~多々良小傘Side~
ふぅ、何とか間に合ったわね。
さて、先ずは・・・
「ハッキング!チルノちゃんの状態を調べあげなさい!!」
それと同時にハッキングはチルノちゃんを調べ始めた。
今の内に・・・
「三人とも後は私が対応するから霊夢さんか魔理沙さんを呼んで来て頂戴!」
「分かりました!」「了解です!」「分かったのか~!!」
私の言葉を聞いて三人はこの場を離れて行った。
これで、何も心配せずに対応出来るわね・・・
それと同時にハッキングからチルノちゃんの情報が流れ込んできた。
成程、やっぱりあの刀が原因の様ね。
そしてあの刀の名は・・・
「貴方・・・・・・アヌビス神ね」
「ほう、俺の事を知っているようだな。しかし、この土地にもスタンドを持っている奴がいるとは・・・」
アヌビス神がハッキングを見ながらそう言った。
「どうやらこの子の事を知っているみたいだけね。だけど、チルノちゃんを返してもらうわよ!!水符「水龍の舞~水仙~」!!」
そう言い私は水の弾幕を放った。
「何だその弱々しい弾幕は!氷符「氷龍剣戟~斬弾~」!!」
アヌビス神がスペカ宣言をし、私の弾幕を氷の斬撃の弾幕で凍らされてしまった。
「っく!だったら化符「雨四光」!!」
そう言い私は唐傘の仕込み刀を抜き、唐傘の部分を開いた状態で上に投げて、弾幕を放った。
「何だ?お前も刀を使うのか!だったらこっちも本気で行くぞ!氷符「氷龍剣戟~氷柱~」!!」
な!?私の弾幕をまた凍らせているの!?しかもこっちに近づいて来ている!?
キンッ
っち、ギリギリ防ぐ事が出来たけどこのままじゃ不味いわね。
「ほぉ、これを防ぐか」
仕方ない!
「ハッキング!殴り飛ばして!!」
ドガッ
「グアッ!?」
ハッキングの拳がアヌビス神の腹へと当たり、遠くへと離れた。
「ハッキング!剣の技術を調べて私が使える様にしなさい!!」
それと同時に剣術の情報が頭に流れ、身体が少し強化された様な気がした。
「さて、アヌビス神!ここからは剣だけで勝負よ!!」
「フハハ!その勝負乗った!!」
そう言い私はアヌビス神と剣を交えた。
~多々良小傘Sideout~
~博麗霊夢side~
「こっちです!」「もうすぐ着きます!」「急ぐのか~!!」
「分かっているわよ!」
「これでも急いでるんだぜ!」
たく、行き成りルーミア達が来たと思ったらチルノの様子が変になって、今は小傘が対応しているですって!?
丁度良い事に魔理沙が家に来ていたからよかったものを・・・
それよりも彼奴は相変わらず厄介事に絡まれているわね。
「あ、あそこです!!」「居ました!」「見つけたのか~!!」
三人組が声を上げたので魔理沙と一緒にそこを見ると倒れているチルノとそれを介抱している小傘がいた。
「どうやら終わっているみたいね・・・」
「その様だな・・・」
まったく、相変わらず如何にかできちゃうみたいね・・・
「チルノちゃ~ん!」「小傘さ~ん!」「無事なのか~!!」
「えぇ、大丈夫よ~!」
まぁ、無事で何よりだわ・・・
~博麗霊夢sideout~