【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
・・・・えっ!?今は正月から一週間経っただって?気にするな!!
これ、本当はデュエルの後にのせるその後の軽いエピソードみたいな感じだったので凄く短いです。申し訳ございません。
あと、もう一つ話したい。すごいふざけた話を書きたい。特別話を書けなかった鬱憤晴らしたい。まぁ大体は遊輝ちゃん(笑)が女装して何たらかんたらや、皆で罰ゲーム付きの何かをするんだがアイデアが無い以上出来ない!←こいつ何が言いたいんだ?
というわけで今回はデュエルなし、小等部のいつもの4人組による軽音楽部の体験入部です。
龍亞 side
部活の紹介から1週間後・・・・・
俺たち小等部6年の初めての体験入部が今日から1週間始まるぜ!予め希望した部活に1週間だけ入部して、その部活の雰囲気や練習を実際に体験することができる!もちろん、俺が入れたの中等部軽音楽部!
「というわけで軽音楽部の部室前だぜ!」
「やけに元気ですね」
「あったりまえだろ!!人気の高い軽音部の体験入部を特別にさせてくれたんだから!」
「レ、レミさんがかなり頭の中悩まさせていましたね」
「『本当にどうしよう!!』とか・・・遊輝の言う通りにデュエルしなければよかったんじゃないかしら」
軽音部の部室前に来たのは俺だけじゃない。龍可や祈、恭輔もここを第一志望にした。マリア先生は俺たちの志望を見て驚いたらしく、俺たち4人を職員室に呼び直ぐに志望を変えるように言ってきたが、間に入った校長先生が許しを得て晴れて軽音部に入部できる!
「じゃあいこう!!おっじゃましま〜す!!」
ガラガラ〜となるドアを開けて軽音部の部室に入る。目の前にはすでに楽器を持って並んでいた軽音部のメンバーがいて、遊輝とレミさんが前に立っていた。奏さんと茜さんはギターを持って座っている。
「えぇと・・・・中等部軽音楽部の体験入部にようこそ。私が形式で言う部長の葵レミよ。とりあえずまぁ・・・色々と言うのが苦手だから歓迎の曲を1曲やるよ。遊輝」
「あぁ・・・えっと、奏が喉痛めてしまったこら急遽歌うことになりました。とりあえず歌います」
そう言った後、遊輝が近くにあった机の上に座ってマイクを調整、スバルさんの合図で響さんのキーボードが鳴り始める。
・・・・・♪♪♪〜〜〜♪♪♪♪♪♪
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♪♪♪♪♪♪〜〜〜♪♪♪
パチパチ
「綺麗・・・・・・」
「というわけで・・・・こっちでやってもらう物決めてたから」
「「「「えっ?」」」」
「祈ちゃんがドラム、龍亞君ベース、恭輔君はギター」
「わ、私がドラム!?」
「何で俺ベースなの!?俺もギターやりたいよ!!」
「あ、あの・・・・私は?」
「龍可ちゃんはギターとヴォーカル」
「わ、私が・・・・ヴォーカル!?」
「大丈夫大丈夫。課題曲は今の曲だから」
レミさんが適当に振り分けた役割と課題曲。それに俺はブーブーと文句を言うがレミさんは一向に話を聞いてくれない。
「か、課題曲が今の曲って・・・・・《Lovers Again》を?」
「そうそう、これから特訓するから。まずは個人練習ね、祈ちゃんはスバル、龍亞君は私、恭輔君は響と茜、龍可ちゃんは遊輝と奏ね。じゃあ練習開始」
そう言ってレミさんが無理矢理俺たちを丸め込ませて練習に参加させた。
【練習描写?楽器経験皆無の作者に言わないでください(涙)】
〜〜(3日後)〜〜
「キ、キツイ・・・・・(汗)」
「み、皆さん、よく休憩無しで毎日やり通しますね」
今日ももちろん部活がある。
これまで3日間の練習をしてきた感想・・・・・凄く疲れた(汗)皆、ぶっ通しで休憩なしで練習をするんだから。
「というか何で今日は体操服着て運動場の前で集合なの?」
「知らないよ!!こっちが聞きたいくらいだよ!!」
「あっ、もう来てたの?早いね」
運動場の倉庫の前で待っているとジャージ姿に着替えた響さんが先に出てきて、その後ろで軽くストレッチしている軽音部のメンバーが見えた。
「皆ちゃんと準備運動した?これから身体を動かしまくるよ」
「い、一応・・・・」
「皆いるの?じゃあトレーニング始めるわよ。まずは・・・・そこのコース10周から」
「「「「じゅ、10周!?」」」」
「?何驚いているの?いつもは15周だよ」
「こ、この広いグラウンドを10周も走るのですか!?」
アカデミアのグラウンド・・・・・野球部やサッカー部、陸上部が兼任で使っているためかなり広い。陸上部のコースも本格的で1周400m.つまりいきなり4km走れと言っているようなもんだ。
「全力で走りなさいよ!!先に行ってるから!!」
「あっ!?ちょっと!?レ、レミさん!?」
俺たちの話を聞かずにレミさんは走り出してしまった。他のメンバーもすでに走っている、しかも全速力で(汗)
「・・・・・どうする?(汗)」
「・・・とりあえず走りましょうか(汗)」
「そ、そうですね・・・・(汗)」
「「「「((((今日は今まで以上に疲れそう・・・・(汗)))))」」」」
「おおい!!!さっさと走れよ!!」
「お先に!!」
俺たちが少し躊躇いながら走ろうとしたら遊輝と響さんが物凄いスピードで俺たちの横を走りぬいていった。・・・・・・えっ?400m何秒で走ったのあの2人?
〜〜(数分後)〜〜
「ハァ・・・ハァ・・・・オエッ!!」
「き、キツイ・・・ゴホッ、ゴホッ」
「お疲れ〜〜遊輝と奏が走り終えるまで休憩よ」
「し、師匠達は?」
「ヴォーカル組は20周だからね。多分あと10分はかかる」
「・・・・何でそんなに走るのですか?」
「体力強化よ。軽音部とは言え、あんな大きなステージを3時間も走り回ろうと思うとそれなりのスタミナがいるのよ。しかもヴォーカルは歌いながらよ、だからこうやって運動するのよ」
「ハァ・・・ハァ・・・・キッツ!!!!」
レミさんが俺たちに教えてくれたのと同時タイミングに遊輝が息を切らしながらこっちにやってきた。
「ハァ・・・・ハァ・・・マジで死ぬ・・・・奏は?」
「あと2周」
「ハァ・・・ハァ・・・と、とりあえず水・・・・」
「ほいっ」
「ハァ・・・・(ゴクッ)ブブーーーー!!!!!!ペッ!! ペッ!!!え、塩分きつ過ぎ!!!」
「あ〜、ごめん。それ薄めるの忘れてた」
「ハァ・・・・ハァ・・・や、やっと終わった・・・・」
「奏も帰ってきたし、10分後に基礎トレね」
こんな調子で運動部以上の体力トレーニング(腕立て伏せ100回、スクワット200回、背筋100回、縄跳びの持久10分etc・・・・・)を2時間もした。ヴォーカルやっている2人はさらにその1.5倍〜2倍近い量を平気でやっていてた。あの2人、特に奏さんって根性あるな〜・・・・
龍亞 side out
龍可 side 〜(一週間後 体験入部最終日)〜
・・・・♪♪♪♪〜〜〜
「2人とも、形にはなったね。恭輔君は遊輝よりも覚えるのが早くて助かるよ」
「さらっと俺の嫌味を言うなよ奏」
体験入部最終日・・・・・・
今までかなりハードな練習をしてきた私たち。信じられないと思うけど、本当に一週間でギターで色んな曲を弾けるようになっちゃった。
「全体練習も大丈夫だし・・・・こっちは行けるよ」
「ベースもOK」
「ドラムも大丈夫だ」
「じゃあ一週間の成果を見さして貰いましょうか。4人とも自分の位置について」
レミさんの合図でドラムをやっている祈の前にスタンドマイクを置いて、アコースティックギターを手に持ち紐を左肩にかける。私の右には同じギターの恭輔、左にはベースを持った龍亞が立っている。私の目の前には軽音部のメンバー全員が立っている。
「じゃあまずは初日でやった曲、EXILEの《Lovers Again》」
「・・・1・2・3!!」
・・・♪♪♪♪〜〜〜♪♪〜〜
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♪♪♪♪♪♪〜〜〜♪♪♪♪・・・・・・
パチパチパチパチ!!!!
「上手いよ!!ちゃんと形になっていたよ!!」
「1週間で弾けるようになるというちょっと無謀なことだけど何とか曲を弾けるようになってよかったよかった」
「あ、ありがとうございます」
「よし、今日の練習はこれまで!あとは帰ったり遊んだりしていいよ」
「やったーー!!!やっとゆっくり出来る!!」
そう言った龍亞はベースを横に置いて部室内にあるテレビとゲーム機のスイッチを点けた。
遊輝「今回は藍さんと橙に来ていただきました」
藍「皆さん初めまして、八雲藍です。紫様の式神で元は九尾の狐です」
橙「橙です!藍しゃまの式神のです!」
龍可「九尾の狐って・・・・・確かすごい大妖怪だったような・・・・」
藍「いえいえ、大したことはしてません。そういう噂が広まっただけです」
遊輝「紫さんは?」
藍「冬眠中です。スキマ妖怪は冬になると冬眠する習慣があるみたいで」
橙「それにしてもすごいハードなトレーニングでしたね」
龍可「部室入ったらすぐヘッドホンしてマイクで歌う練習、その後すぐにギターを弾いて・・・・休憩時間が全然なかった(汗)」
遊輝「俺も最初あんな感じだったよ。すっごいあたふたしたのに気が付いたら普通に慣れていた」
龍可「慣れって恐ろしかった・・・・」
橙「次は・・・・何ですかこれ?【退学の危機!?新型ライトロード登場!】」
遊輝「(・・・・あ〜〜、あの話か、でもあれって遊星がデュエルしたんだろ?)」
藍「次回もよろしくお願いします」