~多々良小傘Side~
さて、あれからの後日談を語るとしましょうか。
三人に霊夢さん達を呼びに行っている間にチルノちゃんに憑りついたアヌビス神と戦い続けた。
ハッキングの能力を最大限に利用して何とか倒す事が出来た。
そして、アヌビス神から解放されたチルノちゃんの介抱をしているとルーミアちゃん達と霊夢さん達を呼んで戻って来た。
霊夢さん達に事情の説明をしてその場は解散となった。
え?アヌビス神はどうしたのかって?
それは・・・
『おい、小傘!そろそろ約束の時間だぜ!!』
「分かったわアヌビス神」
この通り乗っ取らない事が条件で私の手元に置いているわ。
そして、アヌビス神にハッキングの事について聞いてみた。
ハッキングやアヌビス神は大きくまとめて
幽波紋は持ち主の傍に出現して様々な超常的能力を発揮し、他人を攻撃したり持ち主を守ったりする守護霊のような存在らしい。
その姿は人間に似たものから、動物や怪物のようなもの、果ては無機物まで千差万別で一言で言えば超能力が具現化したものらしいわね。
アヌビス神は珍しく持ち主が決まって居らず、自身を持った者に憑りついて行動するみたいね。
幽波紋にはルールが存在するらしい。
一つ目は幽波紋は一つの体に一つしか天然で発現しない。
二つ目はある特定の幽波紋以外は幽波紋しか触れる事しかできない。
しかし、幽波紋からは触れる事ができるらしい。
例外として実態を持っている幽波紋も存在するらしい。
三つ目は幽波紋は使用者の意思によって動く。
アヌビス神はこれの例外として自身の意思を持っていると自分で言っていた。
四つ目は幽波紋が傷つけば使用者も傷つく。
五つ目は幽波紋は特殊能力を一つは持っている。
この場合、ハッキングは情報を調べ上げ利用する能力でいいのかしらね?
あ、アヌビス神は相手の動きを覚えて、使用されるだけ強くなる能力らしい。
六つ目は使用者から離れて行動できる範囲が決まっている。
だけど、私のハッキングは行動できる範囲は他の幽波紋より異常に行動範囲が大きい様だ。
七つ目は幽波紋は成長する。
使用者の心の持ちようで成長するらしい。
その際に能力が変化したりするみたい。
そして、八つ目だけど、幽波紋は幽波紋を持っている者しか見れない様なんだけど、普通に霊夢さん達には見えていたけど・・・
此処が幻想郷なのが原因なのかもしれないわね。
まぁ、こんな感じに幽波紋の事を知る事が出来たので一様手紙で阿求さんに教えて置いた。
さて、買い物に行くとしますかね。
そう思い私はアヌビス神と共に店を出た・・・
~多々良小傘Sideout~