もっと長いと思っていたら思っていたより短いんでびっくりしました。
話は変わりますが、私は最近デレマスにハマっています。
すごい続き気になりますねぇ〜
では本編開始します
さっき進んでみようと言ったな? あれは嘘だ。
……すいません。 嘘ではないですが俺の二つ名チキンハート八幡が発動してしまった。 反省している。
進むという俺の中での決定事項は崩すつもりはないが今闇雲に進んでも逢は俺のことを気に留めないからな。
今俺がすることは何か。 迷っていたがふと俺は朝見た夢を思い出した。
俺の中学生の時……、逢と初めて会った時の記憶が俺の記憶で曖昧になっているから今朝みたいな夢を見たんだと思う。 じっくり思い出して答えを出していくしかないか。
そんなことを考えると、俺は頭を叩かれた。
「こら比企谷! 授業に集中しろ!」
その言葉を聞いて俺は今が授業中だということを思い出した。 てか、教師が今生徒を叩きましたよ! ……まぁ、俺は何も言わないけど。
「はい、すいませんでした。」
こういう時には何も言わないのが何の問題もない。
「おい、比企谷。 後で職員室に来なさい。」
そういって、その先生……平塚先生は授業に戻っていった。 おい、言い返せないタイミングに言うのはやめてくださいよ。 逢もこちらを見ている。 俺は大丈夫と目線で答えた。
一体何で呼ばれたのだろうか。 私気になります! いや〜こわいな……。
また怒られるのは怖いので俺の得意教科の国語を受けていく。
× × ×
放課後、俺は平塚先生の元へ行こうとしていた時に逢に声をかけられた。
「八幡先生のところに行くの?」
「あぁ、呼ばれちまったしな。 最近は俺と一緒に帰ってるけど別にお前には友達がたくさんいるんだし先に帰ってていいぞ。」
「え……。 あっ、うん。」
逢が少し悲しそうな顔をしたが何でだろうか。 たまには友達と帰るのも悪くはないと思ったのだが。 俺の心の中にある一つの説がある。 だが、俺は俺の思い上がりという可能性がある。 その思い上がりで俺は過去何回失敗した? 思い出せ。
俺は、星野逢という女の子に対しては失敗はできない。 それは恩人であり、また俺自身の気持ちのためだ。
「じゃあな、逢。 また明日。」
そう言って俺は教室のドアをくぐった。
× × ×
〜 星野 逢 side 〜
さっき八幡に先に帰っててと言われた時私の心の中は複雑な気持ちでいっぱいになった。
八幡が似たようなことを言った時には毎回こんな気持ちになる。 この気持ちはなんだろうか。
〜 2年前 〜
中学の時に出会った不思議な男性。 かつて私は道端でクラスメイトの男子に殴られていたところを目撃した。 私はクラスメイトが八幡の事を蔑んだことを言っているが私はそうは思わなかった。 彼は自分の好きな人に告白しただけなのだ。 なんで彼を忌み嫌うなのが分からない。 だから私は彼を介抱した。 クラスメイトがそういう対応をしてごめんね……。 私は勇気がないからクラスメイトに言えないけどこれで償いになるかな……。
こんなことを考えて私は彼を助けた。 私の心にあったのは償いの気持ち。
「ねぇ、大丈夫? 怪我ひどいよ? 意識ある?」
返事はなかった。 私の心がざわつく。
どうしよう……。 どうしよう……! 私が今までクラスメイトに比企谷くんの立場を擁護しなかったからこんな事態になったんだ。 私のせいだ。 私のせい……だよ。
なんとかしないと……。 これは私の責任だ。
× × ×
こんなことが私の昔にあった。 あれから色々あって八幡と触れ合いが多かったが、私の心の中にある感情がある。 これは八幡にも伝えていない。
なぜなら、私の中でもまだ分かっていないことだからだ。
けど、答えは出そうと思う。
その一歩として、さっき八幡は先に帰れと言ったけど待っていようと思う。 この気持ちを確かめるため大事な、大事な一歩。
はぁ、八幡早く帰ってこないかな。
第3話終了です。
次回からようやく俺ガイルっぽくなります。 つまり、そういうことです。
では、次回もよろしくお願いします。