Infinite Pandora   作:曾羅

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書く前:さっさと福音出したいなぁ(。╹ω╹。)
書いてる途中:せっかくアリス出したから戦わせたろ!(^v^)
書き終わった後:紅椿どうしよ…\(゜ロ\)(/ロ゜)/


姉妹喧嘩

「今日の予定だが、変更する」

 

 合宿二日目。

 アリスの紹介が終わり大広間でこれからの事を話し始めた織斑千冬だがその内容に、全員が目を丸くした。

 

「先ほども説明したようにアヴィスは専用機持ちだ。基本性能は貰っているがそんなものは目安にもならん。それに入学テスト代わりもやらねばならない。よって、おまえには模擬戦を行ってもらう」

「ええ、かまわないわ。で?相手は一体だれがしてくれるのかしら」

「安心しろ。それも既に決まっているベザリウス!おまえが相手を…いつまで食べてる!」

「フゴ?」

 

 あぁ、アリスを止められなくてごめんなさい。

 朝食で出されたフランスパンをまるでポッキーを食べるように端から口に咥えてモゴモゴするアリスはとってもかわいいと思うんだけど、織斑先生には気に入らないようで額には青筋がかすかに見える。

 

「ベザリウス…今すぐ食べるのをやめろ。でなければ本日の食事から肉は消えることになる」

「フゴ!?」

「まるで飼い主に怒られる犬みたいです…」

 

 肉が消えるという言葉にすかさず反応してパンから口を離すアリスを見て思わずエコちゃんが突っ込みを入れる。

 うん。俺も一瞬だけ「犬みたいだなー」って思っちゃった。

 

「模擬戦だろう。ようはアリスを倒せばいいんだな」

「思えばあなたと直接戦ったことはなかったわね」

 

 俺たちの感想を無視してアリスはにやりと笑いながら織斑先生を挟んでもう一人のアリスを睨みつける。

 そういえば、アリスとは最終決戦でも戦いらしい戦いはしなかった。そもそもアヴィスの核と一体化していたアリスに不用意に攻撃すれば取り返しのつかないことになった可能性があったからギル達も防戦一方になっていた。

 これが初めてのアリス同士の戦いだと思うとどっちが勝つのか少し気になってしまう。

 俺はもちろんいつも一緒にいるアリスに味方するけどね!

 そんなことを考えていたらアリスに抱えられているチェシャがこっちを睨んで威嚇をしている。

 …まさか先日のエノコログサ攻撃がそんなにきつかったのか。

 

「…せっかくだし負けた方は罰ゲームといかないかしら」

「ほう。どうせ勝つのは私だからな構わないぞ」

「じゃぁ、私が勝ったら学園に戻ってからの休日でウサギさんを一日貰おうかしら」

「なっ!?オズは私のだぞ!」

「ひとり占めはずるいわよ。あなたが勝ったらチェシャを一日貸してあげるから」

「む…うぅ」

「ちょっと…チェシャを見て涎を垂らさないで頂戴。一体何をするつもりなのよ」

 

 あれー?

 チェシャに気を取られてたら結構面倒なことになってないこれ?

 っていうかチェシャが負けた時のことを想像したのか顔が真っ青になってるんだけど!さすがに食べたりしないよね!

 昔はただの猫だったけれどチェインになってから現在はISにもなってるらしいよ!絶対に食べたらお腹壊すよ!

 

「アリス!?チェシャを食べたらお腹壊すよ!」

「オズ様、突っ込み所はそこじゃないと思います…」

 

 エコちゃん…俺もう何が何だかわかんないよ、こういう時はどうすればいいんだろう?

「笑えばいいと思いますよ」

 

 

「試合の状況はこちらでモニタリングして生徒たちの教材に使わせてもらう。遊んでないでさっさと行って来い」

 

 

 

 

 

 織斑先生に催促されてIS状態に移行し、大空へと飛び立った俺とアリスの目の前には広大な海が広がっていた。

 

「結構な光景じゃないか。気に入ったぞ」

『風景を楽しむのは終わってからにしろ、アヴィスもそちらについたぞ』

 

 織斑先生の通信が終わると同時に俺たちの目の前に一体のISが舞い降りてきた。

 全体に肌が白く、髪も根元から先まで真っ白なアリスはその白さとは真逆に黒を基調としたISにまとっていた。

 それはまるで…

 

「まるで黒猫だな」

「実際に黒猫なのよ」

 

 彼女の言うとおりオズがウサギの姿ならチェシャのISはまさに猫だった。

 真っ白な髪が伸びる頭頂部には黒猫の耳。最も目を引いたのはチェイン時代のチェシャの名残だろう。アリスの両腕を覆う巨大な籠手と籠手から延びる爪のような五本の鋭い刃。

 そして、アリスの首元から背に向けて伸びている鞭のようにしなる先端に鈴をつけたマフラー型の装備。

 その姿はチェインのチェシャ猫の人間に近い部位をアリスにそのまま変えたような姿と言えば分りやすいだろうか。

 ISの見た目的特徴として一番目に見えるのは生身の人間より一回りも二回りも大きいその全身だ。けれど、チェシャは重装備のオズとは正反対に最低限の武装に防具もアリスが一回りも大きくないほど薄い装甲だけだった。

 

「結局罰ゲームは納得してくれたかしら?」

「オズは渡さないと言ってるだろう!」

 

 少しイラついたようにさっきから同じやり取りを繰り返す二人のやりとりにいい加減辟易してきた。

 

「あなた前に、私はあなたでもあるって言ってくれたじゃない。なら私のものはあなたのものだし、あなたのものは私のものでしょう?」

「う、うるさいぞ!駄目だったら駄目だ!」

 

『二人ともいい加減にしろ!試合開始は1分後だからさっさと話を終えろ』

 

 ついに堪忍袋の緒が切れた織斑先生の怒声が届くが二人は気にせずに己の主張を曲げようとしない。

 

『二人とも罰ゲームと言うから嫌がるんだ。この勝負勝った方に俺がご褒美をあげようじゃないか』

「ん?ご褒美?」

『そう!買った方は好きなものをあげよう!肉でも何でもだ!』

「肉!!」

 

 叔父さんからの提案を聞いたアリスが肉に釣られてその条件を飲んだけれど、これってアリス騙されてない?

 当然白アリスの方もその条件を飲んだ。勝って要求するのは当然肉じゃないだろう。

 けれど、これでようやく勝負を始められるようになった。

 

『あと10秒です。…5、4、3』

 

 次に聞こえてきたのは山田先生のカウントダウンだった。

 その声が聞こえた瞬間アリスは鎌を構え、、白アリスは両手の籠手から猫の爪のよう鋭い刃を5本飛び出した。

 

『2、1…』

 

 通信から聞こえるカウントダウンの修了と同時に響くブザー音。

 ブザーが止まった瞬間、二人のアリスがいた位置からちょうど中心で鎌と爪がぶつかり。大量の火花をまき散らしながら二人のアリスの初めての姉妹喧嘩が始まった。




式が出なくてモチベがやばい
300連以上回してるけど出ない
金枠がフラン、デオン、ベオウルフ、フィン、アルテラだけで吐き気がすっげぇする
鮮花とふじのん、赤ザコ、巴がそれぞれ10枚以上出てさらに吐き気がする
式欲しいのん…
つうか鮮花とふじのんが20枚近く出るってどういうことよ…
マナプリがイベント開始前は1200ぐらいなのに今3000超えてるよ…

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