ハイスクールヒーローズ-THE ULTIMATE HERO'S-   作:絶狼ゼロ

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OPテーマ
『英雄』


怪異宇宙人
ケットル星人登場


EDテーマ
『Double-Action ソードフォーム』

※色々可笑しな所が有りますがお許し下さい。


勇者に転生せし者達と、悪魔達の運命の出逢い!
第1話 接触(コンタクト)


ケンイチ

「グオォォォッ」

 

涼太郎

「グゥースカピーッ」

 

鋼賀

「グガアァァァッ」

 

突然だが,三人は寝ている。

 

それもそのはず、何せ精神世界の会話でもあったのだから。

 

すると?

 

???→パワードの目覚まし時計

 

《グワンギュンギュンギュンギュンギューーン!!〔いわゆるウルトラマンの変身音〕、、、

私は、×2

ウルトラマン×2

パワードだ×2

早く起きなさい!!×2{カラータイマーの点滅付き}》

 

なんと、目覚まし時計が鳴りました

 

三人

『あん?何だ?』

 

三人は同時に目覚めて、そしてビックリした!

 

三人

『なんで、パワードの目覚ましが有んのーーーー!?』

 

三人は叫びながら突っ込んだ{てか、突っ込み所が違う}

 

ケンイチ

「てか、なんで俺たち一緒に寝てんだ?」

 

二人

『知らん[いや、だからハモンなよ!]』

 

いつも通りに仲が良い三人の漫才だが、同時に“あの事”を思い出して、辺りを見渡す。

 

すると、近くに有った大きなテーブルの上に、それぞれ名前の書かれた三つの箱と手紙に気がついた。

 

鋼賀

「なぁ、手紙はこれで良いんだよな?」

 

涼太郎

「うん、間違い無いな。けど、箱の大きさが違うのが気になるな。」

 

ケンイチ

「まあ兎も角、手紙は後にして、名前ごとに分かれた箱を開けてみっか?」

 

ケンイチの言葉に二人はそれぞれの箱を手に取る。

勿論ケンイチも箱を取る。

 

そして同時に三人は箱を開けた。

 

その中身は、

 

鋼賀

「これは、『牙狼剣』!」

 

涼太郎

「おいおい、こりゃあ『純正ガイアメモリ』に『Wドライバー』じゃねぇか!?」

 

ケンイチ

「間違い無い、俺のもだ、コレは紛れもなく『フラッシュプリズム』!」

 

箱の中身はなんと、自分たちが『神様』に願った『英雄』に変身するがこと出来る『アイテム』だった!

 

そして三人は、お互いを見て頷き合う。

 

そして同時に手紙を見る。

 

『ハロー!あたち神様だよ!

無事に三人はたどり着いたかな?

 

目が覚めたら近くに三人の箱が有るから、それぞれ開けてね~!

 

それと特別に三人の為に用意した“サポート”が、変身アイテムと一緒入ってるからねぇ~!

 

鋼賀クンには、牙狼で当然の相棒

『魔導輪ザルバ』、

涼太郎クンは

『メモリガジェット』とその『ギジメモリ』を用意したからね!(V)』

 

コレを読んだ涼太郎と鋼賀は直ぐ確認した。

 

鋼賀

「確かに、コレは

“ザルバ”だ!」

 

涼太郎

「俺のもだ!

『バットショット』に『ビートルフォン』と『フロッグポット』が有った!」

 

ケンイチ

「マジか!?」

 

鋼賀

「てことは、ケンイチは何が用意されているんだ?」

 

涼太郎

「続きを読もう!」

 

三人は再び手紙を確認する。

 

『さて、最後に

ケンイチクンなんだけど、あたち!神様は“大サービス”をしました!

[“大サービス”??]

そ、れ、は!

まず、光線銃

“トライガーショット”!オマケにメモリーディスプレイ付きでメテオールは無制限の超小型ハイテク光線銃!

更に、長距離狙撃光線銃[ダンクショット]と、超万能換装型光線銃[ディバイドランチャー]を用意したからね!

後それらは、量子変換することによって メモリーディスプレイから転送されるから簡単に使えるよ!』

 

鋼賀

「マジかよ、、、」

 

ケンイチ

「俺の箱がやたらデカいのはそう言う意味か!?」

 

涼太郎

「あれ?まだ続きが有るぞ?」

 

驚きを隠せない三人だが、更にまだ

ケンイチの説明は続いていた。

 

『後ケンイチクンの為にね、もし変身不能に陥った時の場合にね、『カプセル怪獣』と『怪獣ボール』と『バトルナイザー』を用意したからね!オマケにサイズは、ケンイチクンの思いのままに変えられるからね!』

 

三人

『はいッ!?』

 

急いで箱の中を確認すると、本当に三種類の怪獣の入れ物が有った!

 

『カプセル怪獣』には、

『E(エレキ)ミクラス』、

『F(ファイヤー)ウインダム』、

『アギラ』と入れ物に記されていた。

 

『バトルナイザー』も同様に、

『ゴモラ』、『リトラ』、『エレキング』とバトルナイザーが発光していた。

 

そして、掌に収まりそうで収まらないちょっと大きなカプセル、『怪獣ボール』には、『セブンガー』と記されていた。

 

ケンイチ

「頼んでいた訳でも無いのにサイズまで変えられるのかよ……まあ、深く考えれば変身不能と言えば、〔ウルトラマン〕の作品には、必要不可欠だからかもなぁ。」

 

涼太郎

「確かに、そう考えると有り難く頂戴するべきだな。」

 

鋼賀

「俺もそう思うぞ。」

 

まさかの味方怪獣の支給に驚きを通り越して、若干呆れたが、確かに変身不能となれば、最悪の状況になるだろう。

それを、考えて用意してくれたのなら、“受け取らないのは、野暮”ってやつである。

 

『そして鋼賀クンと涼太郎クンのヒーローには、ちゃ~~んとデメリットを外して置いたし、ケンイチクンのも、ウルトラコンバーターとウルトラブレスレットにウルティメイトブレードを移植した『パワードブレスレット』もちゃ~~んと付いているからねー!

 

そして最後!

 

三人は“コレを”読んだ後は、自動的に“ハイスクールD×D”ワールドに組み込まれて、次の日は、『駒王学園高等部』の二年に転校生という形にしてあるから、其処から先は君たちの新たな人生だから、健闘を祈るよ!!

 

後もう一つ、ケンイチクンと鋼賀クンの光の力は、正しい心を持っている存在であれば、闇の住民と友好関係を築いても、その者がダメージ、又は消滅するなんてことは起こらないからねー!

消滅及びダメージ現象が発生するのは、二人の光が、本当の邪悪、もしくは邪光と判断したときに起こるから、覚えておいてねー!by.神様より』

 

説明書である手紙を読み終えた三人

 

ケンイチ

「まあとりあえず、説明は分かったから先ずは、」

 

鋼賀

「俺の“魔導輪ザルバ”からだな。」

 

鋼賀はそう言うと、小箱から指輪の形をした“魔導輪ザルバ”を取り出す。

 

すると?

 

ザルバ

『お前さんかい?俺の“相棒”は?』

 

喋りだしたではないか!?

しかし三人は全く驚かない。

 

鋼賀

「ああ、その通りだ。俺は道外鋼賀だ。」

 

ザルバ

『ほほう、お前さん“コウガ”って言うのか?初めて聞く名前じゃないな、さて俺も名乗ろうと言いたいが、生憎名前が無いのでな、名前を付けてくれねぇか?』

 

鋼賀

「ああ、お前は今から、『ザルバ』だ!

言葉の意味は『友』」

 

ザルバ

『ほう、『ザルバ』か?気に入ったぜ、鋼賀!』

 

 

鋼賀

「ああ、よろしく頼む、ザルバ!」

 

ザルバ

『ああ、勿論だ。

ところで、そっちの“ヤロー”お二人さんは?』

 

鋼賀とザルバの契約みたいなのが終わった直後、ケンイチと涼太郎に気付いたザルバ

 

涼太郎

「や、“ヤロー”って、随分豪快な物言いだなオイ。」

 

ケンイチ

「俺たちは、鋼賀の親友で仲間の

櫂ケンイチだ。」

 

涼太郎

「俺は左涼太郎だ。」

 

ザルバ

『そうか、じゃあよろしくだケンイチ、涼太郎。』

 

とりあえずは、身の回りものを確認する為に、部屋を確認する。

 

そして分かった事が有った。

どうもこの部屋は、三人共同の部屋だという事と、一つの家に同居しているということが。

 

そして次に三人は、別々に行動する。

 

涼太郎は風呂に入り、鋼賀は表に出て剣術の独学をする為に素振りを、そしてケンイチは、装備品である光線銃の整備を行う。

 

そして昼間に至り、三人は一番の問題点である“所持金”を確認する。

 

銀行の通帳を確認したところ、三人の額は、同じ数字であり、1000億単位の預金が有ることに腰を抜かしてしまった。ケンイチに限っては、盛大にずっこけている。

 

オマケに財布の中も、6万円の額が入っていた。

 

それで三人は、駒王学園の道筋を覚える為、外食ついでに部屋を出た。その後、ファミレス〔ガヌト〕という店入り、昼食を済ませるのだった。

 

ケンイチ

(オイ!?ガヌトってガストじゃないのか!?)

 

そして、午後3時、、、、、、、、

 

意外にもそこまで離れていない距離に、お目当ての『駒王学園』に到着した。

 

ケンイチ

「此処だな、駒王学園は。」

 

鋼賀

「間違い無い、此処だ。」

 

涼太郎

「確か、設定上の割合は、男が3の女が7だったかな?

 

こりゃあ、安全に学校生活が送れるか分からんぜ?」

 

涼太郎の言う通り、自分達の容姿は、ケンイチが『姫矢准』、涼太郎が『左翔太郎』、鋼賀が『鈴邑零』である。

 

間違い無く女子達には人気間違い無しなのだが、反面イケメン男子を除く男共にとっては間違い無く目の敵そのものである。

 

鋼賀

「とりあえず、学校は分かったんだ。

後はこのまま、明日を迎えたいな、な?ケンイチ、涼太郎。」

 

ケンイチ

「まあ平和に越したことは無いよな?」

 

涼太郎

「じゃあちっとばかし早ぇが、晩飯をどうするか考えるか?」

 

 

と言うわけで、三人はこれから街の探索も兼ねて、晩飯をどうするか、歩きながら話す。

 

それから時間が流れ、午後6時30分、、、、、、、

 

食品の買い出しに向かって、“今日は何を食うか”というのを時々リアルファイトを行いながら今晩のメニューを考えては、買い物かごに入れていく。

 

そして最終的に決まったメニューは、

 

『肉じゃが』

 

に決まったのだ。午後8時に三人は慣れないながらも奮闘し、見事な出来栄えになったのだ。

 

その食後、三人は表に出て、ランニングモードに入る。

 

“さあ!特訓開始”と言わんばかりに、

ケンイチは既にウォーミングアップを行う。

 

涼太郎と鋼賀も同じように準備運動をして、走る気満々である。

 

 

とその時!!

 

三人

『ッ!?』

 

三人が同時に何かを感じた瞬間、ザルバも反応した!!

 

ザルバ

『鋼賀!ケンイチ!涼太郎!危ない邪気だ!此処から遠くないぞ!!!』

 

ザルバの言葉に確信を持った三人!

 

鋼賀

「ザルバ!方角はどの辺りだ?」

 

鋼賀はザルバが付いている左手を突き出し、360°回転する。

 

すると

 

ザルバ

『ストップだ鋼賀。あの方角だ!』

 

ザルバの言った方角、その先には?

 

涼太郎

「ありゃあ[教会]か?」

 

ケンイチ

「間違い無い!俺のメモリーディスプレイにも[教会]の位置から反応が出ている。しかもご丁寧にその正体は、[怪獣]系だ!」

二人

『何だと!?』

 

ケンイチの言葉に驚く二人。

 

ケンイチ

「名前は『怪異宇宙人ケットル星人』だ!」

 

鋼賀

「おい、教会で事件となれば、原作だと、どの辺りになる!?」

 

涼太郎

「確か駒王学園に行った時、生徒達の制服は[冬服]だったから、、、、、」

 

ケンイチ

「[レイナーレ戦]だ!]

 

ケンイチの言葉に二人は急いで準備する!

 

涼太郎は、仮面ライダーWの愛車である[ハードボイルダー]に跨がり、鋼賀も同じ様に、

 

鋼賀

「轟天ッッ!!」

 

と叫ぶと、空間に金の亀裂が入り、黄金の体に身を包み、頭に角が生えた、

例えるなら、黄金のユニコーンと言える牙狼の愛馬、[轟天]が姿を現し、鋼賀が跨がる。

 

鋼賀

「涼太郎!先に向かおう!」

 

涼太郎

「ああ!ケンイチ!」

 

ケンイチ

「俺も直ぐに向かう!足止めを頼むぜ!」

 

準備の出来た二人は先行する。

そしてケンイチは、一度部屋に戻り、

 

ケンイチ

「初めましてでいきなりだが、無関係の命を守る為、力を貸してくれ! [ウルトラマン]!」

 

そう言うと、手にしているフラッシュプリズムのコアが輝きを増す!

 

ケンイチ

「ありがとう、ウルトラマン!

ウルトラマン、パワァァァァドォォォォッ!!」

 

 

ケンイチの雄叫びと共に、フラッシュプリズムを天に翳してスイッチを押す!

 

そして、両側の青い発光部分と中央のコアが発光して、ケンイチを青い稲妻と共に眩い青光が包み込む!

 

光が晴れた時、ソコにいたのは『櫂ケンイチ』ではなく、銀色と赤色が中心の体に、両手には肘までの幅でヒレ状の刃『パワード・スタビライザー』を装着し、更に右手首にはウルトラコンバーターを、左手首に万能武器

『パワードブレスレット』を装着しており、更に胸の中心に特殊な発光部分『みなぎりメーター』がついた『カラータイマー』を装着していた。

 

何よりも顔は、人間からかけ離れているが、どことなく人間に近く感じ取れるモノであり、一番の特徴は目が、地球のように青く輝いている。

 

今、ケンイチは己の憧れていた英雄、ウルトラマンパワードに変身したのだ!

 

(※此処から作者はパワードを『ウルトラマン』と呼称します。理由は本編パワードで、パワードと呼ばれず、『ウルトラマン』と呼ばれていたというちょっとしたこだわりです)

 

ウルトラマン

「シュワッ!!」

 

ウルトラマンは声と共に光となり、教会へと急行した。

 

 

道中

 

 

涼太郎

「さぁ~て、初めての変身だ!華麗に決めてやるぜ!」

 

そう言った涼太郎は、変身ベルト『Wドライバー』を腹部に装着!

 

そして『ハードボイルダー』のハンドルをコインで固定し、左右のポケットからガイアメモリの、『サイクロンメモリ』と『ジョーカーメモリ』を取り出して、ボタンを押す!

 

『サイクロン!!』

『ジョーカー!!』

 

この音声の次に、腕をクロスするように回し、

 

涼太郎

「変身ッッ!!」

 

その掛け声と共に、ガイアメモリをWドライバーのメモリスロットにセットして、そのスロットを左右に開く。

 

『サイクロン!!』『ジョーカー!!』

 

その音声が響き渡り、独特の効果音と共に涼太郎の姿が変わった。

 

右半身が緑色の体色いており、左半身が黒色の体色をしいている、いわゆる『半分こ怪人』の英雄。

そして銀のマフラーに赤い複眼、そう!

涼太郎は、この町を守る『風』、『仮面ライダーW』に変身したのだ!

 

「さぁ~て、この町を泣かせる奴ぁは俺が、いや俺達が絶対に許さねぇ!」

 

Wはハンドルを握り直し、そのまま走る。

 

同時に鋼賀も、愛馬『轟天』と共に急行中に『変身』の体制に入る。

 

ザルバ

『鋼賀![鎧]を召喚しても損は無いぞ!お前たち三人なら、あのケットルなんたらは倒せる!』

 

鋼賀

「ああ、行くぞ!ザルバ!!」

 

鋼賀は、走行中に牙狼剣を『赤鞘』から引き抜き、その牙狼剣を天に垂直伸ばし、真上に円を描いた!そして牙狼剣を振り下ろすと、まるで骸骨のイメージが大きい天使、『魔天使』が姿を現し、鋼賀の体に鎧の一部ずつを装着させていく。

 

最終的に顔以外は金の鎧で包まれ、牙狼剣も鍔の位置に三角形のエンブレムが入った本来の形態になり、鋼賀が顎を引き、睨め付けた途端、

 

『ガルルルッ!!』

 

犬や狼の威嚇する鳴き声と共に鋼賀の顔は、黄金の狼に変わった。

 

鋼賀は今、『守りし者』として命の盾となる『黄金騎士牙狼』に変わったのだ!

 

牙狼

「行くぞ!轟天!!」

 

主の言葉に応えるように、轟天は加速する!

 

 

 

教会側、、、、、、

 

(イッセーナレーション)

 

オッス!俺『兵藤一誠』!!

突然なんだけど俺は『悪魔』なんだ!

今俺達『オカルト研究部』は、レイナーレって言う残酷な堕天使を倒して、目の前で殺された俺の新しく出来た友だちの『アーシア・アルジェント』っていう子が今、駒王学園の『二大お姉さま』と言われ、レイナーレに殺された俺を『悪魔』に転生して助けてくれた主であり部長の『リアス・グレモリー』先輩によって、人間ではなくなっちまったけどそんなの関係ねぇ!

部長は『悪魔』に転生させることで、アーシアを生き返らせてくれたんだ!

『悪魔』って言っても、俗に言う化け物の『悪魔』じゃないぜ!ソコわかってくれよな!

それに、俺の為に協力してくれたリアス部長と同じ『二大お姉さま』の片割れで部長と同等かそれ以上のナイスバディの副部長『姫島朱乃』先輩に駒王学園の『ロリマスコット』というかわいこちゃんで後輩の『塔城小猫』ちゃんに駒王学園の俺達男子敵でイケメン王子の『木場祐斗』には感謝しきれないぜ!

ホント皆、ありがとう!

 

(イッセーナレーション終了)

 

イッセー

「さあ、帰ろう!アーシア!」

 

アーシア

「イッセーさん!」

 

(作者ナレーションに戻ります。)

 

イッセーは生き返ったアーシアを嬉ながら抱きしめた。

 

その光景にオカルト研究部は微笑みながら見守る。

 

リアス

「さあ、コレで今日の部活動は終わりよ。」

 

朱乃

「はい部長。」

 

小猫

「お疲れさまです。」

 

木場

「それじゃあイッセー君、お先に失礼するよ?」

 

イッセー

「おう!ありがと!みんな!!」

 

オカルト研究部が部活動を終えて、解散しようしたその時!!

 

ケットル星人

「タアッ!!」

 

イッセー達

『ッ!?』

 

怪異宇宙人ケットル星人出現!!

 

イッセー

「アーシアあぶねぇ!」

 

イッセーはアーシアを抱えて回避した。

 

ケットル星人

「おのれ、かわすとはやるな?」

 

リアス

「あなた何者なの!?」

 

リアスの問いかけに、勿論ケットル星人はこう答える。

 

ケットル星人

「私は遥か宇宙の彼方のケットル星から来たケットル星人だ!」

 

イッセー

「な、なんだと!?」

 

木場

「宇宙人だって!?」

 

驚きを隠せないリアス達一同。

 

ケットル星人

「我々の種族繁栄の為、お前たち『悪魔』の寿命と若さを頂く!」

 

ケットル星人は槍を構えて迫る!

 

リアス

「冗談じゃないわ!

あなたなんかに、私達の命は渡さないわ!朱乃!!」

 

朱乃

「雷よ!」

 

ケットル星人を迎え撃つリアス達はまず、朱乃が雷撃を放つがケットル星人は

 

ケットル星人

「あまいぞ娘よ!タアッ!!」

 

なんと驚異的な速さでかわしているではないか!!

 

小猫

「なんて速さ……!」

 

朱乃

「私の雷をかわすなんて!?」

 

木場

「ならば僕が行きます!」

 

ケットル星人の驚異的な速さに驚く朱乃と小猫。

 

木場は魔剣を生成して己の持ち味であるスピード勝負を行う!

 

ケットル星人

「ほう、なかなか速い上に太刀筋が良いな。」

 

木場

「それはどうも!」

 

木場の能力の高さに誉め言葉を送るケットル星人だが、

 

ケットル星人

「しかし君はパワー不足だ!ハアッ!!」

 

木場

「何!?ぐあッ!?」

 

ケットル星人のパワーに押され、弾き飛ばされてしまった木場!

 

リアス

「祐斗!?」

 

ケットル星人はそのまま木場に近付く!

 

ケットル星人

「先ずは君の命を頂こう!」

 

木場

「く、くそ!右腕が!?」

 

ケットル星人のパワーに敗れ、右腕を骨折してしまったため、木場は動けなくなってしまった!

 

イッセー

「テメェー!!木場から離れろー!!!!」

 

イッセーが木場救う為、左腕の『ブースデッド・ギア』からドラゴン波を放つが!

 

ケットル星人

「無駄だ!トオォ!!」

 

難なく弾き返した!

 

イッセー

「何ッ!?」

 

ケットル星人

「隙有りだ!」

 

攻撃が弾かれ、動揺したイッセーにケットル星人は突撃する!

 

イッセー

「や、ヤベェ!?」

 

イッセーが側にいたアーシアを左に離れさせた!

 

アーシア

「キャッ!?イッセーさん!?」

 

イッセー

「ぐあッ!?」

 

アーシアはイッセーを見たが、既にケットル星人がイッセーを抑え込んでいた!

 

ケットル星人

「良いだろう!先ずは君からだ!」

 

そう言うと、ケットル星人は右手が異様なオーラに包まれた!

 

リアス

「イッセー!!」

 

朱乃、祐斗

『イッセー君!?』

 

小猫

「イッセー先輩………!!」

 

誰もが歯痒く、そして絶望しかけた。

 

この時、アーシアは祈った…!

 

アーシア

〔お願いです!誰でもいいですから、イッセーさんをお助け下さい!!〕

 

アーシアはこの絶望的な数秒間祈ったのだ。自分を守ろうとしてくれている人が、目の前で殺されるなんて嫌だ!誰か助けて!と祈り込めた。

 

すると、アーシアの願いが、『英雄』達に届いた!

 

町の『風』となり、命を守る『守りし者』達が、絶望に差し込む『希望の光』となりて悪しき者を打ち倒す『彼ら』が!

 

ブオォォォォォン!!!

 

ドゴォォォォォンッ!!

 

ケットル星人

「何だ?」

 

ケットル星人が反応して見たのは!

 

「ライダァァァァ!!ブレェェェェイクッ!!!」

 

牙狼

「ハアァァァァァッ!!!」

 

壁を突き破って現れたのは、町を守る『風』仮面ライダーW!

 

そして町の『守りし者』、『黄金騎士牙狼』!

 

そして、牙狼を乗せた轟天がケットル星人に突撃!

 

ケットル星人

「グアアッ!?」

 

轟天の攻撃、角カチ上げ攻撃を受け、宙を舞うケットル星人に、

 

『サイクロン!マキシマムドライブ!!』

 

Wがハードボイルダーから派手に飛び出して、Wドライバーにあるサイクロンメモリを右腰にある『マキシマムスロット』に装填する!

 

「行くぜ!〔サイクロンブロー〕!!オウリャア!!」

 

Wは技名を言いながら、右腕にパワーを込めて、俗に言う『ライダーパンチ』を放った!!

 

ダアァァァァンッ!!

 

ケットル星人

「グオオオオッ!?」

 

空中で〔ライダーパンチ〕の直撃を受けたケットル星人は、地面に叩きつけられた。

 

一同

『…………!?』

 

何が起こったのか分からない!

 

イッセーの危機に、金馬に跨がった黄金の狼の戦士と、左右半分体色が違う謎の半分こ戦士が

自分たちの前に現れて、イッセーを救ったではないか!

 

「ようあんた等、怪我はねえかい?」

 

牙狼

「おいW、その言葉は意味ないぞ。一人骨折しているからな。」

 

ザルバ

『その通りだぜりょう………いやW、既にもう大怪我なんだから。』

 

「んだよ牙狼、ザルバ。こういうのはノリだって。ホント冷たいねぇ。」

 

ちょっとした口論になっている。

 

ケットル星人

「ぐう、何者だお前たち!」

 

ダウン状態から立ち上がったケットル星人はWと牙狼に問いかける。

 

「あ~ソイツはちょっと待ってくれねぇか?あともう一人此処にくるんだ。その後で、名乗ってやるよ。」

 

ケットル星人

「ふざけるなぁぁぁぁぁ!」

 

バカにされたと思ったのか、逆ギレを起こし、槍を構えて突撃する!

 

ザルバ

『牙狼、そろそろ“怪獣退治の専門家”がくる頃だろ?』

 

牙狼

「いや、もう来た。」

 

とその時、赤き光の玉が教会の扉をぶち破った!

 

リアス

「何!?」

 

朱乃

「赤い、光の玉?」

 

その光の玉は、リアスと朱乃の間をすり抜けて、ケットル星人に目掛けて体当たり!

 

ケットル星人

「何ッ!?グハァッ!?」

 

にしてもケットル星人は、老いぼれの宇宙人の為か、意外にも吹き飛ばされまくる

 

そして光の玉はWと牙狼の前に止まり、輝きを増す!

 

その光景に、イッセーやリアス達はあまりの眩しさに顔を背ける。

 

ウルトラマン

「シュワァッ!!」

 

突然の声と共に姿を現したのは、命を愛する光の戦士、『ウルトラマンパワード』だった!

 

イッセー

「こ、今度はなんだ!?」

 

驚くのも当然である。

なにせ、また謎の戦士が出現したのだから!

 

ザルバ

『おうおう、随分と早いご到着だなぁ。』

 

ウルトラマン

「当たり前だザルバ 、俺は常に『助け』を求める者の為に全力だ。

何よりどんな状況でも、最後まで諦めず、信じる者の心が、不可能を可能にする!

それが!『ウルトラマン』だぁぁぁぁぁぁぁッ!!」

 

今、ウルトラマンパワードが平行世界に降臨した!

 

ケットル星人

「何ッ!?ウルトラマンだと!?」

 

すると、倒れていたケットル星人が、『ウルトラマン』という単語に反応して起き上がった!

 

ケットル星人

「間違い無い!貴様、我が“父”を殺したあの“ウルトラマンレオ”の同族だな!?」

 

なんと!

このケットル星人は、かつてM78ワールドにおいて、当時ウルトラマンレオが地球防衛についていた時に地球を襲ってはウルトラマンレオと闘い、敗れたあの“ケットル星人”の息子だったのだ!

 

ウルトラマン

「だったらどうした?ケットル星人。」

 

ケットル星人

「知れたことを!ウルトラマンレオではないが、ウルトラ戦士に変わりはない!父の仇、覚悟ッ!ウルトラマンッ!!」

 

ケットル星人は、こんなことを言ってはいるが同情出来ないのが、Wと牙狼である。

 

「おいおいケットルさんよ、随分と生意気な“逆恨み”じゃねぇかよ。」

 

牙狼

「貴様等のような奴らは、どうも『命を奪う』ことしか頭に無いのか!」

 

Wと牙狼は逆恨みを指摘し、怒りを爆発した!

最早、コレは己の目的からかけ離れて、逆恨みになっているのだから。

 

ケットル星人

「黙れぇぇぇッ!!」

 

もうケットル星人は聞く耳無し。

ケットル星人はそのまま迫る!

 

「おいおい、俺たちの自己紹介はさせろよ!」

 

するとWは、そう言いながら違う色のメモリを出す。

 

色は白っぽさ思わせる銀のメモリ。

 

“メタルメモリ”だ!

 

『メタルッ!!』

 

メモリのボタンを押し、ジョーカーメモリと交換して、ドライバーに入れる!

 

『サイクロンッ!!メタルッ!!』

 

すると先程黒かった左半身が、今度は銀色に変わった。

 

オマケに背中には、メタル系の専用武器である棍棒『メタルシャフト』が装備されていた。

 

この姿は、打撃によるパワー形態の一つ、『サイクロンメタル』である。

 

ガキィィィィン!!

 

Wと牙狼はメタルシャフトと牙狼剣をクロスするようにして、

ケットル星人の槍を抑えつけた!

 

ケットル星人

「邪魔をするなぁぁ!!」

 

「アホ、友を狙ってるっていうのに、突っ立ってるバカはいねぇよ!!」

 

牙狼

「貴様の相手は俺たち三人なのだからな!」

 

ケットル星人

「おのれ雑魚が!

『ダラァァァッ!』

何ッ!?グボォォッ!?」

 

ケットル星人がWと牙狼を『雑魚』と罵った瞬間、ウルトラマンの怒りを買ってしまい、顔面にウルトラパンチを受けたのだ!

 

ウルトラマン

「貴様、俺の友を『雑魚』呼ばわりしたな?覚悟しろよ!この屑野郎が!!」

 

ケットル星人

「ぐう、な、なんという覇気だ!だがそれでも、ウルトラマンを倒さねば、父の無念は晴らせん!行くぞ!」

 

ケットル星人はウルトラマンの異常な覇気に圧されるが、仇討ちという気合いを入れて、襲いかかった!

 

ウルトラマン

「受けて立ってやる、ケットル星人!!

フアヤァッ!!」

 

対してウルトラマンも戦闘ポーズを取り、向かっていく。

 

「よし、俺はサポートするぜ!」

 

そういうとWは、

『サイクロンメモリ』を抜いて、また別のメモリを取り出す。

 

そのメモリは『黄色』だった。

そしてスペルは『L』…すなわち、

 

『ルナッ!!』

 

〔ルナメモリ〕である。

 

『ルナッ!メタルッ!』

 

ルナメモリをWドライバーに入れて、右半分が黄色なる。

この形態は『ルナメタル』、更にさっき形態にあった『サイクロン』は『疾風』を意味する。

そして『ルナ』は、『幻想』を意味する。

それはつまり、思いのままである。

 

「武器を使うのは反則だ!くらえッ!」

 

Wがメタルシャフトを振るった瞬間、なんとメタルシャフトが鞭の如くうねりだした!

それだけ出なくメタルシャフトとしての固さはそのままで、さらには駄目押しの能力!

 

バシンッ!

 

ケットル星人

「ダニィ!?」

 

なんとメタルシャフトが、文字通り〔伸びて〕ケットル星人の槍に巻き付いて、その槍を自分の方へ引き寄せる!

 

これにより、ケットル星人に隙が出来たのを見逃さないのが、ウルトラマンである!

 

ウルトラマン

「シャッ!フアイッ!ダラァッ!フアヤァッ!!」

 

ケットル星人

「ぐう!?グボ!?ガアァ!?グアァァァッ!?」

 

ウルトラマンは果敢に攻め立てる!

一度ケットル星人を掴み、首目掛けて〔ウルトラチョップ〕を繰り出し、更に脇腹に〔ウルトラチョップ〕の二連打を加えて、駄目押しの一撃、首を掴んだ豪快な〔背負い投げ〕で攻撃!!

 

この光景を見ているオカルト研究部+アーシアは、まるで夢を見ているのではないかというモノだった!

 

〔それ以前に完全にフルボッコだろコレ〕

 

「よし、そろそろ“準備”するぜ、牙狼!」

 

牙狼

「ああ、W。

俺たちの炎で奴を怯ませる!」

 

するとWはまた、メモリを交換する。ルナメモリを取り出し、今度は赤いメモリだった。

 

それは正に、燃える炎の如く!

 

そのメモリの名は、

 

『ヒートッ!!』

 

“ヒートメモリ”である。

 

その名の通り、熱き炎の力を宿したメモリだ。

 

そしてドライバーに入れる。

 

『ヒートッ!メタルッ!』

 

そして黄色だった右半分が、真っ赤色変わる。

 

牙狼も似たように左手には、魔戒騎士専用ライター『魔導ライター』を取り出す。

 

「んじゃ行くぜ、牙狼!」

 

牙狼

「ああ、しっかり合わせてくれよ、W?」

 

「言ってくれるぜ。」

 

そういうと、Wはメタルメモリを手に取り、メタルシャフトのマキシマムスロットに装填する。

 

『メタルッ!マキシマムドライブッ!!』

 

『オオオオオッ!!』

 

するとメタルシャフトの両サイドが燃え上がる!

 

牙狼

「ハアッ!!」

 

そして牙狼も

魔導ライターを点火し、牙狼剣に魔導火を灯す!

〔魔導火の色は緑〕

 

忽ち魔導火が最終的に牙狼の全身を駆け巡る!

 

ザルバ

『おいおい、こりゃあ有る意味“激アツ”じゃないか?』

 

そして、ウルトラマンは二人が技の体制に入ったのを悟り、ケットル星人を羽交い締めする!

 

ウルトラマン

「シュワッ!」

 

ケットル星人

「ぐッ!?は、離せッ!!」

 

ケットル星人は暴れるが、ウルトラマンは決して怯ま無い!

 

W、牙狼

『お熱いの、かましてやる!{やるぜ!}』

 

「メタルブランディグ!!」

 

牙狼

「烈火炎装!ハアアッ!!」

 

二人が己の武器を構え、ケットル星人目掛けて走り出す!

 

「オウリャアッ!!」

 

牙狼

「セヤァッ!!」

 

そして牙狼剣とメタルシャフトを振るい、ウルトラマンはケットル星人に命中する直前で脱出する!

 

ウルトラマン

「シュワッ!」

 

ケットル星人

「グアァァァッ!?あ、熱いぃぃぃぃッ!?」

 

それもそうだ。

メタルブランディグと烈火炎装による、二重の火炎必殺技である故に、同時に繰り出した為、尚強力である!

 

W、牙狼

『今だ!ウルトラマンッ!!』

 

ザルバ

『トドメは任せるぜぃ!』

 

フィナーレの準備は出来た。

 

今だ!ウルトラマン!

 

【ケットル星人を撃破せよ!!】

 

〔※パチンコCRガロシリーズのSPリーチ風でタイトルの稲妻は赤〕

 

[BGM:ウルトラマンパワード〔サビ〕]

 

ウルトラマン

「ああ!任せろ!シャッ!フアヤァッ!!」

 

ウルトラマンは二人の言葉に合点承知!

するとウルトラマンの目は、青色から、赤く輝いた!

 

その直後、彼の全身を青き稲妻が迸る!

 

コレには、リアス達も驚愕する!

 

イッセー

「な、何だ!?この半端じゃないオーラは!?」

 

リアス

「信じられない!?これほどの力を持つ存在が居たなんて!?」

 

木場

「このパワーはまるで!上級悪魔はおろか、魔王や神、もしかしたらドラゴンを上回るかもしれない!?」

 

朱乃

「彼は稲妻と[光]を操り、[光]は本来私達悪魔には猛毒なのですが、何故彼の輝かしくも強烈な[光]を浴びても何とも無いなんて!?」

 

小猫

「寧ろ、癒やされる気がします……!?」

 

アーシア

「あの方は、まさか[主]なのですか?」

 

オカルト研究部が様々な反応するが、

事実、何故[彼]の光は自分たち悪魔に害を及ぼさない上に、真逆の安心感と慈愛に満ちた明らかに自分たちの知っている[光]とは根本的に違う物だった。

そしてアーシアは、ウルトラマンが[主]、つまり[神]なのではないかと思ってしまう程であった。

 

一方ウルトラマンは、己の必殺技の体制に入った!

 

それと同時に、

彼のカラータイマーの周りにある点灯物、【みなぎりメーター】が点滅していた!

 

それ即ち、彼の持つ最大の必殺技が放たれることを意味していた!

 

ウルトラマンは、右足を後ろに引いては両膝を曲げ、右腕を垂直に立て、左腕を右腕の手首の前に十字にクロスするように組んだ!

 

ウルトラマン

「シュワッ!!!」

 

そして十字に組んだ両腕から、凄まじい音と共に必殺光線が発射された!

その光線こそ!

ウルトラマンパワードが持つ最大の必殺技、【メガ・スペシウム光線】である!

 

この威力は、基本は初代ウルトラマンが持つ【スペシウム光線】の約5倍だが、ウルトラマンパワードはコレに、みなぎりメーターが点滅する要因と、目が赤く輝くことに関係を持つ、ある“力”を込めて5倍の2倍、即ち合計で約10倍の威力を誇る代物だ!

 

その“力”は、感情が高まった事によって驚異的な戦闘力は発揮するその力は、通称【気力モード】である!

 

この気力モードに変化した時、彼の戦闘力は桁外れのパワーを発揮する上に、これを必殺技のメガ・スペシウム光線に組み込む事で、異常な威力を発揮するするのだ!

 

更に、この時のメガ・スペシウム光線は、只の光線では無くなり、あのスペシウム光線を跳ね返した[宇宙忍者バルタン星人]の持つ対光線反射板【シュペルゲン反射光】をも突破する程のものである!

 

そんな破壊力抜群の光線が、何の耐性も持たないケットル星人に直撃した!

 

ケットル星人

「グアァァァッ!?お、おのれウルトラマン!?貴様だけはアアアアアアッ!?」

 

メガ・スペシウム光線の直撃を受けたケットル星人は、

全身がエメラルドグリーンに発光して文字通り、“消滅”したのだ!!

 

ウルトラマン

「シャッ!」

 

ウルトラマンは光線の体制を解いた。

 

其処に、仮面ライダーWと黄金騎士牙狼が駆け寄る!

 

「やったな!親友!」

 

牙狼

「流石は、[地球を愛した無敵のヒーロー]だな?」

 

ザルバ

『おいおい牙狼、キャッチコピーは言うもんじゃないだろ?』

 

ウルトラマン

「まあでも、二人がサポートしてくれたお陰だ、ありがとよW!牙狼!それと、ザルバもな!」

 

と互いに誉め合っている。

 

しかしリアス達は彼等三人、特にウルトラマンに対して戦慄を感じていた。

 

もしウルトラマンが自分達にその力を向けてきたら、間違い無く全滅は免れない!

 

彼等が本当に“敵ではない”事を祈るしか出来なかった。

 

ウルトラマン

「あ、そうだ!」

 

二人+ザルバ

『どうした、ウルトラマン?』

 

ウルトラマンが何かを思い出し、問いただすW達。

 

するとウルトラマンは、なんとイッセーの方に向いて歩き出した!

 

イッセー

「い゛ッ!?」

 

リアス達

『イッセー!?

(イッセー君!?)

〔イッセー先輩‥!?〕[イッセーさん!?]』

 

 

誰もが、イッセーに手を出すのではないかと思い、リアスと木場と小猫は駆け出し、朱乃は雷を放とうとしたが、予想と真逆の行動に驚愕した。

 

ウルトラマン

「(手を差し伸べる)立てるか?勇気ある者よ。」

 

リアス達

『えッ!?』

 

イッセー

「えッ!?あ、ああ。ありがとう、ございます。」

 

ウルトラマンの差し伸べられた手に同様したイッセーだが、素直に手を取り立ち上がった。

 

この行動で一つの可能性が浮かんだ。

 

[もしかしたら、彼等は敵ではない]という可能性が。するとそれを決定付ける行動を取った。

次にウルトラマンは、アーシアに寄る。

 

ウルトラマン

「よく最後まで、希望を捨てなかったね。」

 

アーシア

「え、えっとその……!?」

 

ウルトラマン

「君の、最後まで信じる心が、彼(イッセー)を救えないという不可能を可能したんだ。」

 

リアス達

『ッ!』

 

アーシア

「私が、イッセーさんを救った?」

 

ウルトラマン

「そうだ。

そして俺達は、その思いを繋ぎとめる為に此処に来たんだ。例えそれが、人間であろうが無かろうが、そんなのは俺達には関係ない!只“罪の無い命”と、“かけがえのない絆”を守り、命を泣かせる邪悪な者達から、俺達はそれを守る“守り者”となって、正しい心を持つ者を見守る『風』になって戦うだけさ。」

 

この言葉にリアス達は悟った。

ウルトラマン達が自分達の前に現れたのは、アーシアがイッセーを救いたいという願いが、奇跡を起こしたものであるという事と、彼等が自分達の敵ではないという事が確信出来た。

 

リアス

「お礼を言わせて頂戴。

イッセーを、そして私達を助けてくれたことを感謝するわ。」

 

イッセー

「お、俺からも!ありがとう!」

 

朱乃

「私からも、ありがとうございます。」

 

木場

「僕からも、ありがとうございます!」

 

小猫

「ありがとう………。」

 

アーシア

「あ、ありがとうございます!」

 

リアス達は、心からの感謝の言葉を述べたのだ。

 

ウルトラマン

「当然だ、常に助け合うことが大事だから。

それと金髪のイケメン君。」

 

木場

「え、僕“木場祐斗”といいますが?」

 

ウルトラマン

「んじゃあ木場、ちょっと右腕を見せてみな、治してやるよ。」

 

リアス

「で、出来るの!?

 

本来私達悪魔には、光の力は猛毒その物よ。」

 

ウルトラマン

「薄々気付いてるだろ、“俺達”の光は自分達の知る光とは違うことに?」

 

ウルトラマンが、負傷した木場を治療すると言って驚いたリアス達。

何せリアス達悪魔は、闇を生きる存在。

光は正しく猛毒なのだが、何故かウルトラマンの光は、自分達を蝕む所か、暖かい慈愛に満ちた光なのだ。

 

ともかく言われるがまま、木場はウルトラマンから治療を受けることになった。

 

ウルトラマン

「“リライブ光線”!」

 

ウルトラマンは光の国の全ウルトラ戦士が共通する治療光線、“リライブ光線”を使う。

 

すると忽ち木場の右腕から腫れている部分が引いているのだ。

 

木場

「す、凄い!?一瞬で腕が治った!」

 

リアス

「なんともないの、祐斗?」

 

木場

「はい、痛みが一瞬で消えました。」

 

本当に腕が治った為、誰もが驚くものだ。

 

すると端から見ていたWと牙狼は、そろそろ退散すべきと考え、ウルトラマンに声をかける。

 

「おいウルトラマン。そろそろ戻ろうぜ?」

 

牙狼

「あまり長居すると厄介事が増えるからな。」

 

ザルバ

『いずれまた会えるから今日はここまで!ってやつだ。』

 

ウルトラマン

「お!解った。と言うわけで俺達は帰るわ。」

 

 

ウルトラマン達が退散するため、Wはハードボイルダーに、牙狼は轟天に跨がる。

そしてウルトラマンは、お決まりの空を飛ぶ準備をする。

 

リアス

「待って!最後に聞かせて、あなた達の名前を?」

 

リアスがウルトラマン達の名前を改めて聞くため、彼等を呼び止める。

 

三人は、顔を見合わせて頷く。

 

牙狼

「牙狼、我が名は牙狼!黄金騎士だ!」

 

「俺は町の風となり、陰から命を守る、仮面ライダーW。」

 

ウルトラマン

「そして俺は、ウルトラマンパワード。

仲間と人々からは、ウルトラマンと呼ばれている。」

 

まるでこの自己紹介は、お決まりのセリフのような感じの言い方になっている。

 

リアス

「本当に、また会えるかしら?」

 

ウルトラマン

「ああ、近い内に会える。その時まで、さらばだ!」

 

ウルトラマンの言葉を最後に、Wはハードボイルダーを走らせる。

 

牙狼

「轟天!行くぞ!」

 

そして牙狼も轟天の腹を蹴り、Wと共に走り去る。

 

(来た道から帰る)

 

ウルトラマン

「シュワッチ!!」

 

そしてウルトラマンも、二人が去ってほんの少し遅れてから、軽く膝を曲げながら両腕を前後に一回だけ振ってから飛び立ち、その腕を前方に突き出しながら飛び去って行く。

ウルトラマンが飛び去って行くのを見届けてから、オカルト研究部は解散した。

 

その後、イッセー、小猫、木場と分かれたリアスと朱乃、そしてアーシアだが、そのアーシアに帰る場所が無いため、しばらくは学園の部室で過ごすことになるため、朱乃も同行で学園に戻った。

 

そして学園に着いて、アーシアに部室を案内した後は部屋を貸して、今日の寝床は朱乃の住む『神社』(と言うか、リアスが朱乃の為に用意した特殊なである)に寝泊まりする事にしたのだ。

 

その道中、朱乃はリアスに聞いてみる。

 

朱乃

「リアス、今日の事は“サーゼクス様”には報告するの?」

 

リアス

「私もどうしようか考えてるのよ。

“お兄様”に報告すべきかどうか?」

 

この二人の会話に出てきた“サーゼクス”と言う人物は、現在の四大魔王“ルシファー”の名を襲名したグレモリー家の長男で、家系上リアスの兄に当たる人物だ。

 

そしてサーゼクスは、とても家族思い、それも妹であるリアスを第一に考えることが多い為、所謂バカ兄、またはシスコンと言うリアスにとっては困った兄なのだが、実はリアスも兄が嫌いでは無く、むしろ尊敬している。

 

だからこそ、兄に心配させないようにするべきか、それとも話すべきか。

 

リアス

「決めたわ、彼等の正体が解るまで、まだお兄様には報告しないわ。」

 

朱乃

「あらあら、まあ仕方ないですからね、リアスが決めた事を尊重するのが私ですものね。」

 

リアス

「ありがとう、朱乃。やっぱり貴女が“親友”で助かるわ。」

 

朱乃

「うふふ。」

 

ともかくリアスは、

ウルトラマン達の正体が解るまでサーゼクスへの報告を後回しにしたのだ。

 

それから朱乃の住む神社に着くまで他愛ない話をしながら歩いていると?

 

朱乃

「あら?」

 

リアス

「どうかしたの、朱乃?」

 

朱乃は何かを見た。

 

それは、、、、、、

 

朱乃

「あの家なんですけれども。」

 

リアス

「あの家がどうかしたの?」

 

朱乃

「いえ、家と言うよりその家に停めてある“バイク”なんですけども?」

 

二人がある一軒家に注目したが、問題はそこに駐輪してある“バイク”が問題だった!

 

そのバイクは、仮面ライダーWのハードボイルダーだった!

 

このバイクを見た時、“まさかッ!?”と感じたが、家に灯りが点いておらず、既に就寝しておると考えられる為、次の機会に伺うことにしたのだ。

 

そして問題の“その”家に住む住民はと言うと?

 

ケンイチ

「ぐがぁぁぁぁ。」

 

涼太郎

「こぉぉぉぉ。」

 

鋼賀

「ムニャムニャ、

がぁぁろぉぉ。」

 

と気持ちよく眠っていた。

 

 

えっ?“ガッロ~”って聞こえた?

気のせい気のせい!

 

 

ところ変わって此方は『転生界』

 

 

ソコには、三人の“神”が居た。

 

一人目は皆さんが一番知っているケンイチ達を殺しては、転生させた、あの『ロリ神』、

二人目は、黄金の鎧と兜で身を包み、紫のマントを羽織ったちょっと厳格な表情をした神、ゼウスこと『ゼウス神』、

そして最後の一人は、全身が銀色の体色をしており、その全身の所々にはかなり筋肉質を表す彫刻のような細かな線が入っており、背中には翼を思わせる突起物、更に胸にはY字かV字を思わせるコアをつけて、極めつけは人間ならざる顔で有りながら、どこか人間に似ている。

その者こそ、平行世界宇宙に散らばる沢山の光の戦士たちや正義の戦士たちを見守ってきた伝説の英雄、

ウルトラマンノアとと『ノアの神』である。

 

神様→ロリ神

「(カッターナイフジャグリングをやりながら思い出

す)あッ!いけない!」

 

ゼウス

「どうしたのだ?」

 

ロリ神

「今回転生させた三人の説明書に、間違いがあったのを思い出したの!」

 

ノア

「間違い?それは何だ?」

 

なんでもロリ神が、何か間違いをしたらしい。その間違いとは何だ?

 

ロリ神

「本当は,『三年生』の筈が『二年生』って書いちゃったの。」

 

ノア、ゼウス

『ナンダトォォォォォォォォ!?』

 

なんと、説明文に誤植が有ったのだ!

 

これは確かに問題だ!

 

ロリ神

「ま、いっか!」

 

ノア、ゼウス

『良くねェェェ!?』

 

そして何も知らない櫂ケンイチと左涼太郎に道外鋼賀は,朝6時に起床し、朝7時に食事を済ませ、朝8時に駒王学園に到着し、職員室で転校生の確認をしてもらい、教師の説明の最中に不可解な言葉を聞いた。

 

それは、自分達が『二年生』の転校生ではなく、『三年生』の転校生だという事に。

ケンイチが代表して聞き直すが、やはり間違いなかったのだ!

 

三人

『何じゃそりゃァァァァァァ!?』

 

つい叫んでしまった三人だが、直ぐに教師にツコッミをくらって黙らされた。

 

一方、リアスと朱乃のクラス

『3年3組』では?

 

リアス

「(今日、あのバイクの持ち主の家に訪問しようかしら?)」

 

リアスは昨日の事を考えていた。

 

ウルトラマンが言っていた、『近い内にまた会える』と言う言葉。

その言葉の意味は、自分達を誘っているんじゃないかと思ってしまう。

 

事実朱乃の神社に泊まる時、その道中の一軒家に彼の仲間である仮面ライダーのバイクが有ったためにどうしたものかと、考えていた。

 

朱乃

「リアス……。」

 

隣の席に座る朱乃は、リアスの心中を察していた。

 

すると、教師が入って来た為、騒がしかった教室が静まり返った。

 

教師

「皆さん、おはようございます!

さて突然ですが、このクラスに『転校生』がやってきました!それも三人です!」

 

その言葉に、

リアスと朱乃以外の生徒達が奇声を上げた。

 

男子

「先生!女の子ですか!?」

 

女子

「男の子ですよね!?」

 

という風に、また騒がしくなった。

 

この時朱乃は違和感を感じた。

 

朱乃

「(この時期に『転校生』?どういうことでしょうか?)」

 

確かに5月が始まったばかりに、転校生とは何か妙であると。

 

教師

「残念ながら転校生は男子だ。それも飛びっ級のイケメンなんだなコレが。」

 

男子達

『な、ナンダトォォォォォォォォ!?』

 

女子達

『イエーーーイ!!』

教師の説明で転校生が『女子』ではなく『男子』、それも『イケメン』だということにクラスの男子達は絶望し、女子達はテンションがMAXになった!

 

しかしこんなに騒がしいのに、リアスには耳に入っていなかった。それだけ、昨日のことが深いのだ。

 

教師

「それじゃあ、転校生!出て来いや!!」

 

リアス、朱乃以外の生徒

『いや何でやねん!!』

 

と教師がどっかの芸能人の真似をして、

生徒達にツコッミをくらった!

 

すると

 

ケンイチ

「ドォーーーン!!!」

 

涼太郎、鋼賀

『待て待て待て待て馬鹿やろう!!』

 

ズビシッ!スパコーンッ!

 

ケンイチ

「グハァ!?」

 

すると、転校生としてきたケンイチ達が入って来たが、初っ端ケンイチが、とある伝説番組のレギュラー芸人の真似をして扉を開けたため、涼太郎と鋼賀に鋭いツコッミを受けた。

 

ケンイチ

「バッキャロー!何しやがる!?

インパクトが大事だからこそ笑い取ってだな!」

 

涼太郎

「バーロー!

そんな事したって“しらける”だけじゃねぇか!?」

 

鋼賀

「普通に接すればいい話じゃないか!?お前は何でそこまで笑いを求める!?」

 

ツコッミを入れられて、復活したケンイチは二人と言い合いになる!

 

その光景に唖然と一同。

 

更には、考え事をしていたリアスと朱乃さえも唖然呆然!

 

リアス

「な、何あれ?」

 

朱乃

「一体?」

 

あの二大お姉さまと呼ばれる二人がまさかの呆然!

 

このままでは先に進まない!

 

教師

「あ、あの~、そろそろ自己紹介をお願いしたいんだけれど~?」

 

三人

『ハッ!?しまったァァァァァァ!?何で俺たちこうも漫才染みてんだァァァァァァ!?』

 

と三人が最後にハモった後、3分間愕然とした!

 

その後、とんでもない回復を見せ、立ち直った!

 

(おまえ等ホントに何者!!)

 

そして自己紹介に入った。

 

先ずは鋼賀から。

 

鋼賀

「俺は道外鋼賀、特技は剣道、即ち武道も剣道だ。

それから好きな食べ物はフレークだ。

一年間だがよろしく頼む。」

 

この時ザルバは思った。

 

ザルバ

『(お前わざと笑顔を隠したな。)』

 

今鋼賀はわざとムッツリ状態である。

 

次に涼太郎。

 

涼太郎

「俺は左涼太郎。

特技は射撃で、棒術を嗜んでいる。

好きな食べ物はおでんだ!

まあ一年間の付き合いだが、よろしく頼むぜ。」

 

涼太郎は、若干ハードボイルドを気取ってみたが、隣でケンイチがくすくすと笑いこう言った。

 

ケンイチ

「気取るなよ、

ハーフボイルド(笑)!」

 

するとその声が聞こえたのか、丁度ケンイチの脇腹が空いていたため、素早く突っついた。

 

それによりケンイチは悶絶した。

 

そして最後は、復活したケンイチだ。

 

ケンイチ

「俺は櫂ケンイチだ。特技は空手と合気道と柔道を嗜んでいて、時折棒術と剣術も学んでいる最中だ。

あと趣味の一環として、筋トレをしている。

最後に好きな食べ物は寿司だ。

一年間だけの付き合いだからよろしくな!」

 

ケンイチが、意外にもいい感じに最後を閉めた。

 

それに対しクラス反応は、

 

女子達

『キャァァァァッ!!』

 

女子A

「素敵!格好いい!最高!」

 

女子B

「飛びっきり所か

俳優と間違えちゃった!」

 

女子C

「しかも三人とも

武道を嗜んでいるなんて!

ああ、私を護って~!」

 

女子D

「この三人、ハアハア、良いかも、ハアハア、嫌いじゃないわ!」

 

女子E

「私、寝技をかけてもらいたいな~。」

 

などと、とんでもない程の歓声(主に女子)で受け入れられている。

 

え?痴女と京〇が居たって?

気のせい気のせい!

 

対して男子共は、

 

男子達

『チクショォォォォォォォ!!』

 

と嘆いていた。

まあそうであろう。

なにせ、桁違いの

イケメン度である。

 

けどその中で、

リアスと朱乃は話し合っていた。

 

リアス

「朱乃、感じたかしら?

彼等の、特にあの[櫂ケンイチ]ていう人の内なる波動を?」

 

朱乃

「ええ!間違い有りません、『光』の力を感じましたわ。

それにあの三人のやり取り、まさしく昨日の『三人』のやり取りに似ていますわ。」

 

リアス

「あとで接触しましょ。」

 

そう、リアスと朱乃は、彼等が『ウルトラマンパワード』、『仮面ライダーW』、『黄金騎士牙狼』だという可能性が浮かんだのだ。

 

そして、休み時間、当然の如く質問攻めの三人。

[特に女子達から]

 

そしてリアスと朱乃は動く。

 

リアス

「ちょっと良いかしら?櫂君?」

 

ケンイチ

「えっ?何?」

 

リアスがケンイチに声をかけた途端に質問攻めが止んだ。

 

リアス

「あなた達三人、私たちの“部活”に入らないかしら?」

 

女子達

『えーーーーーーーッ!?』

 

男子達

『そんなバカなァァァァァァッ!?』

 

周りから見れば完全に部活動への勧誘である。

 

しかし、ここでケンイチが一手を取った!

 

ケンイチがウルトラマン特有のテレパシーを使って話した!

 

ケンイチ

「(もしかして俺たちのこと気付いた?)」

 

リアス、朱乃

『ッ!?』

 

突然頭に声が響いた。

 

そしてケンイチは普通に戻り、

 

ケンイチ

「良いぜ、入ってやるよ。

涼太郎、鋼賀も良いよな?」

 

涼太郎

「まあ構わないけどな。」

 

鋼賀

「俺も異論はない、良いぞケンイチ。」

 

ケンイチ

「という訳だ。

グレモリー、姫島。」

 

朱乃

「ハッ!は、はい、分かりましたわ。」

 

リアス

「そ、そう。

なら後で申請書を出しておいて。」

 

リアスと朱乃は、ケンイチの放ったテレパシーに動揺しつつも、そう言うと席に付いて準備する。

 

 

これが、人を襲わない正しい心を持った『悪魔』と、命を護る為に転生した『英雄』の接触(コンタクト)だった。

 

続く。

 




次回予告
『BGM:牙狼~saver in the dark~サビver』

(ザルバナレーション)

遂に接触した悪魔と英雄、
この出会いは果たして吉と出るか凶と出るか?
あるいは、鬼が出るか蛇が出るか?

次回!
『対話』

大切なのは、信じる心だ。

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