はい
別にー1,5諭吉をぶちこんでーマルタとマリーが来たくせにピックアップのキャラが出なかったことにー不満なんかないですけどー
ヘクトールとダビデの宝具LvがMaxになってエウリュアレの宝具がLv3になったとか
全然関係ないのにメフィストと牛若丸の宝具LvがMaxになったとかそんなの一切関係ないです
えぇ…関係…無いんです…。゜゜(´□`。)°゜。
物心ついた頃からずっと空虚感を持っていた。
別に親がいなかったとかそんなことはない。むしろ3人の兄と1人の姉もいるし家族は多い方だと思う。
けれど、何をしても誰かがいないと思っていた。
家族とそろって食事に出ても一抹の寂しさを常に感じていた。
寂しさを一番感じる瞬間はピアノを弾いている時だった。
俺が物心つく前の話、家族で出かけた時に家族が目を離してしまい俺は迷子になったらしい。両親と長兄が言うには皆で大騒ぎをしたらしいが俺はそんなことを知らずにおもちゃ屋の子供用のピアノで遊んでいたらしい。それを見た兄さんと姉さんは天才だとか騒いでそれ以降はピアノを習っていた。
けれど、成長してからはピアノを弾くのがつらくなってきた。ピアノ自体は好きだ。けれどピアノを弾いてる時は空虚感が激しく大きくなって最初の頃は泣きながら弾くものだから家族にとても心配されてしまった。
あの時は大変だったな。本当はピアノが嫌いなのに自分たちが無理矢理やらせてるんじゃないかと勘違いした家族達の誤解を解くのに苦労したものだ。
俺の身に変化が起きたのはピアノを弾くことにも慣れ始めたころだった。
その時のお題は『自由』だった。いや自由という言葉を考えて曲を弾くなど高等な課題ではない。本当の意味で自由。楽譜を見ずに感じたままに弾く。中には同じ音しか出さない奴もいた。
俺が弾こうとした曲には圧倒的に音が足りなかった。講師には天才だなんだと言われたが当時の俺には理解ができなかった。何故1人で連弾曲を弾こうとしたのか。それからずっとあの曲について考えた。
―――オレ…あの曲について知りたいんだ 作曲者曲名なんでもいいから!
―――は くっだらねェ 何を言い出すかと思えば あれは俺が作った曲だ
―――………曲名は…「レイシー」
―――オ、オレの名はエリオット=ナイトレイだっ!
―――だから?
―――…そんなに気に入ったか?
―――うん。素敵な曲になると思う
―――…じゃあこの曲は完成したらおまえにやろうか
―――わー「永遠に続く友情の証に」ってやつだね 臭い台詞もいい加減にしろよ!キモイキモイ!
曲の事を思い出そうとして頭に思い浮かぶのはそれ以外の想い出。突然学校にやって来て曲の事を聞こうとしてきたいけ好かない奴。真っ正面から向き合ってくれた対等な友人である従者。
最初は訳が分からなかった。まるで自分がファンタジー小説の登場人物にでもなったような記憶。確かに昔であればナイトレイ家は国政にまで口を出すことができる大貴族だったらしいが時代と共に貴族制度は衰退していき今や一般家庭より少しいい暮らしができる程度でしかない。けれど記憶の中のナイトレイ家は明らかに高い地位にあった。そもそもラトウィッジ校ってなんだ。そんな学校はこの世界にはどれだけ探そうが存在しなかった。むろん過去にもそのような学校がなかったことは確認済みだ。
そして一番重要なのは記憶を思い出そうとして思い出す一番新しい記憶
―――俺がエリオット=ナイトレイであることを貴様などに奪われてたまるか!!
―――ハンプティダンプティ 俺はおまえの全てを否定する
俺が怪物を否定し共に崩れていく記憶。所謂死に際の記憶。この記憶が真実ならば過去の俺は一度死んだのだろうか?
記憶の底にある想い出。姉上から聞かされた百の巡り。
この記憶は、前世の記憶という奴なのだろうか。
いくら考えても正解を教えてくれるものはいない。
ならば俺は今まで通りただのエリオット=ナイトレイとしてこれまで通りの日常を過ごすだけだ。
そんな決意をして数年。世界情勢は大きく変わった。
ISと呼ばれる女性にしか動かせないパワードスーツの登場によりこの世界は女尊男卑の考えに染まった。
そして現在。俺は日本の藍越学園に入学している。
学園に入学してからは外国人ということを全く気にしない男 五反田 弾という新しい友人もできた。
相変わらずリーオがいないという寂しさを胸に抱きながらも楽しく平和な学生としての生活をしている時ようやく俺は出会った。
ある日、休み時間に隣で携帯を弄っていた五反田の独り言につい反応してしまった。
「おい。見ろよこのニュース。一夏の奴大丈夫か?」
「一夏?あぁ確か男性初のIS搭乗者という奴か」
「そうそう。で、俺の親友!」
その一夏という男はこの近くに住んでいたのだろうか?しかし男でありながら女しかいない学校に通わされるとは面倒なことも多そうだが…
というかこのニュースは本当なのか?あの学園は機密の塊だから情報規制は徹底的にしてるらしいが
「そもそもそのニュースは本当なのか?」
「結構信憑性は高いみたいだぜ。画像もでてるし、ほれ」
「!?こ、このウサギは!」
弾に見せられた画像には黒いISと戦う巨大なウサギと大鎌を持った少女の姿。
実際に見ることは叶わなかったが話に聞く
(まさかベザリウスか?まさかあいつもここにいるのか?)
「……ぃ…おーい、あの、エリオットさん?」
「ん?どうしたんだ?突然」
「いきなり無視したのはそっちじゃん…このウサギが気になるんなら一夏に聞いてやろうか?」
知り合いだとそういうこともできるのか。
会って何がしたいということもないが…
そうだな。この記憶の事が知られるというなら会って損ということはないだろう。
それに…オズならばリーオがどうなったか知っているかもしれない。
「いいのか?なら頼む」
「へいへい。貴族様からの頼みだ立派に果たしてやるよ」
「…昔の話だ。今の俺はただの高校生のエリオット=ナイトレイだ」
「そうだ。弾!もし伝えられるならエリオット=ナイトレイがオズに会いたがっていると加えといてくれ」
「オズ?了解っと」
「水着だと?」
0組の教室で本日の授業を終えたアリスに誘いを持ってきたのは1年1組に所属するシャルロット・デュノアとラウラ・ボーデヴィッヒだった。
「さっきデュノア先生から聞いたんだが来週の臨海学校にアリスとオズも行くんだろう?」
「あー、そういえばそんなことも言ってたなー」
「臨海学校?」
「アリス…」
「来週の三日間は学園の皆で外にでるイベントがあるんだけどその初日は自由時間なんだよ。近くに海があるから毎年1年生はそこで遊ぶのが恒例になってるんだって。アリスちゃんは水着持ってないでしょ。明日はお休みだから皆で一緒に買いに行かない?」
「あぁ、そんなことも言ってたな」
先ほどオスカーより説明されたことをもう一度シャルロットに説明してもらうと思い出したかのように頷くがそのあとにすぐ
「私も水着を着ないと駄目なのか?」
「私もそう思ったんだがシャルロットが…」
あからさまに面倒な顔をするアリスに共感するようにラウラが続けるがシャルロットが身を乗り出して力強い口調で続けた。
「当たり前だよ!せっかく皆で海に行くんだから楽しめる時に楽しまないと!」
アリスは以前共にいた少女の姿をした女性を思い出しその勢いに押され思わずその誘いを了承した。
「あ、そうそうオズ君」
「ん?アリスが行くなら僕も水着を買いに行くよ」
オズが読んでいた日本語で書かれた小説から顔をあげながら自分も行くと了承するがシャルロットは首を横に振ると
「実はオズ君に会いたいって言う人がいるらしいんだ。それで会うことはできるかって」
「ん?僕の存在は一般には知られてないはずだけど…」
「そうなんだよ。だけどそのオズ君に会いたいって人はオズ君の名前を出したらしいんだ」
シャルロットがそう続けるとオズはヌイグルミの姿であったがためにその変化がわかったのはアリスだけであったが確かにその顔を歪めた。
「気になるね。機密情報をあっさりこちらに教えるあたり何か考えがあるのかな…誰が言ってきたのか名前はわかるの?」
「確か…エリオット=ナイトレイって言う人らしいよ」
名前を聞いたオズは一瞬呆けたが次の瞬間笑い始めてあっさりと警戒を解いた。
事情が分からないシャルロットとラウラはその反応によくわからずにひたすらに戸惑っていた。
前書きに書いた更新理由についてなんですけど
まぁあれも理由の一つかと言われたら無きにしも非ずという感じなんですけど
本当は最近就活が忙しくて全然書けないんです。
なのでこれから十日近くの間隔がもしかしたら広くなる可能性があるので
心配…してくれる人いるかな?
まぁこの小説を楽しみにしてくださる方には迷惑をかけるです