戦闘回といいましたが…あれは嘘だ(ごめんなさい)
武器商人の店を出てバリケードに囲まれた場所にある扉を開ける。
「地図を見ても行ける場所はないんだよな。」
修司は宝の地図を見る。
宝をチェックされている以外にもちゃんと地図として機能している。
「Ayuda? (お困りかい？)」
「誰だ！」
ハンドガンを構えてスペイン語が聞こえた方向に銃を向ける。
「Im not the enemy.(俺は敵じゃない)」
今度は英語で話してきて姿を現した。
ラテン系の男性でニヤニヤしながら両手をあげていた。
「その格好から見てこの村の人じゃないな。」
「お前は誰だ？」
「名乗る前にまずは自分から名前を言うのが礼儀なのでは？」
修司は間を置いて自己紹介をする。
「藤崎修司だ。」
「俺はルイス・セラ。ハンサムなプーさ。」
「それでハンサムなプーさんはこんなド田舎にいるんだ？」
「その言葉そっくりお前に返すぜ？」
「…」
ハンドガンを構えたまま睨む。
ふらふらとした態度であまり信用できない。
だがこのまま何もしない訳にはいかない。
「彼女を探している。」
今回の救出対象のアシュリー・グラハムの写真を見せた。
「こいつは…」
「知っているのか？」
「あぁ、レオンと一緒に行動してた。」
「レオンを知っているのか！」
「一日警察官を体験したやつだろ？」
「ラクーンシティのことか。」
「知っているのか？」
「俺もラクーンシティの生き残りだ。」
「そいつは偶然の再会だな。」
「レオンがどこに行ったかわかるか？」
「いや、それはわからない。」
「そうか…」
「だがあいつもこの村のおかしさにはもう気付いているだろう。」
「おかしさ？」
「村人には会ったか？」
「いや…」
「なら邪教徒は？」
「邪教徒かはわからないがボウガンを撃ってきた教徒なら会った。」
「そいつらが邪教徒だ。」
「なんで俺達を襲うんだ？」
「歩きながら話そう。」
ルイスに着いて行き村や邪教徒について聞く。
「この地域は古くからある宗教団体ロス・イルミナドス教団のリーダー、オズムンド・サドラーが指揮をとっている。」
「ここには城があって地下に眠っている『プラーガ』という寄生虫を蘇らせた。邪教徒はもちろん、村人もプラーガに感染している。」
「俺はそいつらを『ガナード』と呼んでる。」
「ガナード…スペイン語で『家畜』という意味か。」
「スペイン語詳しいな。」
「海外の言語を優先して学んだからな。レオンよりも話せるぜ？」
「あいつスペイン語わかってなかったからな。」
二人は笑う。
「そのサドラーというインチキ教祖がアシュリーを誘拐したのか。」
「そうだ。」
「なんでアシュリーを－」
「隠れろ！」
ルイスが修司を引っ張って隠れる。
「な、なんだ。」
「静かに」
ルイスの言う通り黙っていると奥から村人達が松明を持っていた。
手は包丁、斧、農具、ダイナマイト等の武器を持っていた。
「あいつらが村人か？」
「あぁ…外から来た連中を皆殺しにする。」
「そいつは恐ろしいな。」
「チェーンソーを持っているガナードに会ったら逃げろよ。村人よりもしつこいからな。」
「それはありがたい忠告だ。」
「この道は城に続いているな。」
「プラーガが眠っていた城か？」
「もしかしたらレオンは城にはいったかもな。」
「レオンと合流しよう。」
「あの村人は自分の村に戻った。たぶんはね橋をあげて通れなくしたんだろう。」
「他に道はあるか？」
「もちろんだ。ついて来い。」
ルイスの後ろに着いて行った。
しばらく着いて行くと城にロープが吊るされていた。
「こいつをつたっていくぞ。」
「おいおいマジかよ。」
ルイスはロープをつたって城に行く。
修司はため息をついて呆れながらもロープをつたって城に向かう。
原作だとルイスはどうやって侵入したんでしょうか？