ゲートの世界にHALOの軍隊が出現したら…   作:ライダーGX

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第21話 神からの報告

健二達が日本で行ってる間、UNSCスフィンクスではオルブ司令官が神からのある報告を受けていた。

 

「何ですと!本当ですか!?」

 

『うむ、どうも嫌な予感がしてならないのだ。どうかそちらで健二達に連絡を入れられるか?』

 

「分かりました!すぐにして見ます!」

 

そうオルブはすぐに健二達と連絡を入れる、っが健二達と連絡が繋がらず、オルブはそれに頭を傾げる。

 

「どう言う事だ?」

 

『繋がらないのか?』

 

「はい…」

 

それに神は少しばかり考える風となる。

 

『分かった、こうならばわしがレミと一緒に日本へ行き、健二にこの事を伝えてくるわい』

 

「ええっ!?神様自らですか?!」

 

『そうじゃ、別に文句はあるまい? それにあちらの日本に行けば若い女性がわんさかとうひょひょひょひょひょ~~!』

 

『楽しそうですね?』

 

っとレミが神様の隣にやって来て指を鳴らし、それに神様は顔を青ざめて行き、レミの方を向く。

 

『れ…レミ、居ったんか?』

 

『はい♪』

 

『ちょ!待ってくれ!!レミ!!』

 

プチュン

 

っと通信画面が途切れ、それにはオルブ司令官も呆れると言わん風な感じとなる。

 

「……そちらも相変わらずで安心します」

 

そう呟くオルブは椅子から立ち上がり、窓からゲートの星を見下ろす。

 

「…とうとうこちらの世界にコヴナントが…、よし…急ぎ戻させるようこちらも残っているラプターチームのメンバーに連絡するか」

 

そう言ってオルブはFOBに居るラプターチームへと連絡を取った。

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

そして健二達の方では、梨紗の家に転がり込み、追ってから逃れた事に一息する。

ロゥリィは梨紗の家に置かれている人形を見て怯える。その人形は余りにも不気味な物ばかりであったからだ。

 

「うわぁぁぁ…! ここにもハーディが…!!」

 

そんな中でレレイは本棚に置いてある大量の本を見ていて、ピニャとボーゼスは少しばかり薄い本を手に取っていた。

 

「おお…!これも本か!」

 

「見た事ない薄さですね!」

 

ボーゼスの言葉に頷くピニャ。

そして伊丹は梨紗に事情を話し、健二は富田とブライアンに窓から少しばかり様子を見よとの指示を送っていた。

 

「と言う訳」

 

「ん~、事情は分かったけど…何で?」

 

「え?」

 

伊丹は梨紗の問いに頭を傾げ、梨紗は呆れると言わんばかりに言う。

 

「何でそんなあぶない話にアタシを巻き込むかな?」

 

「そうですよ、元奥様とは言え民間人ですよ?」

 

富田も梨紗の言葉に賛同するかのように言い、それには伊丹は苦笑いするしかなかった。

 

「それに…駒門さんを放り出して来て良かったんですか?」

 

「良いんだよ、あれで」

 

っと健二の言葉に富田は振り向き、健二は壁にもたれながら言う。

 

「バスに電車、ここまで連発するともう駒門にも少しばかり問題があると考えるからな」

 

「情報を漏えいしてると?」

 

「いや、そこまでは言わない、その周りが怪しくてな。電車で乗っていた時も誰かに付けられていた感じがしてな…」

 

「尾行されていたとか…」

 

その言葉に健二は頷き、伊丹はその言葉の続きを言う。

 

「駒門さん抜きでこっちに何かあれば尾行が正解、何もなければ駒門さんが原因かな…」

 

「あの…」

 

っと梨紗が手を上げて言い、それに健二と伊丹は振り向く。

 

「ここで何かあって欲しくないんですけど…。明日原稿の締め切りなもんで!!」

 

「ああ…それに付いてはごめん」

 

伊丹はそれに謝り、富田はある事を聞く。

 

「隊長、今後の予定は?」

 

「折角の休暇を潰されてたまらないでしょう? 明日は絶対楽しむ! 富田、四時になったら起こして」

 

そう言って伊丹達は寝てしまい、健二はそれにため息を付く。

 

「はぁ…、マイペースな奴だな。本当…」

 

「この人は普段からこの調子だよ」

 

梨紗は健二にそう言い、健二はそれには少々苦笑いする。

 

「ははは…。しかし梨紗さん、伊丹が言った通りの元奥さんなの?」

 

「そうよ。今は友達かな?」

 

「離婚した後も、友達に戻れる物なのですか?」

 

富田がその事を聞き、それに梨紗はコーヒーを飲みながら答える。

 

「まあ他を知らないしな~。でも…喧嘩別れした訳でもないし、そもそも世間一般の夫婦とはちょっと違ってたから…、代わり者同士逆に今の方が上手くいってる」

 

「成程な…、それじゃあブライアン、富田。俺も少しだけ仮眠を取るから、三時になったら起こしてくれるか?」

 

「ああ分かった」

 

そう言って健二は仮眠を取る。

 

「…変わり者って所否定しないんだね?」

 

「そんなつもりは…」

 

富田は梨紗の言葉に少々言葉を詰まらせ、ブライアンは笑みを浮かばせていた。

そして少しばかり寝ようとした所にアシェリーとアルティアが健二の両サイドに寝ころんで来て、それに健二は目を開けて見る。

寝ているアシェリーとアルティアを見て、健二は少しばかり照れてしまう。

 

「……困ったな」

 

 

───────────────────────────────────────

 

 

翌日、健二は寝ぼけた頭を整える為に起き上がろうとした所に個人端末にあるメールが届いていたのに気付く。

健二はそれを取って見ると、それは神からのメールだった。

 

「(何だ…?)」

 

何かと感じる健二はそれを開けてメールの内容を見る。

 

【○○×公園で会いたい、大事な話がある】

 

「(神様が…此処来るのか?)」

 

健二はそう考え、その場所に向かう事を決心する。

 

そして伊丹が皆に言う。

 

「よし!今日は遊ぶぞ!」

 

その事に皆は呆れる。

 

「隊長、今はそれどころじゃないのでは…?」

 

「いいか!俺のモットーは喰う、寝る、遊ぶ、その合間にほんのちょっとの人生だ!」

 

「他にないんかいあんたは~…!」

 

カレンはコブラツイストで伊丹を締め上げ、伊丹は苦しみながらも「ギブギブ!!」と慌てて言う。

それには何とも言えない皆、一方でロゥリィは大笑いしていた。

 

「全く…」

 

カレンは伊丹を解放し、伊丹は捻られたを抑え、涙目で理由を言う。

 

「いててて…、強引だね…貴女は…。まあ第一敵が何処に居るか知ってるなら何処だって危険だ。一目の多い所がよっぽど安全だろう?」

 

「…っま、確かにそうかもな」

 

健二は伊丹の案に賛同し、それに梨紗も賛同する。

 

「賛成!賛成!お買い物行こう!渋谷!原宿!!」

 

「何でお前が…?」

 

「良いじゃないか伊丹、梨紗さんは俺達を一晩泊めてくれたんだ、そのくらいの恩はさせてやれ、あと皆、俺は少し○○×公園に行って来る」

 

っとその事にアシェリーは振り向く。

 

「えっ?どうしてですか?」

 

「少し…な」

 

そう言って健二は外に置いてあるアーマーのトランクケースを取って、外に出る。

っと伊丹が慌てて言う。

 

「大尉!14時に新宿駅に待ち合わせと言う事で!」

 

「分かった」

 

健二は了解して神様が待っている公園へと向かう。

 

 

 

そして○○×公園へ到着した健二は、神様が何処に居るか探そうとした時に…。

 

「おい健二よ」

 

「おわっ!?」

 

背後からの登場に健二は思わず驚いた。

 

「お!脅かすなよ?!」

 

「ほっほっほ。すまんすまん」

 

「お久しぶりですね、健二さん」

 

健二は神様以外にレミも居た事に気付く。

 

「レミ?おい神様、どうしてレミも一緒に?」

 

「ほっほっほ、まあ硬い事を言うな…それよりも健二、大事な話がある」

 

っと健二はその事に耳を傾ける。

そしてベンチに座って健二は神様とレミの話を聞き、神様の重大な言葉に驚きを隠せない。

 

「コヴナントが来る!!? この世界にか?!」

 

「うむ、正確にはこの日本ではなく。あちらの世界の方なんじゃがな…」

 

「その事をすぐにオルブ総司令官に伝えて、健二さんに伝えようとしたのですが、連絡が取れなかったので、急遽私と神様の二人で来たのです」

 

「成程な…、しかしどうしてまた二人で?」

 

健二が神様とレミが二人で来た理由が分からず、レミは笑顔で言う。

 

「それは神様がこちらの世界の女性をナンパするのを抑える為にです」

 

「おかげで何もできなかったわい…」

 

「何ですって?」

 

「何でも…ないです」

 

青ざめる神様はレミの方を向いて言い、その様子に健二はため息を付く。

 

「はぁ…、まあ仕方ないなそれは」

 

「やかましいわ!全く…。おお!そうじゃ! 健二、お前さんに入れて置きたい情報がある」

 

「ん?何だよ?」

 

健二は神様の方を向き、神様は健二の頭に手を置くと、健二の頭の中にある情報が流れて来る。

それは健二が元の世界で楽しみにしていたあの『Halo5』の情報であった。

 

「おお!これは!!」

 

「そうじゃ、もう出たとの情報があったらかのう。お前さんに渡して置こうと思ってのう」

 

「成程な!これは便利だ! サンキューな神様、そろそろ俺は新宿駅に向かわなきゃいけない、アシェリー達や伊丹達が待ってるからな」

 

「うむ分かった。ではわし等は戻るから、何か必要な物があったら遠慮なく言ってくれ」

 

それに健二は頷いてアシェリー達の元に向かい、神様たちもその場から消えるのであった。

健二は頭の中で髪が言った言葉を思い出しながら考える。

 

「(コヴナントが来る…か、これはより警戒を強化して行かないとな)」

 

っと健二はそう思いながら新宿駅に向かうのであった。

 


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