biohazard 狂気の村の真実   作:如月ユウ

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間近で人の身体がミンチになったら怖いですよね


9話 水の間の戦い

扉を開けると邪教徒達がモーニングスター、大鎌、盾を構えて襲ってくる。

 

「レオンどうする?」

 

「端に沿って行こう。十字方向の攻撃は厳しい。」

 

「りょ~かい。背中は任せろ。」

 

レオンが先行しアシュリー、修司の隊列で進む。

ショットガンで邪教徒をふっ飛ばしてマインスロアーで追いかけてくる邪教徒を爆発に巻き込ませる。

二階に続く階段付近に増援が現れる。

 

「しつこいな。」

 

「そうだな。」

 

ショットガンでふっ飛ばしてマインスロアーで追い討ち、数秒後には邪教徒達はミンチになる。

アシュリーはドン引きする。

 

「うわぁ…」

 

「シュウ、さすがにやり過ぎだ。」

 

「ここまでしないとここの信者しつこいじゃん、寄生虫が出てくるなら内側まで殺らないと」

 

「まあ、この状況なら仕方ないか。」

 

「レオン納得しちゃうんだ。」

 

二階にあがると奥に扉があったが足場がなかった。

左右にはクランクが設置されていた。

 

「クランクがあるわよ。」

 

「まわせということだな?」

 

「まわすのはいいが誰が防衛するんだ?」

 

レオンと修司はお互いを見た。

 

「「…」」

 

「「最初はグー!じゃんけんぽい!」」

 

修司:チョキ

 

レオン:パー

 

「レオン任せた。」

 

「泣けるぜ。」

 

修司はアシュリーと一緒クランクがある場所に移動する。

 

「俺がまわす。」

 

「私に任せて。」

「令嬢様にまわさせるわけには…」

 

「人手が足りないのよ。エスコートお願いできる?」

 

「お嬢様のためなら喜んで。」

 

アシュリーがクランクをまわすと足場が浮上してくる。

 

「足場が出てきたわ。」

 

「アシュリーはこのまままわしてくれ。」

 

「シュウ!援護してくれ!」

 

レオンの周りに邪教徒が集まっていた。

 

「わかった。」

 

マインスロアーを撃つと邪教徒に刺さる。

邪教徒達は慌ててマインスロアーの弾を外そうとしたが爆発した。

 

「oh…」

 

「 あ~うん、仕方ない。」

 

気を取り直して一階から増援が出て来たので階段付近にマインスロアーを発射。

階段にあがった瞬間、爆発に巻き込まれる。

 

「できたわ!」

 

「よし、もう一つのクランクに行こう。」

 

足場が出来たのを確認したあとアシュリーは修司の後ろに着いて行き、もう一つのクランクをまわす。

一階からまた増援が現れる。

 

「レオンとアシュリーの歓迎パーティーは豪勢だな。」

 

「あんなフードを被ってパーティーはしたくないな。」

 

マインスロアーを撃とうとしたが弾切れを起こした。

 

「レオン!ショットガンは大丈夫か。」

 

「今いれた分を撃ったら終わりだ。」

 

ショットガンに弾をいれた後フォアエンドを一往復した。

 

「こっちは弾が切れた。ハンドガンでしか援護出来ない。」

お互いガナードの戦闘が続き弾が少ない。

はやく武器商人に会わないと

 

「もう一つも終わったわ。」

 

扉に続く足場が完成し通れるようになった。

 

「シュウ、先に扉に行ってくれ。」

 

「わかった、アシュリー行こう。」

 

足場を飛んで進み扉を開けると聖堂だった。

邪教徒の姿はなく誰もいない。

 

「レオン、なかは大丈夫だ!」

 

「いま行く!」

 

レオンが足場を飛んで扉まで走る。

邪教徒達も追いかけてくる。

レオンが聖堂にはいった瞬間、扉を閉めて鍵をかける。

扉からドンドンと音がするが壊れる気配はない。

 

「少し休もう。」

 

「そうだな。弾の確認もしたほうがいい。」

 

アシュリーは床に座って休み、レオンと修司は聖堂を調べる。

台座に宝箱を見つけたがガラス張りになってた。

 

「宝箱だな。」

 

「罠じゃないのか?」

 

修司は椅子を使ってガラスを叩き割る。

宝箱には5000ペセタがはいっていた。

他の場所に宝箱が二つあり、なかには5000ペセタ

合計15000ペセタを手にいれた。

 

「こうやって金を集めるんだよ。」

 

「サラザールの奴、怒らないのか?」

 

「バレなきゃ犯罪じゃないんですよ…」

 

ルイスに言った台詞をレオンにも言う。

中央に吊り下がっていた石像の目に宝石が埋まっていてハンドガンで撃ち落とすとスピネルを拾う。

 

「こんな感じかな?」

 

「扉を調べよう。」

 

「アシュリー大丈夫か?」

 

「えぇ…平気よ。」

 

アシュリーは邪教徒から追われて少し疲れていた。

左側の奥の扉を開けると武器商人がいた。

 

「おっぱいがデカいねぇちゃんだな。」

 

「セクハラで訴えるわよ。」

 

アシュリーは胸を隠して睨んだ。

 

「武器商人、弾が欲しい。」

 

「宝は持ってきたか?」

 

修司はカウンターに集めてきた宝を置いた。

 

「今回は少ないな…」

 

武器商人はそろばんで計算する。

 

「19000ペセタだな。」

 

「さっき見つけたお金を合わせて57000ペセタか。」

 

「それでどの弾が欲しいんだ?」

 

修司とレオンは武器商人と会話しながら欲しい弾薬と各手榴弾を購入する。

アシュリーは手持ちぶさたになり待ち合い用の椅子に座る。

 

「そうだ、武器商人。」

 

「なんだ?」

 

「セミオートライフルはあるか?」

 

「村支店の同業者がセミオートライフルが欲しいトレジャーハンターがいるって言ってたな。」

 

「ちょっと待ってろ。」

 

カウンターの奥に消える。

 

「あいつを信用できるのか?」

 

「信用するしない以前に俺達は武器商人を利用するしかない。弾はあいつしか補充出来ない。」

 

「持ってきたぜ。」

 

カウンターにゴトッと音をして置いたのはセミオートライフルだった。

 

「G36に似ているな。」

 

「こいつはG36の民間モデルだ。SL8と呼ばれている。」

 

「フルオートはないのか?」

 

「残念ながらセミオート系しか売っていない。銃規制が厳しいのは知っているだろ?」

 

「ないよりかマシか。」

 

「買うのか?」

 

「マインスロアーは強力だが、炸裂弾だからレオン達を巻き込みかねない。」

 

弾薬と一緒にセミオートライフルを購入した。

 

「この城は財宝が眠っているからしっかり見つけてくれよ?」

 

「お前達は探さないのか?」

 

レオンは武器商人に聞くと

 

「武器を売る理由はなんだ?」

 

「金にする。」

 

「そういうことだ。」

 

レオンは首を傾げたがとりあえず補給が出来たことでしばらくは大丈夫だと思った。

 

「アシュリー待たせた。」

 

「レディを待たせすぎじゃない?」

 

「これは申し訳ありません。」

 

修司はお辞儀をして謝罪する。

 

「気にしてないわ、行きましょう。」

 

修司達は扉を開けて武器商人の部屋を出るとアシュリーはふらついて壁に手をつける。

 

「アシュリー?」

 

「大丈夫よ…」

 

アシュリーは咳き込み口から血を出す。

 

「アシュリー!」

 

「大丈夫だから…」

 

「だが…」

 

「いいから放っておいて!」

 

二人を突飛ばし、中央奥まで走る。

 

「待てアシュリー!」

 

修司達は追いかけるとアシュリーと修司達の間から床から槍が出てくる。

 

「あぶなっ!」

 

アシュリーは怯えて奥の壁まで走り壁にたどり着く。

 

「なんなのよ…」

 

壁から拘束具が出現しアシュリーは拘束され、壁が回転する。

 

「な、なんなのよこれ!」

 

アシュリーは回転する壁の罠にはまりアシュリーは消えた。

レオンが持っていた無線機から連絡がはいる。

 

「ハニガン、さっきは一体…」

 

「アーハッハッハッ!」

 

無線機に聞こえた声はハニガンではなくサラザールだった。

 

「サラザール!なぜお前の声が?」

 

「残念ながら、この回線は我々がジャックした。」

 

「完全に悪役が言う台詞だな。」

 

修司は鼻で笑った。

 

「外部から余計な情報を漏らさないようにね。」

 

「アシュリーはどこへやった。」

 

「あの子はあのトラップにはまったようですか…」

 

「彼女はこちらで探しますので安心してください。」

「どこぞの馬の骨にアシュリーを任せられるかよ。」

 

「そういえば地下水路に面白い虫を飼っているのを思い出しました。」

「虫を育てるのが趣味か、いいんじゃないか?」

 

「退屈にせずにすみそうだな。」

 

「ではまた会いましょう。」

 

サラザールは無線を切る。

 

「さて、あのおっさんはご丁寧に地下水路に道があると言った。」

 

「罠じゃないか?」

 

「俺達に罠は効かないということを教えないとな。」

 

「待ってろアシュリー、すぐ助ける。」




次回地下水路の害虫駆除

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