【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
クロウ「そろそろ俺が主役の話も書けよ!」
うん、無理。
クロウ「無理じゃねぇだろ!!」
だって今は海外編だし、それに主人公はアカデミアに通っているからアカデミア中心の話になるし。
クロウ「たまには主人公が出なくても良いじゃねぇか!!」
へ〜い。
クロウ「(聞いてねぇな・・・・)」
最強カードの紹介に行くよ!今回は宇宙砦ゴルガー!!
クロウ「☆5の《エーリアン》専用のシンクロモンスターだな」
1ターンに1度、フィールドの表側表示の魔法・罠カードを任意の枚数戻して、戻した数だけAカウンターを貯めれる!これは相手のカードもOKなのでリビデや安全地帯も吹っ飛ばせる!!
クロウ「それとAカウンターを2つ取り除いたらフィールドのカード1枚を破壊出来る。攻撃力も2600と結構高いからなかなか厄介だな」
《エーリアン》というテーマ自体、マイナーだけど・・・・・・そしてこの展開、超テンプレ。しかし、作者の貧弱な脳内だとこの展開しか思い浮かべません・・・・
クロウ「バカふざけた事は直ぐ思いつくくせに・・・・・」
うるさい!
クロウ「第74話、デュエルスタート!!」
奏 side
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
奏 LP 4000 手下1 LP 4000
早く勝って皆追いつかないと・・・・
「私のターン、ドロー!」
奏 手札 6枚
うっ!?手札が悪い!!こんな時に・・・・
「神聖なる球体を守備表示で召喚。カードを2枚伏せてターンエンド」
奏 手札 3枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
神聖なる球体 守500
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「ドロー!」
手下1 手札 6枚
「永続魔法、古代遺跡コードAを発動!」
相手の後ろの地面が割れて遺跡が現れる。中央の遺跡の間には不気味な空間が広がっている。
「《エーリアン》と名のついたモンスターが破壊され墓地へ送られる度にこのカードにAカウンターを1つおく!」
Aカウンター・・・・それが相手の重要なキーみたいね。エーリアンっていうのも不気味ね。
「エーリアン・ソルジャーを召喚!さらにエーリアン・ドッグを特殊召喚!」
エーリアン・ソルジャー 攻1900
エーリアン・ドッグ 攻1500
一気に2体も・・・・数で攻めてきたわね。
「こいつは《エーリアン》と名のついたモンスターの召喚に成功した時、手札から特殊召喚出来る!さらにこの効果で特殊召喚した時、相手のモンスターにAカウンターを2つ乗せる!」
エーリアン・ドッグが唾を吐いてそれが神聖なる球体にかかってしまう。気色悪いわね・・・・どうするのよこれ。
「早速行くか!バトル!エーリアン・ドッグで神聖なる球体に攻撃!」
「カウンター罠、攻撃の無力化!エーリアン・ドッグの攻撃を無効にしてバトルフェイズを終了させる!」
「ちっ・・・カードを1枚伏せてターンエンド!」
手下1 手札 2枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
エーリアン・ソルジャー 攻1900
エーリアン・ドッグ 攻1500
【魔法・罠ゾーン】
古代遺跡コードA
伏せカード 1枚
「私のターン、ドロー」
奏 手札 4枚
・・・よし、手札交換カード。これで少し良いのが来れば・・・・
「魔法カード、天の落とし物。互いのプレイヤーはカードを3枚ドローして2枚捨てる!」
奏 手札 6枚→4枚 手下1 5枚→3枚
・・・・来たわ。これで少しは楽になる!
「デッキの大天使クリスティアをゲームから除外して堕天使クリスティアを特殊召喚!」
堕天使クリスティア 攻2800
デッキにいた大天使クリスティアが消えて、その霊となったところから身体が漆黒に染まったクリスティアが現れる。
「このカードがいる限り相手は特殊召喚出来ない!」
「何だと!?」
これで少しは制圧出来るね。さて・・・・どっちに攻撃するかだけど、エーリアン・ドッグの効果はこれ以上なさそうだしここは攻撃力の高いエーリアン・ソルジャーを倒すべきね。
「バトル!堕天使クリスティアでエーリアン・ソルジャーを攻撃!」
堕天使クリスティア 攻2800
エーリアン・ソルジャー 攻1900
手下1 LP 4000→3100
よし!先制出来た!!
「・・・・・かかったな」
「えっ?」
「リバースカードオープン!エーリアン・ブレイン!!」
「な、何!?」
突然発動したカードから物凄い光が放たれてあまりの眩しさに目を隠してしまう。ようやく光が弱まり目を開けると・・・・・・
「!?く、クリスティア!?どうして!?」
クリスティアが向こうのフィールドにいた。その目から光が失っていた。
「エーリアン・ブレインは爬虫類族モンスターが相手モンスターに戦闘で破壊された時、その攻撃したモンスターを爬虫類族に書き換えて俺のモンスターとしてコントロールを得る!」
「な、何ですって!?」
堕天使クリスティア 天使族→爬虫類族
相手モンスターのコントロールを奪う!?しかも永続!?マズイ・・・・・こっちが一気に不利になった・・・・
「さらに古代遺跡コードAにもカウンターが1つ乗るぜ!」
古代遺跡コードA Aカウンター 0→1
「っ、バトルフェイズを終了して、神秘の代行者 アースを守備表示で召喚!」
神秘の代行者 アース 守800
『ふわぁ・・・・何よ奏。もう寝る時間だよ・・・・』
「そんな事している状況じゃないわよ。シャキッとして」
『ふわぁ〜い・・・・・』
「神秘の代行者 アースの効果!召喚時、デッキからこのカード以外の《代行者》と名のついたモンスターを手札に加える!デッキから創造の代行者 ヴィーナスを手札に加えるわ」
かと言ってこれ以上やることはないわね・・・・・
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
奏 手札 2枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
神聖なる球体 守500
神秘の代行者 アース 守800
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「ドロー!」
手下1 手札 4枚
「俺はお前の神聖なる球体のAカウンターを2つ取り除きエーリアン・リベンジャーを特殊召喚!」
神聖なる球体 Aカウンター 2→0
エーリアン・リベンジャー 攻2200
「それ以上の上級モンスターはお断りよ!カウンター罠、昇天の黒角笛!エーリアン・リベンジャーの特殊召喚を無効にして破壊する!」
召喚されたエーリアン・リベンジャーの上に黒い角笛が出て来て、音色が奏でられて破壊される。
「ちっ・・・・(こいつの制圧力はすごいからな。下手に展開するより今のまま殴った方がいいな・・・)バトル!堕天使クリスティアでアースに、エーリアン・ドッグで神聖なる球体に攻撃!」
クリスティアがアースを攻撃して、エーリアン・ドッグが神聖なる球体を攻撃して破壊される。これで全滅ね・・・・
「このままターンエンド!」
手下1 手札 3枚 LP 3100
【モンスターゾーン】
エーリアン・ドッグ 攻1500
堕天使クリスティア 攻2800
【魔法・罠ゾーン】
古代遺跡コードA
「私のターン、ドロー!」
奏 手札 3枚
・・・・魔宮の賄賂。最初のターンにあれば・・・・後悔しても仕方ない。今は耐えなきゃ。
「豊穣のアルテミスを召喚!」
豊穣のアルテミス 攻1600
「バトル!豊穣のアルテミスでエーリアン・ドッグを攻撃!」
豊穣のアルテミス 攻1600
エーリアン・ドッグ 攻1500
手下1 LP 3100→3000
「古代遺跡コードAの効果でカウンターがまた一つ乗るぜ!」
古代遺跡コードA カウンター 1→2
「カードを1枚伏せてターンエンド!」
奏 手札 1枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
豊穣のアルテミス 攻1600
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「ドロー!」
手下1 手札 4枚
「装備魔法、ビッグバン・シュートをエーリアン・ドッグに装備!」
「カウンター罠、魔宮の賄賂!ビッグバン・シュートの発動を無効にして破壊!そして相手は1枚ドロー!さらにアルテミスの効果で私も1枚ドローよ!」
「ちっ!ドロー!」
奏 手札 1枚→2枚 手下1 手札 3枚→4枚
「古代遺跡コードAの効果発動!Aカウンターを2つ取り除いて墓地からLv4以下の《エーリアン》を特殊召喚する!エーリアン・ソルジャーを特殊召喚!」
古代遺跡コードA 2→0
エーリアン・ソルジャー 攻1900
なるほど、墓地のモンスターを蘇生するカードね。これはほっておけないわ。
「さらにエーリアン・ウォリアーを通常召喚!」
エーリアン・ウォリアー 攻1800
「これでお前の負けだ!バトル!堕天使クリスティアで豊穣のアルテミスに攻撃!」
「まだ終わらないわよ!カウンター罠、攻撃の無力化!そしてアルテミスの効果でドロー!」
奏 手札 2枚→3枚
「くそっ!カードを1枚伏せてターンエンド!」
手下1 手札 2枚 LP 3000
【モンスターゾーン】
堕天使クリスティア 攻2800
エーリアン・ソルジャー 攻1900
エーリアン・ウォリアー 攻1800
【魔法・罠ゾーン】
古代遺跡コードA
伏せカード 1枚
自分のペースを乱してくれたわね。クリスティアがいるのはマズイけどようやく対処できるカードが来たわ。
「私のターン、ドロー!」
奏 手札 4枚
「魔法カード、ライトニング・ボルテックス!」
「ら、ライトニング・ボルテックスだと!?」
「手札の創造の代行者 ヴィーナスを捨てて相手フィールドの表側表示のモンスターを全て破壊する!」
ドーーーーーン!!!!!!!
相手フィールドに大きい雷が落ちて全てのモンスターが破壊される。これで形成逆転!特殊召喚も出来る!
「くそっ・・・古代遺跡コードAの効果でカウンターが2つのる!」
古代遺跡コードA Aカウンター 0→2
「それくらい構わないわよ!チューナーモンスター、導きの代行者 プルートを召喚!」
導きの代行者 プルート 攻300
「Lv4の豊穣のアルテミスにLv2の導きの代行者 プルートをチューニング!」
☆4 + ☆2 = ☆6
「オゾン層にいる天使が稲妻の光を帯びて龍を呼び覚ます。惑星の叫びを受け舞い降りろ!シンクロ召喚!天空の使者!ライトニング・エンジェル・ドラゴン!!」
ライトニング・エンジェル・ドラゴン 攻2300
雷鳴と轟きが鳴り響くなか雷雲の間から一筋の光が漏れてライトニング・エンジェル・ドラゴンが姿を現した。
「ライトニング・エンジェル・ドラゴンの効果!シンクロ召喚成功時、墓地からカウンター罠を1枚回収する!」
さて・・・・何を回収するかしら?特殊召喚を封じる昇天の黒角笛か、魔法・罠を止める魔宮の賄賂か・・・・ライトニング・エンジェル・ドラゴンを破壊されると困るけど、かと言って特殊召喚されたら突破されるし・・・・・・
「・・・昇天の黒角笛を手札に戻すわ!さらに導きの代行者 プルートの効果!このカードをシンクロ素材としたシンクロモンスターが召喚に成功した時、エンドフェイズまでそのシンクロモンスターの攻撃力は300ポイントアップする!」
ライトニング・エンジェル・ドラゴン 攻2300→2600
「攻撃力2600だと!?」
「バトル!ライトニング・エンジェル・ドラゴンでダイレクトアタック!」
「だが甘いな!リバースカードオープン!永続罠」
「甘いのはそっちよ!ライトニング・エンジェル・ドラゴンが存在する限り、カウンター罠以外の罠は発動出来ない!!」
「何だと!?(デモンズ・チェーンが腐りやがった!!)」
「サンダー・アロー!」
手下1 LP 3000→400
もう少し・・・もう少しで勝てる!
「魔法カード、貪欲な壺!墓地のアース、神聖なる球体、アルテミス、プルート、ヴィーナスをデッキに戻してシャッフルし2枚ドロー!」
奏 手札 1枚→3枚
引いたのは・・・・・アースとサイクロン。あの永続魔法でまた蘇生されるのはごめんだからここでサイクロンを使わないと。
「速攻魔法、サイクロン!古代遺跡コードAを破壊する!」
「くそっ!」
これで展開の要は潰れたでしょう。
「カードを1枚伏せてターンエンド!そしてライトニング・エンジェル・ドラゴンの攻撃力は元に戻る!」
奏 手札 1枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
ライトニング・エンジェル・ドラゴン 攻2600→2300
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚
「舐めやがって・・・・ドロー!!」
手下1 手札 3枚
「マジックカード、逆転の宝札!相手フィールドに特殊召喚されたモンスターがいて自分フィールドにモンスターがいない時2枚ドローする!」
手下1 手札 2枚→4枚
「まずはサイクロン!!その伏せカードを破壊だ!!」
「っ!!昇天の黒角笛が!!」
「チューナーモンスター、エーリアンモナイトを召喚!!」
エーリアンモナイト 攻500
「エーリアンモナイトの効果!召喚時、墓地からLv4以下の《エーリアン》と名のついたモンスターを特殊召喚する!エーリアン・ソルジャーを特殊召喚!」
エーリアン・ソルジャー 攻1900
チューナーとそれ以外のモンスター・・・・来る!!
「Lv4のエーリアン・ソルジャーにLv1のエーリアンモナイトをチューニング!」
☆4 + ☆1 = ☆5
「宇宙を支配した物が地球侵略の最終兵器を送り込む。全てを我が手に!シンクロ召喚!宇宙砦ゴルガー!!」
宇宙砦ゴルガー 攻2600
光の輪の中から宇宙空間が広がり、その中から身体が緑色の宇宙船かと思うような巨大なモンスターが降りてきた。これが・・・・切り札ね。
「マジックカード、侵食細胞「A」!相手フィールドのモンスター1体にAカウンターを1つ乗せる!」
ライトニング・エンジェル・ドラゴン Aカウンター 0→1
「永続魔法、「A」細胞増殖装置を発動して、宇宙砦ゴルガーの効果発動!フィールドの表側表示の魔法・罠カードを持ち主の手札に戻して、戻した数だけフィールドのカードにAカウンターを置く!さっき発動したカードを戻してもう一回そのドラゴンにカウンターを乗せる!」
ライトニング・エンジェル・ドラゴン Aカウンター 1→2
さっきからまたカウンターを溜め始めて・・・・・何をする気・・・・
「宇宙砦ゴルガーのもう一つの効果!フィールドのAカウンターを2つ取り除きフィールドのカード1枚を破壊する!」
「!?」
「宇宙砦ゴルガー!!そのドラゴンのカウンターを全て取り除いて何もかも食いつくせ!」
ライトニング・エンジェル・ドラゴン Aカウンター 2→0
宇宙砦ゴルガーが唸りあげて、ライトニング・エンジェル・ドラゴンに近づき捕まえる。
「ギャアアア!!!」
「ら、ライトニング・エンジェル・ドラゴン!!」
そのまま宇宙砦ゴルガーは触手で絡めていき・・・・・・
「ガアアア!!!」
「!?!?クッ!!」
大きな口を開けて噛み付いた。何も抵抗出来ず、ライトニング・エンジェル・ドラゴンはあいつの胃の中に・・・・・
「バトル!宇宙砦ゴルガーでダイレクトアタック!ブレイク・タイレーン!」
宇宙砦ゴルガーが私に近づいて・・・・・
「えっ!?ちょちょちょ!?!?」
触手で私を持ち上げてそのまま・・・・
「ゴオオオ!!!!」
ドーーーン!!!!!!
「!!!!!!!!!!!!」
奏 LP 4000→1400
た、叩きつけられた・・・・・
「ア・・・・・・ガ・・・・・・・」
「念のためにもう一度「A」細胞増殖装置を発動してターンエンドだ」
手下1 手札 0枚 LP 400
【モンスターゾーン】
宇宙砦ゴルガー 攻2600
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード (デモンズ・チェーン)
「A」細胞増殖装置
「(さっきはあのドラゴンで邪魔されたが今回こそデモンズ・チェーンで息の根を止めてやる!)」
い、いたたた・・・・・む、むち打ち食らったみたいね。骨折してないだけまだマシね。
「(でも・・・・マズイわね)」
今、私の残っているカードであのモンスターに対抗出来るのはマスター・ヒュペリオンのみ。でもあれが攻撃無効のカードか効果無効なら私の負け・・・・・・それよりまずマスター・ヒュペリオンを引けるかどうかね・・・・・・・
「・・・・私のターン、ドロー!」
奏 手札 2枚
・・・・死者蘇生!!!・・・・いやダメ。ライトニング・エンジェル・ドラゴンだとあのモンスターを突破出来ない。アースでモンスターをサーチしても防ぐ方法が無い。相手の墓地にもあのモンスターを破壊するカードは・・・・・・
「(・・・・・ここまで『汝の気持ちはその程度なのか?』!!だ、誰!?)」
突然頭に声が響く。
『我のことはあとだ。汝の気持ちはその程度で折れるのか?』
わ、私の気持ち・・・・・でもこの状況で・・・・・
『その程度で諦めるほど、汝は仲間に信じられてないのか?』
えっ?
『汝を信頼する仲間は周りにいないのか?』
わ、私を信じる・・・・仲間・・・・
『汝には仲間がたくさんいるだろ。信頼している
・・・・・そうよ。私には・・・・信頼している仲間、結束を固めた
「(・・・・まだ諦めないわよ。帰るって約束したのだから・・・・諦めないわよ!!!)」
『・・・・・良かろう。汝の力を覚醒させる時が来た』
か、覚醒?
『雷のシークレットシグナーに眠りし、もう一つの力・・・・・光の力を・・・・・・』
そうやって声が聞こえなくなり、次の瞬間・・・・・・・・
ピカーーーーーン
「な、何だ!?!?こ、この光は!?!?!?」
私の胸元が光輝く。慌てて胸ポケットを探るとダイヤから貰った黄色の宝石が力強く輝いていた。
「(こ、これって・・・・・・)」
『今こそライトニング・エンジェルの進化・・・・・・トパーズの力を!』
宝石が手元から離れ宙に浮くとヒビが入る。そのヒビからまた光が強く放たれて宝石が砕け散り1枚のカードと宝石の残骸が右手に握る。
「(これは・・・・・・・)」
『雷のシグナー、ライトニング・エンジェルの覚醒・・・・・トパーズ・ドラゴン』
トパーズ・・・・ドラゴン・・・・・これなら行ける!!
「ぐっ!!(何の光が知らねぇが俺の勝ちに揺るぎはねぇ!!)」
「魔法カード、死者蘇生!墓地からライトニング・エンジェル・ドラゴンを特殊召喚!!」
ライトニング・ エンジェル・ドラゴン 攻2300
私の前に大きな穴が開いてそこに雷が落ちる。ライトニング・エンジェル・ドラゴンが雄叫びを上げもう一回私のフィールドに戻ってくる。
「(ちっ、またデモンズ・チェーンが使えないのか)だが攻撃力の低いドラゴンに何が出来る!」
「チューナーモンスター、神秘の代行者 アースを召喚!」
神秘の代行者 アース 攻1000
「アースの効果!デッキから奇跡の代行者 ジュピターを手札に加える!」
「今更そんなカードを加えても意味がねぇよ!!」
『ふわぁ・・・・・・出すの?』
「当たり前よ・・・・勝ってみんなのところに戻るんだから!!」
私は砕け散った宝石を持った右手を天に突き上げる。右手に握りしめた砕け散った宝石は再び輝き始める。
「こ、今度は何だ!?」
「Lv6のライトニング・エンジェル・ドラゴンにLv2の神秘の代行者 アースをチューニング!!」
☆6 + ☆2 = ☆8
アースとライトニング・エンジェル・ドラゴンが一つになり大きく光輝く。そして、砕け散った宝石はそれを目指して天へと登り大きくて丸いトパーズへと変わる。
「トパーズの宝玉が輝きし時、雷の龍が覚醒する。天空に平和をもたらす光を輝かせ!シンクロ召喚!!照らし出せ!!光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴン!!」
光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴン ☆8 攻2600
天空に出来たトパーズから光が漏れ、その中から光と電気で帯びた蛇みたいに長い龍がいた。ライトニング・エンジェル・ドラゴンの時についていた翼はさらに大きく立派になり、武器として使っていた弓矢がなくなっていた。
「な・・・・・なんだこいつは・・・・・(だが攻撃力が同じなら怖くはねぇな)」
「バトル!光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴンで宇宙砦ゴルガーに攻撃!!」
「何だと!?(脅しか!?・・・・・いや、あいつは手札も伏せカードも無いんだ。決めにきた)だが残念だな!リバースカードオープン!!デモンズ・チェーン!!これで・・・・!?!?」
発動したデモンズ・チェーンのカードの上に雷が落ちて破壊される。
「な、何故だ・・・何故破壊されたんだ!?」
「光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴンは1ターンに1度だけ相手が発動した魔法・罠カードの効果を無効にして破壊する!!」
「何だと!?」
「さらに光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴンのさらなる効果!リバーサルワールド・フラッシュ!!」
トパーズ・ライト・ドラゴンが宇宙砦ゴルガーの目の前にいき、フラッシュを使う。あまりにも眩しい光を食らった宇宙砦ゴルガーは目を開けられない状況になった。
「な、何だ!?」
「トパーズ・ライト・ドラゴンが相手モンスターと戦闘を行う時、その相手モンスターはバトルフェイズ終了まで攻撃力と守備力が入れ替わる!!」
「な、なに〜〜〜〜!?!?!?」
宇宙砦ゴルガー 攻/守 2600/1800→1800/2600
「なっ・・・・あっ・・・・」
「天空の裁き!!受けなさい!!ヘブンズ・ボルテックス!!」
電気を帯びて、さらに光輝くトパーズ・ライト・ドラゴンが宇宙砦ゴルガーに突進する。突進を受けた宇宙砦ゴルガーの身体には大きな穴が開いて、爆発が起こる。
「う、うわああああああ!!!!!!!!!」
光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴン 攻2600
宇宙砦ゴルガー 攻1800
手下1 LP 400→0
WIN 奏 LOS 手下1
「ふぅ・・・・・・・・」
デュエルが終わり、デュエルデスクを片付けると膝を曲げ地面につく。
「デュ、デュエルが終わったら・・・・一気に痛みが来たわね・・・・・」
デュエルで集中していたからそこまで気にしてなかったけど集中力を切らしてみたらこれね。私も響たちに交じって運動しなくちゃいけなくなったね・・・・・・相手は・・・・・さっきの爆風に飛ばされて気絶したようね
「・・・少し痛みが引いたら上に行こう」
そう言って近くの壁にもたれかかる。
・・・・・みんな、後はよろしくね。
奏「今回は私ともう一人何だけど・・・・・・(汗)」
アース『スゥ・・・・・スゥ・・・・・・・』
奏「・・・・・(汗)いつまで寝ているのよ」
アース『・・・・・ふわぁ・・・おはよう奏〜・・・・』
奏「おはようじゃない!!!」
アース『・・・ふわぁ・・・お休み〜・・・』
奏「ちょっと!?!?ハイッ!!」←軽く電流を流す。
アース『ぎゃああああ!!!!!!』
奏「起きなさい!!!」
アース『・・・・・・・・・・』←軽く焦げている。
奏「今回のオリカ紹介!光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴンよ!!」
光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴン ☆8
光属性 ドラゴン族 攻2600 守2000
光属性チューナー+ライトニング・エンジェル・ドラゴン
「光玉霊 トパーズ・ライト・ドラゴン」の②の効果は1ターンに1度しか使用出来ない。
①このカードはS召喚でしか特殊召喚出来ない。
②相手が魔法・罠カードを発動した時、その発動を無効にして破壊することができる。
この効果は相手ターンでも使える。
③このカードの攻撃宣言時、このカードが攻撃する相手モンスターの攻撃力と守備力をバトルフェイズ終了時まで入れ替える。
④このカードが戦闘によって破壊され墓地に送られた時、墓地に存在する「ライトニング・エンジェル・ドラゴン」を墓地から特殊召喚できる。
アース『ふわぁ・・・・ライトニング・エンジェル・ドラゴンの進化だから素材にライトニング・エンジェル・ドラゴンが必要だよ』
奏「シンクロ召喚しか出来ない縛りはあるけど協力な効果が2つあるよ!」
アース『一つ目は1ターンに1度だけ魔法・罠の発動を無効に出来る。ふわぁ・・・・・・簡単にいったら新六武衆ーシエンと同じ効果よ』
奏「二つ目はこのカードが相手モンスターと攻撃する時に、その相手モンスターの攻撃力と守備力をバトルフェイズ中に入れ替えるよ!」
アース『大抵のパワーモンスターは守備力が低いことが多いから、これで攻守を入れ替えて逆転・・・・ふわぁ・・・・お休み〜・・・・』
奏「あ、アース!?」
アース『・・・・・ムニャムニャ・・・・・・』
奏「ほんっとにもう・・・・・(汗)次は響よ。【宝玉覚醒!!サファイア・ドラゴン!!】よろしくね」
アース『・・・・ムニャムニャ・・・・・・・』