現代人 in エド in ONEPIECE   作:アディオス

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天才科学者はこの海に何を求める2話

 

 

 

 

 

 

 

 

さて前回からのどうしたかって言うと…え?メタい?うるせぇ。

 

結論から言うと麦わらん家にお世話になることになりました。

 

まさかの麦わらのルフィさんですが…まぁ死にそうなことがあっても多分生きてるだろうという生存ルート。死にそうになってもだ!!!

さて、どうやって俺がこの船に乗ることになったのかと言うと…ぶっちゃけ勧誘されました。

 

それは雨が降り出してからのことで、港に向かって歩いてると雷が後ろの方で落ちたんだよ。知ってたけど、いきなりだと驚くもんで慌てて後ろを振り向いて雷が落ちた方角見てたんだけどね、何秒後かにルフィとその仲間ゾロとサンジが走って来てて…あ、ウソップ達は雷落ちる前に俺の横を走り抜けてったよ。エレファントホンマグロを背負って、デカイよね、あれ。

あ?話それてるって?あー、うん。それでな、ルフィ筆頭に走って来てるわけだ…その後ろに海軍を引き連れてるわけだ……俺はなりたくなかったけど賞金首なわけだ。どうなるかわかるだろ?

 

一緒に逃げた。

 

まぁ、細かく言うと海軍が『あいつは!狂気の科学者!なんでこんなところに!?』みたいなことを口走ってたから、捕まるわけにもいかず逃げなきゃならないわけだ。

最初は走ってたけど、ドライヴがあることに気づきそれに乗ったわけだが…いつの間にか並走してたルフィに。

 

『お前、面白ぇな!仲間にならねぇか!?』

 

と勧誘されちまったわけだ。

んで、俺も海軍のセリフからどこの海賊団にも所属してなさそうなので、これから生きて行くのに困ってた俺としては断る理由もなく。

 

『おまっ!こんな時に勧誘なんか!』

『いいぞ』

『『いいのかよっ!!』』

『しっしっし!』

 

ゾロとサンジに盛大にツッコミを貰い、ルフィは笑っていた。

其の後出会ったスモーカーを振り切り(東の海で悪魔の実と言う名を知ってる人が少数なのにロギア系とかホント初見殺し)、ドラゴンの助けもあって麦わら海賊団の船、ゴーイングメリー号に乗り込み慌ただしく出発した。

 

んで、今はレッドラインに向かってる最中なのだが……俺の前で話し合い?が行われている。

 

「ルフィ!聞いてるの!?」

 

ナミさん、スタイル細すぎませんかね。折れない?その腰。何キロなの?気になる。

 

「あいつもいいって言ってるし、別にいーじゃんかよぉ」

 

そしてルフィさん、鼻ほじくりながら答えないでください。俺はその程度なのか?そういうことじゃない?ただのクセ?やめろよそのクセ、汚い。

 

「どっかで見たことあるような顔してんなとは思ったが…」

 

こんな時まで筋トレしてるんですね、ゾロさん。色んな意味で貴方凄いよ。

 

「見せろって…はぁ!?9000万!?」

 

それ、俺のポケットから取った手配書だよね?皺くちゃだな。

そしてサンジさん、驚いたのは俺もなんです。いくらなんでも最弱の海と言われる東の海で9000万はちょっと。

 

「よ、よよよよぉし!今から取り調べを行う!!」

 

ウソップ、無理しなくていいんだぜ?そりゃドライヴの操作方法、分かってる俺としては取るに足らん相手だが…ほぼ一般人だもんな、君。

で、どこから出して来たその机と椅子。俺は最初から座ってるけど。

 

「まず!名前は!?」

 

お、おう。手配書に載ってるのにか?

 

「エド」

「歳は?」

「16」

「出身地は?」

「東の海」

「その後ろに浮いてる奴は?」

「ドライヴだ」

「お前能力者なのか?」

「………………多分違う」

「なんでそこだけ応えるの遅いんだよ!!」

 

いやだってわからんし。

因みに俺の身長は168cm(エルソード公式設定)…ナミさんより少し低い程度。………あれ?涙が…?

 

「おめぇ、俺より年下なんだな!」

 

そりゃね、16ですから。17歳のルフィさんより年下ですよね。

それより聞きたい。何でみんな背が170を超えてんのかな?おかしいよね、おかしい!絶対!おかしい!

 

「ふーん、9000万だからどんな奴かと思えば、やっぱりまだガキじゃねぇか」

 

あんまり歳変わらないよね?吹っ飛ばしていい?このマリモ頭。

あ?だめ?そう。

 

「まぁ、ルフィが決定したことだしね…クルーの私たちにはとやかく言う必要ないわ…それよりレッドラインよ。サンジ君!舵取って!」

「はぁい♡ナミさ〜ん!」

 

愛の奴隷ことサンジが舵を取るために室内へと入っていく。

目をハートにするって初めて見た。すげぇ、どういう原理なんだろ。気にしてもしょうがないけど。

 

「おいガk「エド」……エド、お前の実力どんなものか試させろ」

 

え?は?それは決闘の申し込みで?

 

「それって決闘か?」

「決闘より、手合わせだな。そんな形式ばる必要はねぇ」

 

その前に何言ってんだ、ゾロさんよ。

このは船の上、俺はどうかわからんがお前は絶対マストを斬りそうだよな?

 

「別にいいが、後にした方が良さそうだぞ?」

「あん?」

 

だってほら

 

「でっけぇーー!」

「雲突き抜けてるじゃねえか!」

「これがレッドライン…」

 

そうレッドラインに着いたんだから。

尋問も後にしようか?海流に乗ったのかわからんが、段々早くなってるぞ。

 

「んじゃ、決意表明といこうぜ」

 

といってウソップが一つの樽を持ってきた。

決意表明?あー、あれか。

わらわらと散らばっていた麦わらの一味が全員集まる。あ、俺は動いてないよ。

 

「俺は屈強なる海の戦士になるために!!」

 

おう、ウソップはぶれないな。

 

「俺は海賊王に!!」

 

なるよ、きっと。ルフィならな。

 

「俺ァ、オールブルーを見つけるために」

 

オールブルーな、いいねぇロマン溢れる。サンジの手料理食えるかね?

 

「私は世界を回って世界一の海図を書くために」

 

ナミの書いた海図、いつか買うよ。

 

「俺は大剣豪になるために」

 

ゾロは凄い剣士だもんな、なれるさ。

 

 

……なんて心の中でそう言ってみたけど、まぁこの世界では会ったばかりだ。原作知識はあれど、重要なこと以外あんまり覚えてないしな。

心の中でそう考えてると、樽に足を乗せた、一見何してんねん状態な皆さんが此方を見てきた。あのねぇ、俺はさっき加わったばかりなんですが?

視線が痛い。律儀に一つ開けなくてもいいy「早くしなさいよ、この体制キツイんだから」……はいはい。

 

俺は無言で足を乗せる。さっきあったばかりの人をこんな一味の儀式めいたのに参加させるって…ホント麦わら海賊団優しいっ…!テゥンク…!

ふざけるなって?ごめん、言います言いますってば。

さて、何を言おう。こんな俺だが、夢がない。さっきまで別世界に(精神的には)いた俺だ。当然、夢もない。

 

どう…しようか…………あ、何だ簡単なことだ…俺は今科学者だ、あの狂気の天才科学者…きっとあのエドならこういう。

 

「くっあははははははははっ」

 

突然笑い出した俺に皆ギョッとするが…無視だ。

 

俺は……。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺は-----------」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

俺がいい終わった後、船長であるルフィが勢い良く叫ぶ。

 

「いくぞぉおおお!!グランドラインへ!!!」

「「「「おうっ!」」」」

 

 

 

 

くくっ、くはははは。いいねぇ、面白くなって来た。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

さぁ、実験開始といこうかっ!!

 

 

 

 

 

 




おぉ、もう二人もお気に入り登録者がいてびっくりです。
因みに最後のセリフ、エドでゲームスタートする時のセリフです。エドのセリフの中で一番好きなのが、これなんですよね。
あとニュートロンを発動した後のボォンと言うセリフも好きです、あの余裕ですよと言いたげな感じw
いつか主人公に言わせたい。

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