~レミリアside~
私は今、妹のフランと咲夜、美鈴を連れて博麗神社という所に向かっている。パチェと小悪魔は留守番だ。
そこで異変解決の祝いとその事を水に流すという意味の宴会をする為である。
それに参加するために私達は博麗神社に向かっているわ。
「おや?あそこにいるのは・・・」
「どうかしたの美鈴?」
「いえ、こちらに見覚えのある妖精が向かって来ているので・・・」
咲夜と美鈴が話しをしている間にその妖精二人と妖怪一人が見えてきた。
「あ、美鈴だ!」
「美鈴さん、こんばんは」
「こんばんはなのかー」
「こんばんは、チルノちゃん、大妖精さん、ルーミアちゃん」
「美鈴はどうして此処にいるの?」
「私達は博麗神社で行われる宴会に行く途中なのですよ」
「そーなのかー」
「ねえ!私達も付いて行っていい?」
「えぇ~と・・・・・・」
妖精達の質問に大丈夫なのか伺う様な視線を美鈴は向けて来た。
「はぁ、別にいいわよ。多い方がいいからね」
「あ、大丈夫ですよ」
「「「やったー!」」」
「そろそろ、行くわよ」
「「分かりました」」 「「「「はーい!!」」」」
ふふ、フランもあの子達と上手くいっているみたいでよかった。
~レミリアsideout~
~多々良小傘side~
「ふぅ、これで準備は終わったわね」
「そうですね」
ふぅ、ホントようやく終わったわ。
「それにして彼奴ら遅いわね。忘れてるんじゃないでしょうね・・・」
「そんな事はないと思いますよ霊夢さん・・・・・・多分だけど・・・」
そんな事を話しているとこちらに向かってくる複数の人影が空に見えてきた。
「ほら、来たみたいですよ霊夢さん」
「そうみたいね」
そう話していると目の前に物凄い行きよいで誰かが着地してきた。
「お、準備出来ているみたいだな!」
「はぁ、もう少し落ち着いて行動できないの、魔理沙?」
「はは、それはできない相談だぜ!」
どうやらこれは何時もの事らしい・・・
「お、お前も来てたのか!」
「貴方は確か・・・霧雨魔理沙さんでしたか?」
「おう、魔理沙でいいぜ!」
「私の事は小傘と呼んでください」
「分かったぜ!」
何ていうか・・・元気がいい人だな・・・。
「あら、騒がしいわね」
お、どうやら話している内に到着していたらしい。
「こんばんはレミリアさん。って、あれ・・・」
後ろにいるのは・・・
「ひさしぶりなのだー」
「お久しぶりです小傘さん」
「久しぶりー!!」
やっぱりチルノちゃんと大ちゃんにルーミアちゃんだったか。
「お久しぶりね、三人とも。元気にしていたかしら?」
「うん!元気にしてたよ!!」「はい、大丈夫です!」「げんきなのかー!」
ふふ、こういうところが可愛いのよね~。
「あら?貴方はこの三人の事を知っているの?」
「え~と、なんて言えばいいのかな・・・」
私が言葉を考えているとルーミアちゃんが・・・
「外から流れ着いた道具を持っていくと小傘が食べ物をくれるのだー」
「そうなの?」
「え、えぇ、道具を作ったり、直したりするための材料が取れる事があるからね。自分でも探すんだけど限界があるからこの子達に頼んでいるのよ」
「そう言えば道具屋をやっているって言っていたわね」
「そうよ、何か欲しいものがあったら人里の端にあるから来てくれれば用意してあげるわよ」
「そう、そうなったら咲夜が行くかもしれないからよろしくね」
「はい、ご来店をお待ちしています!」
少しはお店の宣伝ができたかな?
「貴方達!そろそろ宴会を始めるわよ!」
「は~い!それじゃあそろそろ行きましょうかレミリアさん」
「そうね」
そうして歩き出そうとしたら横から誰かが飛びついてきた。
「おっと、誰かな?」
「えへへ、こんばんはお姉ちゃん!」
「はい、こんばんは。フランちゃんを来てたのね」
「うん!お姉ちゃんに会いたくて来ちゃった!」
「そう、それじゃあ一緒にいきましょうか」
「うん!」
私はフランちゃんの手を取って霊夢さんの方に歩き出した。
こうして始まった宴会は瞬く間に過ぎていった・・・
~多々良小傘sideout~