秋色の少年は裁定者の少女に恋をした   作:妖精絶対許さんマン

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FGOで中々オケアノスが実装されませんね。


春色の少女の想い人は秋色の少年

夜の新都。大通りから外れた道は人通りが少なく、街灯も少ないせいで薄暗い。そこを1人の少女が歩いている。

 

「あんな家・・・・・二度と帰らない!」

 

黒髪を胸元まで伸ばし、何処かの中学校の制服を着ている。

 

「秋・・・・・」

 

少女は“行方不明となっている”同じ歳の弟の名前を呟く。少女の名前は織斑春華。

 

「・・・・・・・・・・?」

 

大通りに通じる道からヨロヨロと男性が歩いて来た。

 

「(酔っぱらいかな・・・・・?)」

 

春華はそう結論付けて男性の横を通りすぎようとする。

 

「が、があぁぁぁぁぁぁ!!」

 

「っ!?」

 

男性は突然、奇声を上げて春華に右手を大きく振り上げて襲い掛かる。春華は奇跡的に避けることが出来たが、制服の肩の部分を引き裂かれた。

 

「血を・・・・・血をよこせぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

「(な、なに、この人!?)」

 

春華は逃げ出す。細い路地を走り、角を曲がり、男性を撒くように全力で走る。

 

「行き止まり!?」

 

曲がった路地は行き止まりだった。

 

「へ、ヘヘヘヘ・・・・・!もう、逃げられねぇぞ。大人しくテメェの血をよこせぇぇぇぇぇ!!!!!」

 

男性の目が血走り爪は異様に長く、肌も白い。何より目を引くのは口元から流れ出ている血の筋。春華は逃げられないと悟ると壁を背後に座り込んでしまった。

 

「(私・・・・・此処で死ぬの?秋に会う事も出来ないままで?)」

 

「血ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」

 

「助けて・・・・・助けて秋ぅぅぅぅぅぅ!!!!!」

 

春華は叫ぶ。家族として大切な弟の名前を。“異性”として禁忌の愛情を抱いてしまった弟の名前を。

 

 

 

「ーーーーーーーーーー見つけた」

 

 

月明かりを背景に黒いフードを被った少年が建物の屋上から飛び降りて、春華の前に着地した。

 

「・・・・・え?」

 

春華にはその後ろ姿に見覚えがあった。幼い頃、転んで動けない自分を背負ってくれた弟の背中に。“異性”として禁忌の愛情を抱いてしまった弟の背中に。

 

「中途半端な状態で食屍鬼(グール)から吸血鬼に成ったのかな?どっちにしても処理するのは変わりないけど」

 

少年は服の袖口から柄の様な物を3個取り出した。

 

「ジャマヲするなァァァァァァァァ!!!!!」

 

中途半端な状態で自我が目覚めた吸血鬼は知能が劣化し始めたのか真っ直ぐ少年に向かって走り出す。少年は吸血鬼の動きを見据えながら柄を構える。すると、柄から剣が精製された。

 

「ふっ・・・・・!」

 

少年は3本の剣を投擲。正面から向かってくる吸血鬼の頭・喉・心臓を貫き、向かい側の壁に磔にした。磔にされた吸血鬼は服だけ残して塵になって風に飛ばされていった。

 

「お仕事終了っと・・・・・」

 

少年は壁に突き刺さった剣を抜くと刀身が消えるのを確認して袖口に直して大通りの方に歩いて行こうとする。

 

「待って!」

 

春華は少年に声をかける。此処で別れると2度と会えない。そんな気がしたからだ。

 

「秋・・・・・だよね?」

 

少年は溜め息をついてフードをとる。月明かりに照らし出されたのはまだ、幼さを残した顔にフードで隠されていた黒髪。春華が探し求め、恋い焦がれた弟“織斑秋”だった。

 

「久しぶりだね・・・・・春華」

 

秋は春華に微笑む。

 

「あっ・・・・・」

 

春華は涙を流す。嬉しかった。寂しかった。会いたかった。様々な感情がごちゃ混ぜになり、自分の心を制御出来なくなった。

 

「秋ぅぅぅぅぅぅぅ!!」

 

春華は走って秋に抱きつく。

 

「わぷっ!」

 

春華は秋を抱き締める。春華の身長は中学生にしては高い150㎝。秋の身長は140㎝。秋の頭は春華の発育の良い胸に埋もれる事になった。

 

「(これからどうしよう・・・・・)」

 

秋は抱き締められながらそんな事を考えていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「で、連れてきたのか?」

 

「はい・・・・・」

 

秋は抱き付いて離れない春華を連れて伽藍の堂に戻った。

 

「はぁ・・・・・バカ弟子が。何のための結界だと思っている」

 

「返す言葉もございません・・・・・」

 

秋は橙子の前で正座している。

 

「あ、あの・・・・・」

 

春香はおずおずといった感じで話しかける。

 

「ん?ああ、すまないな。私は蒼崎橙子。このバカ弟子の保護者兼教師だ」

 

「お、織斑春香です・・・・・」

 

「織斑・・・・・あの女の妹か」

 

橙子は煙草に火をつける。

 

「バカ弟子。今日狩った死徒はどうだった?」

 

「中途半端な状態で食屍鬼(グール)から吸血鬼になったみたいですね。あの程度なら黒鍵で十分です」

 

秋は立ち上り埃を払う。

 

「そうか・・・・・。ご苦労だった。シャワーを浴びてこい」

 

「わかりました。また、後でね春華」

 

秋は事務所にある自室に戻っていった。

 

「バカ弟子は行ったな。さて・・・・・織斑千冬は元気か?」

 

「はい。今はIS学園で教師をしています」

 

「ほぉ・・・・・あの小娘が教師か」

 

橙子は煙草の灰を灰皿に落とす。

 

「蒼崎さんは秋の保護者・・・・・なんですよね」

 

「ああ」

 

「秋にいったい何があったんですか?それに、死徒とか食屍鬼(グール)って何なんですか!」

 

春華は橙子を問い詰める。

 

「良いのか?秋の今までを聞いたら戻れないぞ。このまま聞かずに帰った方が良いと思うかもしれない。それでも良いのか?」

 

「構いません。私は秋のお姉ちゃんですから」

 

春華は即答した。秋の姉として。何より恋した異性の事をもっと深く知りたい。そんな感情から“興味本位”で聞くことにした。

 

「そうか・・・・・。まず、アイツの名前は蒼崎秋。戸籍上は私の息子扱いだ。この事に関しては織斑千冬も了承している。良いな?」

 

「・・・・・っ」

 

春華は唇を噛み締めた。

 

「アイツに何があったかだな。秋は聖杯戦争と呼ばれる戦争に参加していた」

 

「聖杯・・・・・戦争!?」

 

「そうだ。聖杯戦争は名前の通り万能の願望機“聖杯”を奪い合う7騎のサーヴァントと7人の魔術師で行う殺し合いだ」

 

「ま、待ってください!魔術師ってお伽噺の存在ですよね?実在するわけない無いじゃないですか!」

 

春華の意見も最もだ。魔術師や魔法使いは一般人からしたら空想の産物でしかない。

 

「それが存在するんだよ。私も魔術師だし秋も魔術師だ。それにお前の父親も魔術師だ。お前にも魔術師としての才能があるんじゃないか?」

 

「私の父親も・・・・・」

 

「話を続けるぞ。詳しい経緯は秋に聞けば教えてくれるだろうから私は何も言わないがアイツを拾ったのは聖杯戦争が終わった直後だな。このビルの1階で気絶している所を拾った。色々あって秋は私に弟子入りした。こんなところだな」

 

「ま、魔術師がいるとしてどうして秋が戦争に参加したんですか!?」

 

「偶然らしい。親の部屋にあった魔術書を使ってイレギュラーな8騎目のサーヴァントを召喚したと言っていたな」

 

橙子は短くなった煙草を灰皿に押し付けて新しい煙草をくわえる。

 

「次は死徒が何かだな。簡単に言ってしまえば吸血鬼だ。食屍鬼は死徒に血を吸われた人間が死後、数年かけて動く死体(リビングデット)に成る。そして、食屍鬼は回りの死体を喰らい、欠けた肉体を取り戻していく。そこから、また数年かけて霊体の脳を形成して知識を取り戻す。これで吸血鬼と呼ばれる存在の完成だ」

 

「そ・・・・・そんな危ない存在と秋を戦わせてるんですか!?」

 

「危ない・・・・・か。アイツにとって死徒なんて存在は生きた魔術師30人を同時に殺すより簡単だ」

 

「殺・・・・・す?」

 

春華の頭の中に最悪のイメージが浮かび上がってきた。

自分の弟がそんな事をするわけない。でも、襲ってきた吸血鬼を倒した。信じたくない。信じられない。春華の頭はどんどん混乱していく。

 

 

「そうだよ。僕は魔術師を・・・・・人を殺した」

 

 

自室からタオルで頭を拭きながら秋が出てきた。

 

「しゅ・・・・・う?」

 

「何人も、何十人も殺したよ。抵抗する魔術師も。逃げる魔術師も。命乞いする魔術師も。全員殺した。依頼って言うのもあるけど何より僕自身が人を殺す事が“愉しい”んだよ」

 

春華にとって信じたくない事を秋自ら認めた。

 

「嘘・・・・・だよね?秋はそんな事しないよね」

 

「嘘じゃないよ。この手、この身はもう血で汚れてるんだ 」

 

秋は自分の手を見つめる。

 

「初めて人を殺した時は一晩中眠れなかった」

 

「そうだったな。帰って来たと思ったら血塗れで青ざめて今にも死にそうな顔をしていたな」

 

「そうでしたね。2人目には特に抵抗なく殺せた。10人目を殺した頃には人を殺す事が愉しく感じ始めた」

 

春華は秋の話を聞いていく内に涙目になっていく。聞きたくない。知りたくない。春華の頭は秋の話を拒絶しようとする。そして、それに拍車を駆けるように秋が最後の言葉をいう。

 

「春華。僕と君が生きている世界も、見ている世界も違うんだ。だから、2度と此処(伽藍の堂)に来たらダメだ」

 

「・・・・・・・・・・っ!!」

 

春華は涙を流しながら伽藍の堂から走って出ていった。

 

「良いのか?追いかけなくて」

 

「良いんですよ。僕は人殺しですから。何より、春華には魔導の世界には踏み込んでほしくないんです」

 

秋はそれだけ言って自室に戻った。

 

「まったく・・・・・難儀な性格だな」

 

橙子は煙草を灰皿に押し付けて事務所から出ていった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「ジャンヌ・・・・・」

 

自室に戻った秋は窓から見える月を眺めていた。

 

「今の僕を見たら君は怒るだろうね」

 

もし、この場に自分が恋した最愛の女性が居たら怒られると考えた。

 

「でもね・・・・・生きている事が辛いんだよ。君が居ない世界で8年。僕を殺せる魔術師も、死徒も、誰一人として居ない。そのくせ自殺する勇気も無い。僕はね臆病者なんだよ・・・・・」

 

橙子の前では決して吐かない弱音。愛した女性が居ない世界で8年。秋には余りにも長い年月だった。死徒を狩り、討伐対象の魔術師を殺し、自分を殺せる存在を探している。だが、そんな存在は何処にも居ない。どれだけ優れた魔術師も夜天の書に記されている“破魔の紅薔薇(ゲイ・ジャルグ)”を使って魔術を無効にしてしまえば唯の人間に堕ちる。後は心臓を突き刺してしまえば肉と血で出来た肉塊が残るだけだ。

 

「君に会いたいよ・・・・・ジャンヌ」

 

秋は部屋を照らす月を涙を流しながら眺めていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

『春華。僕と君が生きている世界も、見ている世界も違うんだ。だから、2度と此処に(伽藍の堂)に来たらダメだ』

 

家に帰った春華は自身の部屋のベッドに顔を埋めながら秋に言われた言葉を思い出す。

 

「(秋・・・・・どうして、どうしてそんな事いうの?)」

 

春華は秋に依存している。春華にとって家族はISが世に出てから持て囃される姉でもなく、同じ歳で好青年の皮を被って裏で何をしているか分からない兄でもなく、秋だけだと思っている。秋が行方不明に成ってからは一年以上落ち込んでいた。

 

「(ダメ・・・・・ダメなの。私は秋が居ないと何も出来ないんだよ・・・・・私を一人にしないでよ)」

 

春華は起き上がり、体育座りになりながら枕を抱き締める。

 

「(・・・・・逃げちゃダメ。秋が魔術師って存在で人を殺したのも本当。なら、私はその事実を受け止めなくちゃ。だって、私は“秋のお姉ちゃん”だもん!)」

 

春華は枕をベッドに投げ捨てて立ち上がる。

 

「よし・・・・・!」

 

春華はクローゼットから旅行用バックを取り出し、荷物を詰めていく。

 

「待っててね、秋!」

 

織斑春華。座右の銘・思い立ったが吉日

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

春華が秋の事実を知った翌日。秋は変わらず自身が通っている中学校で授業を受け、放課後にまで時間が過ぎた。秋は今夜も死徒狩りに行くため速めに帰ろうと、下駄箱の前にいる。

 

「(今日も黒鍵15本あれば充分かな)」

 

秋は靴に履き替え、上靴を下駄箱になおして昇降口から出ていこうとする。

 

「あ、秋君!」

 

すると、呼び止められた。秋は振り返るとそこには水色の髪に紅色の眼をした2人の少女が立っていた。

 

「更織さんに更織先輩・・・・・」

 

更織楯無と更織簪。更織楯無は秋の1つ歳上の先輩。更織簪は秋と同級生。そして、2人とも古くから続く魔術師の家系だ。

 

「もう!楯無で良いって言ってるじゃない!たっちゃんでも可」

 

「私も簪って呼んでほしい」

 

実はこの3人。かなり古くからの付き合いだったりする。

 

「君たちもしつこいよ。絶対に呼ばないからね」

 

この名前を呼ぶ呼ばないの攻防は初めて会ったときから続いている。

 

「そういえば布仏さんは?」

 

「本音は風邪で休んでる。私の魔術の練習でびしょびしょになったから・・・・・」

 

更織家の魔術属性は水。稀に他属性の魔術属性を持った子供が生まれる。

 

「あ、秋君。黒鍵の補充は必要ない?」

 

「大丈夫だよ。最近は食屍鬼と吸血鬼の成り立てとしか戦ってないから補充の必要は無いよ」

 

秋は死徒を聖堂教会の代行者と同じ方法で葬っている。稀にとある英霊の宝具の弓と魔術で視力を強化、黒鍵で狙撃する事もある。そして、黒鍵の補充、魔術師討伐の依頼などは更織家から秋に流れるようになっている。

 

「ごめんなさい。貴方にばかり汚れ仕事を押し付けて・・・・・」

 

「別に良いよ。僕がしたくてしてる事だから」

 

本来なら冬木市一帯に入り込んだ討伐対象の魔術師は更織家が抹殺するのを先代の“更織楯無”が娘達の手を血で染めさせない為に秋を雇った。楯無と簪はその事実に負い目を感じている。一方の秋は実戦経験を積める事と魔術師を殺れる事で充分満足している。

 

「それでもよ。私たち姉妹は貴方に感謝しているの。それだけは分かっていて欲しい」

 

「うん。だから、私の名前を呼んでほしい」

 

「はぁ・・・・・取り敢えず感謝の気持ちは受け取っておくよ。名前は呼ばないけど」

 

何だかんだでこのやり取りを秋は気に入っている。3人は話ながら正門を出てすぐの交差点で止まった。

 

「あ、更織さん。魔眼の調子はどう?頭痛とか無い?」

 

「大丈夫。橙子さんがくれた“魔眼殺し”のお陰で体調に問題ないよ」

 

「そう。体調が悪くなったら伽藍の堂においで。先生にも言っておくから」

 

「うん。ありがとう、秋」

 

簪は先天的に魔眼を持っている。魔眼の名は“近未来視の魔眼”。数秒先の未来を視ることができる魔眼。

 

「しゅーーーーーう!!」

 

信号が変わるのを待っていると向かい側の歩道から秋を呼ぶ声が聞こえた。秋は向かい側の歩道を見ると眼を見開いた。

 

「は、春華・・・・・!」

 

珍しく秋は動揺してしまった。楯無と簪は動揺している秋を不思議そうに見ている。向かい側の歩道には膝下までのスカートに長袖のブラウス、その上からコートを羽織っている。肩に旅行用バックを下げ、キャリーケースを引っ張っている春華がいた。

 

「ごめん!先に帰るね!」

 

秋は信号が青に変わると走って向かい側に行き、春華の腕を掴んで走り去って行った。

 

 

「・・・・・秋。名前で呼んでたね」

 

「ええ・・・・・呼んでたわね」

 

残された2人の回りには嫉妬の嵐が吹き荒れていた。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

伽藍の堂に春華を強引に連れていった秋は春華に詰め寄った。

 

「どうして僕が通ってる中学が分かったの!?」

 

「蒼崎さんが教えてくれたんだよ」

 

「はぁ!?先生が教えた!?本当なんですか先生!!」

 

秋は煙草を吹かしている橙子に聞く。

 

「ああ、私が教えた。何か問題あるか?」

 

橙子は悪びれずに言った。

 

「問題だらけですよ!!どうして教えたんですか!?」

 

「弟子のメンタルケアは師匠の役目だからな。電話番号を教えておいた」

 

昨晩、橙子は春華を追って伽藍の堂の電話番号を教えていた。

 

「秋。私は秋が魔術師って事も、人を殺したって事も受け止めたの。だから、私は秋の側にずっと居るよ。秋を独りになんてしないから!」

 

その言葉は春華の決意。愛した少年の事実を受け止め、独りにしない為の決意。

 

「もう、勝手にしてください!!」

 

秋は事務所の自室に入っていった。

 

「今日からよろしくお願いします、蒼崎さん」

 

「ああ。部屋はバカ弟子と一緒で良いだろ?」

 

「はい!」

 

春華は満面の笑みを浮かべながら秋の自室に入っていった。

 

「やれやれ・・・・・この事務所もだいぶ賑やかになったな」

 

そう言う橙子の口元は笑っていた。




更織家を魔術師の家系にしてみました。あと、秋は無関係の人間は殺しません。殺すのはあくまで討伐対象の魔術師だけです。


名前・織斑春華

年齢・14歳

身長・150㎝

秋の姉。重度の(秋限定の)ブラコン。秋の事が好きすぎて伽藍の堂に転がり込んだ。とある平行世界では男。


名前・更織楯無

年齢・15歳

魔術属性・水

更織家現当主。日本の暗部“更織家”を若くして受け継いだ才女。ただし、魔術師としては妹の簪の方が上。
更織家の特権の自由国籍権を使用せず日本国籍のまま。とある平行世界ではロシアの国家代表。秋に好意を抱いている。


名前・更織簪

年齢・14歳

魔術属性・水

魔眼・近未来視の魔眼

先天的に魔眼を持って生れた少女。魔眼と魔術を併用することで圧倒的な戦闘力を誇る。秋曰く「戦いたくない相手」。とある平行世界では日本代表候補生。秋に好意を抱いている。


近未来視の魔眼

相手の数秒先の未来を読み取る事ができる魔眼。

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