新夜

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Ex25話_ソラトとサトシのデュエル

『お邪魔しています、遊矢さん。今のデュエル、見させて貰いました。アイドル達の絆は凄いですね』

BT(バミューダ・トライアングル)、素晴らしい展開でしたわ。数多のアイドルがフィールドと言う名の会場を沸かせる、そんな盤面。異世界のデッキは、カードカテゴリは面白いですわね」

 

海音の圧倒的な勝利で幕を閉じた、エレンと海音のリターンマッチ、それが終わったのを見計らった様に、何時の間にか観客席に入っていたソラトとティリエルが声を掛けて来た。

てか異世界のデッキって、

 

「まあ何時から来たかは敢えて突っ込まないが、そんな情報何処から仕入れたんだ?まだコイツらがこの世界に来て幾ばくも経っていないが」

「あら、私達はこれでもこのシティのトリプルスター、鬼柳京介のマネージャーですわ。情報収集の手腕無くしては務まりませんわよ」

 

まあ何となく想像は付くが。

 

「それで遊矢さん、彼らが件の、異世界から来たお客様ですか?」

「ああ。紹介しよう、サトシと比企谷八幡だ。詳しくはまあ、今デュエルしていたあの女の子みたいな奴に聞いて欲しいが、2人共その子、海音の仲間だ。2人共、コイツらはソラトとティリエル、このシティでトップクラスのプロデュエリスト、鬼柳京介のマネージャーをしている。あ、ソラトは色々な事情で喋れなくてさ、デュエルディスクを通じてコミュニケーションを取っている。その辺りは一応頭に入れておいてくれ」

『ソラト・アイゼンです。宜しくお願いします』

「ティリエル・アイゼンですわ。本日こうして異世界の壁を越え、この場で出会えた事、光栄に思いますわ」

「初めまして、俺はサトシです」

「どうも」

 

その2人と、サトシと八幡を紹介、互いに自己紹介した直後に八幡から如何にも関わってくんな的なオーラが吹き出して来た。

どんだけ人と関わりたくないんだお前は。

 

『それで、遊矢さん。出来れば僕達も、彼らとデュエルをしたいのですが、フィールドを借りても良いでしょうか?』

「良いぜ、まあ向こうの返答次第だがな。そっちはどうだ?」

「いいぜ。俺もさっきのデュエルを見ていたらやりたくてうずうずしていたところなんで!」

「すみませんが俺は遠慮しt「あ」」

 

そんな八幡の様子を知ってか知らずか、ソラトが彼らにデュエルを申し込もうとする。

サトシは快諾した一方、八幡が恐らく拒否の返答をしようとしたその時だった。

 

「あら、御免あそばせ。うっかり手を滑らせて、デュエルディスクに搭載していたデュエルアンカーを射出してしまいましたわ」

 

ティリエルが(本人曰くうっかり)デュエルアンカーを射出、それが八幡の腕に絡みついてしまったのだ。

ティリエル、お前それ絶対ワザとだろ?

 

「申し訳御座いませんわ八幡様、そのデュエルアンカー、デュエルをしないと外れない構造になっているのですわ」

 

如何にも申し訳なさそうな文言で謝罪するティリエル、だがその口調は明らかに棒読みだった。

 

「あの~壊すのはだめですか?」

「私に死ねとおっしゃられるのですか!?」

 

何でそうなる?

 

「はぁ…

わかりました。やればいいんでしょ」

 

だがこのままでは埒があかないと判断したのか、結局は八幡もデュエルする事を承諾してくれた。

 

「それでは遊矢さん、デュエルフィールドをお借りしますわ」

『それでは行きましょうか、サトシさん。全力で行かせて貰いますよ!』

「こっちこそ全力で行くぜ!」

「はぁ…」

「おう。全力で楽しんで来いよ」

 

そして4人はデュエルフィールドへと向かった。

ん?そういえば一行の姿が何処にも見えないな、一体何処行ったんだが…

 

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Side ????

 

『先攻はどうぞ。貴方の全力デュエル、僕に見せて下さい!』

「なら遠慮なくいくぜ!」

「『デュエル!』」

 

先攻 Satoshi LP 4000 VS 後攻 Sorath LP 4000

 

「俺のターン!

DI(ダークイレギュラーズ)―イエロー・ボルト』を召喚!」

 

DI―イエロー・ボルト(オリジナルカード)

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 3

攻撃力 1000

 

ソラトとサトシのデュエル、最初にサトシが呼び出したのは、電気を纏った黒ずくめの青年、イエロー・ボルト。

 

「効果発動!

このカードを守備表示にしてデッキの上から1枚を除外する!

このターン俺は通常召喚に加えてダークイレギュラーズモンスターを召喚出来る。『DI―ディメンジョン・クリーパー』を召喚!」

 

DI―ディメンジョン・クリーパー(オリジナルカード)

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 3

攻撃力 1200

 

イエロー・ボルトの効果で得た通常召喚権を用いて、サトシが次に呼び出したのは、何処からどう見てもスライムな悪魔、ディメンジョン・クリーパー。

 

「俺はイエロー・ボルトとディメンジョン・クリーパーでオーバーレイ!現れろ!ランク3!『DI―愛の嵐 キスキル・リラ』!」

 

DI―愛の嵐 キスキル・リラ(オリジナルカード)

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

悪魔族

ランク 3

攻撃力 2200

ORU 2

 

今しがた出した2体を用いてエクシーズ召喚したのは、暗色系のボディスーツに身を包んだ淫魔(サキュバス)、キスキル・リラ。

 

「オーバーレイ・ユニットのディメンジョン・クリーパーの効果発動!このカードを取り除き、デッキの上から2枚をキスキル・リラのオーバーレイ・ユニットにする!」

 

DI―愛の嵐 キスキル・リラ ORU 2→1→3

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ!」

 

Satoshi

LP 4000

手札 2

モンスター DI―愛の嵐 キスキル・リラ(攻撃表示)

魔法・罠カード セット

 

『ダークイレギュラーズ、闇夜の無法者、といった所ですか。その名に恥じない、異様な雰囲気のモンスター達ですね。ならば僕は、太陽の如く光輝くモンスター達をお見せしましょう!

僕のターン!ドロー!

ですがその前に、そのセットカードを始末させて貰います!魔法『ギャラクシー・サイクロン』発動!』

 

ギャラクシー・サイクロン

通常魔法

『ギャラクシー・サイクロン』の2の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。

1:フィールドにセットされた魔法・罠カード1枚を対象として発動出来る。そのカードを破壊する。

2:自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、フィールドの表側表示の魔法・罠カード1枚を対象として発動出来る。そのカードを破壊する。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動出来ない。

 

「破壊効果か!だったらリバースカードオープン!トラップカード『スキル・プリズナー』!キスキル・リラを対象に発動!」

 

スキル・プリズナー

通常罠

自分フィールド上のカード1枚を選択して発動出来る。このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。

また、墓地のこのカードをゲームから除外し、自分フィールド上のカード1枚を選択して発動出来る。このターン、選択したカードを対象として発動したモンスター効果を無効にする。この効果はこのカードが墓地へ送られたターンには発動出来ない。

 

「このターン、キスキル・リラを対象に発動したモンスターの効果を無効にする!」

 

先攻1ターン目にエクシーズモンスターをエクシーズ召喚し、セットカード1枚でターンを明け渡したサトシ、対するソラトはそのセットカードを除去しようとギャラクシー・サイクロンを使うも、サトシのセットカードは、フリーチェーンでカード1枚にモンスター効果耐性を付けるスキル・プリズナーであった。

だがソラトの表情は平静その物だった。

 

『良いでしょう、通します。どの道、これでセットカードは無くなりましたから。

次にデッキの上から3枚墓地へ送って魔法『光の援軍』発動!』

 

光の援軍(準制限カード)

通常魔法

1:自分のデッキの上からカードを3枚墓地へ送って発動出来る。デッキからレベル4以下の『ライトロード』モンスター1体を手札に加える。

 

『光の援軍の効果で『ライトロード・サモナー ルミナス』を手札に加えます!

此処で、光の援軍のコストで墓地へ送られた『ライトロード・ビースト ウォルフ』の効果発動!

このカードを攻撃表示で蘇生します!』

「だったら手札から『増殖するG』の効果発動!このターン、相手が特殊召喚する度に1枚ドローする!」

 

ライトロード・ビースト ウォルフ

効果モンスター

光属性

獣戦士族

レベル 4

攻撃力 2100

 

次に発動したライトロードのサーチエンジン兼墓地肥やし要員こと『光の援軍』、その効果は勿論コストすらもライトロードにとっては大いに役立った事から、未だ準制限に指定されているカード、その効果で展開の要と言って良いルミナスをサーチしたばかりか、コストで墓地送りとなったウォルフも自己再生した。

だがサトシもそれを黙って見てはいない、ウォルフの自己再生効果にチェーンする形で発動した『増殖するG』の効果で牽制する。

 

『此処で増Gですか…

ですが僕は動きます!たった今サーチした『ライトロード・サモナー ルミナス』を召喚!』

 

ライトロード・サモナー ルミナス

効果モンスター

光属性

魔法使い族

レベル 3

攻撃力 1000

 

無論、たった今サーチしたルミナスも出さない理由は無い。

 

『今召喚したルミナスの効果を、手札を1枚捨てて発動!

さっきの光の援軍のコストで墓地へ送られていた『ライトロード・アサシン ライデン』を攻撃表示で蘇生します!』

 

ライトロード・アサシン ライデン

効果モンスター/チューナー

光属性

戦士族

レベル 4

攻撃力 1700

 

「増殖するGの効果で1枚ドロー!」

 

その効果で蘇生したのは、これまたライトロードの墓地肥やし要員であるライデン。

 

『今蘇生したライデンの効果発動!

デッキの上から2枚墓地へ送り…

ライトロードカードがその中に無かったので追加効果は無しですね。

僕はレベル4のウォルフと、レベル3のルミナスに、レベル4のライデンをチューニング!或る人は言っていました、太陽が素晴らしいのは塵さえも輝かせることだ、と。太陽をも取り込んだこのドラゴンが、貴方のフィールドに輝きを授けましょう!シンクロ召喚、レベル11!『星態龍』!』

 

星龍態

シンクロ・効果モンスター

光属性

ドラゴン族

レベル 11

攻撃力 3200

 

「レベル11のシンクロモンスターだって!?Gの効果で1枚ドロー!」

 

3体並んだライトロードモンスターを用いてソラトがシンクロ召喚したのは、まるで太陽を取り込んだかの様な姿のドラゴン。

 

『それではバトルフェイズに入ります!

星龍態でキスキル・リラを攻撃!サンバースト・ブレス!』

「キスキル・リラのオーバーレイ・ユニットになっていたダーク・ソウル・シールドの効果!このカードをエクシーズ素材にしているダークイレギュラーズエクシーズモンスターが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにオーバーレイ・ユニットを2つ取り除く事で破壊を無効にする!」

『変わった付き方をした破壊耐性ですね。ですが、ダメージは受けて貰います!』

 

星龍態 攻撃力 3200 VS DI―愛の嵐 キスキル・リラ 攻撃力 2200

 

Satoshi 4000→3000

DI―愛の嵐 キスキル・リラ ORU 3→1

 

星龍態が口から放った、眩い光のブレスがキスキル・リラを取り込もうとするも、彼女の前に出現した漆黒のエネルギーシールドがそれを防ぐ。

だがその衝撃までは防ぎきれなかったのか、その余波がサトシに降りかかった。

 

『カードを2枚セットしてターンエンドです!』

 

Sorath

LP 4000

手札 1

モンスター 星龍態(攻撃表示)

魔法・罠カード セット×2

 

「俺のターン!ドローカード!

マジックカード『ダーク・ソウル・リターン』!その効果でゲームから除外されている『DI―退廃のサキュバス』を特殊召喚する!」

『させません!ライフを半分払ってカウンター罠『神の宣告』発動!その魔法は無効にさせて貰います!』

 

ダーク・ソウル・リターン(オリジナルカード)

通常魔法

『ダーク・ソウル・リターン』の2の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。

1:このカードが『DI』モンスターの効果でデッキから除外された場合、このカードを手札に加える。

2:ゲームから除外されている『DI』モンスター1体を対象に発動出来る。そのカードを特殊召喚する。

3:このカードをエクシーズ素材にしている『DI』エクシーズモンスターは以下の効果を得る。

●このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した場合、ゲームから除外されている『DI』モンスターまたは『ダーク・ソウル』カード1枚を選択して手札に加える。

 

神の宣告(制限カード)

カウンター罠

1:LPを半分払って以下の効果を発動出来る。

●魔法・罠カードが発動した時に発動出来る。その発動を無効にし破壊する。

●自分または相手がモンスターを召喚・反転召喚・特殊召喚する際に発動出来る。それを無効にし、そのモンスターを破壊する。

 

Sorath LP 4000→2000

 

2ターン目を迎えたサトシ、最初に除外されているモンスターを帰還させる魔法カードを発動しようとするも、ソラトはそれを許さない。

 

「だったら『DI―グウィン・ザ・リッパー』を召喚!」

 

DI―グウィン・ザ・リッパー(オリジナルカード)

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 4

攻撃力 1400

 

「モンスター効果発動!このカードの召喚・特殊召喚に成功した場合、相手のマジック・トラップカードを1枚破壊出来る。残りの伏せカードも破壊だ!」

『墓地のスキル・プリズナーを除外して効果発動!同じカードを使っているんです、説明は必要ないですよね?この効果でこのターン、セットカードを対象にしたモンスター効果を無効にします!』

 

ならばと、緑色の肌をし、黒ずくめのライダースーツの様な服装で、身体から刃を生やした青年を召喚、その効果でセットカードを破壊しようとするも、これまた突如出現したバリアに阻まれる。

 

「これも防がれたか。なら次はこいつだ!自分フィールドにダークイレギュラーズが存在する時『DI―アモンの眷属ヘルズ・ドロー』を特殊召喚出来る!」

 

DI―アモンの眷族ヘルズ・ドロー(オリジナルカード)

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 4

守備力 1700

 

「このカードが場に出た時、デッキの上から2枚を除外、またはダークイレギュラーズモンスターのオーバーレイ・ユニットにする事が出来る!」

『さっきのダーク・ソウル・シールドみたいなカードがオーバーレイ・ユニットになると厄介ですね…

まずはその効果を、手札の『エフェクト・ヴェーラー』を捨てて無効にします!

それにチェーンして罠『貪欲な瓶』発動!』

 

貪欲な瓶

通常罠

『貪欲な瓶』は1ターンに1枚しか発動出来ない。

1:『貪欲な瓶』以外の自分の墓地のカード5枚を対象として発動出来る。そのカード5枚をデッキに加えてシャッフルする。その後、自分はデッキから1枚ドロー!

 

『貪欲な瓶の効果で、僕の墓地にある神の宣告、エフェクト・ヴェーラー、『ソーラー・エクスチェンジ』、光の援軍、そしてウォルフをデッキに戻し、ドロー!

その後改めて、ヴェーラーの効果でヘルズ・ドローの効果は無効となります!』

 

だったら今度は、と言わんばかりに、世間一般でサキュバスという存在をイメージするとこんな感じ、という風貌の淫魔、ヘルズ・ドローを特殊召喚、その効果を使うも、先程キスキル・リラを守ったあの盾の存在を警戒したソラトの手札から放たれた霧みたいな物が纏わりついてその効果発動を妨害、更にソラトの墓地にあった5枚のカードがデッキに戻って行き、ソラトの手札が再び1枚になった。

 

「だがこれでもう邪魔をするカードは無くなった!マジックカード『ダーク・ソウル・サルベージ』!」

 

ダーク・ソウル・サルベージ(オリジナルカード)

1:このカードが『DI』モンスターの効果でデッキから除外された場合、このカードを手札に加える。

2:自分フィールドの『DI』エクシーズモンスターのエクシーズ素材になっている『DI』モンスター、または『ダーク・ソウル』カードを1枚選択して発動する。そのカードを手札に加える。

3:このカードをエクシーズ素材にしている『DI』エクシーズモンスターは以下の効果を得る。

●1ターンに1度、墓地から『DI』モンスター、または『ダーク・ソウル』カードを1枚選択して発動する。そのカードを手札に加える。

 

「キスキル・リラのオーバーレイ・ユニットから『ダーク・ソウル・ボウショクスル』を手札に加える!そしてそのまま発動!このカードは互いの墓地からカードを4枚まで選びキスキル・リラのオーバーレイ・ユニットにする!」

 

DI―愛の嵐 キスキル・リラ ORU 1→0

 

ダーク・ソウル・ボウショクスル(オリジナルカード)

通常魔法

『ダーク・ソウル・ボウショクスル』の2、3の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用する事が出来ない。

1:このカードが『DI』モンスターの効果でデッキから除外された場合、このカードを手札に加える。

2:自分フィールドに『DI』エクシーズモンスターが存在する時に発動出来る。お互いの墓地から4枚を選択して『DI』エクシーズモンスターのエクシーズ素材にする。

3:このカードをエクシーズ素材にしている『DI』エクシーズモンスターは以下の効果を得る。

●相手モンスターを破壊した場合、そのモンスターをこのカードのエクシーズ素材にする。

 

「俺の墓地からダーク・ソウル・サルベージを、お前の墓地から『超電磁タートル』、『ブレイクスルー・スキル』、ギャラクシー・サイクロンの3枚をオーバーレイ・ユニットに!」

『なっ!?くっ…!』

 

DI―愛の嵐 キスキル・リラ ORU 0→4

 

だがサトシも妨害され放題では無い、ソラトのセットカードが無いという隙を突き、2枚の魔法カードによってソラトの墓地ソースを荒らした。

ダーク・ソウル・ボウショクスルの効果でキスキル・リラのオーバーレイ・ユニットになったソラトのカードは、いずれも墓地でその本領を発揮するカード、故に今の時点でその力は使えない。

 

「オーバーレイ・ユニットになった『ダーク・ソウル・サルベージ』の効果!1ターンに1度、墓地から『ダーク・ソウル・リターン』を手札に加える!

魔法カード『セブンストア』!」

 

セブンストア(アニメオリジナルカード)

通常魔法

1:自分フィールド上に表側表示で存在するモンスターエクシーズ1体をリリースして、自分のデッキからカードを1枚ドローする。更に、この効果でリリースしたモンスターエクシーズのエクシーズ素材の数だけ、自分のデッキからカードをドローする。

 

「キスキル・リラをリリースしてデッキから1枚ドローする!更にリリースしたモンスターのオーバーレイ・ユニットの数だけ更にドローする!オーバーレイ・ユニットの数は4枚!よって更に4枚ドローする!」

『オーバーレイ・ユニットの数だけドローって、凄まじいドローソースですね…

ですがこれでさっき吸収した僕のカードは墓地へm』

「おっとそうは行かないぜ。ダークイレギュラーズエクシーズモンスターには共通する効果を持っている。自身がフィールドを離れる時、自身のオーバーレイ・ユニットは墓地に行かずゲームから除外される」

『なっ!?』

 

そしてそのキスキル・リラがフィールドを離れた時の効果で、ソラトの墓地にあった3枚は除外、使う事が一層困難となった。

 

「このカードで決める!俺はレベル4のグウィン・ザ・リッパーとヘルズ・ドローでオーバーレイ!地獄の門より這い出でて、悪しき力を振るえ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4『DI―魔界侯爵アモン』!このカードの攻撃力はオーバーレイ・ユニットの数×100アップする!」

 

DI―魔界侯爵アモン(オリジナルカード)

エクシーズ・効果モンスター

闇属性

悪魔族

ランク 4

攻撃力 2000→2200

ORU 2

 

そうなればサトシにとって展開する際の障害は無いも同じ、フィールドにいたモンスター2体を用いたエクシーズ召喚で、想像を絶する程の威圧感を放つ悪魔、アモンが登場した。

 

「アモンの効果発動!手札のダークイレギュラーズをこのカードのオーバーレイ・ユニットにする事で相手はモンスター1体を破壊しないといけない!お前の場には星態龍しかいない。そのモンスターを破壊してm」

『あ、それヴェーラーで』

 

DI―魔界侯爵アモン 攻撃力 2200→2000

 

その秘めたる力が解放されようとした、が、またもソラトの手札から放たれた霧によって妨害された。

 

「なっ2枚目だと!?いやさっき貪欲な瓶でデッキに戻したのを引き戻したのか!?

俺はゲームから除外されている『退廃のサキュバス』の効果発動!このカードをアモンのオーバーレイ・ユニットにする!」

 

DI―魔界侯爵アモン ORU 2→3

 

「更に装備魔法『ストイック・チャレンジ』をアモンに装備!装備モンスターの攻撃力をオーバーレイ・ユニットの数×600アップさせる!」

 

ストイック・チャレンジ

装備魔法

エクシーズ素材を持っているエクシーズモンスターにのみ装備可能。

装備モンスターの攻撃力は自分フィールド上のエクシーズ素材の数×600ポイントアップし、相手モンスターとの戦闘によって相手ライフに与える戦闘ダメージは倍になる。また、装備モンスターは効果を発動出来ない。

このカードは相手のエンドフェイズ時に墓地へ送られる。

このカードがフィールド上から離れた時、装備モンスターを破壊する。

『ストイック・チャレンジ』は自分フィールド上に1枚しか表側表示で存在出来ない。

 

DI―魔界侯爵アモン 攻撃力 2000→3800

 

それでも何とかソラトのフィールドにいる星態龍を何とかしようと、サトシは装備魔法によってアモンを強化する。

 

「バトル!アモンで星態龍に攻撃!ストイック・チャレンジの効果で戦闘ダメージは2倍にする!」

『くっ!』

 

DI―魔界侯爵アモン 攻撃力 3800 VS 星態龍 攻撃力 3200

 

Sorath 2000→800

 

「カードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

Satoshi

LP 3000

手札 4

モンスター DI―魔界侯爵アモン(攻撃表示)

魔法・罠カード ストイック・チャレンジ(装備対象:DI―魔界侯爵アモン)

        セット

 

『僕のターン!ドロー!っ…

どうやら、僕の負けの様ですね。ですが、デュエルは最後までやり通させて貰います!

2枚目のギャラクシー・サイクロン発動!そのセットカードを破壊します!

僕はこのままターンエンドです!』

「エンドフェイズ、ストイック・チャレンジの効果でアモンは破壊される」

 

Sorath

LP 800

手札 0

モンスター なし

魔法・罠カード なし

 

「俺のターン!

『DI―ドリーン・ザ・スラスター』を召喚!」

 

DI―ドリーン・ザ・スラスター(オリジナルカード)

効果モンスター

闇属性

悪魔族

レベル 3

攻撃力 1300

 

そして、手札もフィールドも真っ新となったソラトにトドメを刺すべく召喚されたのは、黒ずくめの服装に身を包んだエルフの少女。

 

「バトル!ドリーンでダイレクトアタック!」

『良いデュエルでした!またいつか、機会があれば戦いましょう!』

 

Sorath 800→-500 LOSE

 

WINNER Satoshi


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