いじめ?俺には関係無いな 作:超P
多忙ってのは恐ろしいもんで、ハーメルン利用してたって事すら忘れさせる。
とりあえず思い出したのでまた再開しますよっと。
教師なんてロクなもんじゃない。
そんな事は10年以上前から知っている。
子供に対して教鞭をとる職種だ。
それなりに学が必要で、学以外にもカリスマ性だったり指揮能力だったり、コミュ力だったり、いろんなことが必要とされる。
建前上、生徒の模範となるべき姿の教師ってのは立派でなけりゃならない。
だから 『率先して生徒を孤立させる』 ってのはどうかと思うぜ?
先輩方から受けた教育の傷跡、それをそのままの状態で教室にはいるべきじゃないってのは分かる。
だがそれで怒鳴りつけるのはなんなんだ?
俺の中で最も模範にしたくない教師No. 1だよ……
早退を余儀なくされた俺は仕方なーく、唯一を俺を受け入れてくれる愛すべき我が
「さーて……やることやりますか」
ここ数日まともにできてなかった溜まった仕事をこなす。
「先ずは…………えーっと、これか」
手に取った物は送られてきたばかりの手紙、差出人の名は「玉木」
『久しぶりですね、達也くんお元気ですか?
私の方はもうすっかり体調も良くなり出産後の問題も何とかなりました。
この子も達也くんの考えてくれた『楓』という名前で呼ぶと喜んでくれて、それを見ると私はとても嬉しく思います。
あれからもう一年以上経ちますが…達也くんは未だに考えを変える気は無いのでしょうか?
と、いうのは無駄でしょうね。
達也くんの選んだその生き方はとても辛いものだと思います。
人の幸せを願う優しい君は、自分の幸せを考えられる事ができない。
前の私とは正反対ですね……本当はそんな君が楓のお父さんになってくれたら、と思っているのですが…
まぁ、それはまたの機会に。
お祖父様から聞きましたが達也くんのお祖母様が体調を崩されたのだとか。
あまりお祖母様に良い印象は持っていないのでしょうが…それでも君がお祖母様の孫である事に変わりはありません。
偶には見舞いにでも行ってあげてください。
最後に
もし、未来ちゃんのように辛い現実に押しつぶされてしまうような方がいたら連絡をください。
私は君の味方です、いつでも頼って下さいね?
いつか如月になりたい玉木祐子より
』
「………いや本当に押しが強いなオイ」
この人は本当にいつでも押しが強い。
俺の2つ上の先輩で、子持ちの大学生。
元はこの近くの高校にいたがとある生徒のせいで妊娠をしてしまい、堕ろしたくないという本人の願いを尊重して、俺と祖父さんが遠くの街へ送った。
確かに父親がいないよりはいた方がいいとは思うが…
ともあれ元気なら良かった。
「………もう一通の手紙は」
先出し人の名は「未来」
『元気かな?
私は今、通ってる女子高の寮からこの手紙を書いてるよ!
前は辛かったけど…今はこっちで楽しくやってるからね!
先生も、もちろん生徒も、みーんな女の子ばっかで全然怖くないよ!
そのうちイケナイ恋が芽生えそう……なーんてね!
私、最近はいろんなことを勉強してるの。
アイドルはもう無理だけど……踊るのは好きだからいっぱい練習してるの!
将来はダンス講師になりたいんだ……だから上手くなったら私のダンスを見てね?
普通に恋したい未来より
』
「………同じ手紙でもここまでアピールに差が出るんだなぁ」
どんな内容の手紙でも、手紙を読んでいるだけで嬉しく思える。
自分は愛されてるなぁ、そんな気分になれる。
幸せだ
殴られただとか、嫌がらせを受けただとか。
そんな些細な事全てがアホらしく思えてくる。
今自分は幸せで、前を向いて生きてるよ、ってそんな知らせを受けられる。
それだけでも本当に嬉しいものなんだなと、実感する。
体の損失
左肩裂傷、右の人差し指と中指共に骨折、左鼓膜破裂、全身打撲、全身切り傷
経済損失
学生鞄及びその中身、外履き、ケータイ損害
こんななりでも全然不幸だと思わない。
あぁ、生きてるって幸せなんだなぁ
ちょい短いかな?って思っても書き足さない。
理由?そんなもん書き方と設定を忘れたからだよ。
次どんな話書こうかな……誰かなんかありません?