【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
奏「うるさい!!何でそんなに騒いでいるのよ!!」
テストも終わるし、やっと夏休みに入るんだよ!!
奏「だからって騒ぎ過ぎでしょ!!」
最強カードの紹介にいくぞ!!今回は暗黒の過労s、ゲフンゲフン。暗黒界の龍神 グラファだ!!
奏「☆8のモンスターだけど、フィールドにいる《暗黒界》モンスターを手札に戻す事で特殊召喚できるわ。ようはこのカードを早く墓地に送る必要があるわね」
そして暗黒界同様、手札から捨てられると強力な効果を発揮。フィールドのカード1枚を破壊できる!さらに相手の効果でハンデスされた時は相手の手札1枚をランダムにハンデス、そいつがモンスターなら自分フィールドに特殊召喚できるぞ!!
奏「まぁ・・・・・・過労死ね。何度もフィールドと墓地の往復を見かけるわ。本当にご苦労様です」
そして、このデュエルではシャドー・ミスト、ブレイズマン、ダーク・ロウとかは出てこないでご了承ください。
奏「久しぶりの77話、スタート!」
スバル side
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
スバル LP 4000 間崎 LP 4000
「スバルっち!!こんな奴さっさと倒してよ!!」
「言われなくも分かってるさ!!」
「威勢だけは良いですね。ドローします」
間崎 手札 6枚
「ふむふむ、私はマジックカード、テラ・フォーミングを発動します。この効果でデッキから暗黒界の門を手札に加えます」
「げっ!?暗黒界!?」
「おや、その様子だと知っているようですね。ではではご期待通りにフィールド魔法、暗黒界の門を発動します」
奴の後ろに巨大な黒い門が現れる。おいちょっと待てよ・・・・・暗黒界ってはことはこの後ヤバいんじゃねえか・・・・・(汗)
「これによりフィールドの悪魔族モンスターの攻撃力と守備力は300ポイントアップします。マジックカード、暗黒界の取引。互いのプレイヤーは1枚ドローして手札を1枚捨てる。さぁ、ドローして手札を1枚捨ててください」
ほっ・・・・まだマシか・・・・ドローカードは・・・・・う〜ん、だったらこいつが墓地かな?
スバル
・E・HERO ザ・ヒート
間崎
・暗黒界の狩人 ブラウ
「私が捨てたカードは暗黒界の狩人 ブラウ。このカードが手札から捨てられた時、1枚ドローします」
間崎 手札 4枚→5枚
「さらにフィールド魔法、暗黒界の門の効果を発動。墓地の悪魔族モンスターをゲームから除外することで、手札の悪魔族モンスターを1枚捨ててカードを1枚ドローします。墓地のブラウを除外、手札のスノウを捨てて1枚ドロー。さらに手札から捨てられた暗黒界の術師 スノウの効果。デッキから《暗黒界》とついたカードを手札に加えます。フム・・・・・何を加えましょうかね」
何を加えられても俺が不味い事には変わりがねぇぞ・・・・手札抹殺が無かっただけまだマシだけど。
「フム、私は暗黒界の龍神 グラファを手札に加えましょうかね」
「いきなり切り札かよ・・・・・」
「流石に分かりますか。1ターン貴方にチャンスを与えましょう、カードを2枚伏せてエンドです」
間崎 手札 4枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
暗黒界の門 (フィールド)
伏せカード 2枚
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 6枚
こりゃキツイな・・・・・何出してもグラファで破壊される事がほぼ決まっているからな・・・・・とりあえずドローしてからか。
「E・HERO バブルマンを守備表示で召喚!」
E・HERO バブルマン 守1200
「おやおや、威勢の良い割には守備表示ですか」
「どっからどう見ても攻撃を誘っているだろ!!バブルマンの効果!このカードの召喚時、フィールドにこのカード以外に何もない時2枚ドロー!」
スバル 手札 5枚→7枚
「(・・・行くしかないか!)魔法カード、融合!手札の」
「その融合にチェーンしてリバースカードオープン!トラップカード、闇の取引!」
「や、闇の取引?」
「このカードはライフを1000ポイント払うことで、相手が発動した通常魔法の効果を「相手はランダムに手札を1枚捨てる」というテキストに変える」
「はぁ!?」
間崎 LP 4000→3000
効果を変えるだと!?融合が出来ないどころか相手にチャンスをあたえてしまうじゃねぇか!!
「この場合、君が発動したので相手は私となる。よって私はランダムに手札を1枚捨てなければならない」
そう言ってあいつが手札を裏向きにして軽くシャッフルし、1枚のカードを墓地に捨てる。
「・・・・フフフ、墓地に捨てられたのは暗黒界の軍神 シルバ!このカードは手札から捨てられた時、手札から特殊召喚出来る!」
暗黒界の軍神 シルバ 攻/守 2300/1400→2600/1700
あいつの後ろにある門の扉が開き、そこからシルバが出てきた。
「さらにシルバが相手の効果によって捨てられた時、相手は手札2枚をデッキの下に送らなければならない」
「グッ、ハンデスかよ・・・・俺はこの2枚をデッキの下に戻す」
手札にあるスパークマンとエレメンタル・トリックをデッキの下に戻す。
今は大丈夫なカードだけどこれ後から響くぞ・・・・・・・
「カードを2枚伏せてターンエンド!」
スバル 手札 2枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
E・HERO バブルマン 守1200
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「私のターン」
間崎 手札 4枚
「フィールド魔法、暗黒界の門の効果発動。墓地のスノウをゲームから除外してグラファを捨てる。その後、1枚ドロー。墓地に捨てられたグラファの効果発動。私から見て左側のカードを破壊します」
「チェーンでその破壊される伏せカードオープン!ヒーローバリア!《E・HERO》が存在する時、相手の攻撃を1度だけ無効にする!」
破壊されるカードがこっちで良かったぜ・・・・・・もう一枚はヒーローシグナルだからな。
「おやおや・・・・・・では暗黒界の尖兵 ベージを召喚」
暗黒界の尖兵 ベージ 攻/守 1600/1300→1900/1600
「そしてフィールドのベージを手札に戻して墓地から暗黒界の龍神 グラファを特殊召喚!!」
暗黒界の龍神 グラファ 攻/守 2700/1800→3000/2100
再び門が開き、強い風が吹いてベージが吸い込まれる。そして風が吹き止むと門の中から大きな手が扉を掴むように開き漆黒の身体をした龍・・・・・・グラファが現れた。
「残念ながらこれ以上の展開が出来ないのでね。バトル!シルバでバブルマンを攻撃!」
「ヒーローバリアの効果でその攻撃は無効になるぜ!」
シルバがバブルマンに剣を振り下ろしたがその前にバリアが出来て攻撃を防がれる。
「そんな事分かっていますよ。グラファでバブルマンに攻撃!」
グラファの放たれた邪悪な光線によりバブルマンは破壊されてしまったが、その破壊された場所から光が放たれて月にHの文字が映る。
「リバースカードオープン!ヒーロー・シグナル!自分フィールドのモンスターが戦闘で破壊された時、デッキからLv4以下の《E・HERO》を特殊召喚する!E・HERO フォレストマンを召喚!」
E・HERO フォレストマン 守2000
「う〜む、モンスターを残してしまいましたか。カードを1枚伏せてエンドです」
間崎 手札 3枚 LP 3000
【モンスターゾーン】
暗黒界の軍神 シルバ 攻2600
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000
【魔法・罠ゾーン】
暗黒界の門
伏せカード 2枚
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 3枚
「スタンバイフェイズにフォレストマンの効果でデッキから融合を手札に加えるぜ!メインフェイズに入って、魔法カード、アカシック・レコード!カードを2枚ドローするが、それがこのデュエル中にプレイしたカードならゲームから除外される!ドロー!!」
スバル 手札 3枚→5枚
・・・・・よし!行ける!
「引いたのはボルテックとミラクル・フュージョン!!そのまま手札に加えるぜ!!」
「ふん、随分運が良いんだな」
「運じゃないぜ!ちゃんとデッキを信じていたからだ!融合を発動!手札のボルテックとフィールドのフォレストマンを融合!現れろ!E・HERO ガイア!」
E・HERO ガイア 攻2200
「ガイアの効果!融合召喚成功時、相手フィールドのモンスター1体の攻撃力を半分にしてその数値分だけガイアの攻撃力をアップさせる!対象はグラファ!」
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000→1500
E・HERO ガイア 攻2200→3700
「チッ、余計なことを・・・・・・」
「まだまだ行くぞ!魔法カード、ミラクル・フュージョン!墓地のボルテックとバブルマンを融合!現れろ光のヒーロー!!E・HERO The シャイニング!!」
E・HERO The シャイニング 攻2600
ガイアの横に光が強く輝き始めて、シャイニングがその中から現れた。
「シャイニングは除外されている【E・HERO】の数×300ポイント攻撃力がアップする!!」
E・HERO The シャイニング 攻2600→3200
「バトルだ!ガイアでグラファに攻撃!」
「リバースカードオープン!ダメージ・ダイエット!このターン、私が受けるダメージは半分になる!」
「関係ねぇ!!コンチネンタルハンマー!!」
E・HERO ガイア 攻3700
暗黒界の龍神 グラファ 攻 1500
間崎 LP 3000→1900
「シャイニングでシルバに攻撃!!オプティカルストーム!!」
E・HERO The シャイニング 攻3200
暗黒界の軍神 シルバ 攻2600
間崎 LP 1900→1600
「いいよスバルっち!!そのまま早くこいつをたおしちゃえ!!」
確かにそうなんだけど・・・・・・致命傷程度のダメージは与えたが、決められなかったのは少し不味いな・・・・・・・一度落ち着こう。今の奴の手札は3枚で伏せカードは1枚。手札の1枚はベージだな・・・・・俺の手札で伏せれそうなこいつぐらいか。
「カードを1枚伏せてターンエンド!エンドフェイズにガイアの攻撃力は元に戻る!」
スバル 手札 1枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
E・HERO ガイア 攻3550→2200
E・HERO The シャイニング 攻3200
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「私のターン」
間崎 手札 4枚
「おや、良いカードを引きましたね・・・・・魔法カード、手札抹殺!」
「げっ!?」
「お互いに手札を全て捨てて、捨てた枚数分新たにドローします!」
マジかよ・・・・・・ここで手札抹殺はいたいな・・・・・・・何させるか分からないぞ・・・・
間崎 墓地に捨てたカード
・暗黒界の門
・暗黒界の尖兵 ベージ
・暗黒界の刺客 カーキ
スバル 墓地に捨てたカード
・E・HERO オーシャン
「墓地に捨てられたベージとカーキの効果発動!カーキの効果でシャイニングを破壊、そしてベージは再び特殊召喚する!」
墓地から霊のように出てきたカーキの突進によってシャイニングが破壊されてしまい、門の前にベージが再び現れた。
「ぐっ・・・・・・シャイニングの効果!墓地に送られた時、除外されている《E・HERO》2体を手札に戻す!ボルテックとバブルマンを手札に戻すぜ!」
「そんなカードを加えて何になるのかね?暗黒界の門の効果発動!墓地にあるカーキを除外して、手札のゴルドを捨ててドロー。そして捨てられたゴルドの効果発動!墓地から特殊召喚する!」
暗黒界の武神 ゴルド 攻/守 2300/1400→2600/1700
「さらにフィールドのベージを手札に戻して墓地のグラファを特殊召喚!!」
暗黒界の龍神 グラファ 攻/守 2700/1800→3000/2100
さっき出たばかりのベージが消えていき、再び門が開いてその中からグラファが出てくる。また出てきやがった・・・・・本当にうざいな・・・・・
「そして私はまだ通常召喚をしていませんね。暗黒界の尖兵 ベージをもう一度召喚しましょう」
暗黒界の尖兵 ベージ 攻/守 1600/1300→1900/1600
「これでバトルといきましょう。グラファでガイアに攻撃!」
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000
E・HERO ガイア 攻2200
スバル LP 4000→3200
「ヤバイ!!スバルっちのフィールドががら空きに!!」
「続いてゴルドでのダイレクトアタック!!」
スバル LP 3200→600
「ぐうううううう!!!!!!!」
ゴルドの攻撃を手でクロスして受け止めただけなので、攻撃を殺せずに後ろまで飛ばさせれてしまう。
「これで終わりです!暗黒界の尖兵 ベージでダイレクトアタック!」
「リバースカードオープン!ガードブロック!戦闘ダメージを0にして1枚ドロー!」
スバル 手札 3枚→4枚
攻撃する順番がこれで助かったぜ・・・グラファを最後にしてたらこのカードを上手く使いこなせなかったぜ。
「いてててて・・・・リバースカードオープン!ショックドロー!このターンに受けたダメージ1000ポイントにつき1枚ドロー!合計3400だから3枚ドローするぜ!!」
スバル 手札 4枚→7枚
「しかし私が有利な事に変わりはない。カードを1枚伏せてターンエンド」
間崎 手札 2枚 LP 1600
【モンスターゾーン】
暗黒界の武神 ゴルド 攻2600
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000
暗黒界の尖兵 ベージ 攻1900
【魔法・罠ゾーン】
暗黒界の門
伏せカード 2枚
「俺のターン!ドロー!」
スバル 手札 8枚
・・・・・よっし!死者蘇生!!
「魔法カード、死者蘇生!墓地のオーシャンを特殊召喚する!」
E・HERO オーシャン 攻1500
「さらにE・HERO マジカル・ウィッチを召喚!」
E・HERO マジカル・ウィッチ 攻1400
「マジカル・ウィッチは召喚に成功した時、このカード以外に《HERO》がいたらデッキから魔法カード1枚をサーチする!この効果でミラクル・フュージョンを持ってくるぜ!そして速攻魔法、マスク・チェンジ!オーシャンをリリースして変身!M・HERO ヴェイパー!」
M・HERO ヴェイパー 攻2400
「まだまだ行くぞ!!魔法カード、融合回収!墓地の融合と融合素材として使ったフォレストマンを手札に戻して、融合を発動!手札のフォレストマンとフィールドのマジカル・ウィッチで融合!現れろ闇のヒーロー!!E・HERO エスクリダオ!!」
E・HERO エスクリダオ 攻2500
「エスクリダオは墓地の《E・HERO》の数だけ攻撃力が上がるけど、今は後回しだ。魔法カード、ミラクル・フュージョン!墓地のオーシャンとマジカル・ウィッチで融合!現れろ最強のヒーロー!!E・HERO アブソルートZero!!」
E・HERO アブソルートZero 攻2500
「そしてチューナーモンスター、E・HERO マッハ・ウィンドを特殊召喚!」
E・HERO マッハ・ウィンド 攻300
「☆6のヴェイパーに☆2のマッハ・ウィンドをチューニング!」
☆6 + ☆2 = ☆8
「摩天楼の暗闇に潜む魂が月光の光に反射する。勝利の雄叫びをあげろ!シンクロ召喚!轟け!E・HERO スピリット・ドラゴン!!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200
2つの光の輪になったマッハ・ウィンドと6つの星となったヴェイパーが一つに集まり、大きな満月が光り輝く。その月光が映し出された地面から穴が開いてスピリット・ドラゴンが悠々と現れる。
「スピリット・ドラゴンの効果発動!墓地のヴェイパーを除外して、次の相手ターン終了時までヴェイパーの攻撃力の半分を吸収して、さらに同じ効果を得る!!スピリットドレイン!!」
「流石にその効果は見逃せませんね。チェーンでリバースカードオープン!禁じられた聖杯!モンスター1体を選び、ターン終了時まで攻撃力を400ポイント上げる代わりに効果を無効にします!」
「なっ!?」
「もちろんスピリット・ドラゴンを対象に発動!」
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2200→2600
スピリット・ドラゴンの上から大きな盃を持った天使が盃をひっくり返して中に入った酒みたいな物を被せ、スピリットはそれで酔ったような感じになってしまった。
「ぐっ・・・・・だけだエスクリダオの攻撃力は上昇させるぜ!」
E・HERO エスクリダオ 攻2500→3000
スピリット・ドラゴンを無効にされたのはキツイな・・・・・ここはZeroで特攻するべきだな。あまりやりたくない手だがこのまま放置していたら勝つチャンスを逃してしまうし返しのターンで確実に対処されるだろうからやろう。
「バトルだ!Zeroでゴルドに攻撃!」
「リバースカードオープン!攻撃の無力化!Zeroの攻撃を無効にする!」
Zeroの攻撃がゴルドの前に出来た渦によって吸収されてしまう。
「危ないところでしたね。Zeroで攻撃なんてされたら私が負けてしまうところでしたよ」
「ぐっ・・・・・カードを1枚伏せてターンエンドだ」
スバル 手札 2枚 LP 600
【モンスターゾーン】
E・HERO エスクリダオ 攻3000
E・HERO アブソルートZero 攻2500
E・HERO スピリット・ドラゴン 攻2600→2200
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「私のターン、ドロー」
間崎 手札 3枚
「・・・・・・どうやらこのターンで終われと言っているみたいですね。魔法カード、ライトニング・ボルテックス!」
「はぁ!?ライボル!?」
「手札のカード1枚をコストにしますが、相手フィールドの表側表示のモンスターを全て破壊します!」
あいつが手札を捨てると俺のモンスター達の上空に大きな雷が落ちて俺の全てのモンスターを破壊していった。
「ッチ!Zeroの効果で相手フィールドのモンスターを全て破壊する!」
「だが関係無い!私は暗黒界の策士 グリンを召喚!」
暗黒界の策士 グリン 攻300
「そしてグリンを手札に戻して、墓地から暗黒界の龍神 グラファを三たび特殊召喚!」
グリンが手札に帰り、門が開いてまたグラファが出てくる。正直、ゴキブリみたいな生命力だわ。
「さらに暗黒界の門の効果発動!墓地のベージを除外!手札なグリンを捨てて1枚ドロー!グリンの効果で貴様の最後の伏せカードを破壊する!」
「速攻魔法、クリボーを呼ぶ笛!デッキからハネクリボーを守備表示で特殊召喚!」
『クリクリーー!!』
ハネクリボー 守200
俺の横に相棒が出てきて、グラファの前に構える。
「チッ・・・・ゴキブリみたいに生命力が強いやつめ。バトルだ!!暗黒界の龍神 グラファでハネクリボーに攻撃!」
グラファが爪を大きく立てて、ハネクリボーを引っ掻くように攻撃、ハネクリボーは破壊されてしまう。
「(助かったぜ相棒、あとはこのまま見守ってくれよな)」
『(クリクリーー!)』
「本当にどこまでも鬱陶しいガキどもだ!カードを1枚伏せてターンエンド!(だが私が伏せたカードはミラーフォース!何が出てきてもこれで蹴散らしてみせる!)」
間崎 手札 0枚 LP 1600
【モンスターゾーン】
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000
【魔法・罠ゾーン】
暗黒界の門
伏せカード (ミラーフォース)
流石に今のは危なかった・・・・・相棒のお陰で何とか繋げることが出来たとはいえ今の手札はボルテックと弱者の贈り物の2枚。ボルテックを壁として伏せることはできるがあいつがモンスターを引いた時点で負けは決まる。
「(爺ちゃんも昔、こんな状況があったんだな・・・・・・)」
爺ちゃんの人生を何度か聞いたことがあったけど、丁度今みたいな状況かな?デュエルは楽しまなくちゃいけない。だが命を掛かっているような大事なデュエルではそんな事をするのを忘れてしまう・・・・・・・
「(こんな時こそ楽しまないとな!!どんな逆転劇があるのか、この1枚のドローで何が起きるのかっていうワクワクを賭けてみないとな!!)」
『(・・・・・・おい、デュエルで博打みたいち例えるな)』
「(?相棒、お前が喋ったのか?)」
『(クリクリ?)』
『俺だ俺。お前の胸ポケットに入れてあるクリスタルだ)』
クリスタル?そう言えばそんな物あったような・・・・・・ってうええええ!?!?!?宝石が喋ったあああ!?!?
『(いいから俺を外にだせ)』
俺は慌てて胸ポケットにずっと入れてあった宝石を取り出す。にしてもこいつが・・・・・声の主?
『(なんでお前はそんな風にドローとかで賭けようとするんだ。デュエルってのは将棋なんだよ、一手ずつ詰めていって勝利をもぎ取るんだ)」
「(お、おぅ・・・・・(え、偉い知的なんだな)(汗))」
『(・・・・でもお前のその楽しもうと言う考え、悪くないな)』
「(・・・・・当たり前だぜ!!デュエルは楽しまないとな面白くないだろ!!だからこのドローでどんな逆転があるのかワクワクするだろ!!)」
『(そうだな。デュエルはエンターティメント、皆が楽しむような事をしないといけないな。だから・・・・・・)』
「うっ!?」
「ぐっ!?な、何だ!?」
突然右手に持っていたクリスタルが光り輝き初めて、ピキピキと割れる音が聞こえてくる。
『(お前のそのワクワクってやつに俺は賭けるみるぜ。お前にクリスタルの力を授けるぜ・・・・・)』
パキーンと完全に割れた音が聞こえて輝いていた光が収まる。手のひらを開けるとそこには1枚の白色の枠のカードがあった。・・・・・・なるほど、本当にこのドローに賭けたんだな。だったら引いてみせるぜ、お前のワクワクを応えてみせてみるぜ!!
「俺の・・・・・ターーーーーン!!!!!!!」
スバル 手札 3枚
「・・・・・・・きたぜ、逆転の一手が!!!」
「ふん、何を嘘をついている。貴様のその3枚の手札で何が出来るんだ?」
「手札はな、1枚でもあれば無限の可能性が広がるんだぜ!俺はチューナーモンスター、E・HERO グランドマンを召喚!」
E・HERO グランドマン 攻100
俺の隣に頭がドリルのツノで出来た身体が茶色の人型のヒーローが現れた。
「ふん、威勢を張って出した割には攻撃力100の弱小モンスターじゃないか。そんなモンスター1体で何が出来るんだ?」
「弱いカードなんて1枚もないぜ!!こいつはな、墓地の融合またはシンクロモンスターとシンクロ召喚が出来るんだぜ!!」
「ぼ、墓地のモンスターとシンクロだと!?」
「俺は墓地に存在する☆8のE・HERO スピリット・ドラゴンに☆2のE・HERO グランドマンをチューニング!!」
☆8 + ☆2 = ☆10
墓地にいたスピリット・ドラゴンが星となり、グランドマンが生み出した2つの輪に入ると一つの光となる。俺は右手に持っているカードを天高く上げる。一緒に持っていた粉々になったクリスタルの破片が再び輝き初める。
「クリスタルの宝玉が輝きし時、地の龍が覚醒する。大地に眠る新緑の力を解放しろ!シンクロ召喚!!見参せよ!!地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン!!」
地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン 攻2500
・・・・・ピキ・・・・ピキピキ・・・・・・
一つとなった光が地面へと消えていった瞬間、地面が大きく揺れて俺と相手の間にピキピキと亀裂が走る。その亀裂がどんどんと大きくなっていき、その中から大きな咆哮とともに竜が飛び出てきた。
身体の翼や目・尻尾がクリスタルで出来ている。身体は一回り大きくなって、その竜の周りには大きなツルが2本、ヘビのようにうねうねと動いている。それでこいつの効果は・・・・・なるほどな。
「地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴンのシンクロ召喚成功時、ゲームから除外されている《HERO》モンスターを全て墓地に戻すぜ」
除外されている全てのヒーローが小さな光の球となって俺の墓地に吸い込まれていく。これであいつの効果も使えるな。
「グヌヌヌ・・・・・だが、そいつの攻撃力ではグラファは倒せないぞ!」
「心配するな、今越えてやるから!アース・ドラゴンの効果発動!!墓地にある《HERO》と名のついた融合モンスターの攻撃力と効果を次の相手ターンのエンドフェイズまでこのカードに加える!!」
「な、なんだと!?」
「俺が選択するのはM・HERO ヴェイパー!!いくぞ、ソウルエナジー・チャージ!!」
アース・ドラゴンの前にヴェイパーの霊みたいなものが出てきて、アース・ドラゴンの身体に吸収される。吸収し終えたアース・ドラゴンはさらに一回り大きくなり大きな咆哮をあげる。
『ギャアアアアアアアア!!!!!!!!!!』
地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン 攻2500→4900
「そ、そんな・・・・馬鹿な・・・・・(ミラーフォースを発動しても意味がないだと・・・・・)」
「バトルだ!!地玉霊 クリスタル・ドラゴンでグラファに攻撃!!エターナルエナジー・バースト!! 」
地面から生えてきた巨大な植物のツルからエネルギーを吸収して、貯めたエネルギーをグラファに向かって放つ。グラファも押し返そうと反撃をするが直ぐに押し返されてそのまま相手の方まで吹っ飛ばす。
「グアアアアアァァァァ!!!!!!!!!!!」
地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン 攻4900
暗黒界の龍神 グラファ 攻3000
間崎 LP 1600→0
WIN スバル LOS 間崎
「・・・・・・吹っ飛んで行きやがったな。まぁ、あいつのことはどうでも良いか。大丈夫か?」
「大丈夫大丈夫」
あいつはアース・ドラゴンの衝撃に耐えられなかったみたいで、そのまま壁を突き破って下に落ちたみたいだ。うん?命の問題?さっき下を確認して大丈夫と確信した。あいつが落ちた所、どうやら生ゴミとか粗大ゴミの収集場所だったみたいで、その上に落ちていたから命の心配はないだろう。
「よしOK、割と緩く結んでたな」
「ありがとうスバルッチ!」
「気にすんな。さてと・・・・・・あとは遊輝の助太刀だな」
「私も行くよ!やられてばっかじゃ悔しいし!!」
「足手まといな事になるなよ」
「大丈夫よ!」
縛られた茜を解放した後、俺たちは急いで上の階へと行く階段を見つけ駆け登る。遊輝・・・・・・勝てよ!!
スバル「・・・・・超絶遅かったな」
茜「半年も本編執筆してないって本当にどういう事よ」
【この当時、スランプのために一時投稿を中断していた】
ハネクリボー『クリクリクリ!!』
ケルキオン『・・・ムケイカク』
スバル「にしてもあいつ、何か変になったよな」
茜「そうそう、『常識に囚われちゃいけない』とか言って何か変なスキル身につけているし、一体何したんだろう遊輝っち」
スバル「まぁいいか。とりあえず今回のオリカ紹介、まずはE・HERO グランドマン」
E・HERO グランドマン ☆2 チューナー 《オリカ》
地属性 戦士族 攻 100 守 100
このカードは特殊召喚できない。
「E・HERO グランドマン」はデュエル中に1度しか使用できず、またこのカードを召喚ターン、自分はこのカードをS素材としたSモンスターのS召喚での特殊召喚しかできない。
①このカードをS素材とする場合、他のS素材モンスターは墓地の融合またはSモンスター1体でなければならない。その際、このカードとS素材にしたモンスターはゲームから除外する。
茜「このカードを召喚・特殊召喚したターンはこのカードをシンクロ素材としたシンクロ召喚でしか特殊召喚できない代わりに、墓地の融合モンスターかシンクロモンスター1体を素材としてシンクロ召喚ができるよ!」
スバル「後半一気に逆転出来るかも知れないからな。しかも効果を使えるって所がまた悪いぜ」
茜「ただし、デュエル中に1度しか効果を使えないよ。分かりにくいけどグランドマンのシンクロ素材の効果はルール効果だから、フィールドのモンスターをシンクロ素材には出来ないの。つまり、デッキには1枚しか入らないカードね。だから『デュエル中に1度しか使えない』とかいう特殊な効果になっているの」
茜「次にスバルっちのエースモンスターの進化、地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン」
地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン ☆10 《オリカ》
地属性 ドラゴン族 攻2500 守2400
戦士族チューナー+E・HERO スピリット・ドラゴン
「地玉霊 クリスタル・アース・ドラゴン」の③の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
②このカードのS召喚成功時、ゲームから除外されている「HERO」と名のついたモンスターを全て墓地に戻す事ができる。
③墓地に存在する「HERO」と名のついた融合モンスターを選択して発動する。
次の相手のエンドフェイズ時まで、このカードの攻撃力はこの効果で選択したモンスターの攻撃力分アップして、同じ効果を得る。
④このカードが戦闘によって破壊され墓地へ送られた時、自分の墓地に存在する「E・HERO スピリット・ドラゴン」を特殊召喚できる。
スバル「素材の縛りとS召喚しか特殊召喚できないという制約の代わりに、除外されている《HERO》全てを墓地に戻せる。これが地味に強い」
茜「ミラクル・フュージョンを放てたり、デッキ回収したり、何より除外されたカードを能動的に戻せるんだからね」
スバル「次の効果は単純に言えばスピリット・ドラゴンの上位交換。ただ、レミのドラゴンを見たらもうちょっと強くても良かったんじゃねぇかという・・・・」
茜「文句を言わない。これはこれでめちゃくちゃ強いんだからね。スバルっちの融合ヒーローはどれも攻撃力2000以上だから、最低でも4500以上で何かの効果持ち。青眼の究極龍もビックリの攻撃力になるよ」
スバル「次はやっと最終戦、遊輝が社長とデュエルをするぜ!」
茜「【究極進化! アマテラスとスサノオ降臨!】絶対パズドラの影響よね」
スバル「うちの作者はパズドラを高校2年の時に3ヶ月ほどやったきりだが、何故か人よりもパズドラに詳しいという謎の生命体だからな」
茜「『人のプレイを見てる方がやっている時よりも楽しい』とか言っていたわね。変な人だわ」
スバル「次回もよろしくな!」
ハネクリボー『クリクリ!!』
ケルキオン『・・・・・ヨロシク』