biohazard 狂気の村の真実   作:如月ユウ

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まどマギの小説に投稿していました申し訳ありません
レオンと合流します


7話 合流

扉を開けると見覚えがある男性と護衛対象が歩いていた。

 

「レオン!」

 

レオンは呼ばれて後ろ見ると驚いた顔をする。

 

「無事だったのか。」

 

「シュウ、どうして」

 

「レオン、この人は?」

 

護衛対象はレオンを見て誰だと聞く。

 

「紹介しよう。俺と一緒にお前を護衛する『予定』だった藤崎修司だ。」

 

「はじめましてミス・グラハム。藤崎修司です。」

 

「アシュリー・グラハムよ。あなたも私を護衛する人だったのね。」

 

「レオン悪いニュースがある。」

 

「ハニガンから聞いた。」

 

「なら、省略しても問題ないな。」

 

「それとそのショットガンどうした?武器商人か?」

 

レオンの手にはポンプアクション式ショットガンを持っていた。

 

「民家にあったのを拝借した。」

 

「シュウが持ってるその武器はなんだ?見たことのない形だ。」

 

「こいつはマインスロアー。時限式の炸裂弾を発射する武器だ。武器商人から買った。」

 

「どうやって購入したんだ?」

 

「その言い方だと金はないらしいな。」

「ペセタか?」

 

「あぁ、宝を売って換金して購入した。」

 

修司は宝の地図をレオンに渡す。

 

「城の内部まで詳しく書いているな。」

 

「誰が書いたか知らんがこれさえあれば道に迷わない。」

 

「これは便利だ。」

 

レオンは地図を返すとルイスはレオン達を見る。

 

「レオン、アシュリーお前達に渡すものがある。」

 

「渡すもの?」

 

「ちょっと待て、いま出す。」

 

ルイスはポケットに手をつっこむと顔が焦りだす。

 

「あれ、ない?」

 

「ルイス?」

 

「くそっ!」

 

ルイスは頭をかいた。

 

「あいつらから逃げるときに落としたか。」

「何を落としたのルイス?」

 

「お前らの発作を抑える薬だ。」

 

「薬?」

 

修司は首を傾げる。

 

「レオン達は感染したのか?」

 

「あぁ、二人は血を吐いたか?」

 

レオンとアシュリーはお互いを見た後、ルイスを見る。

 

「あぁ」

 

「えぇ…」

 

「孵化したのか、急がないと」

 

「ルイスどういう意味だ。」

 

「二人はプラーガに寄生されたんだ。」

 

「修司、お前は注射か何かされたか?」

 

「いや、何もされてない。」

 

「なら、寄生はされてないか。」

「寄生ってことは」

 

「あいつらの仲間入りになる。」

 

「どうすれば取り除ける。」

 

「孵化前に薬を飲めば駆除できたが…孵化した状態だと抑える効果しかない。」

 

「俺は薬を探してくる。」

 

「俺も行こう。」

 

「修司、お前はレオンと一緒にアシュリーを守れ。」

 

「だが…」

「大丈夫だ。逃げ足と隠れることはプロだ。」

 

「ルイス。」

 

ルイスは来た道を戻ろうとしたが修司が呼び止める

 

「銃はなに装備してる?」

 

「ハンドガンだ。」

 

「ならこいつをやる。」

 

ハンドガンの弾箱を投げ渡しルイスは受けとる。

 

「気休め程度だが持っていけ。」

 

「サンキュー。」

 

ルイスは扉を開けて進んで行った。

 

「シュウ、俺達はどうする?」

 

「そうだな…このまま進むしかないと思う。」

 

「もしかしたら武器商人がなかにいるかもしれない。そしたら弾の補充が出来る。」

 

「そうか、なら城にはいろう。」

 

レオン、アシュリーと合流した修司は城の正門を開けた。

 

城内にはいると謁見ホールから無気味な声が響く。

中央まで歩くと謁見ホールの二階から小柄で年老いた男性とフードを被ったが大柄の使用人が現れる。

 

「お前がこの城の当主か?」

 

「そうです。私の名はラモン・サラザール。サラザール家8代目当主でごさいます。」

 

サラザールはお辞儀をする。

 

「サラザール?なんか魔法使いみたいな名前だな。」

 

「ミスター・ケネディ、ミス・グラハム。私はあなた達、同胞をお待ちしておりました。」

 

「同胞?」

「教祖サドラー様から頂いた力です。」

 

プラーガのことだと修司は思った。

 

「おいおい、俺の同僚を勝手に奪うなよ。」

 

「あなたは同胞ではありませんね。」

 

「まあな。寄生虫が身体にはいったら痒くてたまんないね。」

 

「サドラー様の力をただの寄生虫とお思いですか?」

 

「どっからどうみても寄生虫だろ。気持ち悪い。」

 

「まあいいでしょう。ミスター・ケネディ、ミス・グラハム。大人しく人質になれば痛い目にあわずに済みますよ?」

 

「とっくに痛い目にあっているけどな。」

 

レオンは鼻で笑い、サラザールの提案を拒否する。

 

「そうですか…どうせ時間がたてば私達と同じ仲間になる運命です。」

 

サラザールはそう言って去った。

 

「あんなおじさんと一緒になるなんてごめんだわ!」

 

「そうだな、治療法をさがそう。」

 

目の前の道を通ろうとしたら突然、壁が現れて通れなくなる。

 

「おいおいマジかよ。」

 

「左右の扉しか行けないらしいな。」

 

「レオンは右の扉が開くか調べて、俺は左を調べる。」

 

「わかった。」

 

扉を調べるが右の扉しか開かなかった。

 

「右の扉から調べるしかないか。」

 

「そうだな。シュウ、アシュリーの後ろを任せる。」

 

「了解っと。」

 

レオンと修司の間にアシュリーがはいり右側の扉を開ける。




次回から本格的に戦いが始まります

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