今までこの物語を読んでいただきありがとうございました。
誠に勝手ながらこの話を最後に「東方小傘物語」をリメイクする事にしました。
理由は後書きで説明します。
~多々良小傘Side~
私達がスキマを通り抜けるとそこは、人里の門の前だった。
「此処からなら走ればすぐだ!ついて来てくれ!!」
そう言い慧音さんがはしり始めたので、私達は付いて行く。
暫く走ると慧音さんはある一軒家の前で立ち止まった。
そこは人里の中心部からずれてはいるが、門からは離れている場所に建っていた。
「此処だ!」
そう言いながら扉を開けて入って行った。
「なっ!?」「これは・・・」「酷いな・・・」
確かにそこには人里の人間が溶けた状態でいた。
「下がってろ・・・、クレイジーダイヤモンド!!」
そう言い魔理沙さんが近づき、クレイジーダイヤモンドでその人間に触れた。
すると、溶けた状態から元通りの姿へと戻った。
だが、戻った人物は身体が小刻みに震え、顔が恐怖に染まっており、真面に話せる状態ではない・・・
この場合は・・・
「朱鷺子ちゃん、お願い!!」
「はい!ヘブンズ・ドアー!!」
朱鷺子ちゃんのスタンドが人間に触れると、本の様に顔がめくれ気絶した。
「こ、これは・・・」
「これが朱鷺子ちゃんのスタンド能力、対象を本の様な状態にして記憶を見る事が出来るのよ」
慧音さんが驚いていたので一応説明して置いた。
「そうなのか・・・」
「こ、これは・・・」
「どうしたの朱鷺子ちゃん?」
「ど、どうやら正面から何もなかったのに、いきなり針が飛んで来て、刺さったら今の状態になったらしいです・・・。一応この記憶は思い出せない様にして置きましょうか・・・」
そう言いながら朱鷺子ちゃんのスタンドが指で『体が解けている時の記憶とその前後の記憶は思い出す事が出来ない』と書き込んで、人を元に戻したが、気を失っているみたいだ。
「何もない所から針が出て来たって・・・姿を消せる能力か?」
「多分、間違いないわ・・・」
魔理沙さんと霊夢さんが状況の確認の話をしていると、霊夢さんに向かって針が飛んで来た。
「ッ、スタープラチナ!!」『オラ!!』
何とかスタンドで弾き返したが、弾いた手が解けてしまっていた。
これを見て私は・・・
「魔理沙さん、霊夢さんを直してください!!ハッキング、散りなさい!!」
私の言葉を聞きハッキングはこの部屋中に散った。
だが霊夢さん達以外に生物の反応はない。
「逃げたみたいですね・・・ですが、これを調べれば何か分かるはず・・・」
そう言いながらハッキングをスタープラチナが弾いた針へと向かわせ調べた。
「どう?何か分かったかしら?」
「えぇ、どうやらスタンド攻撃で間違いないようです。名前はラット、あらゆるものを溶かす毒針を飛ばす砲台型のスタンドの様です。そしてその持ち主はネズミの様ですね」
「なんだって!?ネズミもスタンドを使えるのか!?」
「えぇ、生き物であれば可能性はあります。だけどこれは・・・」
拙い事になりましたね・・・
~多々良小傘Sideout~
リメイクの理由ですが、設定をあやふやの状態で投稿を始めてしまったので、
多々良小傘のスタンドであるハッキングが強すぎると感じたのが一つ目の理由です。
二つ目の理由としては、キャラ視点の書き方が自身にあっていないと感じたためです。
以上の理由でこの作品はリメイクする事となりました。
リメイク作品は「東方小傘物語【リメイク】」という名で投稿予定です。