【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち 作:DICHI
パール「久しぶりの私だよ!」
遊輝のデュエルでなかなか出てこないからね←作者
パール「何で私を出さないのよ!!」
だって初手に来ても壁要員、途中で出しても効果的にトドメになっちゃうし。
パール「それでも出番増やしてよ!このままじゃ私が騒ぎのガヤ役に」
それじゃあ最強カードの紹介に行くぞ!!!
パール「無視しないで!!はぁ・・・・今回は神の居住ーヴァルハラ。1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から天使族モンスターを特殊召喚出来るよ」
終世には必須のカード。さらにそれを持ってくるヘカテリスも大事だね。終世は手札が良かったら今回のような派手な事ができるぞ!!
パール「第66話、デュエルスタート!」
遊輝 side
「・・・・・レミや響達から聞いていたけど、ほんっと散らかっているな」
「これでも片付いている方だぜ。こんな大きな物を修理に出されているんだから」
デュエルデスクを持ちながら辺りをキョロキョロしていると、部屋の中央にある車の下から台車の取手の部分を取り外した奴を背中に預けていたスバルが作業着姿で出てきてゴーグルを頭の上に乗せる。周りには工具とかデュエルデスク、色んなコードにDホイールのパーツまで置いている。
ここはスバルの家のガレージ。スバルが何をしているかと言うと、あいつここで修理屋をやっているんだ。何でも小遣い稼ぎらしい。物心ついた時から機械を弄くり回っていて、気がついたら色んな機械の事を詳しく知ったみたい。小遣い稼ぎで始めた修理屋も料金が安いし、修理もしっかりしているという事でそこそこ人気らしい。
「で、何を直すんだ?」
「これだよ。このデュエルデスク」
「どうしたんだ?普通に使っていたら壊れないはずだぞ?」
「分からないんだよ。昨日龍亞とデュエルしていたら突然ソリッド・ビジョンが映らなくなって」
「貸してくれ」
スバルにデュエルデスクを渡してもう一度辺りを見渡す。Dホイールのパーツに車用のパーツ・・・・あと何処かに使うであろう回路らしきものまで、よくこんな薄汚いガレージで修理をしているな・・・・・・・・
「あ〜あ、導線がショートしてやがる。こりゃ回路ごとやりかえた方が早いな」
「そんなにやばかったのか?」
「下手したら爆発してたかもしれないぞ。導線が数本焦げていたから」
お、おぅ、マジか・・・・そこまで酷かったのか・・・・・
「回路を変えれば直ぐ直るんだが、もうすぐこの車を修理に出した依頼主が来るから急いでこの車のメンテナンスしなくちゃいけないんだよ。だから明日アカデミアで渡すことになるけど良いか?」
もう一度台車を背中に預け、車の下に潜ったスバルが聞いてきた。
「別に良いよ。今日はデュエルする予定ないし」
「じゃあ100円」
「(ズコッ!)お金取るの!?」
「半分冗談。今回は初めてだしタダにしておくわ。ただし次回からはお金取るぞ。こっちも小遣い稼ぎで修理屋をやっているんだから」
「あ、あっそ・・・・にしても100円ってかなり安くないか?他の修理屋でも最低500円はするぞ」
「別にそこまで高く設定する必要は無いんだよ。俺はアカデミアにも行っているから修理する時間が限られているし、単純に小遣い稼ぎだけの目的だから。それに100円なら子供でも小遣いで出せる金額だろ?」
「まぁそうだな・・・・・・・その車の修理代は?」
「こいつ?こいつはちょっと年代が古いから・・・・・・2000円かな?」
「やっす!?!?えっ!?2000円で修理出来るの!?」
「本当の値段だったら1500円。割高で500円プラスしてるんだ」
「・・・・・・ちなみに他のは?」
「電子レンジとかオーブントースターとか家電用品は1000円ちょっと。冷蔵庫とか大型になったらこっちが行かなくちゃ行けないから断っている。後はDホイールぐらいか?あれは800円。一番の稼ぎどころだから安く設定してある」
「・・・・・・・・・・・・・」
・・・・・Dホイール1台の修理が800円?何それ?安すぎるでしょ?そりゃ遊星、あんたの所の修理屋、お客さんの客足伸びないよな・・・・・・他の修理屋より安すぎる・・・・・・しかもこいつの腕は確かだし・・・・・・・(汗)
「まぁ俺が無理そうな物が来たら、遊星さん所に回しているよ。遊星さんはほんっと凄い!!あの人が世界一のメカニックだ!!」
「はいはい・・・・・早く修理しないといけないんだろ?」
「スバル〜〜、キャッチボールの相手頼むよ」
突然ガレージのシャッターが開き、赤いジャージを着た響がグローブとボールを持ちながら来た。
「キャッチボール?何でだよ?」
「あれ?遊輝いたの?」
「修理を頼みに来たんだ。それよりキャッチボールって」
「明日野球じゃん!!だから肩を作っておかないと!!」
あ〜、そう言えばそうだったな。明日は野球か。・・・・・・今思うと変な時間割だな。午前中に野球をやって午後から実技って・・・・・
「それよりお前ピッチャーなのか?」
「そうだよ!!だから肩を作っておく必要があるの!!」
「悪いけど修理の依頼が立て込んでいるからパスだ。遊輝に頼めば?」
「グローブ持ってないぞ?」
「俺のグローブを貸すよ。ちょっと待ってろ・・・・・」
そう言ってスバルがガレージから出て行った。しかし野球か・・・・・・・・1年だけやっていたけど剣道とか習い始めたらもう練習に行かなくなってしまったからな。監督に謝っておけばよかった。
「ほらよ」
「サンキュー・・・て、これキャッチャーミットじゃん」
「俺がキャッチャーだからだよ」
「あ、そうなの?まあ別に関係ないし、じゃあやろうか」
「OK!!」
スバルからミットを借りて、ガレージ前の大きな通りでキャッチボールを始める。
「スバルも大変よね〜。小遣い稼ぎで始めた筈の修理屋が今じゃ人気店よ」
「あんだけ安くて腕が確かなら人気になるわな」
「私も小遣い稼ぎになるような特技持とうかな?遊輝と奏でケーキでしょ、スバルは修理屋、レミは新しく出来た楽器のテストプレイヤー、私だけだよ!!」
「別にそんな物持たなくても親から貰っている小遣いだけで十分だろ?」
「そうなんだけど何か私だけ何もしてないって言うのがねぇ〜」
「中学生なんだし、そこまで働く事を意識しなくていいよ」
「それにしても遊輝、結構いい球投げるね」
パシーン、パシーンとお互いのミットが鳴り続ける。響もピッチャーをしているだけあってなかなか良い球を投げてるね。奏が運動神経は良いって言っていたのが納得出来るよ。
「もしかして野球をやってた?」
「1年だけね。剣道を習い始めてからはやってない」
「ポジションは?」
「センター中心に外野。肩が少し良かった事と足速いからって理由で」
「遊輝は足が速いもんね。もしかしたらキャッチャー出来るんじゃないの?ちょっと座ってよ。フォーム確認もしたいし」
響に言われて足を少し屈伸してから少し腰を下ろしミットを構えてキャッチャーの構えを見よう見まねでやってみる。
「こんな感じ?」
「そうそう。まずストレートね」
響が球を握り直し大きく構えて真ん中にストレートを投げ込む。
パシーン!
「ふぅ・・・・・・何とか球筋を見れたな」
「凄い凄い!綺麗な取り方だったよ!!」
「そう?それにしてもお前、サイドスローなんだな?」
サイドスロー・・・・・・・・・・普通の投げ方は上から投げるオーバースローや、やや斜め上から投げるスクリューウォーターなんだが、響は完全に真横から投げるサイドスローだった。
「こっちの方がしっくり来たからね。じゃあ・・・・・変化球いくよ、まずはシュート」
キュルル・・・・・パシーン。
「結構曲がるな」
「凄いじゃん!!初見で変化球を取れるなんてなかなか難しいよ!!じゃあ次はフォーク!!」
シュルル・・・・・パシーン
「じゃあ次は・・・・・」
・・・・こりゃ長くなりそうだな。
そんな感じであっという間に1日が過ぎて行った。
〜(次の日)〜
「今から1時間のチーム練習に入る!!しっかり身体を柔らかくしておけよ!!」
『は〜い』
体育の先生の言葉を合図にバラバラと分かれて行く1ー1の生徒。今日がいよいよ野球大会。大会と言ってもクラス内でやるだけだから。チーム分けは、まぁ「キャッチャーが出来る!!」って響に言われてスバルとは別チーム。俺の所にはレミ、スバルの所には響と奏が入った。んで、キャッチャーの練習も兼ねてピッチャーの球を受けているけど・・・・・・・
「ふ〜ん、レミはアンダースローなんだ」
「普通に投げるよりコントロール良かったからね。こっちの方が変化球投げる時も都合が良かったし」
先発がレミ。というよりクラスの奴に聞いたんだがこのクラス、ピッチャーは響とレミしかいない。いや、二人が別格らしい。あまりにも凄過ぎてスバルしかキャッチャーが出来ないという事態だったらしいが、俺が出来るようになったからこうやって別々のチームになったみたい。
「にしても・・・・・・なんだこのシンカー?」
レミの球種はストレートの他にツーシームとドロップよりのカーブにシンカーが2つあるんだが、そのシンカーが1つ異様におかしい。変な曲がり方をしているんだ。普通にストンと落ちるシンカーじゃなくてまるで三日月を描くような・・・・・しかも速いし。
「本当にこのシンカーなんだ?」
「分からない。手首の捻り方をキツくしてみたらこんな変化になったの。でも、このシンカーを初めて見て取れたのはあんたが初めてよ。スバルも練習したんだから」
「ふ〜ん。まぁ、レミが凄いのは分かったけど響って凄いのかな?昨日、キャッチボールしたけどそこまで凄いってイメージが無かったし」
「・・・・・あんた、響の本気を見てないんだね?」
「本気?」
「絶対に腰抜かすわよ」
???謎が深まるだけだな・・・・・・その後、軽く打撃練習だけをしてスタメンも決めて・・・・・
「よし、今から試合を始めるぞ!!まずは1塁側のチームが守備に付け!!」
マスクを被って審判をする体育科の教師が指示する。先発は・・・・・・・・・・やっぱ響か。
「1番バッター、入っていいぞ」
「は〜い」
何故か1番バッターに指名されて、打席に立つ俺。確かあいつはシュートとカーブ・フォークだけだったな。あれくらいなら見極められる。
「プレイボール!!」
審判のプレイボールの掛け声で響が投球モーションに入る。とりあえず、初球は様子見で・・・・・
シュッ、ズバーーーン!!!!!!!
「・・・・へっ?」
「ストライーーク!!!」
「良し!!」
「今日は球が走っているな!!」
球を返すスバルとそれを受け取る響、そして何が起きたのか呆然と立ち尽くす俺。えっと・・・・・・・・・・見えなかったんすけど・・・
「(良し、もう1球・・・・・)」
「タイム!!!!!!!」
「(ズコッ!!)た、タイム!?」
「スバル!!ちょっと!!」
「わちょちょちょ!?!?引っ張るな!!」
バットを打席に置いてスバルを引っ張り出し、審判の後ろに駆け込む。
「何やってんだお前!?」
「・・・・・何、今の球?」
「?ストレートだが?」
「・・・・・何キロ?」
「今のは・・・・・・・・・150ぐらいあるんじゃないか?」
「・・・・・Maxは?」
「156キロ。数回だけどな」
「・・・・・・あいつ中学生だよな?何であんな球投げれるんだ?」
「知らなかったのか?あいつの運動神経は鬼畜だぞ?男子プロのスカウトがこぞってプロに入れさせたいと思うほど」
「・・・・・・・・・・・・」
何それ?てことは昨日はかなり手加減したって事か・・・・・待てよ?
「俺、キャッチャーになっちゃったからいつかあの球を受けなければならない時が来るのか?」
「そうだな。いつかは来るな」
マジっすか・・・・・あんな球、受け止める自信ねぇぞ・・・・・
「こらそこ!!早く戻れ!!」
「ほら怒られた。戻るぞ」
「え〜・・・・・」
打てねぇぞあんな球・・・・・て言うことは昨日の変化球もブラフの可能性があるのか・・・・・全く役に立たないな・・・・・
「(んじゃぁ次は・・・・・・・・・・こいつで)」
「(OK!)」
スバルのサインを確認しただろうか。グローブをボールから取り出し、ワインドアップポジションを取る。よし・・・・・なら思いきって早く振れば・・・・・
シュ!! ブーン!! スパン!!
「あ、あれ?」
「ストライク!!!」
バットを早く振ったけど今度はさっきのストレートより数段遅い球を投げてきた。
「こ、今度はなんだ?」
「チェンジアップ。タイミングを外しにいったんだよ」
あいつ、チェンジアップなんてめんどくさい球持ってやがるのか!!
これは占めてかからないとやられるぞ・・・
「(んじゃとどめと行きますか。これで)」
「ブンブン(まだ早いよ!遊輝の実力見たいし!)」
「(ん〜ん・・・・・じゃあこいつは?)」
「(いいよ!)」
さてと、何来るんだ?
シュ!!
ストレートか?・・・・・!!
カコン!
「ファール!!!」
ストレートだと思い見逃していたら、ちょっと変化したから急いでバットを振る。タイミングは遅れたが何とかファールにはできた。
あっぶねぇ・・・・・ツーシームか。あいつ、何種類持ってるんだ?そんな事思っていたらまた投球モーションに入る。テンポ早いな・・・・・
シュ!!ズバーーーン!!!!!!!!!
「ボール!!!」
は、速ぇぇ・・・・・・・・・・今のストレート?確実に初球のストレートより速いんだけど・・・・・
「(やっぱりやるわね・・・・・普通ならあれで振ってくれるんだけど)」
「(じゃあ先ずはこいつで試してみるか)」
「(・・・・そうね)」
シュ!!!
外角ストレート?貰っ・・・・!!
ククッ!! ズバン!!
「ボールツー!!」
「ほぉ〜、スライダーを見極められるとはな・・・・・」
「あっぶなかった・・・・・途中までストレートじゃねぇか。キレ良過ぎるだろ」
「(そこが響の持ち味だからな。さぁ最後、トドメと行きますか)」
「(OK!!)」
シュ!
ど真ん中ストレート?しかもさっきより遅い?貰った!!
クッ・・・・・ギュルゥゥ!!!
「えっ!?」
ブーン!!! バシッ!!!!
「ストライク!!!バッターアウト!!」
「・・・・・・・・・」
呆然と立ち尽くす俺。何だったんだ今の球・・・・・・・・・・ど真ん中から突然ストンッと落ちやがったぞ・・・・・
「・・・・・何?今の球?」
「決め球の縦に落ちるスライダー、Vスライダーって奴。響はこの2つのスライダーとストレートで三振を量産していくんだよ」
「・・・・・・・凄いね」
「こら!!!早くベンチに戻れ!!!!」
「は、は〜い・・・・・・・・・」
審判の先生に怒られて足取り重くトボトボとベンチに戻る。
「1番バッターが出塁しなくてどうするのよ!?」
・・・・・・うん、言ってやろう。
「あんな球打てるか!!!!」
「私打てるよ!!」
「・・・・・・・・・・・」
この後、3番のレミはキッチリセンター前に弾き返したが4番が三振してしまったので1回の表の攻撃は終了した。その裏、レミが1番・2番をあのオリジナルのシンカーで簡単に打ち取り3番になる。
「いや〜、レミの球を打つ時が来るなんてね〜」
3番が響だった。よりによってこいつが3番かよ・・・・・4番じゃねぇのか?
「4番は誰なんだ?」
「スバル。私より打撃センス良いよ」
まぁあいつの先祖は運動神経抜群だったからな。え〜と・・・・・先ずは様子見で外角のボールゾーンに行くか。
「(こいつで、ここ)」
「(・・・・・そうね。まずは様子を見ないと)」
シュ!スパン!!
「ボール!!」
ん〜・・・・・見た感じ、余裕持って見逃していたな。じゃあ次はドロップと行きますか。
「(今度はこいつ、コーナーいっぱいで)」
レミにサインを出しコースを構える。それにうなづいて大きく振りかぶる。
シュ!!スパン!
「ストライク!!」
「相変わらずコントロールは一級品ね」
そんな事言いながら余裕のある笑みをこぼす響。嫌な感じだな・・・・・
「(もういっちょ内角、今度はオリジナルのシンカーで)」
「(そうね。そろそろ打ち取っておいた方が良いわね)」
レミにあのオリジナルのシンカーのサインを出しもう一度内角低めに構える。これで、ゴロになれば幸いだがどう出る?
シュ!ギュイィィンン!!
「(来た!!)」
カキーン!!!
「うっ!?」
待ってましたとばかりに響がバットを振り抜き、見事にレフト前のヒットとなる。完全に読んでやがった・・・・・まぁしゃあない。点が入らなければ良いから。さてと次は・・・・・
「さぁてと・・・・・4番が打たなきゃ意味がないな」
スバルだ。こいつはさっきも言ったけど、先祖が運動神経が良いからかなりやりよるだろうな・・・・・にしてもこいつ、構え方は小笠原かよ・・・・・左打ちだし・・・・・
とりあえず外角に普通のシンカーで行くか。
「(こいつ、コースはここ)」
「(ちょっと怖いんだけど・・・・・内角よりはマシね)」
レミがサインを見て、直ぐに投球モーションに入る。外角低めいっぱいのボールゾーンよりならまぁ見逃すだろう。
シュ!!カキーン!!!!
「えっ!?」
ボールゾーンへと落ちて行く球をスバルは見事にミートし、ライナーでレフト側のフェンスまでぶつけた。そのままスバルは2塁まで到達、響は3塁で止まる。俺は呆然としたままレミの所まで歩む。
「嘘だろ・・・・・・・・・・外角低めのボールゾーンのシンカーを流し打ちでフェンスにぶつけやがった・・・・・」
「あれがスバルの打撃力よ。何処投げても打たれるんだから」
「すげぇな、次は・・・・・奏か」
「あっ、じゃあ大丈夫ね」
「ほんとか?」
「試しにカーブだけで打ち取ってみるよ。コースだけで良いわ」
「そこまで言うんなら・・・・・・」
渋々意見を聞き入れてホームベースまで戻り座る。奏は既にスタンバイを終えている。
「(んじゃあ・・・・・内角低め)」
「(もっと中でも大丈夫なんだけど・・・・・まぁいいわ)」
レミが頷き、クイックモーションで投げる。
シュ!ブーン!!スパン!!
「ストライク!!」
あ、あれっ?全然合ってない?もしかして・・・・・
「(じゃあ、真ん中低め)」
「(OK!!)」
シュ!!スパン!!
「ストライク!!」
「え〜・・・・・」
もしかしてこいつ、野球苦手なのか?
ブーン!!!スパン!!
「ストライク!!バッターアウト!!チェンジ!!」
あっという間に三振を取り、ベンチに引き上げる。
「何か・・・・・凄い呆気なかったな」
「奏は運動神経ないのよ。何で5番に配置したのか不思議なくらい」
へ、へぇ、そうなんだ・・・・・・・
この後、試合は響とレミの投手戦。響は剛速球と2種のスライダーで三振の山、レミはオリジナルのシンカーを中心の変化球中心の投球で凡打の山を築く。互いに1点も取れずそのまま最終回、2アウトまで行き・・・・・
「俺か〜」
4巡目となり俺に回ってくる。
一方の響は全然余裕。三振を20個も取っているくせに息一つ上がってない。というか三振20個って化け物だろ。プロのピッチャーでも出来ないぞ。
「あんたを打ち取って、最終回でサヨナラを狙うんだから!!」
「そう簡単にはいかないよ」
なんせ2回目・3回目と粘りに粘って響の投球の癖が分かったんだから。こいつはまず、初球にストレート系もしくはチェンジアップが来る。
「そりゃ!!」
シュ!!
ほらきた!!!
「ふんっ!!」
カキーン!!!!
「あっ!?ら、ライト!!」
ライナー性の鋭い打球が1・2塁間を破る。打球を目でおいながら1類ベースを蹴る。ライトは・・・・・奏?もしかしたら・・・・・いける!!
「奏!!早くしろ!!」
「わ、分かっているよ!!」
打球がフェンスに到達して打球処理に遅れる奏。その間に2塁ベースも蹴る。
「奏!!セカンドに投げて!!」
「わ、分かった!!」
ようやくボールを取り、奏が大分後ろまで下がったセカンドに返す。その間に俺は3塁まで行き・・・・・・・ベースを蹴る!!
「!?セカンド!!!バックホーム!!」
「ちょ、ちょっと遊輝!?!?」
3塁ベースを蹴った事に慌てるスバルとセカンド。そのままホームに直進し・・・・・
「ヘッドスライディング!!」
スバルのブロックを交わしヘッドスライディングでホームベースにタッチする。
「セーフ!!!」
「よっしゃ!!」
「う、嘘・・・・・でしょ・・・・・?」
「ら、ランニングホームラン・・・・・」
「いえい!!」
呆然と立ち尽くすスバルと響を横目にダブルピースを決める。癖さえ読めれば簡単に攻略出来たな。
「す、凄いよ遊輝!!
「ランニングホームランなんて滅多にないよ!!」
「別に俺的には普通なんだけど」
「えっ?」
実は野球をやっていた時、ホームランを6本打った記憶があるがその内5本はランニングホームラン。足が速かったからちょっと長打を打てば簡単にスリーベース、あわよくばランニングホームランを打てる。
「・・・遊輝、足速いのか?」
「一応、100mは11秒台」
「それは大分速いね・・・・・」
「ストライク!!バッターアウト!!チェンジ!!」
「あっ、終わったみたいだぞ」
「これで21個目ね。毎回良く取るわね」
「んじゃあ、守備に付くか」
防具を付けマスクとグローブを持ち最終回の守備に付く。先頭のバッターは簡単にアウトとなり1アウト。次は・・・・・
「響か・・・・・」
「さっきの借り、返すからね!!」
さっきランニングホームランを打たれて闘志を燃やしている響。冷静さを失ってはいるがこいつ本当に運動神経鬼畜だったからな・・・・・・どうすればいいか・・・・・あっ、そうだ。
「(ツーシーム、真ん中高めで)」
「!?ブンブン(そ、そこ!?危ないよ!!)」
「(大丈夫だって。投げてみろ)」
「(・・・・・良いわよ)」
首を振り続けるレミに強引に押して縦に降らす。多分、今の響なら・・・・・
シュッ!
「貰った!!」
ククッ!!
「えっ!?」
スカン!!
「オーライオーライ」
バシッ!!
「アウト!!」
見事にスカッてくれてキャッチャーフライ。いや〜、イライラさせた時にちょっと変化させる球を投げされたら簡単に打ち取れるから楽な事。
「く、悔しい!!!ツーシームなんて!!」
「ほらほらさっさと下がれ。スバルが入れないぞ」
よほどくやしかったんだろうな、その場で地団駄を踏む響。少し落ち着いて、肩を落としながらベンチに戻る。さてと・・・・・問題はこいつだな。
「ちょっとタイム」
審判にタイムを取りマウンドに向かう。
「どうする?あいつ下手したら一発があるんだろ?」
「そうよね・・・・・今日は全部打たれているし、次が奏だからここは敬遠かな?」
「その方が良いかもな。じゃあスバルは敬遠で、奏で勝負って事で」
「OK」
再びホームベースに戻り今度は座らずスバルとは逆方向に立つ。
「?キャッチャー、良いのか?」
「大丈夫です」
「そうか、プレイ!!」
「・・・・・敬遠かよ、つまんねぇ」
俺が立っていることに気づくとつまらそうな顔をするスバル。4球全てをボールゾーンに投げ、スバルは1塁へと歩く。で、5番は・・・・・
「ねぇ遊輝・・・・・どうしたら打てるの?」
今日、3打数ノーヒット、3三振の奏が入ってきた。どうしたら打てるってなぁ・・・・・あぁそうだ。
「あれだ、目をつぶってエイッ!!って振ったら当たるってやつ」
「そんな漫画みたいな事で当てれる訳ないでしょ!!」
「分からんよ。試しにやってみたら?」
マスクを被り直し普通に座り何を投げさせるか考える。そうだな・・・・・
「(オリジナルシンカー、真ん中低めで)」
「(OK!)」
直ぐに頷きセットポジションを取る。
「(まぁ・・・・・騙されたつもりで1回だけ・・・・・)」
1塁のスバルを見た後、直ぐに投球モーションに入る。
シュ!!ギュイィィン!!
「えいっ!!」
カキーーン!!!!!
「えっ!?!?」
奏が振り抜いたバットに球は真芯で当たり、センターに大きな打球が上がる。センターも下がるが後ろを見上げて・・・・・
ポーン!!
「う、嘘・・・・・・・・・・」
「・・・・・入った」
「ホームラン!!!」
「・・・・・や、やった!!!!奏!!!!サヨナラホームランだよ!!!!」
「早く1周しろ!!!」
「う、うん!!!」
凄い嬉しそうな奏と響。奏がベースを1周してホームに帰って来ると同じチームの奴らが手痛い祝福をしていた。一方・・・・・
「う、打たれた・・・・渾身のシンカーが奏に・・・・・」
よほどショックだったんだろう。マウンドでレミが膝から崩れ落ちている。それを見た俺は・・・・・・・・・・
「やっぱ野球は目をつぶって打たなきゃなぁ」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「そ、そんなに速かったの?」
「速いのなんの。あいつ、プロ行けるわ」
「それ俺も見た!!すっごい球が速かったよ!!」
野球が終わり昼休み。食堂で龍可と龍亞と待ち合わせていて何処かのテーブルにつき、弁当を食べながら今日の野球について語っている。
「にしても、あいつ運動神経鬼畜だったとはな・・・・・」
「勉強が出来ない人は運動が出来るんじゃないの?龍亞みたいに」
「何で俺が出て来るのよ!?俺、前のテストでクラストップ10に入ったじゃん!!」
「「デュエル学だけだろ(でしょう)。他の科目は赤点ギリギリだろ(でしょう)」」
「うっ・・・・・・・・・・」
俺が知ってる限りのデュエルを教えて何とかトップ10には入ったけど、それ以外の科目はほんっと酷いからな。そんな事を話していたら・・・・・
「うっうっうっ・・・・・」
「?何だこの奇声?」
「あれ?みんながいるよ?」
「・・・・・ほんとだ。何してるんだ?」
後ろを振り向くとスバル達がレミの背中をさすりながら歩いていた。
「お〜い、何してるんだ?」
「ひゅ、ひゅうき・・・・・みしゅ・・・・・」
「な、何て?」
「いやな、俺ら昼飯でドローパンを食べたんだけど・・・・・」
「レミの1回目がニンニクパンだったのよ」
あ〜あ、そりゃまたご愁傷様な事で・・・・・
「あまりにも悔しくて2個目を買ったら」
「激辛のハバネロパンだったのよ・・・・・」
うわぁ・・・・・・・・・・それは嫌だな・・・・・ハバネロとか入っているのか・・・・・
「ねぇ、ハバネロって?」
「確か世界で1番辛い唐辛子のはず・・・・・」
「う〜わ、そんな物食べちゃったの?」
「食べたというより引き当てただろ・・・・・青汁飲めよ。苦味で中和されるだろ」
水筒を取り出して青汁を飲むように進める。甘いジュースだとさらに辛味を刺激してしまうからここは苦味が強い青汁を飲んでもらわないと。
「・・・・・(ゴクンッ)そこまで苦くないわね」
「定番の蜂蜜とりんごをまぜているからな。流石にそのままだったら俺も飲めないし」
「料理が上手い人は青汁作るのも上手いのね・・・・・」
それは関係ねぇだろ・・・・・このまま午後の実技へと入り・・・・・
「・・・・・ラスト!!ホープでダイレクトアタック!!」
「うわぁ!!!」
生徒 LP 200→0
WIN 遊輝 LOS 生徒
「ふぅ〜・・・・・」
「危なげなくだな。見ていたけどサファイア強いな」
「でしょ?たった1枚で色んなランクに繋げられるから楽だよ」
デュエルフィールドから降りて既に終えたスバル、まだやっていない響の所に行く。
「スバルの方が余裕だったんじゃないの?相手事故ってたぽいし」
「楽なデュエルだったのは間違いないな」
「それよりもうすぐレミと奏のデュエルよ!!」
響が指指す方向にはレミと奏がスタンバイを終えている。レミにしてみれば野球で打たれたからここでギャフンと言わせたい所なんだろうな。
「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」
レミ LP 4000 奏 LP 4000
「先行は私!ドロー!」
レミ 手札 6枚
「(う〜ん、イマイチだね)ドラグニティーコルセスカを守備表示で召喚!カードを2枚伏せてターンエンド!」
レミ 手札 3枚 LP 4000
【モンスターゾーン】
ドラグニティーコルセスカ 守700
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 2枚
「私のターン、ドロー」
奏 手札 6枚
「・・・・・えっ!?」
「?どうしたの?」
「い、いや、何でもないよ!!(な、何でこのデッキ!?しかも手札が凄いし・・・・・)えっと・・・・・トレード・インを発動。スペルビアを墓地に送って2枚ドロー」
「す、スペルビア!?!?」
お、おい・・・・・まさか・・・・・
「さらに手札のヘカテリスの効果。このカードを手札から捨てて神の居住ーヴァルハラを手札に加えて、そのまま発動。その効果で手札から堕天使アスモディウスを特殊召喚」
堕天使アスモディウス 攻3000
「アスモディウスの効果でデッキから堕天使ゼラートを墓地に。さらにフィールド魔法、始皇帝の陵墓!ライフを2000払いアテナを召喚!」
奏 LP 4000→2000
アテナ 攻2600
「アテナの効果!アスモディウスを墓地に送って、墓地から堕天使スペルビアを特殊召喚!さらに特殊召喚されたスペルビアの効果発動!墓地から堕天使ゼラートを特殊召喚!」
堕天使スペルビア 攻2900
堕天使ゼラート 攻2800
「さらにアテナのもう一つの効果!天使族モンスターが特殊召喚される度に600ポイントのダメージを与える!」
レミ LP 4000→3400→2800
な、何か奏のテンションも乗ってきてるよ!?ま、まぁ手札も残り2枚だしこれで終わり「魔法カード、アドバンス・ドロー!スペルビアを墓地に送って2枚ドロー!!」まだ続くのか!?
奏 手札 1枚→3枚
「デッキから大天使クリスティアをゲームから除外!堕天使クリスティアを特殊召喚!」
堕天使クリスティア 攻2800
フィールドにクリスティアの霊が消えて、代わりに漆黒に染まったクリスティアが出てきた。
「だ、堕天使クリスティア!?」
「堕天使クリスティアが存在する限り相手は特殊召喚出来ない!!」
「わ、私だけ!?」
「さらにアテナの効果で600ポイントのダメージ!」
レミ LP 2800→2200
「速攻魔法、サイクロン!左側の伏せカードを破壊!」
「み、ミラーフォースが・・・・・(しかももう1枚はピンポイント・ガードだよ!!クリスティアのおかげで発動出来ない!!)」
「さらに堕天使ゼラートの効果!手札の闇属性モンスターを墓地に送って、相手フィールドのモンスターを全て破壊する!手札の堕天使リリスを墓地に送るよ!」
「ちょ、ちょっと!?」
堕天使ゼラートが上空に黒く分厚い雲を作り、そこから漆黒の雷がレミのフィールドに落ちる。えっと・・・・・・・どうなった?
レミ 手札 3枚 LP 2200
【モンスターゾーン】
なし
【魔法・罠ゾーン】
伏せカード 1枚 (ピンポイント・ガード)
奏 手札 0枚 LP 2000
【モンスターゾーン】
アテナ 攻2600
堕天使ゼラート 攻2800
堕天使クリスティア 攻2800
【魔法・罠ゾーン】
神の居住ーヴァルハラ
始皇帝の陵墓
・・・・・・ひでぇ、手札があるとは言えフィールドはガラ空き、しかもレミだけ特殊召喚出来ないとか・・・・・
「バトル!堕天使クリスティアでダイレクトアタック!!」
レミ LP 2200→0
WIN 奏 LOS レミ
「・・・・・・・・・・」
「ご、ゴメンね!!何処かでデッキケースに入れるのを間違えたみたいなの!!」
「にしても酷かった・・・・・」
レミがブルーな状態で戻ってきて、それを見た奏は直ぐに弁解の言葉を探して謝る。にしても酷かった・・・・・
「あ、あの・・・・・葵さん、もう1試合だけやる?」
「えっ?」
「じ、実は今日一人欠席していて、余っているから・・・・・」
「や、やります!!」
先生もあのデュエルを見て可哀想だと思ったのだろう。救いの手を差し伸べ「じゃあ葵さんと小野寺さん、デュエルフィールドに上がって」・・・・・なかった・・・・・
「えっ!?」
「やった!!やっと私の出番!!」
よりによって響かよ・・・・・・嬉しそうに上がる響とは対象的にレミの肩はさらに下がる。
「・・・・・もう見ないでおこう」
「何が起きるか大体想像がつく」
「・・・・・あっちいてお喋りでもしておきましょう」
もう大体何が起きるか想像が付く俺たちは、デュエルフィールドから離れる。案の定、響が先行1ターン目からアイス・スプラッシュを出し3ターン連続でバーンを決めて響の勝ちだった。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・・・・・・・・・・・」
「な、なぁ、今日は帰った方が良いんじゃないの?」
「何言ってるのよ!!今日は通しでしょ!!休める訳ないでしょうが!!」
「そんな事言ってもお前、ずぶ濡れだぞ」
「風邪引くよ」
全ての授業(授業らしき授業はしてないけど)が終わり放課後の時間。一応、部活があるからみんなで部室まで行ってはいるんだが・・・・・
「バスタオルである程度乾かしたから大丈夫よ!!」
「なら良いんだけど・・・・・」
今日の野球中にも体操服を破いてしまったらしく、使い物にならないのでずぶ濡れの制服のまま部活をやろうとするのだ。こういう日は家で大人しくしておいた方が良いと思うんだけど・・・・・
「あれ?空いてる?」
奏が指指す方向に部活があるのだが何故か扉が開いていた。
「誰か開けたの?」
「いや、俺は違うぜ」
「俺も。さっきトイレに行っていたし」
「私は一緒だったでしょう?」
「となると・・・・・誰が開けたの?」
結局誰が開けたのか検討もつかず、レミが扉を開くと・・・・・
ボスンッ!!!
「・・・・・・・・・・・」
「あはははははは!!!!!!」
「お、お邪魔してます・・・・・」
「師匠!!僕が開けておきました!!」
上からチョークの粉をふんだんに盛った黒板消しがレミの頭に落ちた。レミの髪の毛と頭は白く染まり、それを見て腹を抱えて爆笑する龍亞。さらには祈がおどおどしながら隣に座っており、恭輔は立っていて、龍可は呆れていた。
「・・・あ〜あ。チョークまみれだよ」
「・・・・うがあああ!!!!!!龍亞!!!!!!!!」
怒りの頂点に達したレミはすんごいスピードで龍亞を捉えようとする。しかし、龍亞の方は至って冷静で・・・・・
「えいっ!!」
バシンッ!!!!
「ふんぎゃあ!!!!」
後ろに隠し持っていたパイを投げレミの顔面にクリーンヒット。痛みに混乱していて前も見えないレミに・・・・・
「あっ!!レミ!!そっちは!!」
ガン!!
「痛っ!!」
前も見えずにホウキなどが入っている鉄製の箱に当たる。さらに衝撃が強かったせいか上に乗ってある鉄製のバケツが落ちて・・・・・
「ゴンッ!!!」
「・・・・・・・・・・・」
そのまま倒れて気絶してしまった。
「あはははははは!!!!!おっもしろい!!!!」
「あ〜あ・・・・・・・」
「だから帰ろうって言ったのに・・・・・」
「・・・・・今日の練習は休みね」
「・・・・・そうだな」
パイまみれの顔面の上でひよこが回っているのを見て俺たちは今日の練習を休みにしようと決めた。
レミ「・・・・・・・・・・・・・・・」←どんよりしている
奏「そ、そんな日もあるって(汗)」
スバル「お前が慰めても何の意味もないぞ・・・・・」
龍亞「いや〜、面白かった!!!あんなにかかるとは思わなかったよ!!」
龍可「龍亞!!!!」
恭輔「・・・・・・僕、間違えたことしちゃったのかな?(汗)」
遊輝「あ〜、まぁ・・・・・・好意だけは受け取っとくよ(汗)」
レミ「・・・・・・・いいもん、今日は星占いが最下位だったし(ボソッ)」
響「う、占い見てるんだ・・・・・(汗)」
龍亞「早く今日のオリカの紹介に行こうよ〜。今回は堕天使クリスティア」
堕天使クリスティア ☆8 〈龍南さん投稿〉
闇属性 天使族 攻2800 守2300
①このカードはデッキから「大天使クリスティア」を除外した場合のみ手札から特殊召喚できる。
②このカードがフィールド上に表側表示で存在する限り、相手はモンスターを特殊召喚できない。
③このカードがフィールド上から墓地に送られる場合、墓地へはいかずゲームから除外される。
奏「今回は龍南さん所の龍可ちゃんから譲って貰ったわ。龍可ちゃん、ありがとうね」
恭輔「大天使クリスティアでも大概おかしいのにこのカードもっとおかしいです」
スバル「相手しか特殊召喚出来ないとか・・・・・」
遊輝「・・・・・無理ゲーだな」
全員『『うんうん』』
響「その代わりフィールドから離れる時はゲームから除外されるからね」
奏「次は・・・・・期末テストね」
響「うげぇ・・・・・またテスト・・・・・」
スバル「また赤点取って補習に行くなよ」
レミ「あんたも大概一夜漬けで済ましているでしょうが!!」
龍可「次回は、【宝玉と期末試験】」
龍亞「宝玉?何それ?」
祈「さ、さぁ・・・・・」
恭輔「次回もよろしくお願いします」