東方小傘物語   作:寂しい幻想の刀鍛冶

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第34話 新たな遊戯(1)

 ~博麗霊夢side~

 

 

この前解決した異変後の宴会会場・・・・・・

 

私の目の前ではこの異変直前に現れてスタンドについて説明と能力を調査している小傘がいる。

 

それにしても、まさか幻想郷のあっちこっちでスタンドに目覚めている者がたくさんいるなんて・・・

 

まぁ、そのことについては小傘の方でも調査してくれているみたいで助かっているけど・・・

 

そう思っているとこの場で一番目立つ場所に紫がスキマで現れた。

 

はぁ~、まためんどくさい事が起きそうな気がするわ。

 

 

 ~博麗霊夢sideout~

 

 

 

 

 

 ~多々良小傘Side~

 

 

はぁ、やっと終わったー!これだけの人数を調べて説明するのは流石に大変だったわ。

 

そう思っていると紫さんが現れた。

 

ようやく説明するつもりみたいね。

 

「どうも皆さん、こんばんわ。知っている人もいると思いますが一応名乗らせていただきますわ。私は八雲紫と申します。今回は弾幕ごっことは別の遊戯について説明をしたいと思って私はやってきました」

 

紫さんがそう言うと周りの人妖達は皆驚いた。

 

「ちょっと紫!それは一体どう言う事よ!!」

 

「落ち着きなさい霊夢。今回の事は幻想郷にスタンド使いが現れたからその対策の為なのよ・・・」

 

「・・・説明しなさい」

 

「わかったわ。今回の遊戯はスタンド使い同士で行う遊戯です。通常スタンド使い同士が戦うとどちらかが死んでしまう可能性が高いため、その可能性を無くすために私と小傘で特殊な結界を開発しました」

 

紫がそう言うとこの場の皆が私を見た。

 

「まったく、紫さん。私はハッキングで情報を調べてお伝えしただけでほとんどの事は紫さんがやっていたじゃないですか」

 

「まぁまぁ、一応手伝ってくれた事に変わりはないんだからいいじゃない。説明を続けるわね。この結界で身体的にダメージを受けてもすぐに回復または元の状態に戻ります。その代り能力と弾幕が使用できず、結界内の人物のダメージ量を結界が感知をし、一定量ダメージが入った場合は遊戯が終了するようになっています」

 

紫さんの説明が終わると皆それぞれの反応を示したが全員が賛成を示した。

 

「それじゃあ、せっかくだし遊戯をして貰おうと思うんだけど、誰かして貰えるかしら?」

 

そう言うと全員がしたいといい始めた為、紫さんは困った顔をしながら言った。

 

「あらあら、それじゃあ適当に私が選ばせてもらうわね。そうね・・・・・・貴方と貴方に戦ってもらおうかしら?」

 

そう言い紫さんは二人の人物を指差した・・・・・・

 

 

 ~多々良小傘Sideout~


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