biohazard 狂気の村の真実   作:如月ユウ

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はじめて見たとき罠ですよと言ってるみたいでした


8話 どうみても罠です、ハイ

左の扉を開けて進むが竜の形をした石像が火を吐いており通れなかった。

 

「マジかよ。」

 

「火を浴びながら通りなくないな。」

 

「どうするの?」

 

アシュリーが心配するように二人に聞いた。

 

「扉の隣にあった地下牢にいくしかないな。」

 

「どうみても罠ですよといってるような配置だよな。」

 

修司達は戻って地下牢に進んで行くと牢屋には中世の剣闘士の格好をした化け物

ガラドールが磔にされていた。

隣にはスイッチらしきものがある。

「「「罠だな(ね)」」」

 

三人とも同じ考えをした。

 

「檻を壊してスイッチを動かすしかないな。」

 

「絶対動くよねあいつ。」

 

「アシュリー、階段付近にいろ。」

 

「わかったわ。」

 

レオンはショットガン、修司はマインスロアーを構えてゆっくり近づく。

 

「動かないな。」

 

修司は手を大きく振ってみる。

 

「死んでんのか?」

 

「それならいいがな。」

 

レオンは檻を蹴り壊すとガラドールは動きだし、磔を壊す。

 

「やっぱり罠だったか。」

 

「殺るしかないよな?」

 

ガラドールはレオンに向かって走り腕に装着した鉤爪を振りかざす。

 

「おっと。」

 

レオンはガラドールの攻撃をいとも簡単に避ける。

 

「そんなんじゃ当たらない。」

 

ショットガンをガラドールに向けて撃つ。

 

「WRYYYY!」

 

ガラドールは怯まず再びレオンを狙って走る。

 

「ずいぶん熱心だな。」

 

「モテモテだなレオン。」

 

「筋肉マッチョはお断りだ。」

 

再びかわして撃つが怯まない。

 

「冗談抜きでヤバいな。」

 

修司はガラドールの背後にまわると背中に寄生虫が露出してあることに気付く。

 

「弱点か?」

 

マインスロアーを撃ち寄生虫に刺さる。

数秒後、爆発が起きてガラドールがもがき苦しむ。

 

「レオン!背中が弱点だ!」

 

修司の声でガラドールは修司を目標変更し、突進してくる。

 

「あぶなっ!(大声だしたら俺を攻撃してきた?)」

 

ガラドールの鉤爪をかわして距離をとる。

 

「(確認が必要だな。)」

 

修司はハンドサインでレオンに壁際に待機するように指示するとレオンは頷いて壁際に待機した。

手を口元に近づけグーパーを繰り返して声を出すように指示する。

 

「こっちだ!」

 

するとガラドールは修司からレオンのほうに向かって

突進して鉤爪を突きつける。

 

「かかったな。」

 

レオンは横に避けてかわすと鉤爪が壁に刺さる。

鉤爪が抜けず背中が丸見えになる。

 

「こいつは目が潰れて耳が異常発達しているのか。」

 

背中の寄生虫にマインスロアーを撃ち爆発される。

 

「ウォォォォ…」

 

ガラドールは爆発に耐えきれず倒れる。

 

「ヒュー」

 

「すごいわね修司。」

 

「たまたまですよ、ミセス。」

 

「そんなに謙虚にならないで、あと私はアシュリーでいいわ。」

 

「サンキューアシュリー。」

 

 

スイッチを押すと火がなくなる。

 

「行こうか。」

 

「あぁ」

 

「えぇ」

 

地下牢から出て火で通れなかった道を進んで扉を開けた。

 


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