【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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今回はデュエルなし、そして出来る限り早く終わらせようと思いました。理由?グダグダになる&甘々になるから!!

3章はこれで終わり、4章は・・・・・あれ?イリアステル編?WRGP準備編?どっちがいいんだ・・・?


それと、これでストック分は終わりました。そのことも含めて後書きでお知らせがありますのでそちらの方もご覧ください。


第90話 メイドカップル、ドッキドキのデートです! (後編)

遊輝 side

 

 

「//////え、えっと・・・・・」

 

「//////・・・・・ど、どうする?」

 

「//////ど、どうするもなにも・・・・・早く家に帰りたい・・・・」

 

「//////お、俺も・・・・」

 

「「//////ハァ・・・・・・」」

 

人の少ない公園のベンチを見つけてとりあえず座って今後どうしようか龍可と考えているが結局何も思いつかない。

 

今朝、家のブレーカーの線を龍亞が切ってしまい、その修理の依頼と食糧調達、さらに龍可が本とDVDを返さなければいけなかったので、俺と龍可は意を決して外に出た。最初は人通りの少ない裏通りを通ろうとしたが、龍亞がそんなことを許さずに俺の左腕と龍可の右腕を謎の力(多分レミの能力)で包帯のようにグルグル巻きにしてくっつけてしまい、しまいにはミイラのようにすると脅されて、大通りに出る覚悟をして出た。周りからの凄い視線をくぐってやっとの思いで図書館につき、本とDVDは返せたがここで俺たちをナンパする奴らと遭遇。デュエルデスクを持ってきてなかった俺と龍可はどうしようにも出来ずに連れ去られるところだったけど、龍亞とレミのおかげで何とかナンパ組は逃げていった。レミはそのまま家に帰ってしまったが、龍亞は食材を買うのと電気屋に行く代わりに俺から家の鍵を奪っていき、「5時まで帰らないから!」とか言って逃げていった。そのため、俺たちは途方に暮れている。

 

 

【あらすじ、以外と長かった(汗)許してくださいby作者】

 

「//////ど、何処に行く?」

 

「//////ど、何処に行くも何もこの格好じゃ目立って仕方ないよ」

「//////け、けど、ずっとここにいてもいずれは人が溜まって・・・・・」

 

「//////・・・・・・ハァ」

 

結局、何処に行こうにもこの恥ずかしい格好が目立ってしまい、何処にもいけない状況だ。最初、「カラオケ店ならバレない!!」って思って行ったのだが、こんな時に限って臨時休業をしており入ることが出来なかった・・・・

 

グゥ〜〜

 

「//////えっ?」

 

「//////・・・・・ご、ごめん遊輝・・・・お腹が空いた」

 

「//////そ、そう言えば朝から何も食べていなかったな俺たち・・・・・」

 

グゥ〜〜

 

「//////あっ・・・・・・」

 

「//////遊輝も鳴ったね・・・・」

 

「//////・・・お店には入り辛いから屋台を探してテイクアウトする?」

 

「//////どっちもどっちだと思うけど・・・・」

 

「//////と、とにかく、何かお店を探しにいこう。恥ずかしいけど・・・・」

 

「//////そ、そうだね」

 

とりあえずお昼ご飯を食べよう・・・・俺と龍可はそう思ってベンチから立ち上がり、飲食店が多い、繁華街に行くことにした。

 

「「((//////は、恥ずかしい・・・・))」」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「//////や、屋台があってよかったね・・・」

 

「//////う、うん・・・遊輝・・・・」

 

「//////ば、場所がここしか空いてなかったから・・・・(ヒソヒソ)」

 

「//////す、凄い視線が(ヒソヒソ)」

 

繁華街に行くと、今日は何かのイベントがあったみたいでたまたま屋台が道に並んでいた。俺たちはそれぞれ自分が食べたい物を1個ずつ買った(その時も店主に熱々だからオマケだ!!とか茶化された・・・・・)しかし・・・・・やはり食べる場所に問題があり、食べるところが特設で作られたフードコートエリアのテーブルしかなかった。たまたま端の方に座れたけど、それでも何百人という人たちが俺たちのことを見ている。

 

「//////(と、とりあえず食べよう。そして早くここから出よう)」

 

「//////(そ、そうだね)」

 

テーブルに自分たちが買ったものを並べる。龍可は焼きそば、俺はたこ焼きだ。・・・・・・・すごく焼きそばが食べたかったけど、左手で箸を持てないから仕方ない。爪楊枝なら左手でも大丈夫だし・・・・・

 

「//////・・・・た、食べたいの?」

 

たこ焼きを食べながら龍可が焼きそばを食うのを見ていた俺に気づいて龍可がそう言ってきた。

 

「//////うん・・・・正直、食べたかった・・・・」

 

焼きそばのソースの匂いにたまらず、誘惑に負けてしまう。こんなところで関西人のDNAが受け継がれるなんて・・・・・・/////恥ずかしい・・・・・・

 

「//////・・・・遊輝、私が食べさせてあげるよ」

 

「//////・・・・・へっ?」

 

「//////だから・・・・私が食べさせてあげる」

 

「//////!?!?い、いいよ!!焼きそばだったら家帰ったら作って食べれるし!!」

 

「//////いいじゃん・・・・もう、壊れようよ」

 

あ、あれ・・・・・龍可の様子がおかしいぞ・・・・・(汗)

 

「//////ど、どうしたんだ龍可?」

 

「//////だから・・・・思いっきり壊れようよ。もう周りの事なんか気にしないで私たちだけの空間を作ろう?」

 

「//////(や、ヤバイ・・・龍可の頭のネジが外れてる・・・・(汗))」

 

「//////はい遊輝、あ〜ん」

 

「//////(うっ!!か、可愛い!!)」

 

周りからの視線に(多分)耐えれなくなった龍可の頭がおかしくなってしまった・・・(汗)凄い甘〜〜い声と上目遣いで俺を誘惑させる。

 

「//////ねぇ遊輝・・・一緒に壊れよう。はい、あ〜ん」

 

「//////(だ、駄目だ・・・・これには勝てない)・・・・あ、あ〜ん」

 

龍可の甘い誘惑に勝てずに俺は龍可が箸でつまんでくれた焼きそばを口に入れた。その瞬間、俺の中にあった「理性」という2文字が凍った氷が水になっていくように溶けていった。

 

「//////どう?美味しい?」

 

「//////・・・・うん、美味しい。このたこ焼きも食べる?」

 

「//////うん!」

 

「//////はい、あ〜ん」

 

「//////あ〜ん」

 

俺もたこ焼きを龍可の口に入れてあげる。龍可は俺がやろうとしたことをすぐに分かったようで口を少し開けて準備してくれていた。

 

「//////美味しい?」

 

「//////うん、美味しいよ!今度は私ね、あ〜ん」

 

「//////あ〜ん」

 

「「「「「(((((((・・・・・見ない振り見ない振り(汗)))))))」」」」」」

 

「//////ごちそうさまでした。次何処行く?」

 

「//////そうだな〜何処があるかな〜」

 

俺と龍可の甘い昼食が終わり、ゴミを捨てて次何処に行くか考える。そうだな・・・・・・港が近いんだし、港の方に行ってみるか。

 

「//////港の方に行ってみる?」

 

「//////そうね。私、あの辺行くの久しぶりだし」

 

行き先も決めて俺と龍可は手を繋いで(もともと繋がっていたけど)近くにある港を目指す。港エリアにある倉庫は休日になるとフリーマーケットとなり、沢山のお店が出店する。

 

「//////今日もいっぱい店があるな」

 

「//////そうね」

 

「//////何か欲しいものがある?買い物に行かなくてよかったからお金に余裕があるけど」

 

「//////う〜ん・・・・・・・あっ」

 

龍可が一軒のお店の前に止まる。そこは服と雑貨を扱っているお店だった。

 

「//////ここ入っていい?前々から行きたかったの」

 

「//////いいよ。時間はあるからね」

 

龍可と一緒にそのお店に入っていく。龍可は中で服や雑貨を物色した後、とある服を手にする。

 

「//////これ、これがいいな」

 

「//////分かった。じゃあ買ってあげるよ」

 

「//////ありがとう!!」

 

買いたかった服を手にした龍可は凄い笑顔でそう答えてくれて、俺も嬉しかった。・・・・・レジの人に凄い痛い目で見られたけど、もう気にしなくていいや。

 

「//////次何処行く?」

 

「//////そうね〜・・・・・・あそこにしよう!!」

 

今度も違うお店に入っては色んな物を見て回ったり、見学しきあっという間に時間は過ぎていく・・・・・・

 

 

遊輝 side out

 

 

No side

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

夕食の時間、この家に住んでいる龍亞は驚愕の顔で向かい側にいる2人のカップルを見ている。

 

「//////はい遊輝、あ〜ん」

 

「//////あ〜ん」

 

メイド服を着たカップル、龍可と遊輝の食事に対してだ。この2人が身内が見ているというのに平気で「はい、あ〜ん」をしているからだ。しかも、本人たちは全く恥ずかしがることはなく、堂々とやっている。

 

「(なんか・・・・・知らない間に凄い距離が縮まっている。昼間に何があったんだ?(汗)」

 

龍亞の知らない間で、この2人のイチャイチャっぷりはかなりのレベルアップを遂げていた。もう、自分たちが今どんな格好をしていてどんなことをしているのか全く考えていないほどである。

「(まぁ・・・・2人の距離が縮まったんならデートは成功みたいだし、よかったんじゃないかな)」

そう思い、龍亞は自分の大好物であるハンバーグを一口かじる。

 

「ハフハフ・・・・・・!!!!!!!!!かっらあああああ!!!!!!!!!み、水!!!!!!!!!」

 

突然飛び上がったような仕草で椅子をバタンと倒し、野たれ回る龍亞。そんな事をおかまない無しに自分たちの空間を作り続ける遊輝と龍可。龍亞のハンバーグだけ、大量のわさびとからし+αがブレンドされた遊輝特製のデスソースが仕込まれていたのだ。

 

「からあああああい!!!!!!!!!!!水水水水水水水水!!!!!!!!!!!!」

 

「//////あ〜ん」

 

「//////あ〜ん・・・・うん!やっぱり遊輝の料理ハンバーグ美味しいね」

 

「//////ありがとう」

 

「水!!!!!水!!!!!・・・・・・!!!!!!酸っぱああああ!!!!!!」

 

おまけで用意されていた龍亞の飲み物は無味無臭の謎の超絶酸っぱいドリンクだった・・・・・・・・・・

その夜、メイド2人は真夜中まで甘い甘い夜を過ごしたとさ




本日は私1人で。この回をアッサリと終わらせてしまい、申し訳ありません。まぁ2人の距離が縮まるための話しだったため、そこまで長くするつもりは最初からなかったですのでご了承ください。



これで無事に第3章が終わりました。正直、ここまで来るのにすごく時間がかかった・・・・・(汗)
私は話の展開である骨組みを決めた後、デュエルの展開をノートに書くんです。そうしないとどんなデュエルをするのか直ぐに忘れてしまうので。で、第3章のデュエル構成は実は高校3年の時にすでに完成していたんです・・・・はい、ここまで3年掛かりました(涙)まぁ、その間は受験勉強で執筆活動を停止していたり、大スランプに陥って本編は7ヶ月くらい中断していたんですが、それでも時間が掛かりました・・・・・これ、完結するのいつだろう・・・・・



次回から第4章なんですが・・・・最近、ちょっと小説のことに意識を重くのせすぎてせっぱ詰まったような状態なんです。それに逃走中のこともありますから、読者様には申し訳ないですが、2週間〜1ヶ月ほどのお休みを頂きたいと思います。正直言って、セッパ詰まった状態で書いても短くなるし面白くないですからね。何事も気分転換は大事です。その間、逃走中の方の執筆と、第4章以降のデュエル構成を考えつつ、少し色んな事をしてみたいと思います。Wiiの中古のフィッシングゲームも買ってやってみたいですし、ポケダンもやりたいですからね。(俺の財布ポイントが・・・・(涙))



ではでは、第3章、海外編は今回で終わり、次回からは第4章、イリアステル編、タイトルは【新たなる戦い】です。それでは、2週間〜1ヶ月のお休みに入りますが今後ともこの小説を宜しくお願いします。

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