【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

79 / 202
最強カードの紹介〜。

スバル「おっす。久しぶりだぜ」

改定時期、絶賛テスト中。だが改定作業を止める訳にはいかない。

スバル「勉強なんかしなくても一夜漬けでいけるだろ」

その発想が羨ましい。最強カードの紹介に行くよ。

スバル「今回はコアキメイル・マキシマム!!《コアキメイル》の種類のカードで唯一、特殊召喚でしか召喚出来ないモンスターだ!!」

方法は手札のコアキメイルの鋼核をゲームから除外すること。コアキメイルの鋼核自体はサーチカードが意外と豊富なので、もしかしたら直ぐにでも特殊召喚できるぞ。

スバル「そしてこのモンスターは恐ろしい事にノーコストで相手フィールドのカード1枚を破壊出来る!!攻撃力も3000とありなかなか手強いぞ!」

その代わり、維持コストでエンドフェイズにコアキメイルの鋼核か《コアキメイル》と名のついたモンスター1枚どちらかを墓地に送らなければならないが・・・・・

スバル「第75話、デュエルスタート!!」


第75話 宝玉覚醒!サファイア・ドラゴン!

響 side

 

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

響 LP 4000 手下2 LP 4000

 

こんな奴、さっさと倒して上に行くわよ!!

 

「先行は貰うわよ!!ドロー!!」

 

響 手札 6枚

 

う〜ん・・・・・微妙な手札・・・・・ここは守りね。

 

「氷結界の決起隊を守備表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

響 LP 4000 手札 4枚

【モンスターゾーン】

氷結界の決起隊 守800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「フフフ・・・・・私のターン〜」

 

手下2 手札 6枚

 

「私は永続魔法〜、コア転送ユニットを発動〜」

 

相手の横に大きなガラスに入った液体みたいなものが出てきた。コア転送ユニット・・・・・・・コアキメイル・・・・・そのうざい口調から思えないパワーデッキね。確か維持コストが少々面倒だけどパワーと効果は強いデッキだったはず。

 

「このカードは〜、手札のカードを1枚墓地に送って〜、デッキから《コアキメイルの鋼核》を手札に加える〜」

 

相手が手札を1枚墓地に送ると実験装置みたいなガラスの蓋が開いて、その中から1枚の魔法カードが飛び出す。ふぅ〜・・・・・・キーカードを加えられたわね。

 

「私は〜、コアキメイル・ベルグザークを召喚〜」

 

コアキメイル・ベルグザーク 攻2000

 

「では〜、行きましょう〜。バトル〜!コアキメイル・ベルグザークで氷結界の決起隊に攻撃〜!」

 

ベルグザーグが2本の刀の内、右手の刀を上に上げて決起隊を破壊する。

 

「まだですよ〜。ベルグザークは相手モンスターを破壊した時、もう1回だけ攻撃出来ますよ〜」

 

「だったらもう一度モンスターを破壊させてあげるよ!リバースカードオープン!激流蘇生!このターン破壊された水属性モンスターを可能な限り特殊召喚して特殊召喚したモンスターの数×500ポイントのダメージを与える!」

 

手下2 LP 4000→3500

 

「おやおや〜、先にダメージを受けてしまいましたね〜。ですがベルグザークの攻撃は止まりませんよ〜」

 

左手に持っている刀でもう一回決起隊を斬る。

 

「では私はカードを2枚伏せてエンドです〜。エンドフェイズにベルグザークのコストとして、手札のコアキメイルの鋼核を墓地に送ります〜」

 

 

 

手札2 LP 3500 手札 1枚

【モンスターゾーン】

コアキメイル・ベルグザーク 攻2000

【魔法・罠ゾーン】

コア転送ユニット

伏せカード 2枚

 

 

何とか凌いだとはいえ・・・・・・パワーデッキだと氷結界は不利だよね〜。何とかしてシンクロモンスターを出して手早く主導権を握らないと。

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 5枚

 

あっ、良いの引いた!!

 

「手札から氷結界の交霊師を特殊召喚!」

 

氷結界の交霊師 攻2200

 

「ほぉ〜、Lv7のモンスターですか〜」

 

「(調子狂うわね)このカードは相手のフィールドのカードが自分より4枚以上多い場合特殊召喚できる。さらに氷結界の舞姫を召喚!」

氷結界の舞姫 攻1700

 

「舞姫の効果!自分フィールドに《氷結界》と名のついたモンスターがいる時、手札の《氷結界》と名のついたモンスターを任意の枚数見せることで見せた枚数だけ相手フィールドのセットされたカードを手札に戻す!手札の氷結界の虎将 グルナードを見せて左側の伏せカードを手札に戻す!」

 

「(・・・・こっちですか〜。まぁ大丈夫でしょう〜)わかりました〜」

 

なんだったの今の間?・・・・・・・・素直に手札に戻ったしここは殴る一択ね。

 

「バトル!交霊師でベルグザークに攻撃!」

 

氷結界の交霊師 攻2200

コアキメイル・ベルグザーク 攻2000

 

手下2 LP 3500→3300

 

「続いて氷結界の舞姫でダイレクトアタック!」

 

「罠カード、ガード・ブロック〜。ダメージを0にたして1枚ドローします〜」

 

手下2 手札 2枚→3枚

 

・・・・・本当に頭が来るほど調子狂うわね。ここまで冷静なのが不思議だわ。

 

「バトルを終えて、トレード・インを発動!手札の氷結界の虎将 グルナードを墓地に送って2枚ドロー!」

 

響 手札 1枚→3枚

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

響 LP 4000 手札 1枚

【モンスターゾーン】

氷結界の交霊師 攻2200

氷結界の舞姫 攻1700

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン〜」

 

手下2 手札 4枚

 

「私はモンスターをセット〜、カードを2枚セットしてエンドです〜」

 

 

手下2 LP 3300 手札 1枚

【モンスターゾーン】

伏せモンスター 1体

魔法・罠ゾーン

コア転送ユニット

伏せカード 2枚

 

 

何もしない?怪しいわね・・・・いくら交霊師のロックがかかっているとはいえ、魔法カード1枚で戦況はひっくり返るわよ。

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 2枚

 

じゃあ何が出来るのかって言われたらただ攻撃するしかないのよね・・・・・

 

「このままバトル!舞姫でセットモンスターに攻撃!」

 

舞姫が両手にもっている氷の円上のカッターみたいな物を飛ばしてセットされたカードを真っ二つにする。出てきたのは緑の壺の中に一つ目を覗かせたモンスターだった。

 

「メタモルポットのリバース効果〜。互いのプレイヤーは手札を全て捨てて5枚ドローします〜」

 

「(メタモルポット!?そんなカード入れていたの!?コアキメイルってそんなに手札消費激しかったの!?)」

 

お互いに手札を捨てて5枚ドローする。手札が少なかった私にもありがたいけど嫌な予感しかしないわね・・・・・

 

「交霊師でダイレクトアタック!」

 

「罠カード、聖なるバリア〜ミラーフォース〜です〜」

 

「げっ!?」

 

交霊師の攻撃がミラーフォースに反射されて、そのまま舞姫とともに飲み込み破壊される。さっきのカードミラーフォースだったの!?最悪・・・今の手札だと・・・・ダメージ覚悟でも温存ね。

 

「・・・このままターンエンド!」

 

響 LP 4000 手札 5枚

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン〜」

 

手下2 手札6枚

 

「永続魔法、コア転送ユニットの効果で手札のカードを墓地に送って、デッキからコアキメイルの鋼核を手札に加えます〜。コアキメイル・サンドマンを召喚〜」

 

コアキメイル・サンドマン 攻1900

「さらに魔法カード、二重召喚〜。これで私は2度目の召還権を得ます〜。コアキメイル・サンドマンをリリースしてコアキメイル・ルークロイドをアドバンス召還します〜」

 

コアキメイル・ルークロイド 攻2800

 

出たわけ上級モンスター・・・・・・って、リリースしたの1体だけ!?!?

 

「このモンスターは《コアキメイル》と名のついたモンスター1体をリリースしてアドバンス召喚できます〜」

 

あ〜・・・・・プリンセスみたいなものね。

 

「さらに〜、コアキメイル・ルークロイドは召喚した時〜、墓地の《コアキメイル》と名のついたカード1枚を除外して〜、相手フィールドのカード2枚を破壊します〜」

 

「げっ!?流石にそれは不味い!!リバースカードオープン!!和睦の使者!!」

 

「カウンター罠〜、鋼拡の輝き〜。手札の《コアキメイルの鋼核》を見せることで〜、相手が発動した魔法・罠の発動を無効にして破壊します〜」

 

「うそーーーーー!?!?!?」

 

相手が見せたコアキメイルの鋼核からエネルギーを貰った何かの装置が爆発して和睦の使者が破壊される。

 

「私が除外するのはコアキメイル・ドラゴ〜。最後の伏せカードを破壊します〜。バトル〜、コアキメイル・ルークロイドでダイレクトアタック〜」

 

響 LP 4000→1200

 

「ぐううううう!!!!!」

 

さ、流石に今の一撃は聞くわね・・・・・・思いっきり吹っ飛ばされたよ・・・・・

 

「これでエンド〜。エンドフェイズに私はコアキメイルの鋼核を墓地に送ってルークロイドを維持します〜」

 

 

手下2 LP 3300 手札 1枚

【モンスターゾーン】

コアキメイル・ルークロイド 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

コア転送ユニット

 

ふぅ・・・・・ちょっと息が整ったね。幸い、相手のメタモルポットのお陰で手札は十分だからここからまたひっくり返せば良いのね。

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 6枚

 

調整用で今回は氷結界を多めの構成にしておいて良かったわ!ヒーローが多かったらこのカード使えないからね!

 

「魔法カード、氷結界の三方陣!手札の《氷結界》のモンスターを3種類見せて相手フィールドのカード1枚を選択して破壊する!」

 

「ほぉ〜」

 

「私は氷結界の武士・風水師・ブリズドの3枚を見せて、コアキメイル・ルークロイドを破壊!」

 

ルークロイドの周りに武士・風水師・ブリズドの3体が現れて、氷の陣が浮かび上がる。何かの呪文を唱えると中心のルークロイドが一瞬にして氷で固まり、粉々に砕けてしまう。

 

「これはこれは〜、痛いですね〜」

 

「さらに手札から《氷結界》と名のついたモンスターを特殊召喚する!氷結界の武士を特殊召喚!」

 

氷結界の武士 攻1800

 

「さらにチューナーモンスター、氷結界の風水師を召喚!」

 

氷結界の風水師 攻800

 

「Lv4の氷結界の武士にLv3の風水師をチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「クレパスの奥地に眠る水の龍がオーロラの光で蘇る。永遠に降り積もる雪を降らせ!シンクロ召喚!放て!アイス・スプラッシュ・ドラゴン!」

 

アイス・スプラッシュ・ドラゴン 攻2500

 

私の後ろに大きな窓にオーロラが輝き、アイス・スプラッシュが窓を壊して入って私の横へと舞い降りてきた。

 

「アイス・スプラッシュの効果!シンクロ召喚時、相手の手札1枚をランダムに墓地に送る!」

 

「な、何ですと〜〜!!!!」

 

アイス・スプラッシュが口から水を吐き出して相手の唯一の手札を貫く。

 

「バトル!アイス・スプラッシュ!相手のそのふざけた態度を凍らせて!エターナル・アイスミラージュ!!」

 

手下2 LP 3300→800

 

や、やっと1000以下にしたよ・・・・次のターン、最悪効果を使って勝ちよ!

 

「カードを2枚伏せてターンエンド!」

 

 

響 LP 1200 手札 1枚

【モンスターゾーン】

アイス・スプラッシュ・ドラゴン 攻2500

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「・・・・・・・・・・・・」

 

さっきから黙って・・・・・・・どうしたの?さっきのでやる気が無くなったの?まぁ無いと思うけどサレンダーしてくれたらこっちとしても早く済むんだけど・・・・・

 

「・・・・・くノ一と舐めてましたが〜、少しばかり痛い目をみないとダメみたいですね〜!!!」

 

!!!!あ、あいつ!!!何か目が狂い出した!?!?

 

「私のターン〜!!!!」

 

手下2 手札 1枚

 

「魔法カード、壺の中の魔術書〜!!互いのプレイヤーは3枚ドローする〜!!」

 

手札増やしてくれるのはこっちとしてもありがたいけど、嫌な予感しかしない・・・・

 

響 手札 1枚→4枚 手下2 手札 0枚→3枚

 

「魔法カード〜、コアキメイルの金剛核〜!!デッキからこのカード以外の《コアキメイル》と名のついたカードを手札に加える〜!!コアキメイル・マキシマムを手札に加える〜!!」

 

ま、マキシマム?・・・・・まさかさっきのルークロイドじゃなくてあれが切り札なの?

 

「さらに魔法カード〜、貪欲な壺〜!!墓地の5体のモンスターをデッキに戻してシャッフル〜!!」

 

デッキに戻したモンスター

・コアキメイル・ドラゴ

・コアキメイル・サンドマン

・コアキメイル・ルークロイド

・コアキメイル・ベルグザーク

・メタモルポッド

 

「そして2枚ドロー!!」

 

手下2 手札 2枚→4枚

 

一気に4枚も手札補充・・・・・って言ってもスバルほどじゃないけど・・・・・さぁ何が来るの?

 

「このカードは〜、手札のコアキメイルの鋼核を除外することで手札から特殊召喚できる〜!!現れろ〜、コアキメイル・マキシマム〜!!」

 

コアキメイル・マキシマム 攻3000

 

あいつの手札にあったコアキメイルの鋼核がゲームから除外されると、その除外された渦みたいな穴から骨のような白い手が伸びて鋼鉄の翼を持ったドラゴンが姿を現した。またコアキメイルの鋼核を引いたの!?ていうか何あのモンスター!?コアキメイルって特殊召喚持ちのモンスターなんていたの!?

 

「コアキメイル・マキシマムの効果〜!!相手フィールドのカード1枚を破壊する〜!!」

 

「はっ!?」

 

ノーコストで破壊!?インチキよ!!!

 

「その厄介なドラゴンを破壊〜!!メタルフォース〜!!」

 

マキシマムの周りに鋼の大砲が現れて、アイス・スプラッシュに照準を合わして発射される。

 

ドーーーーーーーン!!!!

 

「アイス・スプラッシュ!!!」

 

「これで〜、あのドラゴンは粉々です〜!!あなたも粉々にしてあげましょう〜!!バトル〜!!コアキメイル・マキシマムでダイレクトアタック〜!!」

 

「り、リバースカードオープン!!攻撃の無力化!!」

 

「ちっ・・・・1ターン生き延びましたか〜。カード1枚伏せてターンエンドです〜。エンドフェイズにコアキメイル・マキシマムのコストで手札のコアキメイル・パワーハンドを墓地に送ります〜」

 

 

手下2 手札 0枚 LP 800

【モンスターゾーン】

コアキメイル・マキシマム 攻3000

【魔法・罠ゾーン】

コア転送ユニット

伏せカード 1枚

 

 

あ、危なかった・・・・・まさかノーコストで破壊出来るなんて思わなかった・・・・・でもこれで勝ちね。私のリバースカードはリビングデッドの呼び声。これでアイス・スプラッシュを蘇生して効果を使えばゲーム終了!!

 

「私のターン!ドロー!」

 

響 手札 4枚

 

「リバースカードオープン!リビングデッドの呼び声!墓地からアイス・スプラッシュを蘇生!」

 

私の前に大きな穴が開いて、アイス・スプラッシュがもう一度フィールドに現れてくる。

 

「アイス・スプラッシュの効果!自分フィールドの水属性モンスター1体のLv×200ポイントのダメージ「罠カード、デモンズ・チェーン!」なっ!?」

 

「これでそのドラゴンの行動を封じる!!」

 

シュルル・・・ガチャン!ガチャン!!

 

『グオオオ・・・・・』

 

「あ、アイス・スプラッシュ!!」

 

部屋の四方から伸びる鎖がアイス・スプラッシュにまとわりついて、アイス・スプラッシュの行動を封じる。マジで最悪!!しかもこんな時に限って手札が・・・・・

 

・氷結界の守護陣

・ブリザード・プリンセス

・氷結界の虎将 ライホウ

・融合

 

これどうしろと!?氷結界の守護陣を守備表示でだしてもモンスター引かれたら終了だし・・・・・・・・

 

「(あああ!!!!どうしろっと『落ち着けよ』!?だ、誰!?)」

 

手札を見て悩む私の脳内に声が響く。

 

『(おいおい・・・・・まぁ、初めて会うんだから分からないよな)』

 

「(あ、あなた誰よ!?何で私の頭の中に!?)」

 

『(良いから落ち着け・・・・慌てても何も生まれない・・・・むしろ相手にチャンスを与えてしまうぞ?)』

 

「(じゃあどうしろって言うのよ!?)」

 

『(深呼吸して・・・・目を潰れ・・・・・そして頭を整理しろ・・・・・そうすれば答えが観えてくる・・・)」

 

「(深呼吸・・・・・)スーハー・・・・・・・・」

 

頭に呼びかけてくる謎の声の言う通りに深呼吸して、目を潰り、頭の中を整理する・・・・・・・そうよ、まだ負けてない、深く考えたら私らしくない!!

 

『(そうだ・・・その目だ・・・・・・今こそ、宝玉の力を・・・・・)』

「(えっ?)うっ!!!」

 

「な、なんだ〜!?!?」

 

突然ポケットから何かが共鳴するように青く光る。私はポケットの中を探り、光り輝く物を突き止める。これって・・・・・・あの時の宝玉?

 

『(今こそお前に宝玉の力・・・・・サファイアの力を・・・・・・)』

 

パキーーーーン!!!!!

 

手に取っている宝玉は割れて、その宝玉の欠片から1枚のカードが出てくる。これは・・・・・・・・成る程、これなら勝てる!!

 

「チューナーモンスター、氷結界の守護陣を召喚!!」

氷結界の守護陣 攻200

 

「今更そんなモンスターを出したところで〜、意味などありません〜。むしろ〜、マキシマムの餌になるだけてす〜」

 

「いいや!!このカードが私の勝利へと導くカードよ!!」

 

手に持っている宝玉から生まれたカードを天高く突き上げる。新しく出来たカードはさっきの宝玉のように青く輝き始める。

 

「な、何ですか〜!?!?」

 

「Lv7のアイス・スプラッシュ・ドラゴンにLv3の氷結界の守護陣をチューニング!!」

 

☆7 + ☆3 = ☆10

 

氷結界の守護陣から出来た3つの輪にアイス・スプラッシュが入ると、先ほどから輝く青いカードと共鳴して、美しいオーロラが移り、神秘的な雪を降らす。

 

「サファイアの宝玉が輝きし時、水の龍が覚醒する。海に永久に続く流氷を導け!シンクロ召喚!!凍らせ!!水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴン!!」

 

『・・・・・・・・・ギャアアアアアアアア!!!』

 

水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴン 攻2800

オーロラの中から一匹の龍の鳴き声がして、すごい速さで降りてくる。アイス・スプラッシュと凄く似ているが、鋼色だった身体が青く輝くサファイアのような身体になり、翼も立派になっている。そして、私の手の中で粉々になった宝石は再び小さな宝石として元通りになっている。

「なっ・・・・なっ・・・・・・」

 

「水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴンの効果!!シンクロ召喚成功時、相手フィールドのカード1枚をゲームから除外する!!」

 

「な、何ですと〜〜!?!?」

 

「対象はコアキメイル・マキシマム!!フローリングアイス!!」

 

サファイアからの冷たい冷気がコアキメイル・マキシマムを包み込み、カッチカチの氷漬けにする。その氷漬けにされたマキシマムが流氷のように何処かに流れていく。

 

「そ、そんな〜・・・・・わ、私が負けるだと〜・・・・」

 

「本当なら攻撃して終わりだけど、あんたのそのうざったい性格も氷漬けにしてやる!!水玉霊 サファイアのもう一つの効果発動!!このターンの攻撃を放棄して水属性モンスター1体のLv×300ポイントのダメージを相手に与える!!」

 

「な、なんですと〜〜!?!?」

 

「水玉霊 サファイアのレベルは10!3000のダメージを与える!!溶けない雪で永遠に眠りなさい!!アイス・フォール!!」

 

サファイア・ドラゴンが空へと登り、相手の上に大きな雲を作る。そこから大量の雪が落ちて来て、相手がどんどんと白くなっていく。

 

手下2 LP 800→0

 

 

WIN 響 LOS 手下2

 

 

 

「あ〜・・・・流石に疲れたわね・・・・・」

 

デュエルデスクを治して軽くストレッチをする。今回はそこまで長くはないけど、変にピリピリして疲れるデュエルだったわ。

 

「相手は・・・・・・うん、綺麗な雪だるまだね」

 

相手の方を見てみると、さっきまで立っていた場所に人型の雪だるまが出来ていた。まぁ・・・・・その内自然解凍するでしょう・・・・・・今は冬だけど・・・・・

 

「さて・・・・・さっさと上に行くか」

 

デュエルデスクを入れたカバンを背中に背負って、私は皆が待つ上へと目指す。




プリンセス「・・・・・・・・私の出番・・・・・・orw」←部屋の隅っこで「の」の字を書いている。

響「だって〜・・・・・あんなところで引いても出せなかったし・・・・・・(汗)」

プリンセス「そうだけど・・・・・・もうちょっとこう・・・ひねってくれたら・・・・・・」

響「・・・・・無理ね(汗)」

プリンセス「はぁ・・・・・・・・」

響「じゃあオリカ召喚行くよ。今回は水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴン!!宝玉の一つ、サファイアから出たアイス・スプラッシュの進化よ!」


水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴン ☆10 〈オリカ〉
水属性 ドラゴン族 攻2800 守2600
水属性チューナー+アイス・スプラッシュ・ドラゴン
「水玉霊 サファイア・アイス・ドラゴン」の③の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードはS召喚でしか特殊召喚できない。
②このカードのS召喚時に発動出来る。相手フィールド上のカード1枚をゲームから除外する。
③自分フィールド上に存在する水属性モンスター1体を選択し、そのモンスターのLv×300ポイントのダメージを与える。
この効果を使ったターン、自分は攻撃出来ない。
④このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、墓地に存在する「アイス・スプラッシュ・ドラゴン」を特殊召喚できる。


プリンセス「前回の光玉霊同様、シンクロ召喚でしか特殊召喚出来ない制約と、戦闘で破壊され墓地に送られたら、素材となったドラゴンを蘇生出来るよ」

響「ここからはサファイアのオリジナル!まずはフィールドカード1枚除外!これはありがたい!!」

プリンセス「何でもかんでも除外出来るからね・・・・前のアイス・スプラッシュといい、このカードといい・・・・・モデルがトリシューラってどうなのよ・・・・・」

響「で、もう一つ!!アイス・スプラッシュ名物のバーンが進化!!」

プリンセス「Lv×300のダメージ・・・・『100しか上がってないじゃん!!』だって?100も上がったんだよ!!」

響「これが200のままだったら2000バーンだけど、300になったから3000バーン!!しかも攻撃放棄したら毎ターン撃てる!!」

プリンセス「(今回は雪だるまの模様・・・・・・・)」

響「次はレミよ!【宝玉覚醒!!エメラルド・ドラゴン!!】」

プリンセス「次回もよろしくね〜」

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