【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!!

遊星「・・・・今回の話、いるのか?」

まぁ、デュエルが一応あるので載せてますが・・・・・メインでは無いんでねぇ・・・・というか色んなことやりたかったけど、グダグダしそうなので半分ほどネタをカットした・・・・・・

遊星「割とあっさりと終わってるしまっている上に、印象に残らないぞ」

それ言われたらちょっとね・・・・・・

遊星「それと、ここで紹介するカードは?」

決めてません・・・・・・・・

遊星「・・・・・・・・・・」

ダラダラする訳にもいかないしやりましょうか。今日は増殖するG。

遊星「また強いカード選んだな」

だって最強カードだろ?

遊星「そうだが・・・・・☆2のモンスターだが、手札から発動する誘発型モンスターとして活躍している」

このカードを捨てたターン、相手が特殊召喚する度に1枚ドローをしなければならない。ドローは強制効果なのでそこは注意。現在でも多くのデッキに入るメタカードとして使われているぞ!

遊星「第87話、デュエルスタート!」


第87話 メイド達のカップケーキショップ 前編

No side

 

 

 

「////////はぁ・・・・・・・」

 

「////////は、恥ずかしい・・・・・」

 

「///////な、何で俺まで・・・・・」

 

「////////部屋にこもりたい・・・・」

 

「皆似合ってるよ!!」

 

奏の店の前・・・・・・・・

4人のため息声が聞こえる中、一人和気藹々とレミが話すが、他の4人は嬉しくも何ともない。レミ以外、遊輝達が今どんな格好をしているかというと・・・・・・・全員、黒いワンピースで膝丈より少し長いスカート部分。さらにその上に白のフリル付きエプロン。頭にはフリル付きのカチューシャ・・・・・いわゆるメイドカチューシャ・・・・・・レミ以外全員、メイド服を着せられていた。

 

「//////////ど、どうしてこうなった・・・・」

 

 

〜〜回想 (コラボ回の後語り・人数多いため、ここだけ台本書きになります)〜〜

 

 

遊輝「・・・・・・・・/////なんで!?!?」

 

レミ「嫌だったら、この人に連絡するよ!!『OKって!!』」

 

遊輝「それも勘弁して!!」

 

レミ「さあどっちを取る!?ここで恥をかくか!?それとも一年くらい恥をかくか!?」

 

遊輝「/////・・・・・・・・・・今します」

 

〜数分後〜

 

レミ「お待たせ〜〜〜」

 

遊輝「////////////」←メイド服&ツインテール&化粧

 

 

 

 

 

 

 

レミ「・・・・・・・・さっきから何を言っているの?そうかそうか!みんなもメイド服を着たいのね!!」

 

「「「「「「いいえ!!!着たくありません!!!」」」」」」

 

レミ「そうかそうか!じゃあみんなも着替えようか!!」←変なスイッチ入った&周りに強風を吹かせる。

 

 

 

 

 

 

 

 

パカッ

 

奏「///////」

 

響「/////き、着ちゃった・・・・」

 

スバル「///////巻き添えくらった・・・・」

 

留姫「/////////////は、恥ずかしい!!」

 

(上4人、白黒のメイド服に白のカチューシャ)

 

駆「た、助かったけど・・・・・・・・何これ!?」

 

(もう一人、黒のスーツみたいな物に、蝶ネクタイ。そして、伊達眼鏡」

 

レミ「駆さんは執事ね」

 

 

 

 

 

〜〜回想終了〜〜

 

 

【えっ、手抜き過ぎる?まぁ詳しいことは番外編のコラボ、【遊戯王CROSSHERO】の後編の後語りを見てくれ】

 

 

 

とまぁこんな感じでメイド服を強制的に着せられたのだ。この小説を読んでくれている方はおなじみ、スバルが作った全自動着替えマシンで着せられて設定されたのでいかなる場合も服を脱ぐことはできない・・・・・・そう、お風呂に入る時も(トイレ?流石にパンツぐらいは脱げるよ)。2週間は絶対にこのメイド服を着たままだ。最初は1週間だっだが、向こう側からの要望で2週間に延び、それがこっちにも火の粉のように飛んできた。ちなみにこれで誰が得するかというと

 

「おぅ!皆似合ってるじゃないか!!」

 

「/////お、お父さん!!」

 

奏のお父さんだ。なんとまぁこのお父さん、その場の雰囲気で店の経営方針を決めようとする(母と奏に止められるが)超お気楽お父さんなのだ。この間にちゃっかりお金を儲けようと考えている。

 

「それじゃまた明日ね!!」

 

楽しそうな顔をしてレミは帰っていく。ちなみに4人は流石にこのまま帰るのは無理なので、奏の家でお泊まりすることになった。なお、アカデミアの方は残り1週間、全員欠席扱いとした。期末テストも終わっているので教師達も別に文句も何も言わなかったのだ。

 

 

 

遊輝 side 〜(翌日)〜

 

 

 

「じゃあ奏と響ちゃんと遊輝ちゃんの3人でカウンターお願いしてもらおうか!!スバル君はこっちのサポートで!!」

 

「「「・・・・・・・・・・・」」」

 

「こら!!返事はしなさい!!」

 

「「「・・・・は〜い」」」

 

俺と響と奏のやる気のない声が響き渡ってカウンターに出る。今日から2週間ずっとこの姿で・・・・・・///////恥ずかしいったらありゃしない。

 

「////////恥ずかしい・・・・・」

 

「だ、大丈夫!!平日の10時からそんなにお客さんは来ないはず!!それに平日だしお客さんはそんなに来ないよ!!」

 

お店のことを一番理解している奏がそう言ったので俺と響は安心する。そりゃそうだよな・・・・・朝10時からそんな大勢お客さんが来るはずがないよな。

 

〜〜数時間後〜〜

 

・・・・・・・朝の自分を殴ってやりたい。

 

「これとこれとこれで」

 

「///////は、はい!!」

 

「/////せ、1460円です」

 

「はい、これでちょうどね」

 

「お嬢さん、可愛いね」

 

「/////あ、ありがとうございます」

 

・・・・・・何処が平日で人が来ないだ。全然来てる、寧ろ休日以上の人が来ている。・・・・・・しかも男客が多過ぎる・・・・・・(汗)

 

「(・・・・・誰が平日、お客さんが少ないって言ったのよ?)」

 

「(・・・・すみませんでした)」

 

「(仕事終わったら何かおごってね)」

 

「(そこまで!?)」

 

響も怒っているみたいです。というか休憩時間が欲しいです・・・・・・・5時間立ちっぱなしなんです・・・・

 

「あ、あの!!」

 

「??」

 

「ぼ、僕と付き合ってください!!」

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

また来たよ・・・・・(涙)もう、どう対応しろって言うんだよ(涙)。レミからは彼女いるって言えって言われたけど・・・・・・

 

「//////あ、あの・・・・・」

 

「はい?」

 

「//////わ、私・・・・・付き合っている人がいるので」

 

「・・・・・・・なん・・・・だと・・・・!?」

 

嘘は言ってない。(彼女と)付き合っている事は事実だから。

 

「じゃ、じゃあ!!俺は2番目の彼「お客様!!後ろがつかえているのでご購入頂いたらお帰りになってくれませんか!?」は、はい・・・・・・」

 

バックで奏のお父さんの圧力に負けて俺に散々と告ってきた男の人は肩を落としてトボトボと帰っていった。奏のお父さんが厨房に戻る時、俺の肩に手を掛けてそっと一言。

 

「これで15人目。君、性別本当に男?(ヒソヒソ)」

 

「/////お、男です!!(ヒソヒソ)」

 

あの人!!!俺をからかうことしか頭にないだろ!!!さっきからずっと俺に告ってきた人数告げてくるし!!

 

「・・・・・ねぇ奏」

 

「・・・・そうね響」

 

「「・・・・・何だろう、この圧倒的敗北感」」

 

 

〜〜(その夜)〜〜

 

 

「つ、疲れた・・・・・・・」

 

「お前、何人に告られたんだ?」

 

「知るか・・・・・数えてる暇なんてなかったし、数える気もしなかったわ」

 

前述の通り、この格好で街を歩くと目立つ上に恥ずかしいので奏の家に泊まらせてもらっている。奏の部屋には響が、来客用の部屋には俺とスバルが寝泊まりする。風呂は男グループと女グループ、交互に別々の日に入ろうと。もちろん最後にね。

 

「それにしても奏の部屋、凄かったな・・・・・」

 

「?何だ、見た事なかったのか?」

 

「部屋だけには入らせてくれなかったんだよ。何だあのぬいぐるみの数は・・・・・・・」

 

響が部屋に入った時に俺もちょっと覗く程度で奏の部屋に入ったらもう・・・・・・・・部屋がぬいぐるみで覆い尽くされていた。一応、壁にギターが3・4本立てかけてあって、その隣に勉強机やらテレビやらベッドやらあったけど、それ以外はもうぬいぐるみ・ぬいぐるみ・ぬいぐるみ・・・・・・・奏が可愛いもの好きってことすっかり忘れてた・・・・・・・

 

「それにしても・・・・・暇だ」

 

「この部屋来てからずっと言ってるな。少しは大人しくしたらどうなんだんだよ」

 

「俺はマシな方だぜ。響なんか1日中身体動かしているんだから、2・3日したらヤバイことになるぜ」

 

「俺が知るかよ」

 

「遊輝〜〜、唯一の楽しみがこれだけだからやろうぜ〜〜〜」

 

急かすスバルの手にはデッキが握られている。スバルの表情からも「早くやろうぜ」というオーラが漂っている。いつか言うとは思ってたけど早すぎるだろ・・・・・・

 

「いいけど・・・・俺、デッキこれしかないぞ」

 

そう言って俺はスバルに手持ちしているデッキの中身を見せる。スバルはそれを覗き込むように見てきて、こう言ってきた。

 

「・・・・・普段のデッキは?」

 

「レミに取られて『これ!!』って言われた。今、龍亞と龍可が持っている」

 

「・・・・・時々思うけどさ、遊輝って本当にデュエリストか?身内とは言え、ちょっとデッキを貸しすぎたり取られすぎだろ」

 

「・・・・・・言い訳する言葉がありません。深く反省します」

 

「まぁ・・・・・とりあえずデュエルしようぜ。外にはさすがに出れないからここで」

 

スバルがカバンの中から青と黒のデッキケースを取り出して、そのうちの青い方のデッキケースを取り出す。

 

「?スバルってデッキ2つ持っていたのか?」

 

「あ〜、これ?前に遊輝が言っていたM・HEROを中心にしたデッキだよ。エクストラの関係やメインの構築を考えたら別々に作った方が良さそうだったから。といってもまだ出来てないけど」

 

「ふ〜ん」

 

「早くエクシーズモンスター当ててこっちのデッキに入れてみたいぜ」

 

「それは自分で当てろ」

 

「はいはい・・・・・それじゃやるか」

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

遊輝 LP 4000 スバル LP 4000

 

「先行もらうぜ。ドロー」

 

遊輝 手札 6枚

 

「きっち〜・・・・・・・ハンデ欲しいくらい」

 

「いきなり事故かよ」

 

「とりあえず出すだけだすか・・・・マジョレーヌ召喚して効果発動、エンジェリーサーチ。3伏せエンド」

 

 

遊輝 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

マドルチェ・マジョレーヌ 攻1400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 3枚

 

 

「それじゃ俺のターン」

 

スバル 手札 6枚

 

「ヒーローアライブ発動!ライフを半分払って「チェーン良いか?」はっ?」

 

「手札から増殖するG発動」

 

「ぞ、増殖するG?何それ?」

 

「手札から発動して、このターンに相手が特殊召喚する度に1枚ドロー」

 

「はっ!?特殊召喚する度にドロー!?」

 

「そう。チェーンあるか?」

 

「な、ないな・・・・(汗)」

 

「じゃあ増殖するG解決。ヒーローアライブ良いぞ」

 

遊輝 手札 2枚→3枚

スバル LP 4000→2000

 

「お、おう・・・・・(うわぁ・・・・下手にこのターン動けなくなったな)シャドー・ミストを特殊召喚」

 

E・HERO シャドー・ミスト 攻1000

 

「んじゃあ1枚ドロー」

 

「シャドー・ミストの効k「罠カード、ブレイクスルー・スキル。シャドー・ミストの効果無効で」ちょっ!?せめて最後まで言わせろ!?」

 

スバルが文句を言うがスルー。とりあえず、シャドー・ミストの効果を使わせたらゲームオーバーなので何が何でも使わせない。

 

「う〜ん・・・・・エマージェンシーコール」

 

「何でそんなに引きが良いんだよ!?あぁ・・・・・いいぞ」

 

「じゃあ・・・・・エアーマンサーチして召喚。効果発動。えっと・・・・・・・オーシャンサーチ(融合したいけどなぁ・・・・・増殖するG発動されているんなら動けないよな)バトル、エアーマンでマジョレーヌに攻撃」

 

「罠カード、破壊輪。エアーマン破壊してまず俺が1800、その後にスバルが1800ダメージ」

 

遊輝 LP 4000→2200 スバル LP 4000→2200

 

「オウ!?お前手札悪いとか言ってだろ!!何処が悪いんだよ!?」

 

「だってマジョレーヌしか良いモンスター引けなかったんだぜ・・・・・」

 

「そっちの悪いかよ!?カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

スバル 手札 3枚 LP 2200

【モンスターゾーン】

E・HERO シャドー・ミスト 攻1000

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「俺のターン」

 

遊輝 手札 4枚

 

「スタンバイフェィズ、マスク・チェンジ・セカンド!コストでオーシャンを捨てるぜ」

 

「なんて手札してやがるんだよこんちきしょう!!・・・・・・・止めれん」

 

「じゃあシャドー・ミストを墓地に送ってM・HERO ダーク・ロウに変身!」

 

M・HERO ダーク・ロウ 攻2400

 

「墓地に落ちたシャドー・ミストの効果!デッキから・・・・・・・・・・バブルマンをサーチするぜ!」

 

ちきしょう・・・・・やりたい放題やりやがって・・・・・で、引いたカードは・・・・・・あれ?勝ったんじゃね?

 

「ダーク・ロウの効果で墓地に行くカードは全部除外だぜ!」

 

「墓地のブレイクスルー・スキルの効果。こいつ除外してダーク・ロウの効果をエンドフェィズまで無効」

 

「あっ・・・・・・・・・」

 

「(忘れてたのかよ・・・・・)マドルチェ・ミルフィーヤを召喚して効果発動、手札のエンジェリーを特殊召喚」

 

マドルチェ・ミルフィーヤ 攻500

マドルチェ・エンジェリー 攻1000

 

「エンジェリーの効果、自身をリリースしてデッキからホッートケーキを特殊召喚。ホッートケーキの効果、エンジェリーを除外してメッセンジェラートを特殊召喚。メッセンジェラートの特殊召喚成功時の効果でデッキからシャトーを手札に加える」

 

「お、おい!?早すぎて追いつけてないんだが!?」

 

「う〜ん・・・・とりまシャトーとチケットだけ張るわ。フィールドの《マドルチェ》モンスターの攻撃力は500アップね」

 

マドルチェ・マジョレーヌ 攻1400→1900

マドルチェ・ミルフィーヤ 攻500→1000

マドルチェ・ホーットケーキ 攻1500→2000

マドルチェ・メッセンジェラート 攻1600→2100

 

「Lv3のミルフィーヤとホーットケーキでオーバーレイ」

☆3 × ☆3 = ★3

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!虚空海竜リヴァイエール!」

虚空海竜リヴァイエール 攻1800

 

「リヴァイエール効果発動。オーバーレイ・ユニットを取り除いて除外ゾーンのエンジェリーを特殊召喚。Lv4のマジョレーヌとエンジェリーでオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!クイーンマドルチェ・ティアラミス!」

クイーンマドルチェ・ティアラミス 攻2200

 

「(あ、こいつはダメだ)リバースカードオープン、罠カード、奈落の落とし穴」

 

「チェーン、トラップ・スタン。このターン、こいつ以外のトラップの効果は無効になる」

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

「じゃあティアラミスの効果。オーバーレイ・ユニットを取り除いて墓地のエンジェリーを選択。シャトーの効果で手札に戻って、ダークロウをバウンス。チケットの効果でデッキからメッセンジェラートを、フィールドに天使族《マドルチェ》モンスターがいるので特殊召喚」

 

「・・・・・・・・なんだこれ」

 

遊輝 手札 3枚 LP 2200

【モンスターゾーン】

マドルチェ・メッセンジェラート 攻2100

虚空海竜リヴァイエール 攻1800

クイーンマドルチェ・ティアラミス 攻2700

【魔法・罠ゾーン】

マドルチェ・シャトー (フィールド)

マドルチェ・チケット

 

 

スバル 手札 3枚 LP 2200

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

「バトル!ティアラミスでダイレクトアタック!」

 

スバル LP 2200→0

 

 

WIN 遊輝 LOS スバル

 

 

 

「・・・・・今のはひでぇだろ!!もう1回!!」

 

「うるせ!!耳元で騒ぐな!!」

 

「もいっかい!!次はこっちで!!」

 

あまりに早く終わったことに納得のいかないスバルは泣きを言い出した。そりゃまぁ・・・・・あれだけやりたい放題やれば誰だって泣きを入れてくるけどそこまで声をはりあげる必要はねぇだろ。

 

「頼むからもう1回!!!」

 

「うるせぇ!!わかった!!わかったから!!」

 

こうして1回だけでなく、夜が更けるまでやってました・・・・・・うん?戦績?あれ以降、10回やって3回勝てるかだよ!!M・HEROに途中でエクシーズモンスター貸して、チートドロー持ちに勝てるかよこんちくしょう!!!

 

 

〜(数日後 日曜日)〜

 

 

「ヤッホー!メイドさん達元気に仕事してる?」

 

「朝から大声はるな・・・・しんどい・・・・」

 

日曜日、朝早くからの仕込み作業の時間からレミがやってきた。俺は本格的にバイトをしているため、奏は家の手伝いのために朝早くからのケーキ作りはたまにだがやっている、だから今日も今日とてやってる・・・・・この姿、すごくケーキ作りにくい・・・・無駄に服が厚いし、スカートがヒラヒラして鬱陶しい・・・・・

 

「あぁ〜おはようレミ、ふわぁ・・・・朝早くからどうしたのよ?」

 

「まぁ私も今日1日暇になるし、お店のお手伝いをしようと思って。あっ、あとこれ、4人の成績表。加藤先生から渡しといてって言われたから」

 

「あ〜そうか、昨日高等部と中等部は終業式だったな・・・・小等部はあと一週間だっけ?」

 

「そうなんじゃない?小等部も付いてないよね。2月にインフルエンザが3年に流行っただけで小等部全体で学級閉鎖だなんて」

 

「龍亞はバカみたいにはしゃいでいたな。『毎日遊べる!!』って」

 

「おはようレミちゃん、今日はまた早いね」

 

「あっ、おはようございます。これ、奏の成績表です」

 

「あら、悪いわね」

 

奥から出てきた奏のお母さんに奏の成績表を渡すレミ。それを受け取った奏のお母さんは興味深そうに成績表を見る。

 

「・・・・・奏?あなたどういうこと?副教科以外ほとんど2か1しかないわよ!!」

 

「えっ!?」

 

「あっ、ごめん間違えた。それ響の成績表だ」

 

ズゴーーン!!!!!

 

「お、お前・・・・」

 

「こっちが奏の成績表です。それは私があとで響のお母さんに渡しておかないと」

 

「あ、ありがとうね・・・・・・響さんのお母さんも苦労してるわね・・・・・(汗)」

 

そりゃまぁあいつ、ここ最近こそ補講に行く機会は減ったがそれでも40点前半、良くて50点行くか行かないかの点数だからな(汗)

 

「おばさん、皆の家回った後に宣伝してきますよ」

 

「あら、悪いわね。それじゃチラシの用意をしてくるわ」

 

奏のお母さんが奥にチラシを取りに行くのと入れ替わるように奏のお父さんが奥から業務用粉麦粉の入った大きな袋を担いでこっちに来た。

 

「よっこらせっと、お〜レミちゃん。朝早くからいらっしゃい」

 

「おじゃましてます。奏の成績表を渡しに来て、店の宣伝してきます」

 

「お〜、偉いね」

 

「はいこれ、今日のチラシよ。今日は日曜だから大通りの方を頼むわね」

 

「わっかりました〜、じゃあ行ってきます!!メイドさん達も頑張ってね!!」

 

「言うな!!!気にしないようにしてたのに!!」

 

「・・・・あっ、もう一つやること忘れてた。ちょっと遊輝、こっち来て」

 

「?何だよ」

 

レミにこっちに来るように催促されて作業を止めてレミの方へと行く。

 

「で、用ってなんだ?」

 

「なんでも、ただ、今日1日よろしくね、メイドさん」

 

カチャッ

 

そう言って、レミが隠し持っていた伊達メガネを俺にかけた。

 

「・・・・・・・・かしこまりましたレミ様」

「遊輝!?」

 

「それじゃまたね〜」

 

 

 

〜(その夜)〜

 

 

 

 

「・・・・・・・・・・・・・・・・・」

 

「ゆ、遊輝、ご飯だけど・・・・」

 

「・・・・・あとで食べる(ボソッ)」

 

「(これはガチで凹んでるわね(汗))」

 

俺・・・・・・自分を見失いそう(涙)何でこんな恥ずかしい格好であんなことしたの(涙)自分で自分に問いかけたいよ(涙)

 

「いや〜、参った参った。どうなんだいスバル君?」

 

「難しくはないけど・・・・・修理に時間はかかりますね。それに使いすぎで少しガタもついてきてますし」

 

「う〜ん・・・・・さすがに15年もノンストップで使っていたらキツいか・・・・あと2、3年は頑張って欲しいな〜」

 

オーブンの前で神妙そうな顔つきをするお父さんとゴーグルを掛けてそのオーブンの表面の部分を取り除いて中を確認するスバル

今日の営業が終わって明日への仕込みをしている時にこの店唯一のオーブンが壊れてしまった。もう夜8時を過ぎていて業者には頼めないため、今はスバルが1人でオーブンを見ている。

 

「とりあえず徹夜でやってみます。直せないことはないので業者に頼まなくても大丈夫ですが、1・2日は置いておいて、その後に油を注して稼働するかチェックする必要があります」

 

「そうか、となると火曜日までは臨時休業だな。一番の稼ぎ時なのにな・・・・」

 

「・・・・・お父さん、私たちを見ながらそれ言うの止めてくれる」

 

「事実を言っちゃ悪いかい。この売り上げ表が証明しているんだぞ!」

 

堂々とした態度で売り上げ表を突き上げる奏のお父さん。クリスマスの時期やハロウィンの時期よりも1.5倍は売れているらしい。

「・・・・・何これ?個人の営業結果?・・・・・遊輝が断トツ!?どうやって調べたのよ!!」

 

「ん?3人それぞれ別のレジを担当してもらっただろう?あれの売り上げを調べて載せたんだよ。そうしたら凄かったよ。遊輝君が奏と響きちゃんの3倍以上稼いでくれていたんだから。店としてはもうマスコットとして置いておきたいぐらいだよ」

 

「やめてください・・・・・もう俺のプライドが・・・・・・(涙)」

 

これ以上やったら本当に俺、自分を見失いそう(涙)

 

「(・・・・・・何だろう、本当に遊輝に全て負けた気がする(涙))」

 

奏も奏で何故か膝と手をついて落ち込んでしまった・・・・・・何かあったのかな?




遊輝「もう・・・疲れた・・・・」←メイド服

スバル「お前まだマシだろ。俺なんか服が汚れたのに着替えられないんだぜ」←メイド服

奏「なんか・・・・醜い争いね」←メイド服

響「遊輝の今回使ったデッキってさ・・・・」←メイド服

遊輝「あのマドルチェ?確かに作者のデッキとほとんど変わらないよ。今回出た中で唯一違うのがトラップ・スタンだけどあれも入れようか悩んでるらしい」

スバル「あれおかしかった・・・・・・こっちが特殊召喚するたびに手札が増えるとか・・・マジでG・・・」

遊輝「あれ入れないとホーットケーキの効果使えないんだよ・・・・・・」

奏「次回は・・・・・この話の後編ってうたってるけど、本当は私達がこっちにいる間の小等部でのデュエルよ。作者が『タイトル間違えた気もするけどまぁいいか』って」

スバル「【メイド達のカップケーキショップ 後編 (小等部編)】」

響「次回もよろしく!」

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