【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!!今回はこの人!!

遊星「うるさいぞ。大人しくしろ」

だってかなり久しぶりの改定だから。忙しかったんだからな。(改定時期)

遊星「テストが重なっただけなんだろ?」

あれはいじめだよ。はいはい。それじゃ最強カードの紹介に行こう!!

遊星「今回はNo,107 銀河眼の時空竜」

アニメでバリアン七皇のギャラクシーアイズ使い、ミザエルが使うエースモンスターだ!!

遊星「自分のバトルフェイズ開始時にエクシーズ素材を1つ取り除くことで、このカード以外の表側表示で存在する全てのモンスターの効果を無効化にし、さらに攻撃力と守備力を元々の数値に戻す」

一種のスキドレみたいな役割を果たすよ。攻撃力が上がった相手モンスターなども元々の攻撃力になるから、力技でねじ伏せれる!

遊星「また、この効果を適用したバトル中に相手が何らかのカード効果を使う度に、攻撃力が1000ポイントアップ、2回攻撃を得る事が出来る」

相手が複数枚発動しても、攻撃力アップはその都度だが、2回攻撃は変わらないぞ。

遊星「第62話、Dホイールを掛けた遊輝とレミの最終デュエル!」


第62話 共演!!光子と時空の名を持つ2体の銀河!!

遊輝 side

 

 

「ふわぁ〜〜。しかし眠みぃな〜〜。結構待たされたし、しゃあないか」

 

大きな欠伸をして目をこする。動かしていないと身体が怠けて眠くなってしまうよ。さてと・・・・今の所、こっちが2勝で向こうが1勝ってところか。う〜ん、こっちが勝ったらあいつらDホイールの代金払うんだよな。まあデュエルに私情をはさめないし、そんな事言ってられないけど。

 

「遊輝!!」

「うん?何?」

 

欠伸をもう一度したところで向こうに対しているレミが話しかけてきた。

 

「まさかあんたとこんな形でデュエルするなんてね」

 

「そういえばレミとのデュエルはフォーチュン・カップの時からほとんどしてなかったな」

 

「あんたも忙しかったし、私も私で部活やら文化祭やら色々と手が回ってやれなかったからね。だから今回のデュエル、私にとってはリベンジなのよ!!」

 

「ほぉ〜〜。じゃあこのデッキでいかしてもらうぞ。(まあ最初からこのデッキで行くつもりだったけど)」

 

俺はデッキトップをめくりカードを確認してから、そのカードをレミに見せる。俺がめくったカード、それは・・・・・

 

「銀河眼の光子竜・・・・・プラチナ・・・・ということは」

 

「そう・・・・・聖刻だ」

 

フォーチュン・カップでレミ相手に1killデビューを飾った聖刻龍デッキ。分かっていた事だけど、こっちの世界だとあまりにも1killの成功率が高いから出来る限り使わないようにしている。だが、向こうがリベンジって言うならば使わないといけないよな。プラチナのカードを見たレミが待っていたかのように目を鋭くさせ、闘志を燃やしている。

 

「言っておくが手加減はしないぞ?」

 

「当たり前よ!そのデッキに破れたんだからそのデッキでリベンジしないと!!今回はフェザーもいるし、勝たせてもらうよ!!」

 

「こっちも最近新たなカードを手に入れたからな〜。そのカードの力も借りて勝ちにいく!!」

 

プラチナのカードを再びデッキに戻しオートシャッフルのボタンを押し、デッキがシャッフルされる。そしてシャッフルが終わるのを確認すると、レミと対峙する。

 

「行くぞ」

 

「デュエル‼︎」 「デュエル‼︎」

 

遊輝 LP 4000 レミ LP 4000

 

「先行は貰うぜ!ドロー!!」

 

遊輝 手札 6枚

 

・・・・よっしゃ!!一時休戦!!最高の手札だ!!

 

「魔法カード、一時休戦!お互いにカードを1枚ドローして、次の相手ターンの終了まで全てのダメージを0にする!」

 

「出たわね・・・・時間稼ぎとパーツ集めのドローカード・・・・」

 

遊輝 手札 5枚→6枚 レミ 手札 5枚→6枚

 

「・・・Wow、めっちゃついてる」

 

「・・・・何引いたのよ?」

 

「その前に魔法カード、召集の聖刻印!デッキから《聖刻龍》と名のついたモンスターを手札に加える!デッキから聖刻龍ートフェニドラゴンを加えるよ」

 

「・・・・・『次のターンに動くよ』と言っているようなものね」

 

「まあそうだね。で、カードを1枚伏せてさっき引いたカードカー・Dを召喚して効果発動。このカードをリリースしてカードを2枚ドローしてエンドフェイズになるっと。ターンエンド」

 

 

遊輝 手札 6枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「・・・・・・・・」

 

「めっちゃ良い1ターン目だな」

 

「3枚ドロー・1枚サーチ、おまけにこのターンは絶対にダメージ受けない」

 

「レミ負けたね」

 

「あああ!!!私のターン!!ドロー!!」

 

レミ 手札 7枚

 

うんうん、めっちゃ焦っている。これは勝つる。

 

「(どうすれば良いのよ!!モンスター出してもダメージ与えられないし!!次のターンにボコボコにされ・・・・ん?モンスター・・・・・!!!!そうだ!!!)」

 

「(うん?何か思い浮かんだのか?)」

 

「魔法カード、調和の宝札!手札のドラグニティーコルセスカを墓地に捨てて2枚ドロー!さらにおろかな埋葬!デッキからドラグニティーファランクスを墓地に送る!」

 

よしよし、順調に墓地を肥やしている。このままモンスターを出して「カードを2枚伏せてターンエンド!」・・・・・・・へっ??

 

 

レミ 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「・・・・・エンドっすか?」

 

「うん、ターンエンド」

 

「マジかよ(狂った・・・(汗))ドロー・・・」

 

遊輝 手札 7枚

 

「おっしゃ遊輝!!チャンスだ!!今の内に倒せ!!」

 

「いやクロウ、このターンは無理だ」

 

「何でだ?相手にモンスターがいねぇんだぞ」

 

「ふん、何も知らないとは。聖刻龍はそのほとんどが半上級モンスターで固められているデッキだ」

 

「半上級モンスター!?てことは通常召喚するモンスターがほとんどねぇのかよ!!」

 

「ああ。だからこそ、相手にモンスターを出す計算でさっきのターンにトフェニドラゴンを手札に加えたのだが・・・・」

 

「一時休戦を発動したのがミスだな。もしくは召集の聖刻印の時に妥協召喚するモンスターを手札に加えるべきだったな」

 

ジャックの言う通りだな・・・・・くそぅ。いつも通りにモンスターを出してくれると思ったからな・・・・・アセトドラゴンを加えるべきだったか・・・・

 

「・・・・・カードを1枚伏せてターンエンド」

 

 

遊輝 手札 6枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「じゃあ私のターン!!ドロー!!」

 

レミ 手札 4枚

 

「(よし!)フィールド魔法、竜の渓谷!」

 

レミがフィールドゾーンに竜の渓谷をセットすると、フィールド全体が夕日のかかった大きな谷に変わって行った。・・・・・これは本当に不味い。完全に流れが向こうに傾いている。

 

「竜の渓谷の効果!手札のドラグニティアームズーレヴァティンを墓地に送って『ドラゴン族を墓地に送る』を選択!!デッキからドラグニティーアキュリスを墓地に送ってターンエンド!」

 

 

レミ 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

竜の渓谷

伏せカード 2枚

 

 

「(まだ動かねぇのかよ・・・)俺のターン、ドロー」

 

遊輝 手札 7枚

 

手札が溢れてしまった・・・・・これどうすれば良いんだ?

 

「・・・・・・ターンエンド。エンドフェイズに手札が6枚にしなくちゃいけないから手札の神龍の聖刻印を墓地に送る」

 

遊輝 手札 6枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

なし

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

「私のターン!ドロー!」

レミ 手札 3枚

 

「(来た!)竜の渓谷の効果発動!竜操術を墓地に送って、『Lv4以下の《ドラグニティ》と名のついたモンスターをサーチ』を選択!デッキからドラグニティードゥクスを手札に加える!そしてそのまま召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500

 

レミの隣にドゥクスが現れる。やばい・・・動いてきた。伏せカード2枚ともブラフだから何も妨害できない。

 

「ドゥクスの効果で墓地からLv3以下の《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターを1体装備する!墓地のファランクスをドゥクスに装備!ファランクスの効果発動!装備から解除して特殊召喚!」

 

『・・・・・・・・・・・』

 

ドラグニティーファランクス 攻500

相変わらず無口なファランクスがドゥクスの肩から離れてレミの前に出る。いつもいつもご苦労なことだ・・・・・

 

「さらにファランクスを墓地に送って、手札からドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

「ミスティルはフィールドの《ドラグニティ》を墓地に送る事で特殊召喚出来る!さらに、墓地から《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターを1体装備する!またファランクスを装備して、ファランクスの効果で特殊召喚!」

 

「(こいつ、このターンで終わらせるつもりか!?)」

 

「Lv4のドゥクスにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を守りし赤い騎士が、楽園の窮地に立ち上がる。竜の絆で駆け抜けろ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーヴァジュランダ!」

 

ドラグニティナイトーヴァジュランダ 攻1900

 

「ヴァジュランダの効果!シンクロ召喚時、墓地からLv3以下の《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターをこのカードに装備!またまたファランクスを装備して、特殊召喚!」

『・・・・・・・・・・』

 

本日3度目の登場のファランクスさん。相変わらずの過労死。だが息切れもせず、ただひたすら墓地に行ったり、装備されたり、フィールドに出る事を無言で繰り返す。何というか・・・・・・本当にご苦労様です。

 

「そしてLv6のヴァジュランダとLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

西日のさす竜の渓谷の間に突風が吹き始め竜巻が起こる。上空へと昇る竜巻の中からフェザーが身体をクルクルと回転させながら現れた。やっべ〜・・・・切り札出ちゃった・・・・あいつ、地味に対処しにくいんだよ・・・・

 

「フェザー・ウィング・ドラゴンの効果!シンクロ召喚時、墓地のドラゴン族モンスターを任意の枚数装備する!墓地のファランクス、アキュリス、コルセスカを装備!」

 

フェザーの咆哮で地面に穴が開き、ファランクス、続いてアキュリスとコルセスカがフェザーにくっついていく。

 

「さらにフェザーのもう一つの効果!墓地の風属性モンスター1体をデッキに戻して、フィールドのカード1枚を手札に戻す!墓地のドゥクスをデッキに戻して左側の伏せカードを手札に!ウィンドセプション」

 

フェザーがドゥクスの霊を宿し、翼を羽ばたかせ再び突風が吹き荒れて左側の伏せカードが飛ばされてしまった。別に使われても使われなくても、この伏せカードブラフだし・・・・・それに・・・・・

 

「これで勝ち!!フェザー・ウィング・ドラゴンでダイレクトアタック!ストーム・ウィングブレイク!!」

 

相変わらずちょっと詰めが甘いな!!!

 

「手札の速攻のかかしの効果発動!!」

 

「!?しまった!!」

 

「手札のこのカードを墓地に捨てて、ダイレクトアタックを無効にしバトルフェイズを終了させる!」

 

俺の前に機械でできたかかしが出てきてフェザーの攻撃を受け止める。

 

「残念でした。このデッキの防御手段は手札からなのに忘れたの?」

 

「(・・・・・・・忘れてた)」

 

『その顔、忘れてたって言ってますね』

 

「そんな事言わなくていいよ・・・・ターンエンド」

 

 

レミ 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

竜の渓谷

伏せカード 2枚

ドラグニティーファランクス (フェザー)

ドラグニティーアキュリス (フェザー)

ドラグニティーコルセスカ (フェザー)

 

 

さ〜てと、やっとモンスターを出してくれた。一気にこのターンで決めるか!!

 

「俺のターン!ドロー!!」

 

遊輝 手札 7枚

 

「行くぞ・・・・・・聖刻龍ートフェニドラゴンを特殊召喚!!」

 

聖刻龍ートフェニドラゴン 攻2100

 

後ろからトフェニドラゴンが身体を輝かせながら颯爽と飛んでくる。

 

「くっ・・・・・動いてきたわね。来なさいよ!耐えてみせるわ!」

 

「言ったな!トフェニドラゴンをリリースして聖刻龍ーシユウドラゴンを特殊召喚!」

 

聖刻龍ーシユウドラゴン 攻2200

「リリースされたトフェニドラゴンの効果発動!手札からエレキテルドラゴンを攻守を0にして守備表示で特殊召喚!」

 

エレキテルドラゴン 攻/守 2500/1000→0/0

 

「さらにシユウドラゴンの効果!手札からもう1枚シユウドラゴンをリリースして、竜の渓谷を破壊する!」

 

「!?竜の渓谷を!?」

 

シユウドラゴンが羽ばたき、フィールドの深い谷が消えていく。

 

「・・・っ!!まさか竜の渓谷を狙うなんて!!」

 

「あとあとの事考えたら、竜の渓谷を破壊するのが1番だからな!!さらにリリースされたシユウドラゴンの効果で、今度はデッキからエレキテルドラゴンを特殊召喚!」

 

エレキテルドラゴン 攻/守 2500/1000→0/0

 

シユウドラゴンの身体が光り、その中から電気に帯びた龍が現れる。

 

「Lv6のエレキテルドラゴン2体でオーバーレイ!」

 

☆6 × ☆6 = ★6

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!エクシーズ召喚!聖刻龍王ーアトゥムス!!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス 攻2400

 

エレキテルドラゴン2体が地面に出来た穴に吸い込まれていき、その中からアトゥムスが現れた。

 

「アトゥムスの効果!オーバーレイ・ユニットを1つ使って、デッキからドラゴン族モンスターを攻守を0にして特殊召喚する!現れろ!銀河を宿いし光の龍!銀河眼の光子竜!!」

 

聖刻龍王ーアトゥムス OVR 2→1

銀河眼の光子竜 攻/守 3000/2500→0/0

 

アトゥムスの咆哮が鳴り響き、上空が一瞬だけ爆発する。その爆発した所から銀河が龍の形を思わせながら誕生し始めてプラチナが姿を表した。

 

「出たわね。プラチナ・・・・・プラチナを倒してこそそのデッキに勝つ意味があるからね」

 

『そう言ってもらって嬉しいです。ですが、私も手を抜きませんよ?』

 

「あったりまえだろ!!デュエルは常に全力でやらないと!!フィールドのアトゥムスをゲームから除外して、レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴンを特殊召喚!」

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻2800

 

アトゥムスがフィールドから離れて、代わりに鋼の翼を持ったレッドアイズが空から舞い降りてきた。

 

「レダメの効果発動!墓地から神龍の聖刻印を守備表示で特殊召喚!」

 

「?神龍の聖刻印?」

 

神龍の聖刻印 守0

「なんでそっちを出したの?シユウドラゴンを出せば、ランク6のモンスターでホワイトを出せるでしょ?」

 

「ちょっと今回は訳ありなんだよ。魔法カード、ギャラクシー・クィーンズ・ライト!自分フィールドのLv7以上のモンスター1体を選択して、俺のモンスターは選択したモンスターとエンドフェイズまで同じLvにする!俺は神龍の聖刻印を選択!!」

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン ☆10→☆8

聖刻龍ーシユウドラゴン ☆6→☆8

 

「・・・・・まさか、プラチナの進化?」

 

「ち〜が〜う〜!!そっちも出せるけど、今回はこっちだ!!Lv8となったシユウドラゴンと神龍の聖刻印でオーバーレイ!!」

 

☆8 × ☆8 = ★8

 

今度は大空に大きな穴が開き、シユウドラゴンと神龍の聖刻印が吸い込まれていき、その中から時空が流れていそうなちょっと変な空間が金色に輝き、爆発する。

 

「な、何!?眩しい!!」

 

「2体のモンスターでオーバーレイ・ネットワークを構築!時空の名を持つ銀河よ!今こそこの地に舞い降りて、宇宙を轟かせる雄叫びをあげろ!!エクシーズ召喚!オーバーハンドレッド・ナンバーズ!!No,107!!銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)!!」

 

No,107 銀河眼の時空竜 攻3000

 

時空の歪みみたいな所から赤と青の宝石をつけた黒い四角錐が降りてきて、そいつが変形し機械で出来ているような身体をした漆黒の龍がプラチナの隣に現れた。翼の内側には『107』と刻印されている。

 

『ギャアアアアァァァ!!!!!!!!』

 

「な、何これ・・・・・・ギャラクシーアイズ!?しかも107のナンバーズ!?」

 

「こいつは普段使っているナンバーズとはちょっと違うんだよ。ナンバーズ自体、100枚しかなかったはずだけど」

 

『オーバーハンドレッド・ナンバーズ・・・・・向こうの世界だとドン・サウザンドというボスが人間達に憎しみをもたらし、その者をバリアン世界に導くためのカード』

 

「そうだな。もっともこいつにはそんな力がねぇけど。さてと、バトルと行こうか!この時タキオン・ドラゴンの効果発動!」

 

「この瞬間!?」

 

「オーバーレイ・ユニットを1つ使う事でこのカード以外の表側表示で存在する全てのモンスターの効果は無効になる!」

 

「!?」

 

「さ・ら・に!!無効化になったモンスターの攻撃力と守備力は元の数値に戻る!!頼むぜタキオン・ドラゴン!タキオン・トランスミグレイション!!」

 

No,107 銀河眼の時空竜 OVR 2→1

 

タキオン・ドラゴンが登場時と同じ四角錐の姿に戻って、フィールド全体に時空の流れみたいなものができて、時間を遡っていく。この効果を受けたフェザーとミスティルが身体が黒くなっていき、逆にプラチナは身体から消えていた光が戻り始めた。

 

銀河眼の光子竜 攻/守 0/0→3000/2500

 

『か、身体が・・・・・重い・・・・・』

 

『こっちは逆に力が漲ってます。まあ、私も効果を使えない事に変わりはないのですが』

 

「そこがちょっと使いがってがね。でもフェザーの効果を防ぐためにはこうするしかないし。まずはレダメでミスティルに攻撃!ダークネスメタルフレア!」

 

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻2800

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

レミ LP 4000→3300

 

「ぐうぅぅぅ!!!」

 

「次!プラチナでフェザーに攻撃!破滅のフォトン・ストリーム!」

 

「トラップ発動!強制脱出装置!!プラチナには手札に帰って貰うわ!!」

 

プラチナが攻撃する瞬間に空から謎の機械が落ちてきて、プラチナが吸い込まれ何処かに飛ばされた。・・・・良くあんなちっちゃい機械がプラチナサイズのドラゴンを吸い込んだな。

 

「これであんたのこのターンの勝利はなくなったわね」

 

「・・・・・それ、本当に思っている?」

 

「だってタキオン・ドラゴンが攻撃してきても私のライフは3100よ?」

 

「・・・・・レミ、強制脱出装置の対象を間違えたな」

 

「えっ?」

 

「戻すんなら・・・・・タキオン・ドラゴンだ!!タキオン・ドラゴンの効果発動!!」

 

「!?まだあったの!?」

 

「このカードが効果を使ったターンに相手がカード効果を発動する度に攻撃力が1000ポイントアップする!」

 

「なんですって!?」

 

No,107 銀河眼の時空竜 攻 3000→4000

 

四角錐の姿になったタキオン・ドラゴンがレミが発動した強制脱出装置のカードを読み取り、さっきよりも巨大化して龍の姿に戻った。

 

「くっ・・・・・それでも私のライフはまだ残る!!」

 

「まだだ!!攻撃力をアップした時、同時にこのターン2回攻撃する事が出来る!!」

 

「なっ!?2回攻撃!?」

 

「行くぜ!タキオン・ドラゴンでフェザーに攻撃!殲滅のタキオン・スパイラル!!」

 

タキオン・ドラゴンがプラチナ同様の動作でエネルギーを溜めて、フェザーに放つ。フェザーも左手の刃で防ごうとするが押し負けて、タキオン・ドラゴンの攻撃を真正面から受ける。

 

「よし。これでフェザーは・・・・・」

 

「まだ終わらない!!フェザーも!!デュエルも!!」

 

『グオオオォォォ!!!!!!』

 

「!?!?」

 

煙が晴れると、何故かタキオン・ドラゴンの攻撃を受けて破壊された筈のフェザーが雄叫びをあげる。そしてレミのフィールドに1枚のトラップカードが発動されてある。

 

「トラップカード、ハーフ・アンブレイク!フィールドのモンスター1体を選択して、そのモンスターはこのターン戦闘で破壊されず、そのモンスターで発生するダメージも半分になる!」

 

「なんだって!?」

 

No,107 銀河眼の時空竜 攻4000→5000

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

レミ LP 3300→2200

 

ハーフ・アンブレイクなんて隠し玉持ってたのかよ!?てかあれ、俺が海馬コーポレーションに譲って、つい先日発売されたパックに入っているカードじゃん!!よう当てたな!?・・・・・褒めている場合じゃないな。トドメをさせさなかったか・・・・

 

「・・・しゃあない。タキオン・ドラゴン2回目の攻撃!殲滅のタキオン・スパイラル!」

 

「ハーフ・アンブレイクの効果でフェザーは破壊されない!」

 

No,107 銀河眼の時空竜 攻5000

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

レミ LP 2200→1100

 

「ぐうぅぅ!!!た、耐えたわよ・・・」

 

「まさか本当に耐えるとは思わなかったな・・・・ターンエンド。エンドフェイズにタキオン・ドラゴンの攻撃力は元に戻る」

 

 

遊輝 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻2800

No,107 銀河眼の時空竜 攻5000→3000

【魔法・罠カード】

伏せカード 1枚

 

 

「(よ〜し、フェザーの効果でタキオン・ドラ「ちなみに言っとくけど、タキオン・ドラゴンで無効化された効果モンスターの効果はずっと無効化にされたままだから発動出来ないぞ」・・・・・・そういう大事なことは先に言ってよね。私のターン、ドロー」

 

レミ 手札 3枚

 

「・・・・・強っ!!」

 

「?何引いたんだ?」

 

「・・・・・・死者蘇生。これでレヴァティンを蘇生するよ」

 

ドラグニティアームズーレヴァティン 攻2600

 

お、おぅ・・・・・トップデック死者蘇生は確かに強ぇな・・・・・うん?ファランクスいるんだろ?アキュリスいるだろ?・・・・・・あっ、負けた。

 

「(え〜と、確か無効化になったのはモンスターだけだから・・・・・いける!)装備状態のときファランクスの効果発動して特殊召喚!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

やっぱ気づくか。で、レヴァティンがいるから・・・・・・

 

「Lv8のレヴァティンにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆8 + ☆2 = ☆10

 

「竜の渓谷に封印されし伝説の竜が火山の噴火とともに目覚める。暴れ回れ!シンクロ召喚! カモン!トライデント・ドラギオン!」

 

トライデント・ドラギオン 攻3000

 

『ガアアアァァァ!!!!!!』

 

レヴァティンがファランクスの出来た光の輪に入り、そこからマグマが大量に噴火を始めトライデント・ドラギオンが現れた。

 

「トライデント・ドラギオンの効果!シンクロ召喚時、自分フィールドのカードを2枚まで破壊する!フェザーに装備されているアキュリスを破壊!バーニカルバースト」

 

トライデント・ドラギオンが出てきたマグマが大量に流れ出て、アキュリスのカードを破壊する。

 

「これでトライデント・ドラギオンはこのターン、2回攻撃する事が出来る!さらに装備状態のアキュリスが破壊された事でフィールドのカードを1枚破壊する!」

 

「・・・・・で、何破壊するの?」

 

「対象はもちろん、銀河眼の時空竜(ギャラクシーアイズ・タキオン・ドラゴン)!」

 

「ですよね〜〜」

 

マグマ流で破壊されたアキュリスがタキオン・ドラゴンに突撃し双方とも破壊される。

 

「これで終わり!バトル!トライデント・ドラギオンでレダメに1回目の攻撃!バーニング・ブースト!」

 

トライデントがもう1度火山を噴火させるように今度は噴煙をレダメに向かって攻撃した。

 

トライデント・ドラギオン 攻3000

レッドアイズ・ダークネスメタルドラゴン 攻2800

 

遊輝 LP 4000→3800

「2回目の攻撃!バーニカルブースト!」

 

トライデント・ドラギオンの噴煙が今度は俺の方に向かう。

 

遊輝 LP 3800→800

 

「フェザーでダイレクトアタック!ストーム・ウィングブレイク!!」

 

遊輝 LP 800→0

 

 

 

WIN レミ LOS 遊輝

 

 

「負けた〜〜」

 

デュエルデスクが起動したまま、地面に大の字で寝転ぶ。まさかハーフ・アンブレイクの次のターンに死者蘇生を引かれるとは思わなかった。

 

「遊輝、最初から伏せてカードはなんなの?」

 

「うん?これ?」

 

俺とは対象的にデュエルデスクをなおしたレミが、俺のデュエルデスクにセットしてあるカードに指を指した。デュエルデスクをなおし、最後まで伏せていたカードを抜き取る。

 

「2枚目のギャラクシー・クィーンズ・ライト。さっきのターンでドローしてしまったからこいつはブラフでそのままにしてたんだ」

 

「へぇ〜」

 

「レミ!!!よくやったよ!!!」

 

「うわっ!!」

 

「ぐへっ!!」

 

後ろから響がレミの背中に乗り倒す。そのままの勢いでレミが俺の所に倒れる。

 

「おい響!遊輝が潰れる!!」

 

「ゆ、遊輝!大丈夫!?」

 

「な、なんとか・・・・・・」

 

「あ〜あ、遊輝が負けてしまって、どうするんだ?2勝2敗だぜ?」

 

今度は遊星達が来てクロウがこの結果について話してくる。まあ、こんな展開も考えてはいたし。

 

「いいじゃん。向こうの勝ちで」

 

「おい遊輝!!てめぇ遊星の苦労を無駄にするのか!!」

 

「人の事言えないけど、クロウは負けたからそんな事言えないよ」

 

「うっ・・・・・・そ、それもそうだな」

 

「良いじゃないかクロウ。ここは向こうの勝ちということで」

 

「遊星まで!!」

 

「これくらいの事でガヤガヤ言ってもしょうがないだろ」

 

「・・・・・分かったぜ。Dホイールはタダだ」

 

「やった!!!Dホイールを手に入れた!!」

 

「早速乗ろうぜ!!」

 

「いきなり事故るなよ」

 

俺の言葉を聞き入れず、4人共一斉に駆け出して遊星のガレージに向かう。その時の顔ったらすっごい笑顔だったな。

 

「嬉しそうだったな」

 

「そりゃあ自分達のDホイールを手に入れて初めて走るんだから。俺も最初はめちゃくちゃ楽しかったな〜。遊星もそうでしょ?」

 

「ああ、最初は夢中になってDホイールに乗っていたな」

 

「俺も楽しかったな・・・・・おっといけねぇ。配達の時間だからちょっくら出かけてくるわ」

 

「俺も用事があるから、一度ガレージに戻る」

 

クロウやジャック達はガレージに戻り、俺たちはそのまま話し出す。その隣で4台のDホイールが颯爽と走っていった。

 




遊輝「ハーフアン・ブレイクとか良く入れてたな」

レミ「たまたまよ。なんか気分で入れたら丁度いいタイミングで引いた物だから。でももう、デッキからは抜くけど」

スバル「和睦の使者とかの方がいいもんな」

響「それにしてもやっとDホイールが手に入ったよ!これでいつでも乗れるわ!」

奏「材料の調達もこれで少しは楽になるね」

レミ「さ〜て、次から海外編までは普通の日常生活だよ」

遊輝「タイトルは【遊輝の1日と新たなる仲間】俺の1日?」

スバル「そういえばお前の私生活が謎だらけだな」

奏「龍亞君・龍可ちゃんのお世話、ブラック・ホワイトの子守り、学生生活、私の所のバイトと結構詰まっているわね」

響「凄く気になる!!」

遊輝「別に普通の一般人と同じ生活だと思うんだけど・・・・」

奏「新しいキャラも登場するよ」

レミ「次回もよろしく!」

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