【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介〜〜。

パール「私の出番!!」

うるさいな!!出番出番ばっかり言うな!!プラチナなんか69話以降、会話でしか出てないんだぞ!!

パール「私もその69話以降会話しか出てないよ!!しかもこれ何!?海外から帰ってきたあと、マスターのデュエル描写が1回しかないし、その1回も【EM魔術師】だし!」

しょうがないだろ!!出番のない奴の出番を優先的にしたらああなってしまうんだよ!!

パール「私の出番をふ・や・せ!ふ・や・せ!」

うるさいな!!これ以上言ったらもっと出番減らすぞ!

パール「そんなのいやだ!!」

じゃあ待て!!今日の最強カードの紹介いくぞ!

パール「(無理矢理流した・・・・)今回は魔導師の力、装備魔法の1枚で龍亞君がよく愛用するカードの1枚ね」

装備モンスターの攻撃力と守備力を魔法・罠ゾーンの枚数×500ポイントアップさせる!最大4000まで上げれるぞ!これは強い!(小並感)

パール「第89話、ドッキドキのデートが始まるよ!」


第89話 メイドカップル、ドッキドキのデートです!(前編)

遊輝 side

 

 

・・・・・ブルルル、カチッ

 

目覚ましが鳴り、ベッドの上に置いてある目覚まし時計を手で探して叩く。音が鳴り止んだところで身体を起こそうとしたが出来なかった。

 

「・・・・・・そういえば俺、龍可を抱えがながら寝ていた///////」

 

昨日の寝る前のことを思い出してまた顔を赤くしてしまう。意識がはっきりするとすぐ近くに龍可の可愛い寝顔が見えるから意識しなくても見てしまう。しかも、龍可も俺を抱えたまま寝てしまったためにベッドから上手いこと出られない。

 

「(//////ま、まぁ、龍可も今日から春休みだし、寝不足って言っていたからこのまま寝かせてあげるか。それに・・・・・ずっと見ていたいし)」

 

とにかく、家から出なければいいからしばらくこのままに(バタン!!)「遊輝!!!!!龍可!!!!!!」・・・・・・うるさい奴がきた、ハァ・・・・

 

「!!!!!な、何!?」

 

「俺、今日1日中外で遊んでくるから!!!家のことよろしく!!!!」

バタン!!!!

 

嵐のように突然やってきて、嵐のように突然去っていく龍亞、いい迷惑だ。人がせっかく気持ちよく彼女の寝顔を眺めていたのに・・・・・・・

 

「あっ・・・えっ・・・・お、おはよう遊輝」

 

「・・・・・おはよう、とりあえず悪いけど起きたいから一回離れてくれる?」

 

「えっ?・・・・・//////!!!!!(わ、私、遊輝を抱いて寝ていた!!!!しかもこの服のままで!!!)」

 

龍可は今の自分の状態を理解したらしく、顔を真っ赤にしてすぐにベッドから降りた。抱きつかれていた俺もゆっくりとベッドから降りて、まだあたふたしている龍可を落ち着かせるために近寄って、今度は俺が抱きしめる。

 

「/////ゆ、遊輝!?」

 

「そ、その・・・・・なんだ、上手いこと言えないけど・・・・・/////こんな格好だけど2人っきりだし、楽しもう」

 

「/////・・・・・・・う、うん」

 

龍可を抱きつけてとりあえず今思っていることを素直に龍可に言う。龍可も少し落ち着いたっぽく、俺の身体を握りしめるようにして腕を身体に回してきた。お互いに密着した状態で何もせずに数分経ち・・・・・・・

 

「/////と、とりあえず朝ごはん食べるか」

 

「/////そうね」

 

お互いに気分が落ち着いてきたので俺の部屋から出て、リビングへと向かう。その時、ある違和感を感じた。

 

「・・・・・・・・部屋が暗い」

 

「電気が付いてないからじゃない?龍亞は出掛けたんだし」

 

「いや、それにしても暗い・・・・・・何だろう・・・・」

 

「スイッチを入れたら・・・・あれ?つかない・・・・」

 

リビングの照明スイッチを龍可がつけても部屋の電気はつかない。さらに、俺が食材確認で冷蔵庫を覗くともっとヤバイ状態である事がわかった。

 

「はぁ!?おい!!冷蔵庫の食料がすっからかんだぞ!!それに冷蔵庫の電源も切れてるぞ!!」

 

「えっ!?」

 

冷蔵庫の扉を開けると、中には牛乳やら飲料水類とバターなどの調味料類以外は本当に何もなかった。さらに別の段を開けると野菜やら冷凍食品やらの食料までもが無くなっていた。そして冷蔵庫自身からの冷気を全く感じず、氷が入っているところを開けると氷が全て溶けていて、水となりチャプチャプとしていた。

 

「どうして!?確かに食材は少なかったけど!?」

「それ以前に何で冷蔵庫の電源が落ちてるんだよ!?まさか・・・・・いや、そんな訳ないよな・・・・」

 

冷蔵庫だけだと確信がなかったため、俺はリビングのテーブルに置いてあったリモコンを手にしてテレビの電源をボタンを押す。だけど、テレビはつかない。さらに壁に掛けてあるインターホンっぽい電話を触るがこれも動かない。これで確信を得た俺は椅子を持って、リビングの奥の方にあるブレーカーの前に椅子を置いて登り、ブレーカーの蓋を開ける。

 

「・・・・・げっ!?ブレーカーが落ちてるんじゃなくてブレーカーの線が切れてるぞ!!」

 

「えっ!?じゃあリビングの電気類は・・・・」

 

「それどころか、家にある電化製品全てが使えない・・・・・・」

 

「嘘っ・・・・・・・」

 

「一体誰がこんなこと・・・・・・あいつしかいないな」

 

間違いないだろう・・・・・こんな大掛かりなことをするのは龍亞しかいない・・・・・。辺りを見回すと、リビングにあるダイニングテーブルとは別のソファの近くにあるテーブルに手紙らしきものが置いてあった。

 

 

『遊輝・龍可へ

照明の調子が悪いと思ってブレーカーを弄っていたら線が切れちゃった。悪いけど修理の依頼よろしく!食材はそういうわけで俺が近所の人たちにおすそ分けしておいた!!買い物もよろしく!!

 

 

PS・・・・龍可、今日本とDVDの返却日だったぞ』

 

 

「・・・・・・あいつ、帰ったら覚えとけよ・・・・・(プルプル)」

 

「本の返却日?・・・・・あ〜あ!!!!今日までだった!!!!」

 

俺は怒りに震えて拳を突き上げ、龍可は思い出してアタフタとし始める。

何が買い物よろしくだ?お前がやったんだろうが!!!!!!!何故俺たちに丸投げして遊びに行くんだよ!!!!

 

「ど、どうしよう!!忘れていたよ!!」

 

「別の日は無理なのか?」

 

「きょ、今日が最終日なのよ!!今日返せなかったら延滞料を取らせてしまうわ!!」

 

「・・・・・・さらに5日掛かるとなるとかなりの額だな(汗)仕方ない、最後の手段だが携帯で・・・・・うん?そういえば何処に置いてたんだ?」

 

ふと自分の携帯を何処に置いたのか思い出して部屋に戻る。いつもならベッドの横にあるライトの近くに置いてあるはずだが・・・・・あれ!?

 

「な、ない!!携帯がない!!」

 

ベッドの上に置いてあるはずの携帯が見当たらずにあちこちを探しまくる。だが、何処にも見当たらない。

 

「ない!!ない!!ない!!!!携帯が!!」

 

「わ、私の携帯もない!!何処に行ったの!?」

 

龍可も龍可で俺の隣に置いてあったはずの携帯が無くなっており、2人して家中を駆け回り探す。が、何処にも見つからずに途方にくれてリビングに戻ってきてしまう。

 

「携帯が・・・・ない・・・・つまり・・・・」

 

「外との連絡手段がなくなった・・・・・」

 

「・・・・・・・・・//////で、出るしか・・・・ないのか?」

 

「///////・・・・・・みたい・・・・・ね」

 

 

遊輝 side out

 

 

龍亞 side

 

 

「・・・・・俺が出て10分、俺の感がもう直ぐ2人が出るって告げている!」

 

「何バカな事言ってるのよ(汗)」

 

トップスの俺たちが住んでいるマンションの唯一の出入り口(と言っても駐車場があるからもう一つ出口はあるけど)。そこで俺は見張りをしていた。目的はただ一つ!遊輝と龍可をイタズラすることだ!!そして、俺の隣にはさっき電話で呼んだレミさんがいる。5秒前に「来て」って行ったらこの通りだよ。いつの間にか目の前にいるんだからビックリしちゃう。

 

「それで、どうして2人は外に出るのよ?」

 

「龍可、今日中に返さないといけない本とDVDがあるんだよ」

 

「それだけ?それだけだったら高くても延滞料金払う方をあの2人はとるんじゃない?それに連絡手段あるんだし、多分私辺りを呼んで」

 

「昨日の夜、俺がブレーカーの線を切って2人の携帯をパクった」

 

「・・・・・・・・・・・・・」

 

「んでもって、冷蔵庫の食糧が腐ってしまうから近所の人たちにおすそ分けしたんだ。だからあの家には今何もない」

 

「・・・・・・私が言えたことじゃないけど、あんたやりすぎよ(汗)」

 

ハッとした表情から呆れたような表情に変わってやりすぎって言ってくるレミさん。だってこれくらいしないとあの2人意地でも外に出ないもん。せっかくあんな格好してるんだし、外に出さないと面白くないじゃん!!

 

「///////だ、誰もいない・・・な」

 

「///////い、いこう・・・・・」

 

「おっ、噂をすれば・・・・・」

 

正面の入り口の方からボソボソと声が聞こえたのでそっちの方を見ると、顔を赤くして手を繋いでいる龍可と遊輝がカバンをもって出てきた。いや〜、あ〜いうの見ていたらやっぱりあのカップルはバカップルだね、あんな格好でもちゃんと手を繋いでいるし。それにわざわざ外に出なくても俺が帰ってきた時に色々と頼めばいいのに。今日の晩飯ぐらい出前取っても良かったのに。

 

「それじゃ尾行開始開始♪」

 

「ハァ・・・・・今日は長くなりそうね(汗)」

 

「ん?あの2人、裏道を通るのか?」

 

「///////こ、こっちから行ったら図書館に行けるよ」

 

「///////そ、そうか」

 

2人の会話を聞こえる程度に距離を離れて2人を尾行してすぐ、龍可が裏道を使っていこうとする。

 

「これじゃせっかくのイタズラの意味がないじゃん!」

 

「(普通の一般人が考えたら誰だって見せたくないからその道を通るでしょうね)」

 

「何とかしてあの2人を人通りの多い道に連れ出さないと・・・・・」

 

「・・・・・あんた、番組プロデューサーになれるわよ、きっと」

 

「だからこそ!!こういう時のためにレミさんを呼んだんだよ!」

 

「へっ?」

 

 

龍亞 side out

 

 

遊輝 side

 

 

「///////え、え〜と・・・・・・・」

 

「///////な、何これ?」

 

ブレーカーの線が切れて本とDVDを返さなくちゃならずに、さらに食料を買わなければならないために俺と龍可は外を出ることを決断。人通りの少ない裏道を通ってなるべく人に見かけないようにしようとしたのだが・・・・・

 

 

『・・・・・・・・・・・・・・』

 

『・・・・・・・・・・・・・・』

 

『(なんで私まで・・・・・・・)』

 

曲がり角を曲がったところで何かにぶつかり、何に当たったんかと思って顔を上げたらパワー・ツールが仁王立ちしていた。さらに別の道には機械龍が、俺たちが通ってきた道にはフェザー・ウィングが仁王立ちしており、結果、4つある道のうち、通れるのは人が多い大通りへと繋がる道しかなかった。

 

「///////ど、どういう事?」

 

「///////わ、分からない・・・・・」

 

ツンツン

 

『これ、龍亞さんからです』

 

後ろにいたフェザーが俺の肩を叩いて、振り向くと手紙らしきものを渡してきた。それを受け取って、手紙を開く。

 

『なんで大通りに通らないのよ!!大通り通らなきゃデートの意味ないじゃん!!』

 

「///////もう隠す気するないのね」

 

「///////い、行ける訳ないじゃなん!!こんな格好で!!というかデートじゃない!!」

 

何処を見渡しても龍亞がいないけどとりあえず大声張って叫ぶ。あいつバカだろ!?こんな格好で大通り行ける訳ないじゃん。

 

・・・・・・ガチャン!!!

 

「///////えっ!?な、何これ!?」

 

「//////と、取れない!?」

 

大声出して出来ないって言った時、突然俺の右腕と龍可の左腕が羽のようなものでグルグルと包帯のように巻き付けられた。頑張って片手で外そうとするが想像以上に固くて取れない。

 

『えっと・・・・龍亞さんがどうしても大通りに行かないのでしたら、そうしてバカップルをくっ付けるとの事です』

 

「///////バカだろあいつ!!余計大通りに行けないわ!!」

 

『あんまり長居しない方がいいですよ。下手したら2人をくっつけてミイラのようにするとか言ってましたし』

 

「///////えっ!?」

 

「///////くそう・・・・・分かったよ!!大通りに行けばいいんだろ!!」

 

「///////ゆ、遊輝!?」

 

「///////こ、ここで変にやるより素直に大通り出たほうが後々いいだろう。もう・・・・覚悟決めよう」

 

「///////う、うん・・・・・・」

 

俺の言葉を聞いた龍可も覚悟を決めたようで、唯一空いている大通りへとつなぐ道の方へと歩いていく。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

「ニヒヒヒ、大成功☆」

 

「(・・・・その内恨み買われるよ(汗))」

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

 

『・・・・・・・・・・・・・』

 

「///////う、うぅ〜・・・・み、皆が見てるよ・・・・・・」

 

「///////が、頑張ろう龍可・・・・きょ、今日1日、1日だけだから・・・・」

 

大通りにでたが・・・・・・・//////案の定、大勢の人にこっちを見られてしまう(しかもかなり痛い目で)。しかも今日は土曜日、さらに言えばアカデミアや他の学校も春休みに入っている時期なので子供連れも多い。その子供から言われる純粋な言葉がさらに俺たちを赤くさせてしまう。

 

「お母さん、あの人たちなんであんな格好であるいているの?」

 

「しぃ!!見たらダメよ!!」

 

「お姉さんたち、凄く可愛い!!」

 

「あの人たちの腕に付いているアレなんだろう?」

 

おまけにこの腕を拘束するやつを外してもらわずに大通りに出てしまい、さらに変な人たちと思われてしまう。俺と龍可は結局手を繋いだままお互いをくっつけるようにしてコツコツと歩幅が小さくなってしまう。そのために目的の場所一つ行くのにかなりの時間がかかってしまう。

 

「//////は、恥ずかしい・・・・よ・・・・・」

 

「//////あ、あとちょっと、あとちょっとで図書館だから、図書館はもう・・・・回収ポストに入れて電気屋に行こう」

 

「//////う、うん・・・・・・」

 

 

〜〜(数十分後)〜

 

「//////や、やっと着いた・・・・・」

 

「//////も、もう・・・1日分の体力を使った気分だよ・・・・」

 

やっとの思いでようやく図書館に着いた。ここまでが大変だった・・・・・歩くたびに人から痛い目と痛い事を言われてどんどんと縮こまってしまった。走ろうにも繋がっているためうまく走れることが出来ず、結局歩くしか方法がない、

 

「//////と、とりあえず本とDVDはここに入れて・・・・次は電気屋さんね」

 

「//////そ、そうだな。電気屋行って修理を依頼しよう」

 

そう思って図書館から離れたとき・・・・・・

 

「へい姉ちゃん達!!!可愛い服着てこれから何処行くんだい!?」

 

前からチャラい男2人が来て、こっちに来た。あっ・・・・・これ、面倒くさいパターンだ。

 

「そんな可愛い格好しているんだから俺たちとちょっと良いところに行こうぜ!」

 

「//////あ、あの・・・・私たち用事があるので・・・・」

 

「そんな事言わずにこっち来いよ!!」

 

「//////キャッ!!」

 

「//////うわっ!!」

 

 

遊輝 side out

 

 

龍亞 side

 

 

あ〜あ・・・・・予想外なのが来た・・・・・

 

「あれは・・・・・マズイわね。2人ともデュエルデスク持ってなかったよ」

 

「ていうかレミさんのせいでデュエルできないじゃん」

 

「やれって言ったのは龍亞君でしょ?」

 

「まぁ今はそんな事より・・・・・ナンパ野郎を追い出しますか」

 

「1人は任せておいて」

 

「おkおk」

 

なんかヤバそうな人に遊輝たちが絡まれてしまったので、影で見ていた俺とレミさんはさすがに危ないと判断、直ぐにデュエルデスクを出して2人の前まで駆ける。

 

「じゃあこれからお兄さん達と楽しいところに行こうぜ!」

 

「//////け、結構です」

 

ツンツン

 

「うん?」

 

「ウィングストーム!」

 

バチン!!!

 

「いった!!!!テメェ何しやがる!?」

 

「あっ、このガキ!!こらまて!!」

 

「鬼さんこちら!!」

 

遊輝と龍可にナンパした2人組をレミさんは能力を使い、指パッチンの容量で風を圧縮、それを相手の額にぶつけ、俺の方はもう1人を膝カックンして注目を集め2人をバラバラにした。

 

「テメェら!!人が告白しているところになにしてくれてるんだ!?」

 

「そういうのは告白って言わなくてナンパっていうんだよ」

 

「んだとこらぁ!!」

 

「まぁまぁ・・・ここはこれで決めましょうよ」

 

俺と反対側にいるレミさんはデュエルデスクを相手に見せつける。俺も同じタイミングでもう1人にデュエルデスクを見せる。

 

「俺たちが勝ったら帰ってもらうよ。負けたらそこのメイドさんたちを1日ご自由に、今日は少ないけどお金持ってるからそれも挙げる」

 

「/////る、龍亞!?」

 

「ヘヘ、面白そうじゃんか。やってやるぜ!」

 

「そっちの姉ちゃんは!?」

 

「同じ条件で良いわよ。ハンデとしてそっちが1勝でもしたらそっちの勝ちでいいわ」

「//////ちょ、レミ!!何勝手にきめてるんだよ!!」

 

「いいぜ!!やってやる!!」

 

「「デュエル‼︎」」 「「デュエル‼︎」」

 

龍亞 LP 4000 ナンパ野郎1 LP 4000

レミ LP 4000 ナンパ野郎2 LP 4000

 

「先行もっらい!!俺のターン、ドロー!」

 

龍亞 手札 6枚

 

「D・ステープランを守備表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

龍亞 手札 4枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

D・ステープラン 守1000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドローだ!」

ナンパ野郎1 手札 6枚

 

「速攻魔法、サイクロン!その伏せカード破壊だ!」

 

ん〜・・・・まぁブラフに近いディフォームだったからいいか。

 

「魔法カード、古のルール!手札からLv5以上の通常モンスターを特殊召喚する!トライホーン・ドラゴンを特殊召喚!」

 

トライホーン・ドラゴン 攻2850

 

男の前に古文書がでてきて、その中から黄金の角や爪などが生えた青い身体の龍がでてきた。

わぁ〜、すごいレアカードだな〜〜(棒読)

 

「どうだ!!これがレアカード、トライホーン・ドラゴンだ!!装備魔法、メテオ・ストライクをトライホーン・ドラゴンに装備!これで貫通能力を得たぜ!」

 

えっ?メテオ・ストライクなの?ビッグバーンシュートの方は攻撃力も上がるのに?まぁあれは破壊されたら装備モンスターも破壊されるから何とも言えないか。

 

「バトルだ!トライホーン・ドラゴン!そのホッチキスみたいな弱いモンスターに攻撃だ!」

 

トライホーン・ドラゴン 攻2850

D・ステープラン 守1000

 

龍亞 LP 4000→2150

 

「いててて・・・・守備表示のステープランは戦闘で破壊されず、攻撃された後は攻撃表示になる!さらに相手の攻撃表示モンスター1体を守備表示にする!」

 

D・ステープラン 守1000→攻1400

トライホーン・ドラゴン 攻2850→守2350

 

「ちっ・・・・まぁいい。カードを1枚伏せてターンエンド!(俺の伏せカードは次元幽閉!トライホーンを倒そうとするモンスターはこれで除外して、次のターンのダイレクトアタックで勝利だ!)」

 

 

ナンパ野郎1 手札 1枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

トライホーン・ドラゴン 攻2850

【魔法・罠ゾーン】

メテオ・ストライク 〈トライホーン〉

伏せカード (次元幽閉)

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

龍亞 手札 5枚

 

さてと・・・・・あんまり時間かけるつもりないからこのターンで終わらせるか!

 

「D・モバホンを攻撃表示で召喚!」

 

D・モバホン 攻100

 

「D・モバホンは効果発動!ダイヤル〜オン!」

 

毎度おなじみ、モバホンの胸にある1から6までの数字が点滅を始める。その中にある4という数字が唯一、ライトがついたままになった。

 

「4だからデッキトップ4枚をめくり、その中にある《D》1体を召喚条件して特殊召喚する!1枚目、ダブルツールD&C!2枚目、魔導師の力!3枚目、D・ボードン!4枚目、D・スコープン!チューナーモンスター、D・スコープンを攻撃表示で特殊召喚!」

 

D・スコープン 攻800

 

「スコープンの効果発動!攻撃表示の時、手札のLv4の《D》を特殊召喚する!D・ソードンを守備表示で特殊召喚!」

 

D・ソードン 守800

 

スコープンのライトがとある1点を照らし、そこをめがけて上空からソードの形をしたモンスターが飛んできて地面に衝突する。煙がはれると、青いソードが地面に突き刺さっていた。

 

「ソードンの効果発動!このカード以外の《D》1体をリリースして、デッキからD・シールドンを特殊召喚する!モバホンをリリースして現れよ!D・シールドン!」

 

D・シールドン ☆3 攻300

 

地面に突き刺さったソードンが自身の力でゆっくりと引き抜かれてモバホンの前に移動する。モバホンはソードンから放たれる青い光に包まれていき消えて、そこから白い盾のようなモンスターが現れる。

 

「(これで準備OK!)Lv4のステープランにLv3のスコープンをチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!愛と正義の使者!パワー・ツール・ドラゴン!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

ステープランとスコープンが一つとなって、合体ロボのように身体のパーツが一つ一つ合体していきパワー・ツール・ドラゴンが現れた。

 

「へっ!シンクロ召喚するのは驚いたが攻撃力2300じゃトライホーン・ドラゴンを破壊できないぜ!」

 

「パワー・ツールの効果発動!1ターンに1度、デッキからランダムに装備魔法を1枚手札に加える!パワー・サーチ!」

 

俺のデッキがシャッフルされて1枚のカードが飛び出し、それを手にして直ぐに発動する。

 

「装備魔法、魔導師の力をパワー・ツールに装備!装備モンスターの攻撃力と守備力は俺の魔法・罠ゾーンのカード1枚につき500ポイントアップする!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300→2800

 

「2800だと!?(だが俺の伏せカードは次元幽閉だ!攻撃力を上げたところで関係ない!)」

 

「フィールドのソードンとシールドンの効果を発動!この2枚は装備カード扱いとしてパワー・ツール・ドラゴンに装備することができる!合体だパワー・ツール!」

 

パワー・ツールの腕に付いてあった緑のドライバーと青色の機械が取れていき、代わりに右手にはソードンの剣が、左手にはシールドンの盾が付いた。

 

「装備カード扱いとなったカードが増えたことで魔導師の力の効果もアップ!さらにソードンは装備モンスターの攻撃力を1200ポイント、守備力を1500ポイントアップさせる!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻/守 2300/2500→5000/5500

 

「こ、攻撃力5000だと!?」

 

「さらにソードンのさらなる効果!このカードを装備したモンスターがフィールドにいる時、1ターンに1度だけ表側表示のカード1枚を破壊する!パワー・ツール!トライホーンを破壊せよ!リボルクラッシュ!」

 

剣を刀のように構えたパワー・ツールが居合切りのように一瞬でトライホーンの背後に移動。刀を収めたポーズをするとトライホーン・ドラゴンの身体が真っ二つに斜めに斬られて爆発した。

・・・・・すごく、遊輝の影響を受けています。何あれ?本当に居合切りをしたつもりなのかな?時々遊輝がやってる居合切りを実体化させて欲しい(龍可が通訳)って言ってたけどこれがやりたかったのか・・・・

 

「なっ!?あっ!?」

「バトル!パワー・ツール・ドラゴンでダイレクトアタック!」

 

「馬鹿め!リバースカードオープン!次元幽閉!これでそのドラゴンは《ビー!ビー!》なっ!?エラーだと!?なぜ発動できない!」

 

「シールドンを装備したモンスターは相手のカードの効果の対象にはならない!よってパワーのツールは次元幽閉の効果を受けない!いっけー!!!クラフティ・ブレイク!!!」

 

再び鞘から刀を引き抜くような動作をしたパワー・ツールは今度は相手の人に向かって居合切りをした。

 

「ぐわ!!ま、負けた・・・・・・」

 

相手も斬られたような動作をして地面に倒れる。あれは・・・・ちょっと影響を受けすぎてるな(汗)

 

ナンパ野郎1 LP 4000→0

 

 

WIN 龍亞 LOS ナンパ野郎1

 

 

龍亞 side out

 

 

レミ side

 

 

全く・・・・面倒くさいのに巻き込まれすぎよ。さっさと倒して終わらせよう。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

ナンパ野郎2 手札 6枚

 

「フレムベル・パウンを守備表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

ナンパ野郎2 手札 6枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

フレムベル・パウン 守200

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

・・・・・わぁ!!すごい手札だ!!今朝の占いで「今日は1 turn kill日和です」って言ってたけど本当みたいね!

 

「ドラグニティーアキュリスを召喚!アキュリスの効果で手札のドラグニティーレギオンを特殊召喚してこのカードを装備!」

 

まずアキュリスが私の前に出てきて、直ぐにアキュリスの後ろからレギオンが羽ばたいてきてアキュリスがレギオンの肩にくっつく。

「レギオンの効果発動!魔法・罠ゾーンの《ドラグニティ》カードを墓地に送っていフレムベル・パウンを破壊!さらに墓地に送られたアキュリスの効果で左側の伏せカードも破壊!」

 

「なんだと!?」

 

レギオンが肩にくっついていたアキュリスを鷹のように飛ばす。アキュリスは特攻隊のようにしてパウンを破壊、さらにパウンを破壊した後に大きく旋回して私が指示した伏せカードを破壊した。・・・・うわ、魔法の筒とか怖いカード伏せてるわね〜〜。まぁ関係なかったんだけど。

 

「フィールドにいるレギオンを墓地に送って、ドラグニティアームズーミスティルを特殊!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

レギオンがフィールドからもう一度羽ばたいていき、太陽に重なるようになったところで光り始めて、黄色の体をした龍・・・・ミスティルが出てきた。

 

「ミスティルの特殊召喚時効果は今回は使わずに装備魔法、ドラグニティの神槍を発動!ミスティルの攻撃力をレベル×100ポイントアップされる!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100→2700

 

「さらにドラグニティの神槍は1ターンに1度、デッキから《ドラグニティ》とついたドラゴン族チューナーを装備モンスターに装備させる!ドラグニティーブランディストックを装備!」

 

ミスティルが神槍を上に突き上げると、神槍から緑色の光が放たれて、私の後ろからブランディストックが現れてミスティルにくっついた。

「ブランディストックを装備したモンスターは2回攻撃できる!」

 

「なんだと!?」

 

「バトル!ドラグニティアームズーミスティルでダイレクトアタック!」

 

「はっ!馬鹿め!リバースカードオープン!聖なるバリア〜ミラーフォース〜!これでそのモンスターは破壊《バリン!!》なっ!?突き破った!?」

 

「ドラグニティの神槍を装備したモンスターは罠の効果を受けない!よって攻撃続行!」

 

右手に大きな刃を持ったミスティルが突っ込んで相手を一度斬りつけ、さらに背後に回りもう一回斬りつける。

 

ナンパ野郎2 LP 4000→1300→0

 

 

WIN レミ LOS ナンパ野郎2

 

 

レミ side out

 

 

龍可 side

 

 

「ち、ちくしょう!!覚えていろよ!!」

 

「もうナンパなんかするなよ〜〜」

 

「2人とも大丈夫?」

 

「//////え、えぇ・・・何とか」

 

「//////た、助かった・・・・これだけはお礼を言うわ」

 

私たちをナンパしてきた2人組は龍亞とレミさんがデュエルで速攻で片付けたおかげで何とかことなくことを起こさずに済んだ。よかった・・・・あのまま2人がいなかったら今頃どうなっていたことやら・・・

 

「ふわぁ・・・・私もう帰るよ。昨日今日と疲れた」

 

「ありがとうレミさん!とにかく2人が無事でよかったよかった」

 

「//////そうだな・・・・・って違う!!龍亞!!」

「あれ〜?良いのかな〜?命の恩人にそんなこと言って〜〜?」

 

「//////グゥゥ・・・・む、むかつく・・・・・」

 

「//////助けてもらったから何も言い返せない・・・・」

 

「まぁ流石に俺もやりすぎたと反省してるから、買い物と電気屋は俺が回っておくよ」

 

「//////えっ?」

 

龍亞の予想外の一言に私と遊輝は驚いてしまった。今までだったら直ぐに逃げ出すのに、自分から反省してあとのことはやるって言ってくれた・・・・・

 

「//////ま、マジで?」

 

「マジでマジで。だから・・・・・・2人でデート楽しんで来なよ!!」

 

「//////あっ!?ちょ、ちょっと龍亞!!鍵返せ!!」

 

龍亞が私たちに近づいてカバンを取ったのと同時に遊輝のポケットから家の鍵を取って走って、ある程度離れたところで振り向いた。

 

「俺、買い物と電気屋回った後は本当に遊びに行くから!!5時まで家に帰らないからな!!」

 

「//////ご、5時!?ま、待って龍亞!!その間私たちはどうすればいいのよ!!」

 

「デートしとけばいいじゃん!!メイドバカップルの熱々デートを!!」

 

「「///////!!!!!!!る、龍亞!!!!」」

 

「じゃあね〜〜〜!!!!!!」

 

鍵を奪ったまま、龍亞は遠くへ走って行ってしまった。

 

「//////・・・・どうする?」

「//////えっと・・・・私も鍵を持ってないから・・・・・・本当に家に帰れない」

 

「「//////・・・・・・どうしよう」」




龍亞「本日のゲストは・・・・・・フランさんとレミリアさんです!」←カンペ見た。

レミ「覚えなさいよ!!」

レミリア「久しぶりね、レミリアよ」

フラン「私も久しぶり!フランだよ!お兄様の可愛い一面が見れてよかったよ!」

龍亞「でしょでしょ!あの2人はイタズラのしがいがあって良いモデルになってくれるよ!!」

レミリア「あなたもなかなか策士家ね」

レミ「(・・・・・この人、すごい私と龍亞君と同じような気がする(汗)」

フラン「それで、あれがお兄様の彼女?フランよりも年下」

龍亞「いや、495歳なんてしょ!?誰だって年下になるよ!!」

レミリア「素直に可愛いわね。遊輝が好きになるのもわかる気がするわ」

レミ「そろそろオリカ紹介に行こう。今回は無零武さんから頂きました」



D・ソードン ☆4 〈無零武さん 投稿〉
 地属性 機械族 攻1200 守800
このカードの②の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このモンスターがフィールドに存在する場合、装備魔法扱いとして「パワー・ツール・ドラゴン」に装備する事ができ、攻撃力が1200ポイントアップする。
②このカードを装備したモンスターがフィールド上に存在する場合、表側表示のカードを1枚破壊する事ができる。
③このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
・攻撃表示:自分フィールド上に存在する「D」と名のついたモンスター1体をリリースし、自分フィールド上のモンスター1体の攻撃力を1000ポイントアップさせる。「D・ソードン」のこの効果は1ターンに1度しか使えない。
・守備表示:このモンスター以外の「D」をリリースし、デッキから「D・シールドン」を特殊召喚する。


D・シールドン ☆3 〈無零武さん 投稿〉
 地属性 機械族 攻300 守1800
 ①このモンスターがフィールドに存在する場合、装備魔法扱いとして「パワー・ツール・ドラゴン」に装備する事ができ、守備力が1500ポイントアップする。
 ②このカードを装備したモンスターがフィールド上に存在する場合、相手の魔法・罠・効果モンスターの効果の対象にならない。
③このカードはこのカードの表示形式によって以下の効果を得る。
・攻撃表示:このモンスター以外の「D」をリリースし、デッキから「D・ソードン」を特殊召喚する。
・守備表示:相手モンスターが攻撃宣言した時、このモンスターを攻撃対象に変更することが出来る。



龍亞「実はこのカード、2年も前に貰ったまま、作者が出せずにいたんだよ(汗)」

フラン「無零武さん、遅くなって申し訳ございません(ペコリ)」

レミリア「効果はお互いとも装備カードとしてパワー・ツール・ドラゴンを強化するところと、それぞれ他のディフォーマーをリリースすればもう一方をデッキから特殊召喚するところが一番使われるわね」

レミ「まぁ強いよ。これに今回みたいに魔導師をつけたら《攻守5000オーバー+破壊耐性+毎ターン表側カード1枚破壊+対象に取られない》という化け物モンスターに大変身」

フラン「・・・・・トリシューラ・ハーピィ、痛み分け、ラヴァゴ」

龍亞「やめて!!」

レミリア「次回はカップルのデートの続き、いよいよ本番よ」

フラン「【メイドカップル、ドッキドキのデートです!(後編)】。次回もよろしくね!」

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