ゲートの世界にHALOの軍隊が出現したら…   作:ライダーGX

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早速第1話を投稿です。


特地編
第1話 自衛隊との接触


ゲートの世界にある星の軌道上、UNSC軍大艦隊はその場所から現れ、健二は目を覚ますと見渡しの良いある観測デッキに立っていた。

それもスパルタンアーマーを着ながら。

 

「ここが…艦の中?」

 

「そうだ」

 

っと健二の言葉に返答する声が聞こえ、それに健二は後ろを振り向くと最高司令官らしき男性が立っていた。

 

「ようこそスパルタン健二。私の名はオルブ・ハレルソン。我が旗艦である『UNSCスフィンクス』へよく来た」

 

「…UNSCスフィンクス?」

 

健二は聞き覚えのない名前に頭を傾げ、それにオルブは答える。

 

「UNSCスフィンクスはあのUNSCインフィニティを遙かに上回る大きさ、そして重要な拠点である戦艦でもある。さあ付いて来たまえ、この艦を案内しよう」

 

そう言ってオルブは部屋と出ようとし、それに健二は慌てて後を追いかける。

オルブの後を追いかける健二は艦の中を隅々まで案内され。その巨大な戦艦の中を少々息を切らせながら問う。

 

「はぁ…はぁ…、どんだけデカい戦艦何だよ…?」

 

「このUNSCスフィンクスは全長約10㎞、UNSCインフィニティを5㎞以上上回っている。無論それを補うシールドもまた強力、決してこの艦に傷をつける事は出来ない」

 

「す、すげぇな~…」

 

健二はそう呟きながらオルブの後を追いかけ、そして再び観測デッキへと向かう。

 

「健二、あれを見たまえ」

 

っと健二はオルブが指差す方を見ると、その先にはUNSCインフィニティ級が七隻も居た。

 

「うわ!インフィニティ級が七隻もある!?」

 

「そうだ、この艦を中心とする他に七隻の艦が存在するんだ。その艦の内の七隻にはそれぞれ役割がある」

 

そう言ってオルブはその艦たちの役割を言う。

 

「まずは車両製造艦、現地に必要な車両を製造する為に造られた専用艦。次に航空製造艦、現地への航空支援、必要な物資運搬を必須とする航空機。それらを作るのがこの艦だ。

そして研究開発艦、あの艦は日々新しい武器や装備を開発している。無論君が着ているスパルタンアーマーもあそこで開発されている。そして次に物資補給艦、あの艦は武器の弾薬は勿論のこと、食糧や水、燃料と物資を各艦に回している。

あれがあればどんな場所でもどんな銀河系でも行く事が出来る、言わば無限補給艦と言えるだろう。そして修理整備艦、あの艦はあらゆる車両や兵器、そして武器や装備を修理する場所であるのだ。次に兵舎艦。UNSC海兵隊が暮らす必要な艦だ。あれが無ければ兵士の規律も悪くなり、問題ばかり起きる。

そして最後に基地建設艦、いくらこの艦が旗艦でもこのまま降下して基地にする訳にも行かん、そこであの艦から地上に前線基地を建設して、地上の行動、調査、作戦行動を遂行するんだ」

 

「すっげ…、そんなに必要な艦が揃っているなら当然護衛艦がある筈…」

 

「無論当然だ、護衛艦にはパリ級重フリゲート艦とオータム級重巡洋艦が数百隻以上いる。これだけの数だ、兵士も50万か100万以上の者が居れば研究員の数も10万は居るんだ」

 

「(うわ~…、凄い数)」

 

そう思い健二は再びインフィニティ級を見ていると、隣の端末からホログラフィックで出て来る女性AIが出て来る。

 

『司令、艦長が部隊の準備と基地建設の準備が整いました』

 

「ご苦労だユフィ、健二、紹介しよう。このスフィンクスの制御と管理を任しているAIのユフィだ」

 

『初めましてスパルタン健二。私はこの艦のAIユフィです』

 

「へぇ~?俺AI何て初めて見た」

 

健二はAIを見た事に感動を覚え、オルブは咳払いをして健二を呼ぶ。

 

「ゴホン!健二、急で悪いが今から君に任務を与えたいのだ」

 

「えっ?いきなり? いくら何でも無茶過ぎない?」

 

そう健二はオルブに抗議する。

彼は実戦どころか軍隊訓練を受けていないのだ。銃の方はグアムでの射撃場で数回程度あるだけ。とても実戦何て無理な話し。

 

しかしオルブはそれに笑いながら言う。

 

「ははは!心配はない! 既に神からそのスーツを受け取った際に身体にかなりの高度な訓練を入れ込んでいるのだ。その実力はアメリカ海軍の特殊部隊。ネイビーシールズを凌ぐ程の実力だ!」

 

「え…マジ?」

 

それに健二は驚きを隠せない、神様はとんでもないサプライズな能力を健二に与えていた。

 

「しかしそれでも心配と言うのであれば、地上に降りた後で射撃訓練をすればいいだろう」

 

「…そうさせてもらいます」

 

健二はオルブの言葉に素直に頷くしかなかった。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

地上に降りる為に降下艇ペリカンに向かう健二、するとユフィから無線連絡が入る。

 

『スパルタン健二、貴方はその降下艇に居るスパルタンと海兵隊特殊部隊のODSTの混合部隊、ラプターチームのリーダーを務めて貰います』

 

「スパルタンとODSTの混合部隊? 大丈夫なのかそれ?元々スパルタンとODSTは仲が悪かった筈…」

 

『心配はありません、我が部隊のスパルタンとODSTは意気投合してますから』

 

「なら良いけど…」

 

そう思いつつも健二は降下艇に乗り込むと、そこには約6名のODSTと5名のスパルタンが居た。

その中でODSTの一人の女性隊員が前に出て、敬礼をする。

 

「リーダー!この部隊の副隊長を務めますアシェリーです!宜しくお願いします!」

 

っと他の皆が一斉に敬礼をし、健二はそれに少々戸惑いを見せながらも頷く。

 

「よ…よろしく(すげぇ…、上手く出来るかな俺?)」

 

そう考えつつも降下艇はUNSCスフィンクスを出て、地上の方へと向かって行く。

降下艇の中でアシェリーは健二にアサルトライフルとハンドガンを渡す。

 

「はいリーダー、武器です」

 

「おうありがとう、…これがか」

 

そう健二は渡されたライフルを見て、決心を決めながらライフルを背中に、ハンドガンを太腿に固定させる。

 

そして降下艇は地上へと到着して、ラプターチームは降下艇から降りて、降下艇は再び空へと飛んで行き、艦隊へと戻って行く。

次にまた別の降下艇が三機やって来て、UNSC地上車両のワートホグとガウズキャノンを二門装備している『クーガー歩兵戦闘車』、そして輸送専用車両を目的として作られた定員10まで乗る『キャリゲーター輸送車』を地上に切り離して行った。

 

残されたラプターチームはまず状況確認をする。

 

「さてと…、まずは──」

 

っと健二がそう言った時にアシェリーが…。

 

「あの…リーダー」

 

「ん?どうした?」

 

健二がアシェリーの方向を向き、アシェリーが見る方を見ると。緑色の車両三台がこちらに向かって来て、その車両どちらもが『特地』と書かれていた。

 

その車両に健二はとても見覚えのある車両であった。

 

「あれって…」

 

「はい、あれってどう見ても『自衛隊』ですよね」

 

っと自衛隊車両である『高機動車』と『軽装甲機動車』に『73式小型トラック』が健二達率いるラプターチームの前に止まり、高機動車の助手席から一人の男性自衛官が降りて来た。

 

そして他の隊員は数人降りて来て警戒をしていて、それにチームの皆も警戒をしようとした。

それを見た健二はすぐにチームに警告する。

 

「待て!警戒を解け!!」

 

「リーダー?」

 

っとその男性自衛官が健二の言葉が日本語である事に驚き、その事に問う。

 

「あの…言葉分かる?」

 

「ああ、あんた等は…?」

 

「だ、第3偵察隊の隊長の伊丹 耀司だ」

 

これが健二達ラプターチームと伊丹達第3偵察隊の出会いであった。

 




短いかも知れませんが、一応本編に繋がって行く様して行きます。

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