現代人 in エド in ONEPIECE   作:アディオス

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無法者は天使が住む島でも犯罪者な28話

 

 

 

 

「えっ、不法入国者!?」

 

コニスが驚いたように声を荒げた。

全くきな臭い事になってきたようだ。治安維持隊だという軍隊が現れてから、ひと時の平穏は崩れた。匍匐前進でやってきた彼らは急に俺たちを犯罪者扱いしてきたのだ。

 

「そうです。入国料を支払わなかったとアマゾンさんから報告がありました。被疑者は八人。そこにある船に乗ってきた事は把握済みであります」

「そんな、皆さんが不法入国者だなんて……」

 

パガヤが顔を青くしている。糸目であるからかあまり表情が変わっていないように見える。口を覆うふっさふさの髭も相まって。

事の起こりは昼メシを食べながら、この国の“神”とやらの話を聞いた後だった。ベランダから見えていたはずのウェイバーに乗ったナミが消えた為に、ゴーイング・メリー号を置いてある浜辺へと戻った。そこまでは良かったのだが、急に現れた雲の模様をした服を着ているホワイトベレー部隊がやってきて、冒頭に戻るというわけだ。

不法入国者という言葉に嘘はない。この島に来る前に通った門で出会った婆さんに、通っても良いが入国料一人10億エクストルを払え(払わなくて良いとは言っていない)と言われたのは覚えている。きっとその事なのだろう。他のみんなも払わなくて良いと言う言葉について言っているが、今やそれを確かめる方法はない。報告したのはあの婆さん、そして犯罪者の言葉に耳を傾けないのはいつの世も同じだ。俺たちが入国料を払わなかったという事実だけが残った。

 

「でもよ!おれたち青海から来たばかりなんだ!いきなりエクストルとか言われても、わかんねぇよ!」

「それは失礼。エクストルとはこの国の通貨、青海の1ベリーは空島での1万エクストルとなります」

 

つまり、入国料10億エクストルは10万ベリーだったわけか。十億とか言われて動揺している時に払わなくて良いとか言われたら安心して払わないよな。悪質な詐欺だ。

 

「ですがご安心を!このままでは皆さん犯罪者になってしまいますが、入国料の十倍支払っていただければ、貴方達はただの観光客となるでしょう」

「つーことはだ、一人100万ベリー……全員合わせて800万ベリーか……高いわ!!」

 

高いな。ただでさえ空島という下の常識は通じない場所で、せっかく来たのに金払えとかどこの悪徳業者だ。俺でも払いたくねぇな、それなら犯罪者になる。

というか、日本の罰金でもそんなにはいかねぇぞ?個人単位での話だが。

 

「何をおっしゃいますやら。文句を言うのであれば最初に80万ベリー支払って頂ければ良かったものの」

「それでも高ぇっての!!」

 

サンジが吠えた。

確かに高い。とても高い。観光客とは金を落とす生き物。最初の入国料でそんなに搾り取っていれば、町で色々なものを買ってくれなくなるぞ。せっかく空島に来たのに、入国料高すぎて何もできませんでしたじゃ嫌だろうに。経済が回らない。これも青海との距離が故の交流の断絶が原因だろうか。

そもそもここ、他の空島とさえ交流がなさそうだ。神の住む島、エンジェル島に住む羽根の生えた住民達。人々が思い描く天国のようであり、神に支配されるこの場所は地獄のようなものだ。何処が地獄か?だって厳しすぎる法律なんて地獄のほかないだろう。

 

「(ま、元から犯罪者な俺たちには関係ないのだろうが……)」

 

でも犯罪者にされたら動き辛くなるのは確かだ。ここは穏便に入国料を払った方がいいだろう。もし勿体無いなら空島を出るときにこっそりと奪えば良い話だからな。

そうして事を起こしたくないウソップの提案でナミを待つまでに暇を潰すことになる。各々がやりたい事をし始める。ウソップとチョッパーがする釣りとやらに混じっても良いが面倒なので目を閉じて寝た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

余程疲れていたのかスッと寝落ちしてから、気づけばマッキンリー隊長とやらが気絶して倒れていた。

 

「どういう状況だ?これ」

「今起きたのかよ」

 

ゾロが呆れたようにこちらを見てきた。いつも寝ているお前に言われたくはないが、いつのまにか進んでいた話についていけなかったことは申し訳ないとは思う。

周りを見ればいつの間にかナミが帰って来ていた。ゾロにマッキンリー隊長が何故倒れているのかを聞くとナミがしたらしい。あまりの多額請求に怒りが沸点を超え、理性をなくしたそうな。成る程、ナミらしい。

 

「んで、職務執行妨害及び暴行罪ってところで晴れて犯罪者てなわけか」

 

そうだと頷かれる。

マッキンリー隊長がタンカーで運ばれて行くのを見送りながら、仲間達とどうするかどうかを相談する。満場一致で逃げるという選択肢を選び、それぞれ独自の方法で船へ乗っていく。俺も例に漏れずに船に乗ったが、肝心の船長と航海士がまだ乗っていなかった。

何してんだあいつらと呆れてるが、ルフィは頑固として動かない。どうやらコニスとパガヤが罪に着せられるのは嫌らしい。確かにここで逃げたらきっと二人を罪に問うだろうな。たまにわかったかのような事を言うからこそこの船長は侮れない。

神の住む島アッパーヤードへ実際に行って来たナミは“神の裁き”とやらを直に見たのだろう。血相を変えてルフィを説得しようとしている。でもこうなったルフィをどう説得しようと連れ出そうとしても、頑として動かないのはこの船に乗っている全員が知っている。けれどそんなルフィをずっと説得しているナミを見て、あぁと青い空を見上げた。こんな場所でそれほどヤバイものがあるのかと。

 

「ルフィ!!」

「やだ」

 

頑固な子供のようにやだと言い続けるルフィがずっと見ていたパガヤの家から目を離し、左方向に振り返った。思わず俺も見ると、そこには負傷して少し瀕死なマッキンリー隊長が。流石高度10,000メートルで生活しているだけあるな、筋肉付いてるし並みの海賊では太刀打ちできなさそうな強さだ。

 

しかしまぁ、手遅れってわけか。

 

俺の予想通りの罪を言われ、晴れて第五級犯罪者とやらになった俺たちをどうやら引っ捕らえるらしい。此方に逃げて来たナミではなくて、近くにいたルフィを初めに捕らえるらしいが……正直それは悪手だ。何せ一億ベリーの賞金首だからな。空島までは伝わっていないだろうが。

結局一網打尽にされてしまったホワイトベレー部隊は退散することにしたらしく、匍匐前進ではなく匍匐後退で帰って行った。いや、歩いて帰れよ……危ないだろあれ。

 

「で、どうすんだ?あの隊長が言うには第二級になっちまった感じだが?」

 

メリー号からふかふかの浜辺へと降り立つ。ドライヴでの移動ももう慣れたもので、スムーズに行けた。

 

「どうするも何も、逃げるのよ!追っ手が来る前に!!」

「ナミの意見に賛せーい!」

 

ナミとウソップが口を揃えて逃げるんだと言う。まぁ別に航海士の言うことに文句はないけれど最終的に決定するのは船長だ。ちらりとルフィを見ると、此方に歩いて来ている。ナミの言葉に従うのだろうか?

 

「おれぇ、神の住む島行ってみてーなぁ〜」

「じゃ行くか?」

「何でそうなるのよッ!!!!」

 

あ、ルフィとゾロが殴られた。ナミは強いなぁ……不用意な発言はやめよう。

結局のところ反対意見はナミがいる手前なくなったも同然で、空島の滞在時間は数時間という僅かな時間だけになりそうだ。普通は一日、二日はいるもんだがこうなってしまえば関係ない。

船に戻る組と、最後だからとパガヤの家へ料理やら材料やらを調達する組へと別れた。ルフィ、サンジ、ウソップ、俺は調達する組でその他が船に戻る組だ。あのナソードを改良する為に部品が必要だからな、あるかどうかはわからねぇが行ってて損はないだろう。

 

「何だぁ?エドもこっち来んのか?」

「あぁ、お前と同じく部品調達にな」

「お前もか!あの変な奴直すのか?」

「変なのじゃなくてナソードな。動力源を何とかすれば直るんだが……それには少し改造、いや改良しなくちゃならないからな」

「へぇ!」

 

ウソップが興味を持ったようだ。まぁお前も好きそうな奴だしな、ナソード。ロボットは全世界の男の憧れである。憧れるような見た目でもないけれど、寧ろ可愛い系であるけれど。

直したら見せてくれよ!と言うウソップに一番に見せてやると約束する。オレは科学者だが、主にナソードについてしか詳しくない。その他の事に関しては本職に比べれば素人だろうが、所謂器用貧乏な彼とはよく話が盛り上がる。

ウソップと何を分けてもらおうかと相談していると家に着いたらしく、早速とばかり部品を持って来てくれたパガヤには頭が上がらない。犯罪者だとわかっていても持て成すその心はとても良い人に当てはまるだろう。善人みたいな顔してるしな……腰が低いし。

サンジは残った料理を弁当に詰め、ルフィはつまみ食い、俺とウソップはパガヤが持って来てくれた部品を並んで見ていた。

ドライヴでオレの予想通りに改良するならばどの部品が必要かをスキャンしながら、手当たり次第に探る。

空島にも金属加工機はあるのだろうか。普通にビスやらネジやらがある。そもそも不思議に思っていたんだが、金属や何やらを加工する技術があるのならば、電気の代用エネルギーがあるのならば、軍艦は木製じゃないものを作れるし、今よりも生活はもっと豊かだ。世にあるピストルなんて物は全部同じものだが、もっと改良するとか言う努力が見られない。ずっと同じものしかない、成長が見られないと言うのはおかしい。まるで成長しないように世界が人々の意識を留めているかのようだ。

そもそも古代兵器が今の戦力よりも強大だと言う時点でお察しだ。それで一度人類の技術は滅び、また歩み始めたのだろう。それこそ一から。多分、その滅びた原因が空白の百年。そしてその前からある技術だったが一緒に滅びたのがナソードだろう……多分。

ドライヴの記録を見れば済む話なんだろうが何故か閲覧禁止になっているし、そもそもこの世界でエドが何していたかなんてまるで知らない。それこそ見ればいんじゃね?と思いがちだが、閲覧禁止なのは俺がこの世界で意識を持った時から前の記録だ。わかるはずもなかった。

 

「おい!メリー号の様子がおかしいぞ!!」

 

休憩がてらバルコニーに出たウソップがそう叫んだ。その必死な表情に本当に何かがあったのだと察せられ、慌ててバルコニーへと出る。遠目ではわからないが確かに船体が微妙に左右に揺れている。ここからそう見えるのだから、その場ではとても激しい揺れなのだろう。

やがてメリー号は逆走していき、何かに運ばれていることがわかった。そしてそれが何かパガヤが知っているようで、青ざめた顔であれは!と驚いていた。

 

「おっさん!なんか知ってんのか?」

「あれは空島名物、超特急海老!神の使いと呼ばれる神聖な生き物です」

「あのデカブツが!?」

「エビ!焼いたらうめぇかなぁ?」

「とんでもない!バチが当たります!」

「で、どこ行くんだ?」

 

結局行き先を聞いてないなとパガヤを見ると、彼は真剣な顔で説明をしてくれた。

 

「超特急海老は先程も行ったように神の使い。運ぶ物はいつでも神への供物。なれば、彼らが運ばれる場所は生贄の祭壇でしょう」

「「生贄!?」」

「すいません、地図はありますでしょうか?」

 

ウソップが青海で拾った地図を持ち出す。パガヤはそれを見ると、ある一つの場所を指差した。台形の塔のようなもの……即ち祭壇だ。

 

「ここが生贄の祭壇です。ここに行くにはダイヤル船でミルキーロードを渡る他ありません」

「陸地から行くのは無理なのか?」

「えぇ。この地図と現在のアッパーヤードの違いは島中に巡らされたミルキーロード。徒歩で行くにしても途中で当たってしまうかと、すいません」

 

神への供物がメリー号含め乗っていた奴らだとすれば、神に試されているのはここにいる四人だとパガヤは言った。その言葉はまるで最初から台本があるかのようで、常に定められたことなのだとわかってしまった。

つまり俺たちは嵌められたと言うことになる。まんまと神の試練とやらに挑む羽目になるとはな。

 

「アッパーヤードに住む四人の神官たち。それぞれが、紐、玉、鉄、沼を司っていると言います。きっと乗り込めば最後、どれかの試練を受けなくてはいけなくなるかと、はい。すいません」

「関係ねぇよ、全部ぶっ飛ばせばいいんだろ?」

 

なら簡単だと笑うルフィに同感するサンジ、一人震えるウソップ。そんな三人に苦笑しながら、なら俺はと立ち上がった。

 

「エド?」

「お前らがいれば神官とやらが来ても大したことはないだろ?」

「おう!ねぇ!」

「ないな」

「いや!あるわ!!」

 

ウソップの言葉は無視しよう。お前もやる時はやる男だとみんな知ってるぜ。

 

「なら俺は先に彼奴らを追いかける。心配なんだろ」

「ナミさんとロビンちゃんがな」

「いや、チョッパーとゾロも心配してやれ」

「それにこっちの状況を伝えなくちゃならねぇ。連絡役としてこれ以上の適任はいねぇと思うが……どうだ、キャプテン?」

 

電伝虫と子電伝虫を買えって話だが、何せ貧乏海賊……連絡手段を買うより食料費に先に目がいってしまう。

そんな貧乏になっている原因ナンバーワンなルフィに口角を上げて笑ってやると、笑顔で頷いてくれた。そうこなくっちゃな!

 

「よし!行け!エド!」

「アイアイサー」

 

軽くジャンプしてベランダの縁に飛び乗るとパガヤとコニスが慌てて止めに来る。振り返ると彼らは親切心からか心配そうな表情を浮かべていた。

 

「すいません!先程も言った通りアッパーヤードはミルキーロードで阻まれています!」

「そうです!ダイヤル船も無しでどうやって!」

 

どうやってって、そりゃお前。

 

「飛んで、に決まってんだろ」

 

そのまま倒れるようにベランダから飛び降り、駆けつけてくる優しい親子に鼻で笑いながら態勢を整えてから不可視にしていたドライヴを元に戻し飛び乗った。

勢いはそのままに更に加速してエンジェルビーチを通り過ぎる。

 

「クク、アハハハハ!!」

 

途中でちらりと飛び降りた場所を振り返ると何とも間抜けな顔をした親子を見てしまって、俺は吹き出すように笑ってしまった。

 

「(あー、楽しい)」

 

久し振りの空中飛行はとても楽しいものだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

アッパーヤード上空、神の屋城。

 

「ん?」

 

むしゃりと比較的大きな林檎を丸ごと齧った音が響く。赤く実ったそれは瑞々しく、見るだけでそれなりのブランドがあるであろう物だと素人でもわかるものであった。

そんな贅沢品をまるで気にする事もなく一つを食べきった男は周りに侍女を侍らせ、優雅に寝転んでいた。侍女の一人が林檎の芯を受け取り新しいのを渡し、もう一人の侍女は大きな団扇でゆっくりと男を扇いでいた。

神の屋城でこの国で最上級とも言える扱いを受けるのは当然、神のみ。即ち、この男は現神ゴット・エネルである。

神とゴットで意味が被っているとかは、言ってはいけない。

 

「どうなされました?この国の神よ」

 

そんな神の向かい側にいるのは、エネルに負けるに劣らず目立つ格好をした男。水色のメッシュが入った鈍い銀色の髪を揺らしたその男は、豪華なローブが自身が立っている島雲に付くことも気にせず、優雅にそして皮肉げに神の機嫌を伺う。

そんな男にエネルは独特の笑い声をあげながら、喜べと男を見下しながら口を開いた。

 

「ヤハハ、お前が言っていた青海人の男とやらが此方に来るみたいだぞ?」

 

その言葉に男は驚く。まだ来るのは先だと思っていたからだ。今までの経験と彼の性格からして自分から乗り込むことはないだろう、と予想していたのだが……見事に外れたようだ。

悔しいやら面白いやら、前までなかった感情を心の内に浮かべながら男は笑顔を貼り付けエネルを見た。

 

「そうですか、思ったよりも早いですね」

「お前の予想では、あの麦わらの男と一緒に来る、だったか?ヤハハハ!見事に外れているな!ハハハハハ!」

「えぇ、彼を理解していたつもりですがそうでもなかったようで。まだまだですね」

 

他人の感情を理解するのは自分に感情が宿ったとしても難しい。前よりは比較的理解できるが、やはり同じような性格である彼だけはどうにも。

 

「(エルスの様な、真っ直ぐな性格ならば分かりやすいのだが……仕方がない。予定より早いが変わりはないのだ、行くとするか)」

「ん?何処へ行こうと言うのだ」

 

心の中でため息を吐いたあと、踵を翻そうとしてエネルに呼び止められた。身体を動かす前だったのにも関わらず、何処かへ行こうとした事が相手にはわかってしまったらしい。内心眉を顰める。

 

「(思ったよりも厄介だな、心網(マントラ)とやらは)……彼が此方に来ると言うことなので、挨拶をと」

「今はやめておけ。そうだな……明日だ。明日、会いに行っても良いぞ」

 

まるで命令するかの様な言い草に男は怪訝そうな表情を浮かべる。

 

「……ワタシは貴方に仕えたつもりはなかったのですがね」

「言葉を慎め!神の御前であるぞ!」

「あぁ良い、良い。堅苦しいのは今はなしだ。それに私が話しているのだ、入り込んでくるんじゃない」

「も、申し訳ありません、ゴット」

 

男に向かって吠えた神使は他ならぬ神によって下がらされた。

そんな神使を一瞥してからエネルは男に振り返り、楽しげに笑う。寝転んだ状態から起き上がり脚を組み座った。

 

「明日、サバイバルゲームを行おうと思っていた。予想だが、今までの周期から見て今日にでもシャンディアが攻めてくる。今日は青海人への試練があるから無理だが、明日は試練のテリトリーを無くし、そして神兵達を送り込むのだ。さて、どうなると思う?」

 

問いかけるようで問いかけていないその言葉に男は眉を顰める。不躾な態度に、男はエネルに対しての好感度が下がりっぱなしであった。

そもそも他の神の使いであった男からすれば、この神は確かに“神の様な性格”ではあるがかつて男が信仰していた神とはまるで違う。嫌悪感は元からあったと言って良いだろう。

 

「ヤハハハ!お前にも参加してもらうつもりだ。勿論、あの男も参加する。まぁすると言っても、私が勝手に決めることなのだがな。ヤハハ、神の決定だ。誰も文句はあるまい?」

 

どうやら男に拒否権はないようで、仕方なくと言った風にお辞儀をして男は立ち去る。

残ったのは機嫌良さげな神と、彼らのやり取り戸惑っていた神使達、そして我関せずとずっと神の世話をしていた侍女のみであった。

 

 

 

 




最近エルソードとコラボすると風の噂で聞いたグランドチェイスというソシャゲをしているんですけど……一体いつになったらコラボするのか……いや!遅くても良い!石の貯蔵はまだ充分ではないから!コラボ来たら絶対エドをお迎えするんだ!私!(フラグ)

でもま!コラボしてもエド実装されない可能性もあるんですけどね!

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