後半はわりとサクサク進めてやろう感がでてます(テキトーともいう)
はよトーナメントまで行きたい。
所でPandoraHeartsって公式で人気のシーン投票とかやってたらしいですね
私はあまりそういうのに参加しないので24+1巻にて存在を知ったのですが
皆さんは投票しました?
ちなみに私が好きなシーンは19巻の77話ですかね?(ここまででかいローマ数字わからない…)
Vacant―虚ろな魂―でのエコーがオズを抱きしめながら励まそうとするシーンです。
何気にエコーちゃんってすべてを失ったオズを一番最初に肯定したキャラですよね
エコーちゃんもヒロインとして素晴らしいですよね。
もっと上手くなってエコーちゃんも是非だしたい。
「なんてことをしてくれたんだ!」
ようやく外国での長期出張が終わり会社に帰ってきた私を迎えたのは、部下からの絶望的な報告だった
「し、しかし奥様からは社長の指示だと…」
「俺はそんなものを聞いていないぞ!」
部下からもたらされた報告は、私の娘をスパイとしてIS学園へと入学させたというものだった。
しかも、性別を男と偽ったらしい。確かに男として入学させれば例の『世界初の男性IS搭乗者』に近づけるだろうが
万が一この件が発覚すれば、あの子、シャルロットにこれから先の自由は失ってしまうだろう
「そもそもどうやって提出書類を偽った!あの組織がそんな事許すのか!」
IS学園は一種の治外法権区域のようなものだ。そんなところが書類の偽装に気が付かないなどという愚行を犯せばあちらの立場だって危うくなってしまう。
「そ、それが国の役人とIS学園に多額の
なんだそれは……。それならば入学はできるだろう、問題しかないが…、だか3年間も性別を偽るなどできるのだろうか。
それもスパイの訓練も何もしていないあの子に…
「…もういい。報告ご苦労。下がって大丈夫だ」
どうしてこうなったんだ・・・せっかくこの出張が終わったことで長期の休みが取れるはずだったのに…
そうすればシャルロットに今まで与えることのできなかった愛情を注げるはずだったのに…
俺が知ることのできなかった彼女の話をしたかったのに
「あら?あなた帰って来ていたの?」
「! どういうことだ!シャルロットをスパイとしてIS学園に送るだと!?」
「別にかまわないでしょう。あの子は私の子ではないし。それに勘違いしていますわ、あの子は私の命令で行ったんじゃなくて、
その言葉に俺はあっけにとられてしまった
「なにを言っている!あの子はもう私たちの子供だろう!」
「あんな汚らわしい娘が私の子?ありえないわ!」
「ありえないのは貴様だ!もういい!この部屋から出ていけ!」
俺の気迫に押されたのだろう。妻は悔しそうに部屋か出ていく。
それを確認する気力すら残っていない俺は俯きながら途方に暮れていた。
そもそも私が愛したのは妻ではない。妻の家は権力と財産があった。
そんな家に生まれ、蝶よ花よと大事に育てられた結果すっかりと高飛車な女性になってしまった。
さらに現在の女尊男卑の社会に毒され、社長夫人の地位が一番だと勘違いしてしまっている。
俺に一目惚れしたという妻は家の権力をフルに使って俺と当時結婚寸前にまで行っていた彼女を無理矢理引き離した。
当時の彼女の家は平凡な家だった、妻と比べるとあまりにもちっぽけだった。
さらに、会社を独立させた俺の周りが妻との結婚を進めてきたのだ。
俺はそれに抗えず結果、彼女を捨てることとなってしまった。
それでも、俺は彼女を見捨てきれずに生活の補助を続けてきた。
妻は気付いていたけれどどうせ妻という肩書で今は満足していたのだろう。見逃されていた。
全てが変わったのは彼女、サラが死んでしまったことだった。
後々わかったことだが、サラは俺が送った金銭には手を付けていなかった。
せめてもの償いとサラの忘れ形見、俺とサラの間に生まれた娘シャルロットを引き取った。
名目としては遠縁の親戚として。妻は俺との子を欲しがっているようだったが俺はサラ以外に抱く気はないし
もちろん子供もシャルロット以外には存在しない。
そんなシャルロットも妻の手により未来が閉ざされかけている。
また守れなかった…
――――――また?
そうだ。まただ…前は子供を欲しがった妻の意見を尊重したが病弱だった妻は出産に耐え切れず母子ともに亡くなった。
そして、新たにできた俺の甥達には悲しい別れをしてしまった。
あの子がどういった存在なのかそれを知っても俺は変わらないと信じてくれた甥の従者。
今まで人間だと思っていたのに、実は本物の甥ではなく人間でもなかった俺の
俺はあの子たちに
俺はひどい男だ。
愛していた者たちと全然幸せになれていない…
だが、シャルロットは生きている。
どうやら俺は一度死んだ程度では変わらないらしい。
――覚悟はした。俺は決意を胸に急いで電話を取り出す。
かける相手は一つしかない。俺は迷わず番号を入力する
『はい。こちらIS学園です』
「私の名前はオスカー。オスカー・デュノアと申します」
―――あの子は私の何物にも代わることはない。全てを賭してでも守ってみせる。
「急げ!シャルル!」
更衣室で話していたせいで、授業の開始に遅れてしまった。
これは確実に千冬姉から出席簿アタックが来るぞ…
「遅い!」
アリーナにつけば、鬼が腕を組んで待っている。
俺とシャルルは慌てて列の端に加わると
「随分とゆっくりでしたわね」
となりの女子セシリア・オルコットが声をかけてきた。
4月の代表決定戦以降構ってくるようになっていたが、いったいどういう意図なんだろう…
俺が情けないのが原因だろうか…
俺が必死に言い訳をしていると
「アンタまたなんかやったの?」
後ろから鈴が声をかけてきた。
2組の列は後ろだからな。俺がどう反応してやろうかと考えていると
「一夏さんは今日来た転校生の女子にはたかれましたの」
「はぁ?一夏、アンタなんでそうバカなの?」
今朝の件は一応心当たりはあるがそれと俺が馬鹿なのは関係がないからあんまりそんなこと言わないでほしい
泣いちゃうぞ
「安心しろ。バカなら私の目の前にも二人ほどいる」
ギギギと錆びついたブリキのような動きで二人が視線を動かすと、随分と疲れたような千冬姉が目の前に立っていた
「あの…これは…その」
「問答無用だ。遅刻の件についてはデュノアの件で女子どもの野次馬があるから大目にみてやる。今回だけだぞ」
俺とシャルロットにそう注意しながら千冬姉は出席簿アタックを鈴とセシリアに振り下ろす。
「まったく…それでは授業を開始する。本日から格闘及び射撃を含む実戦訓練を開始する」
「「「「「「はい!」」」」」
さすがにいつもの2倍ちかくの人数がいると返事一つがかなりのボリュームになる。
俺の隣と後ろでは涙目になりながら頭を押さえるぶつぶつと俺への恨みを呟く二人がいる。
なに、この二人怖すぎる…
そんなことを考えていると鈴がいきなり俺の足を蹴りつけてくる
「なんとなく何考えているかわかるわよ」
なんでわかるんだ!これは先生に報告しないと!
「今日は戦闘を実戦してもらうが、それともう一つ本日は紹介するものがいる」
無視なのか……
それにしても誰だろう?
俺たちに紹介したい人?戦闘の実演という話だからそれに関係のある人だろうが…
「どうやらお前たちの間でも噂になっているようだが0組の者だ」
0組?なんだそれは?
俺が頭から?マークを出していると
「0組とは最近できた特別なクラスらしいぐらいの噂しかないものですわ」
俺の?マークが見えたのかセシリアがこっそりと教えてくれた。
しかし曖昧な噂だな。それが千冬姉の口から出たってことは本当だったってことなのかね
「0組に所属するものは1名だけだ。最新技術による特殊専用機を持っているのだがいろいろ事情があってな、おまえ達とは別のクラスに所属している」
ふむふむ。つまりはどういうことだ?
「いい加減にその?マークをしまえ織斑・・・」
え!?なんでわかるの千冬姉!
「そんなものお前の顔を見ればわかる。ベザリウス!いいぞ、こちらに来てくれ!」
俺ってそんなに顔に出やすいのかな…そんなことを考えていればセシリアと鈴が頷いてるのが見える。
…わかりやすいのかぁ。そんな俺をみてシャルルも苦笑いをしている。
そんなことをしていると俺たちが入ってきたアリーナとは別の入り口からウサギのぬいぐるみを両手で抱いた女の子がこっちに近づいてきた
「女の子?迷子か?」
「いや、さすがにそれは無いでしょ」
「話の流れからしますとあの子が0組の生徒でよろしいのでしょうか?」
俺たちだけでなく1組と2組の生徒は隣同士で話し始めた
どんな人が来るのかと思えば、俺たちより高くとも中学生レベルであろう少女に違和感を感じているのだろう
「静かにしろ!誰が話していいといった!」
「「「「「はい!」」」」」
千冬姉が一喝するとざわざわしていた集団はすぐに話をやめ少女がこちらに来るのを静かに待ち始めた
「こいつが0組所属の生徒、アリス=ベザリウスだ」
「…アリスだ」
アリスと名乗った少女は不機嫌そうに自己紹介すると千冬姉に睨みつけると
「で?私は誰を倒せばいいんだ?速く暴れさせろ」
「そんなに催促しなくても安心しろすぐだ。凰!オルコット!おまえ達には今からベザリウスと模擬戦をしてもらう」
「え?2対1でですか…?さすがにそれはフェアではないと言いますか」
「安心しろ。性能やベザリウスの能力を鑑みればお前たちは二人でもベザリウスには勝てん。それにベザリウスは一人ではない。安心して倒されてこい」
「…いくらなんでも私たち代表候補性を舐めているのではないですか?」
セシリアと鈴が簡単に負ける。そう断言する千冬姉を二人は睨むように見ている。
さすがにあの二人を相手にあの女の子一人に負けるなんてありえるのだろうか
千冬姉はそんなこと知るかと言わんばかりにアリスとの会話を始め出した
「随分と不機嫌だなベザリウス、山田先生がなにかやらかしたか?」
「この国の文字はなんだ、ひらがなだのカタカナだの果てには漢字だと!」
「…別に漢字をすべて覚えろなど言わんがせめてひらがなは覚えてくれ」
なんだろう、千冬姉の隈の原因が分かった気がする。あの子は日本語が無理なのか?
アリスという少女と会話を切り上げた千冬姉は未だ納得のいっていない二人に向かって怒鳴り始める
「凰!オルコット!さっさとしろ!―――あいつの目の前でいいところが見られるかもしれんぞ」
最後の方は二人だけに向かって囁いたようで俺には聞こえなかったけどそれを聞いた二人はISを呼び出し瞬時に戦闘態勢に入った
「おほほほほ!私がこのような年端もいかない少女に負けるなどありませんわ!」
「専用機をなめんじゃないわよ!」
「ふむ!貴様らが相手か、ならばオズ!私たちも行くぞ」
セシリアと鈴がISを展開し空中へ戦闘態勢を取り始めるのを確認すると、アリスちゃんもISを展開し始めた。
まるで巨大なぬいぐるみに包まれているかのようなISに思わず感嘆な声を上げた
「おぉ!なんか他のISとはちょっと違うな」
「アリスって名前でウサギ型のISって不思議の国を思い出すね」
俺の隣でシャルルがそんな感想を述べている。アリスってあれか夢のく
「一夏?変な事考えちゃだめだよ」
シャルルまで俺の思考を読むのか・・・
そんなことを話していればアリスちゃんが空中に止まり大鎌を構えだす
「あれ?アリスちゃんが一人じゃないってもう一人はどこにいるんだ?」
「―――私の目の前で呑気に会話とは覚悟はできてるだろうな」
どうやら神はこの世界にはいないようだ。
痛む頭を押さえながら3人の様子を見るとそこにあったのは蹂躙とも言えるアリスちゃんのワンマンショーだった。
という訳で、前回にいったアリスの教育係はオスカーおじさんです!
別にブレイクだったのを変更したワケジャナイヨ!
オスカーおじさんはラトウィッジ校潜入時もアリスと普通に接していましたし
ああいう教師の方がアリスとしても相性が良いと思うんですよね
PandoraHeartsは魅力的なキャラが多くて好きです。
ザイやエイダたちも大好きです。
もちろんバスカヴィルの人たちもね
所でこの小説を投稿してからかもう……ね。
ネタがものすごい勢いで思いつくんですよね
全部書きたいって思うけどまぁ現実的に無理だから近いうちにプロローグとか設定だけのものを
この作品が終わってから新作書くときに設定を思い出す&皆さんの意見聞きたいなぁという意味を込めて
投稿するかもしれないです。
仮に投稿したのをみて、こう…ビビッと…ティンと来た人は書いてもええんやで^^