biohazard 狂気の村の真実   作:如月ユウ

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2話 第一村人発見?

しばらく森の中を進むと開けた場所に着く。

湖があり小屋と桟橋にはボードが置いてあった。

 

「調べてみるか。」

 

扉のドアノブに手をかけてゆっくり開けてはいる。

小屋には人はいななかった。

 

「サボっているのか?」

 

小屋のなかを調べるが役に立つものはなかった。

 

「雨宿りだと思えばまだマシか。」

 

ポディシブに考えて小屋を出る。

 

「ボードで向こう側に行ってみるか。」

 

桟橋に行きボードに乗って動かす。

数分後には反対側の桟橋まで着くだろう。

 

「あれは洞窟か?」

 

ボードを停めて双眼鏡で見ると松明が燃えており。ボードがはいる大きさの洞窟があった。

 

「調べる価値があるな。」

 

ボードの進路を変更して洞窟へ向かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

洞窟のなかは松明で燃えているおかげで暗くはない。

奥までボードを動かすと小屋が建ててあった。

ボードを桟橋に停めて降りる。

 

「誰かいるのか?」

 

小屋にはいるとフードを被った男性がいた。

周りは銃火気、弾薬、手榴弾等

武器を売っている人だと思った。

 

「welcome」

 

なまりがあるが英語で話してくれた。

 

「すいません。この森に村とかありますか?」

 

修司は村があるか聞いてみた。

 

「あぁ、あるぜ。だが村人は会話出来るかはわからんがな。」

 

男性はヒヒヒと汚く笑う。

 

「どういう意味だ?」

 

「百聞は一見にしかず、日本のことわざだ。」

 

「見て確認しろということか。」

 

「理解があって助かる。」

 

「おっと自己紹介してなかったな。武器商人と呼んでくれ。」

 

「藤崎修司だ。」

 

「藤崎か…日本人がこんなド田舎に観光か?」

 

「ヘリで観光してたらヘリから火吹いて観光が中止になった。」

 

ジョークを言ったのでジョークで返すと武器商人は大声で笑う。

 

「いいなそのジョーク。気に入った。」

 

「ガチなんだけどな。」

 

「そいつは災難だな。」

 

「武器商人ということは」

 

「金さえ払えばどんなやつにも武器をご提供します。」

 

わざとらしい敬語で話す。

 

「で?何が欲しいんだ。」

 

「その前に金はユーロか?悪いがドルしか持ってない。」

 

「残念ながらユーロじゃないんだよ。」

 

「ユーロじゃない?」

 

「ペセタだ。」

 

「ペセタって最近使用停止になった貨幣か?」

 

「停止?都会だともう使えないのか?」

 

「そうだ。」

 

「そうか。だがペセタじゃないなら提供は出来ない。」

 

修司は困った。

武器商人がいるから補充が出来るのはありがたい。

しかし武器商人とは金との相談。

相応の金を払わなければ武器を提供してくれない。

 

「ならこうしよう。」

 

「ペセタがないなら宝を探してくれ。」

 

「宝?」

 

「アンティーク、宝石、財宝等そいつを売ってくれるならペセタに換金して武器を提供しよう。」

 

「それならお前も武器が買えて、俺はそいつらを売って金にする。お互いハッピーだろ?」

 

「確かに一理ある。」

 

「探すならこいつをやる。」

 

武器商人は地図を渡した。

 

「チェックされている場所に宝がある。樽や箱、カラスの巣も確認しろよ?カラスは宝に目がないからな。」

 

「いいのか?」

 

「宝を見つけるんだろ?地図は後払いだ。」

 

「助かる。」

 

地図があるのは助かる。

最悪どこにいるか把握は出来る。

 

「頑張って宝を探せよ?トレジャーハンター。」

 

修司はボードに乗り洞窟を出た。


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