【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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今回からメインキャラが交代して、作者と一緒に、その話にデュエルした中でも目立ったカードを最強カードとして紹介をするよ!!記念すべき1発目は・・・・・・

遊輝「どうも、主人公の遠藤遊輝です」

主人公の遠藤遊輝に来てもらいました!

遊輝「これ毎回やる必要あるのか?」

あぁ、こう言うのは必要だろ?

遊輝「大丈夫かな?そこまで知識ないのに」

シャラップ!!余計な事を言わなくてよろしい!!

遊輝「事実だろうが、フリーの時、どんだけ人様のカードを見ているんだよ」

そんなことより最強カードの紹介といきましょう!

遊輝「逃げたな」

今回の最強カードは、No.39 希望皇ホープ!

遊輝「いわずと知れたZEXALの主人公、遊馬のエースモンスター」

エクシーズ素材を取り除くことで攻撃を無効に出来る。こいつは自身が攻撃対象じゃなくても発動できるぞ!

遊輝「自分のターンに効果を発動するのは、アニメでやってたようにダブル・アップ・チャンスとのコンボが有名だな」

それにLv4のモンスターを2体揃えればいいので、簡単に場に出しやすいぞ!

遊輝「ただし、エクシーズ素材が無いときに攻撃対象にされたら、問答無用で破壊されるから、そこは注意しないといけないぞ」

では記念すべき一発目のタイトルコール、遊輝!!

遊輝「第3話、デュエルスタート!」


第3話 VS龍亞! 始動! エクシーズ召喚!

遊輝 side

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

龍亞 LP 4000 遊輝 LP 4000

 

突然転生して、荷物の整理をしていた時に言われた龍亞とのデュエル。デッキもエクシーズモンスターを使ってくれって言ったから突貫工事で仕上げたデッキだけど、まぁ楽しまないとな!・・・・・・あれ?

 

「なぁ、先行・後攻てどうやっt「俺のターン!ドロー!シャキーン!」・・・・・・・・・」

 

龍亞の元気な声が聞こえてきて、勝手にドローしてプレイを始めている。・・・・・・やっぱり言ったもん勝ちなのか、この世界は・・・・・・(汗)にしてもあいつ、あんなこと言って恥ずかしくないのかな?俺にはとても無理だね。

 

龍亞 手札 6枚

 

「俺はD・モバホンを召喚!シャキーン!」

 

D・モバホン 攻100

 

携帯電話の形をしたモンスターが現れて、シャキーン!!という擬音と共に上から順番に変形していき人型のロボットみたいなものがでてきた。ふむ・・・・ここでもやっぱりディフォーマーを使うのか。

 

「どう!かっこいいでしょ!」

 

「はは・・・確かに」

 

目を輝かせながら聞いてくる龍亞に俺は苦笑いをして返す。正直、ヒーロー物とかロボットアニメとか見てきてないから何処が良いのかさっぱり分からない。

龍可は、「また・・・」て言って呆れているし・・・・・・

 

「モバホンの効果発動!攻撃表示のとき、ダイヤルの1〜6の出た目の数字だけデッキをめくることができ、その中にDがあれば特殊召喚出来る。ダイヤル〜オン!」

 

モバホンの胸にある1〜6の数字がランダムに点滅を始めて、『3』の数字で点滅が終わる。出た目は3か・・・・・

 

「3だ!よって3枚めくる!・・・・・あった!D・マグネンUを特殊召喚‼」

 

D・マグネンU 守800

 

U字型の磁石のモンスターが現れて、モバホンの方に傾けて磁力みたいなものを出す。

 

「マグネンUは守備表示のとき他のモンスターに攻撃出来ない!カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

龍亞 LP4000 手札 4枚

【モンスターゾーン】

D・モバホン 攻100

D・マグネンU 守800

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

 

ディフォーマーにしては妥当な所かな?龍亞のデッキってどっちかって言ったら装備魔法を装備して攻撃力を上げていくタイプだからね。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 6枚

 

モバホンを破壊したいんだけどマグネンが邪魔だな・・・・この手札だと戦闘で破壊するしか方法がないか・・・・

 

「ズババナイトを召喚!」

 

ズババナイト 攻1600

 

黄色の仮面を被った剣士のようなモンスターが現れて剣を振り回す。

今回、俺が使っているデッキは遊馬のデッキをメインにして作ったデッキだ。突発的に思いついたのがこのデッキだったからな。

 

「見たことないモンスター・・」

 

そりゃそうだろうな。この世界には存在しないモンスターだから。

 

「攻撃力1600!マグネンの守備力を超えてきた!?」

 

おいおい龍亞・・・・・マグネンの守備力を超えられただけで驚くなよ。1600だったら全然低いほうだぞ。

 

「バトル!ズババナイトでマグネンUを攻撃!ズババソード!!」

 

ズババナイトがソードを持って、マグネンUに向かっていった。

 

「待ってました!リバースカードオープン!ディフォーム!!」

 

そう言った瞬間、マグネンUがズババナイトの攻撃をカキンカキンと鳴らしながら受け流して、変形していった。

 

D・マグネンU 守800→攻800

 

「ディフォームは相手モンスターの攻撃を無効にし、攻撃対象になったDの表示形式を変える!」

 

攻撃を防がれたか・・・・モンスターを残したくはなかったが仕方ない。

 

「カードを伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 LP4000 手札 4枚

【モンスターゾーン】

ズババナイト 攻1600

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

「俺のターン!ドロー!シャキーン!」

 

龍亞 手札 5枚

 

「俺はモバホンの効果発動!ダイヤル〜オン!」

 

再びモバホンの胸が点滅を始めてある数字で止まる。今度は4か・・・・・そろそろ仕掛けてくるか?

 

「よっしゃ!D・ラジオンを特殊召喚をドコーン!」

 

D・ラジオン 攻1000

 

げ!?ラジオン!?ここでそいつはキツイぞ!?

 

「ラジオンは攻撃表示のときフィールド上のDの攻撃力を800ポイントアップする!」

 

D・モバホン攻100→900

D・マグネンU攻800→1600

D・ラジオン攻1000→1800

 

「でもってマグネンUは守備表示に変更」

 

D・マグネンU攻1600→守800

 

??何で表示形式を変えた?そのままパンチしないってことは・・・・・まさか、

「手札から2体目のマグネンUを守備表示で召喚!」

 

D・マグネンU 守800

 

やっぱりそうか!!

マグネンから磁力みたいのを出しあってお互いを引き寄せるように向き合った。

 

「へへ〜!マグネロックの完成だ!!」

 

「五月蠅すぎよ、龍亞」

龍亞が大声ではしゃいでいる所をまた龍可がつまらなさそうにして注意をする。

龍亞がしたのは相手の攻撃を引き付けるモンスターを2対並べて相手の攻撃をシャットダウンしてしまう、いわゆる切り込み隊長のロックみたいなものだ。

 

「バトル!ラジオンでズババナイトを攻撃!イヤホーン・シュート!」

 

ラジオンの手からイヤホンが飛んできてズババナイトを攻撃しようとする。

 

「甘い!リバースカードオープン!聖なるバリア〜ミラーフォース〜!!」

 

「なっ!?しまった!!」

 

「説明不要だよな?攻撃を無効にして攻撃表示のモンスターを全て破壊する!」

 

イヤホンがバリアに跳ね返ってしまって、その反動でラジオンとモバホンを巻いてしまい破壊されてしまう。

 

「そ、そんな〜・・」

 

「調子に乗るからだよ」

 

がっかりして肩を落とす龍亞に対して、涼しい顔でさらっと言ってしまう龍可。結構きついことを言うな・・・・そこは励ましてやらないのかよ・・・・(汗)

 

「でっ、でも、マグネロックはとかれてない!遊輝は攻撃出来ない!ターンエンド!」

 

 

龍亞 LP4000 手札 4枚

【モンスターゾーン】

D・マグネンU 守800

D・マグネンU 守800

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

ミラフォでモバホンとラジオンが破壊されてマグネン2体だけになったか、これで少し楽になったはずだ。

 

「俺のターン!ドロー!」

 

遊輝 手札 5枚

 

思いっきりよく引いたカードを確認する。・・・よし!これならマグネンを倒せる!

 

「速攻魔法、エネミーコントローラー発動!」

 

ゲームのコントローラーが現れた。しかし、出てきただけで何も起こらない。・・・これはあれってことか言えってことか?じゃあ・・・

 

「上・下・A・B・C・右!」

 

適当に思いついたコマンドを言っていったら、マグネン1体の表示形式が変わっていく。これって・・・・毎回違ってもいけるのか?

 

D・マグネンU 守800→攻800

 

「えっ!?な、何で表示形式が変わったの!?」

「えっ?・・・・効果知らないの?結構有名だと思うけど?」

 

「はぁ〜・・勉強しないから分からないのよ。エネミーコントローラーには2つ効果があって、一つがモンスター1体リリースする代わりに相手モンスターのコントロールを得る効果、もう一つが相手モンスターの表示形式を変更する効果、今回は下の効果を使ったのよ。常識でしょ?」

 

「うっ・・・・そういえばそうだったな・・・あはは・・・(汗)」

 

ため息を尽きながら説明する龍可に、龍亞の乾いた笑い声が聞こえてくる。額には汗が流れている。龍亞、勉強ぐらいしろよ・・・・・・

 

「さてと、いよいよだしますか!ガガガガールを召喚!」

ガガガガール 攻1000

 

ギャルのような格好をした魔法使いと少々が出t『や〜〜と会えた〜!』きて・・・・・・えっ?喋った?

 

「もしかして・・・精霊?!」

 

『うん、そうだよ!マスター!!』

 

「「「え、えええ〜〜〜!!」」」

 

まさかガガガガールが精霊だなんて・・・・・・

 

『あっ、あとお兄さんも精霊だから♪』

 

え!?お兄さん!?お兄さんってもしかして・・・・・・・

 

「まさか・・・・ガガガマジシャンも精霊?」

 

『うん♪』

 

ははは・・・・・精霊が2体か・・・・・俺の周りも一気に賑やかになったな。

 

「色々と聞きたいことがあるけど後で良いか。じゃあ行くぞ!!」

 

『OK♪』

 

「俺はLv3のズババナイトとガガガガールをオーバーレイ!!」

 

「「お、オーバーレイ!?」」

☆3 × ☆3 = ★3

 

ズババナイトとガガガガールが黒い小さな光の球となりブラックホール?みたいな物に吸い込まれていき、爆発する。

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!No,17 リバイス・ドラゴン!!」

 

No,17 リバイス・ドラゴン 攻2000

 

最初に青い球体でブラックホールから現れて、俺の身長を超えたところで球体の形を崩し、羽根を伸ばして青い細長い龍が現れた。右側の角には〈17〉と刻まれている。

 

「すげぇ!これがエクシーズモンスター!」

 

「すごい・・・・・・」

 

二人とも驚いているね。さすがに何も教えないのは不味いからそろそろタネ明かしとでも行きますか。

 

「これがエクシーズモンスター。自分フィールドの同じLvのモンスターを2体以上存在する時に、素材となるモンスターたちを重ねることでエクストラデッキから特殊召喚出来る。そして、素材となったモンスターは墓地にはいかずにオーバーレイユニットとしてエクシーズモンスターをサポートする」

 

「「オーバーレイユニット??」」

 

「そう、ほら、リバイス・ドラゴンの周りで2つの白い玉が円を描くように回っているだろ?」

 

リバイス・ドラゴンの周囲を回っている2つのオーバーレイ・ユニットを指差す。龍亞と龍可もどれなのか分かったみたいだ。

 

「エクシーズモンスターはこのオーバーレイユニットを消費して初めて効果が使えるんだ。あとエクシーズモンスターはLvが存在しないんだ」

 

「Lvが存在しないの!?」

 

「ああ。その代わりなんだがランクっていう物が存在している。だから《レベル制限B地区》などLvに関するカードの効果はきかない。その代わりにシンクロ素材や儀式モンスターの素材にも使用出来ない。今回はLv3のズババナイトとガガガガールを素材にしてランク3のリバイス・ドラゴンを召喚したんだ」

ふぅ〜こんな感じかな。人に説明するなんてあんまりした事なかったから不安だったけど、どうやら二人とも理解してくれたみたいだな。龍亞はまだ目がキラキラと輝いてリバイス・ドラゴンを見ているよ。

 

「すげぇよ!遊輝!それにそのモンスターもかっこいいよね!」

 

確かにこいつはかっこいいな。まぁ、俺が知ってる限りその後使われた事はあんまりなかったけど。

 

「行くぞ!リバイス・ドラゴンの効果発動!1ターンに1度、オーバーレイユニットを1つ使い攻撃力を500ポイントアップする!」

 

No.17 リバイス・ドラゴン OVR2→1

攻2000→2500

 

「攻撃力2500!?」

 

だからそんなに驚くほど高くないって!龍亞はいちいちリアクションをしないと気がすまないのか?

 

「バトルだ!リバイス・ドラゴンで守備表示のマグネンを攻撃!バイス・ストリーム!」

 

 

No.17 リバイス・ドラゴン攻2500

D・マグネンU守800

 

「マグネン!」

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

遊輝 LP4000 手札 2枚

【モンスターゾーン】

No.17 リバイス・ドラゴン 攻2500

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

 

「うう〜、でも俺は負けない!俺のターン!ドロー!シャキーン!」

 

龍亞 手札 5枚

 

さあて、龍亞はどうやってこのモンスターを突破するか見さして貰おうじゃないか。

 

「きたーーー!!!俺は、チューナーモンスターD・スコープンを守備表示で召喚!スコープンは守備表示のとき、Lvが4になる!」

D・スコープン 守1400

D・スコープン ☆3→4

 

これでレベルの合計は7か、あいつの登場か!!

 

「俺はLv3のマグネンにLv4となったスコープンをチューニング!」

 

スコープンが4つの輪になって、その中にマグネンが入り3つの星になって光る。

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!愛と正義の使者!パワー・ツール・ドラゴン!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

五体がバラバラとなった機械が一つずつ合体していき、最後の頭が合体されたところで、ロボットがクルクルと横に回転してポーズを決める。

出てきたな龍亞のエースモンスター、パワー・ツール!

 

「これが俺のエース!パワー・ツール・ドラゴンだ!効果発動!1ターンに1度、デッキからランダムに装備魔法を選択し手札に加える!パワー・サーチ!」

 

「(!?アニメ版効果だと!?まずい!どんなカードを選ばれるか全くわからない!)」

 

デッキがオートシャッフルされて1枚カードがデッキから飛び出す。龍亞はそのカードを手札に加えて確認するとさらに大きくはしゃぎだした。

 

「よっしゃ!手札に加えた装備魔法、ダブルツールD&Cを発動!さらに手札から装備魔法、魔導師の力をそれぞれパワー・ツール・ドラゴンに装備!」

 

おいおいおい!?ダブルツールD&Cを加えただと!?それに魔導師の力握ってたのかよ!!攻撃力がヤバイことになるぞ!!

 

「ダブルツールD&Cの効果で1000ポイント、そして魔導師の力の効果で魔法・罠ゾーンのカード1枚につき500ポイントアップ!攻撃力4300だ!」

 

パワー・ツール・ドラゴン攻2300→4300

 

「バトル!パワー・ツール・ドラゴンでリバイス・ドラゴンを攻撃!この瞬間ダブルツールD&Cの効果発動!装備モンスターとバトルする相手モンスターの効果を無効にする!」

 

このままだと2300のダメージを受ける!しょうがない。

 

「リバース・カード・オープン!速攻魔法、サイクロン!ダブルツールD&Cを破壊する!これでダブルツールD&Cの効果はなくなる!さらに魔法・罠ゾーンのカードが減ってパワー・ツールの攻撃力も下がる!」

 

パワー・ツール・ドラゴン攻4300→2800

 

「でもまだパワー・ツール・ドラゴンの方が上だ!行けパワー・ツール!クラフティ・ブレイク!!」

 

パワー・ツール・ドラゴン攻2800

No.17 リバイス・ドラゴン攻2500

 

遊輝 LP 4000→3700

 

「俺はこれでターンエンド!」

 

 

龍亞 LP4000 手札 3枚

【モンスターゾーン】

パワー・ツール・ドラゴン攻2800

【魔法・罠ゾーン】

魔導師の力《パワー・ツール》

 

 

「どう!もう俺の勝ち決定じゃん!」

 

胸を張って自身満々に宣言する龍亞。それを見た龍可は逆に呆れ顔だ。

 

「まだ終わってないでしょ?」

 

「だって俺のフィールドにはパワー・ツールがいる!遊輝のフィールドには何もないじゃん!」

 

確かにフィールドには何もないが、手札はそこそこ良いし、ドロー次第では逆転もあり得るかな?とりあえずここはGXの主人公のセリフを借りて龍亞にはこう言っておこう・・・・・

「龍亞!龍可の言うとおりだ!まだ決闘は終わってない!このドローで世界が変わるかもしれないからな!」

 

「そんなのわからないじゃん!」

 

「ああ確かにな!だけど此処で世界を変えたら面白いよな!」

 

「フゥ〜」と息を吐き、デッキトップに手を掛けて目を瞑る。

 

「(・・・・皆、頼むぜ!)俺の・・・・・ターーーン!!!」

 

遊輝 手札 3枚

 

「・・・・・・・俺の勝ちだ!」

 

「なっ!?でもパワー・ツール・ドラゴンには装備魔法を墓地に送って破壊を無効にする効果がある!1回だけなら破壊されない!!」

 

知っている、だからこそ破壊なんか考えずに一撃で決めにいく!!

 

「魔法カード、死者蘇生!その効果により墓地からガガガガールを特殊召喚!」

 

『は〜い♪』

 

ガガガガール 攻1000

 

ガガガガールが元気よく飛び出してきて、顔に右手に持っている携帯を近づけさせてウィンクする。

 

『このターンで決めるの?』

 

「そのつもりだ」

 

『そう、頑張ってね♪』

 

「もちろんだ!そしてガガガマジシャンを召喚!」

 

ガガガマジシャン 攻1500

 

鎖を右腕に巻いて背中『我』と書いてある学ランのような物を着た不良っぽい魔法使いがガガガガールの隣に現れる。

『あ、お兄さん♪』

 

『マスター始めまして』

 

ガガガマジシャンがこっちに振り向いて頭を下げてくる。なんか・・・・・不良っぽい性格じゃなさそうだな、ギャップが激しい・・・・(汗)

 

「ああ、色々と聞きたいことがあるけど先にこの決闘だ」

 

「それが遊輝の精霊たち?」

 

「ああ、ガガガマジシャンとガガガガールだ」

 

『龍可さん、始めまして』

 

『よろしく♪』

 

精霊が見えている龍可は確認のためなのか、ガガガガールとガガガマジシャンに確認を取る。俺が代弁でその質問に答えて二人もそれぞれの対応をした。

 

「だけどパワー・ツールの攻撃力より低い!それにLvが違うからエクシーズ召喚も出来ないよ!」

「まぁそうだな。()()Lvは違うもんな。ガガガガールの効果発動!自分フィールド上のガガガマジシャンを選択し、選択したモンスターと同じLvになる!」

 

ガガガガール☆3→☆4

 

「Lv変換能力モンスター!?」

 

「Lv4となったガガガガールとガガガマジシャンをオーバーレイ!」

 

☆4 × ☆4 = ★4

 

「2体のモンスターで、オーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!現れろ!No,39希望皇ホープ!」

 

No,39 希望皇ホープ 攻2500

 

ブラックホールから現れた大きな黄色い剣がリバイス・ドラゴンと同じく変形を初めていき、最後に背中から出した剣を持ち、ポーズを構える。

 

「なんだろう・・・・このモンスター・・・」

 

「暖かくて・・・・不思議なモンスター・・・」

 

「こいつが俺の勝利への希望!そしてエース!希望皇ホープだ!!そしてこの瞬間、オーバーレイ・ユニットにあるガガガガールの効果発動!」

 

「えっ!?まだあるの!?」

 

「ガガガガールは自身を含む《ガガガ》と名のついたモンスターだけでエクシーズ召喚に成功した時、そのエクシーズモンスターに効果を追加する!」

 

「効果の追加!?」

 

「ああ、その効果は・・・・・・相手フィールド上の特殊召喚したモンスター1体の攻撃力を0にする!」

 

ガガガガールが携帯電話の番号を押して、パワー・ツールに向けると携帯から不思議な力が出て、パワー・ツールが跪いた。

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2800→0

 

「そ、そんな・・・・・・パワー・ツールが」

 

「バトルだ!希望皇ホープでパワー・ツールを攻撃!」

 

希望皇ホープの手に持っている剣を振りかぶりパワー・ツールに襲う。

 

「パ、パワー・ツールの効果発動!装備魔法を墓「この瞬間!希望皇ホープの効果発動!」え!?」

 

「オーバーレイユニットを1つ取り除き、この攻撃を無効にする!」

 

No.39 希望皇ホープ OVR 2→1

 

切りつけようとした瞬間にホープの持っていた剣が消えて、パワー・ツールへの攻撃が空振りに終わってしまう。

 

「何で自分から無効にしたの!?攻撃力は勝っているのに!?」

 

「そうだよ!!何で無意味なことしたの!?」

 

「その答えがこれだ!!手札から速攻魔法、ダブル・アップ・チャンス!!モンスターの攻撃が無効になったとき、そのモンスターの攻撃力を2倍にしてもう一度攻撃出来る!!」

 

No,39 希望皇ホープ攻2500→5000

 

「こ、攻撃力5000!?そ、そんな・・・」

 

「本当に世界を変えた・・・・・・・」

 

「ラスト!希望皇ホープよ!もう一度パワー・ツール・ドラゴンに攻撃!ホープ剣・ダブルスラッシュ!!」

 

「う、うわぁーー!!」

 

No.39 希望皇ホープ攻5000

パワー・ツール・ドラゴン攻0

 

龍亞 LP 4000→0

 

WIN 遊輝 LOS 龍亞

 

 

 

「ま、負けたーー!」

 

デュエルデスクを付けたまま、龍亞が大の字になって後ろに倒れる。いや、俺もまさかあの状況でダブル・アップ・チャンスを引くとは思ってもいなかったよ。

 

『おめでとう♪マスター』

 

『初勝利おめでとうございます、マスター』

 

精霊の状態で俺の隣に浮いているガガガガールとガガガマジシャンが俺の勝利を祝ってくれる。

 

「ありがとう。ところで何で俺のことマスターて呼ぶの?」

 

『それはですね・・・あ、あの龍亞っていう人こっちにきましたよ』

 

ガガガマジシャンに言われて向こうの方を見ると、龍亞がだんだんとこっちに近づいてきた。その顔は凄い充実そうな笑顔である。

 

「遊輝ありがとう!こんな楽しいデュエル初めてだよ!」

 

「?ごめん、意味が分からないのだけど?」

 

「俺、今までデュエルに負けて悔しくて泣いてたけど、こんなにもワクワクする決闘初めてだよ。だからこの決闘、純粋に楽しかったんだ!!」

 

あ〜、そういうことか、確かにアニメだと最初の遊星とのデュエルに負けて泣いていたな。

 

「こっちも楽しかったぜ」

 

「龍可もデュエルしたら?遊輝とやったらすっごい楽しいよ!」

 

「えっ?」

 

 

遊輝 side out

龍可 side

 

 

「ま、負けたーー!!」

 

龍亞がそんなこと言いながら大の字に倒れていく。このデュエルを見て最初に思ったこと・・・・・・

 

「(すごい・・・・・)」

 

フィールド上にカードが無かったあの状況から、あの人は本当に逆転した。誰もが逆転を信じない場面でもあの人は最後まで諦めなかった。

龍亞の方を見てみると、龍亞が楽しそうに遊輝に話しかける。龍亞が泣かずにあそこまで笑顔になるなんて・・・・・・それに精霊たちがあんなに楽しくイキイキしているところを初めて見た気がする。

 

「龍可もやったら?この人とやったら楽しくよ!」

 

「えっ?」

 

デュエルか・・・いつもはやらないけど、あの人とだったら・・・

 

「うん・・・・デュエルしよう!」

 

なんだか楽しくできそう!

 

「じゃあ準備しておいで。こっちで待っているから」

 

「うん!」

 

さて、私のデュエルディスクは何処に片付けたかな?

 

 

龍可 side out

 

遊輝 side

 

 

龍亞に続いて龍可とデュエルか。連戦はちょっとキツイな。慣れてないっていうのもあるし。にしても龍可ってデュエルに対してあんな積極的だったかな?

 

「悪い。話はまたあとで」

 

『わかりました』

 

俺が区切りを付けて終わらせるとガガガマジシャンとガガガガールが消えていった。それと同時タイミングで龍可がデュエルディスクを腕に付けてやってくる。

 

「龍可、楽しいデュエルをしような!」

 

「うん!」

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」




遊輝「というわけで後書き初登場、双子の兄弟、龍亞と龍可で〜す」

龍亞「いえ〜〜い!!龍亞だよ!!」

龍可「龍可です。よろしくお願いします」

遊輝「にしても龍亞、お前、あんな事言って恥ずかしくないのか?」

龍亞「あんな事って?」

遊輝「『シャキーン!』とか『ドゴーン!』とか」

龍亞「何で恥ずかしいの!?かっこいいじゃん!!」

龍可「ハァ・・・・聴いている私が恥ずかしくなるからやめて」

遊輝「(・・・・龍亞のセンスがちょっと分からない(汗)」

龍亞「次回は遊輝と龍可がデュエルするよ!」

龍可「【VS龍可!デュエルの楽しさ】」

遊輝「次回もよろしく」

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