【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

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最強カードの紹介!!

響「いえーーーー!!!2回目の登場!!響だよ!!」

相変わらず元気だな。

響「好きなだけ身体を動かして、好きなだけ食べれば元気にいられる!!」

そこに勉強の2文字を入れる事は?

響「私の辞書に勉強の2文字は無い!!!」

・・・・・・・・・・・・痛い目に会うぞ

響「プロのデュエリストや音楽家になれば、勉強の必要は無いし良いじゃん!!」

はぁ〜〜、呑気に言ってられるお前が羨ましいよ・・・・・・最強カードの紹介に行くか。

響「今回は意外なパワー・ツール・ドラゴン!!まだ紹介して無かったよ!!」

☆7の龍亞のエースモンスターだな。シンクロ素材に縛りは無いけど、効果は癖が少しあるぞ。

響「デッキから装備魔法を3枚選んで、相手にランダムに選んでもらう。その選んだカードを手札に加えて、残りをデッキに戻すよ!!」

また、装備魔法を墓地に送る事で、破壊から免れる。・・・・・・さて、今回や今までの話を見て思った事。パワー・ツールが過労死組に入っている・・・・・・

響「第56話、デュエルスタート!!」


第56話 決勝戦 4試合目 剛の機械龍と柔の風の龍

レミ side

 

 

『決勝戦 第4試合を始めます!デュエルする生徒はデュエルフィールドに上がりなさい!』

 

「ふあぁ〜〜待ちくたびれちゃった」

 

スバルにしては少し危ないデュエルだったわね。でも、そこで勝つからスバルは凄いんだよ。私の相手は・・・・・・・・・・・もう分かっているよね。遊輝は龍可ちゃんに勝つから5番手、私は龍亞君の事をよく知っているという理由で4番手に回ったのよ。正直、遊輝が5番手に行ったら、誰が4番手に行っても一緒だと思うけど。

 

「レミさん!」

 

大声で龍亞君が叫んできた。

 

「何?龍亞君」

 

「俺、今日すっごく楽しみにしてたんだから!!」

 

「そう?時々デュエルの相手をしているでしょ?」

 

「それでもこんな大舞台で戦う事がすっごくワクワクしてるんだ!!」

 

相変わらず元気が良いね。それでいてデュエルになったら人が変わったように冷静なプレイングスタイルになるんだから。

 

『決勝戦 第4試合!中等部1ー1!葵 レミ!小等部5ー3!龍亞のデュエルを始めます!』

 

「悪いけど俺が勝って龍可に繋げるから!」

 

「そうはさせないよ。ここで勝って優勝決めるんだから!」

 

「デュエル!!」 「デュエル!!」

 

レミ LP 4000 龍亞 LP 4000

 

「俺の先行!ドロー!」

 

龍亞 手札 6枚

 

「チューナーモンスター、D・スコープンを召喚!」

 

D・スコープン 攻800

 

顕微鏡みたいなモンスターが出てくる。また来たわね。これは1ターン目からエースの登場かしら?

 

「スコープンの効果!手札からレベル4のDを特殊召喚する!D・ビデオンを特殊召喚!」

 

D・ビデオン 攻1000

 

「行っくぞーーー!!!Lv4のビデオンにLv3のスコープンをチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!愛と正義の使者!パワー・ツール・ドラゴン!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

バラバラになった機械が一つに合体していき、パワー・ツール・ドラゴンが出てきた。これは少しまずいかな?まだ分からないけど。

 

「パワー・ツールの効果発動!デッキから装備魔法を1枚、ランダムに手札に加える!パワー・サーチ!」

 

龍亞君のデッキがシャッフルされ、1枚のカードが飛び出した。さあ何を加えたのかしら?

 

「・・・・・俺はカードを2枚伏せてターンエンド!」

 

・・・・・・えっ?装備無し?

 

 

龍亞 手札 3枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 2枚

 

 

パワー・ツールを出したのに装備カードを装備しない・・・・・・一体何を考えているのよ?

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 6枚

 

とにかく装備されていない今がチャンスだ!

 

「魔法カード、おろかな埋葬!デッキからドラグニティーファランクスを墓地に送る!そして、ドラグニティードゥクスを召喚!」

 

ドラグニティードゥクス 攻1500

 

「ドゥクスの効果!墓地からレベル3以下の《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターをこのカードに装備する!ファランクスを装備して、ファランクスの効果!自身を特殊召喚!」

 

『・・・・・・・・・・・・』

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

いつもの通りドゥクスの肩から降りて、ファランクスがフィールドに現れる。今日もよろしくね。

 

「Lv4のドゥクスにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆4 + ☆2 = ☆6

 

「竜の渓谷を舞うさすらいの騎士が、楽園の未来に立ち向かう。竜の意志で羽ばたけ!シンクロ召喚!カモン!ドラグニティナイトーガジャルグ!」

 

ドラグニティナイトーガジャルグ 攻2400

 

ドゥクスとファランクスが一つになり、赤を基調として、翼の部分が青である、ガシャルグが上から降りてきた。さてと、ここで何を加えるかだね・・・・・・デイフォーマー基本、攻撃力が低いから、レギオンよりかはミリトゥムかな?

 

「ガシャルグの効果!デッキからドラゴン族または鳥獣族のモンスターを手札に加えてその後、手札からドラゴン族もしくは鳥獣族のモンスターを墓地に送る!デッキからドラグニティーミリトゥムを手札に加えて、ドラグニティーピルムを墓地に!」

 

この状況、どう考えてもガシャルグの攻撃を誘っているかのような目をしているわね。まずはその伏せカードを破壊しましょうか!

 

「速攻魔法、サイクロン!私から見て右側の伏せカードを破壊するよ!」

 

サイクロンが現れて、龍亞君の伏せカードが破壊される。

 

「(良かった・・・・・・まあ、もう1枚はフリーチェーンだから撃たれても怖くはないんだけど)」

 

破壊したのは・・・・・・ディフォーム!?て事はブラフを破壊してしまったの!?これは痛いね・・・・・・

 

「バトル!ガシャルグでパワー・ツール」

 

「リバースカードオープン!バスター・モード!」

 

「ば、バスター・モード!?」

 

「パワー・ツール・ドラゴンをリリースして、デッキからパワー・ツール・ドラゴン/バスターを特殊召喚!」

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻2800

 

パワー・ツール・ドラゴンの武器が取り外され、代わりにサーベルが付き、背中にブースターを付け、空に舞う。うわ〜〜・・・・・・まさかバスター・モードを伏せているなんて・・・・・・サイクロンを撃っても意味がなかったじゃん。

 

「・・・・・バトルはやめるわ。カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

レミ 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

ドラグニティナイトーガシャルグ 攻2400

【魔法・罠ゾーン】

伏せカード 1枚

 

 

「俺のターン!ドロー!」

 

龍亞 手札 4枚

 

「・・・・・パワー・ツールの効果発動!デッキから装備魔法を1枚選択して、手札に加える!俺は重力砲(グラビデイ・ブラスター)を選択!」

 

そうか・・・・・・今度は自分で好きなカードを手札に加えられるのか・・・・・・やばいわね・・・・・・

 

「さらに魔法カード、D・スピードユニット!手札のチャッカンをデッキに戻してレミさんの伏せカードを破壊する!」

 

「うそっ!?」

 

伏せカードを破壊するカードも握っていたの!!くっ!!せっかく伏せたガード・ブロックが!!

 

「(危ねえ・・・・・・)その後、デッキからカードを1枚ドローする!装備魔法、重力砲をパワー・ツールに装備!1ターンに1度、装備モンスターの攻撃力を400ポイントアップする!」

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻2800→3200

 

まずい・・・・・・装備カードを装備させてしまった・・・・・・

 

「さらに装備魔法、魔導師の力を装備!装備モンスターの攻撃力は自分の魔法・罠カード1枚につき500ポイントアップする!」

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻3200→4200

 

1ターン目に加えたカードってそれ!?めちゃくちゃ不味いよ!!

 

「バトル!パワー・ツールでドラグニティナイトーガシャルグに攻撃!フルメタルクラフティ・ブレイク!」

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻4200

ドラグニティナイトーガシャルグ 攻2400

 

レミ LP 4000→2200

 

「うわっ!!」

 

いてて・・・・・・おもいっきりライフをもっていかれたよ・・・・・・

 

「これでターンエンド!」

 

 

龍亞 手札 2枚 LP 4000

【モンスターゾーン】

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻4200

【魔法・罠ゾーン】

重力砲 (パワー・ツール/バスター)

魔導師の力 (パワー・ツール/バスター)

 

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 3枚

 

・・・・・・やった!!起死回生のカード!!

 

「魔法カード、大嵐!」

 

「お、大嵐!?」

 

フィールドに大嵐が吹きあられて、龍亞君のフィールドのカードを破壊していった。

 

パワー・ツール・ドラゴン/バスター 攻4200→3200

 

「くっ!(まずい!!パワー・ツールの装備カードが無くなった!!)」

 

「ドラグニティーミリトゥムを召喚!」

 

ドラグニティーミリトゥム 攻1700

 

「さらにミリトゥムを墓地に送って、ドラグニティアームズーミスティルを特殊召喚!」

 

ドラグニティアームズーミスティル 攻2100

 

「ミスティルの効果!特殊召喚に成功した時、墓地から《ドラグニティ》と名のついたドラゴン族モンスターを装備する!ファランクスを選択!そして、ファランクスの効果!自身を特殊召喚!」

 

ドラグニティーファランクス 攻500

 

「今度はこっちの出番だよ!Lv6のミスティルにLv2のファランクスをチューニング!」

 

☆6 + ☆2 = ☆8

 

「嵐が吹き荒れる時、竜の渓谷の救世主が舞い降りる。龍の騎士と共にこの楽園を救え!シンクロ召喚!吹きあれろ!フェザー・ウィング・ドラゴン!」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

デュエルフィールドの真ん中で竜巻が出来て、フェザーがくるくると回りながらポーズを決めた。

 

『相手は龍亞様ですか。今まで以上の強敵ですね』

 

「分かっているよ。既に2ターン目でパワー・ツールの/バスターを出してきたんだから驚いたよ」

 

『油断は禁物ですよ』

 

「OK!フェザーの効果!シンクロ召喚時に墓地のドラゴン族モンスターを任意の数だけこのカードに装備する!ファランクスとピルムを装備!」

 

フェザーの咆哮でファランクスとピルムが出てきてフェザーの両肩に装着した。

 

「さらにフェザーの効果!墓地のドゥクスをデッキに戻してパワー・ツール・ドラゴンを手札に戻してもらうわ!ウィンドセプション!」

 

フェザーがドゥクスを支えデッキに戻し、パワー・ツールの周りに突風を起こす。巻き込まられたパワー・ツールはそのまま上に持ち上げられて龍亞君の手札に戻っていった。

 

「ぱ、パワー・ツールが!!」

 

「バトル!フェザー・ウィング・ドラゴンでダイレクトアタック!ストーム・ウィングブレイク!」

 

龍亞 LP 4000→1200

 

「うわっ!!」

 

「よし・・・・・ターンエンド!」

 

 

レミ 手札 0枚 LP 2200

【モンスターゾーン】

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

ドラグニティーファランクス (フェザー)

ドラグニティーピルム (フェザー)

 

 

「くっ、俺のターン!ドロー!」

 

龍亞 手札 4枚

 

「(ラッキー!)魔法カード、バスター・テレポート!手札のパワー・ツール・ドラゴン/バスターをデッキに戻して、シャッフル!その後、カードを2枚ドローする!」

 

龍亞 手札 2枚→4枚

 

手札で腐る/バスターをすかさずデッキに戻すなんて・・・・・・さあどんな手を出して来る?

 

「(・・・・・今日はついているな)D・モバホンを召喚!」

 

D・モバホン 攻100

 

「モバホン!?」

 

「さらに魔法カード、機械複製術!自分フィールドの攻撃力500以下の機械族モンスターを1体選択して同名モンスターを2体まで特殊召喚する!デッキからモバホンを2体特殊召喚!」

 

D・モバホン 攻100 ×2

 

ま、まずい!!要のモバホンを3体も並んでしまった!!

 

「モバホン1体目の効果!ダイヤル〜〜オン!」

 

モバホンの胸が点滅を始める。出た目は・・・・・・1!良かった〜〜。

 

「1か・・・・・・デッキトップは装備魔法、モバホンの効果は不発だよ。次!2体目!ダイヤル〜〜オン!」

 

今度は・・・・・・3!!お願いします外れますように・・・・・・

 

「3!!デッキの上から3枚をめくるよ!・・・・・・いた!!D・クロックンを特殊召喚!」

 

D・クロックン 攻600

 

ストップウォッチみたいなモンスターが出てきた。あっちゃ〜・・・・・・やっぱりあったのね・・・・・・

 

「魔法カード、ジャンクBOX!墓地からレベル4以下の《D》を特殊召喚する!チューナーモンスター、スコープンを特殊召喚!」

 

D・スコープン 攻800

 

またチューナーモンスター!?レベルは・・・・・・7!?ていう事は影のエース!?

 

「Lv1のモバホン2体とLv2のクロックンにLv3のスコープンをチューニング!」

 

☆1 + ☆1 + ☆2 + ☆3 = ☆7

 

「世界に希望の橋を架けるため、勇気と力をカスタマイズ!シンクロ召喚!機械竜 パワー・ツール!」

 

機械竜 パワー・ツール 攻2300

 

光が一つに集まり、黒い身体をしたパワー・ツール・ドラゴンが出てきた。でてきた・・・・・・影のエース・・・・・・

 

「さてと・・・・・・奪おっか!」

 

「う、奪う?」

 

「機械竜パワー・ツールの効果発動!1ターンに1度だけ、装備カードの対象をこのカードに移し替える!俺はレミさんのフェザー・ウィング・ドラゴンに装備されたドラグニティーファランクスを機械竜パワー・ツールに装備!装備強奪(イクイップ・グラブリング)!」

 

「えっ!?ちょ、ちょっと待っ!?」

 

私の言葉を聞かず、パワー・ツールが磁気みたいな物を身体から出してファランクスとフェザーを切り離して自身の身体に引っ付けた。嘘!?装備カード強奪!?私のデッキだと天敵じゃん!しかも肝心なファランクスを奪われたよ!!

 

「3体目のモバホンの効果発動!ダイヤル〜〜オン!」

 

って、まだいたんだ!!すっかり忘れていた!!

 

「今度は5!!・・・・・・チューナーモンスター、D・ライトンを守備表示で特殊召喚!」

 

D・ライトン 守200

 

ライトのようなモンスターが出てきた。さらに守りを固める・・・・・隙がない・・・・・・

 

「装備魔法、団結の力を機械竜パワー・ツールに装備!今の俺のフィールドのモンスターは3体だから機械竜パワー・ツールの攻撃力は2400ポイントアップ!」

 

機械竜パワー・ツール 攻2300→4700

 

「4700!?!?」

 

「さらに機械竜パワー・ツールの効果!装備魔法を装備した時、カードを1枚ドローする!装備特典(イクイップ・ボーナス)!」

 

龍亞 手札 0枚→1枚

 

「バトル!機械竜パワー・ツールでフェザー・ウィング・ドラゴンに攻撃!」

 

「ふ、フェザー・ウィングの効果!装備カードのドラグニティーピルムを墓地に送って破壊から免れる!!」

 

「でも、戦闘ダメージは受けてもらう!重装解体(フルメタル・デモリション)!!」

 

機械竜パワー・ツール 攻4700

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

 

レミ LP 2200→300

 

「きゃああああ!!!!!!」

 

フェザーがパワー・ツールの攻撃を受け止めるけど、反動が強すぎて、吹っ飛ばされてしまった。

 

『ぐっ・・・・・・レミ様、大丈夫ですか?』

 

「わ、私はね、フェザーは?」

 

『私も大丈夫でございます。ぐっ・・・・・・』

 

「本当に大丈夫なの!?」

 

『はい・・・・・・』

 

やせ我慢していないだろうね?後で遊輝に頼んで、プラチナに手当てをしてもらわないと。

 

「カードを1枚伏せてターンエンド!」

 

 

龍亞 手札 0枚 LP 1200

【モンスターゾーン】

D・モバホン 攻100

機械竜パワー・ツール 攻4700

D・ライトン 守100

【魔法・罠ゾーン】

ドラグニティーファランクス (機械竜)

団結の力 (機械竜)

伏せカード 1枚

 

 

・・・・・・まずい・・・・・・前のターンでパワー・ツールの/バスターを除去したはずなのに、1ターンで返された。しかもファランクスをうばわれて・・・・・・はぁ〜〜、本当に強くなったよね。自分が不利になっても冷静に対処して1ターンで自分が有利な状況に持ってきてしまうんだから。

 

「私のターン!ドロー!」

 

レミ 手札 1枚

 

・・・・・・竜の渓谷・・・・・・このカードだけしゃ意味がない。だけど私が伏せカードを手札に戻せば・・・・・・

 

「リバースカードオープン!覇者の一括!このターン、相手はバトルを行えない!」

 

「なっ!?」

 

覇者の一括なんて伏せていたの!?だったら機械竜を戻させてもらうよ!

 

「フェザー・ウィングの効果!墓地のミリトゥムをデッキに戻して、機械竜パワー・ツールをエクストラデッキに戻す!ウィンドセプション!」

 

機械竜パワー・ツールが竜巻によって上空に持ち上げられた。

 

「これでターンエンド!」

 

レミ 手札 1枚 LP 300

【モンスターゾーン】

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800

【魔法・罠ゾーン】

なし

 

 

ここまでフェザーを使って苦しめられたんだ。これ以上の一手はもう無いでしょ?

 

 

レミ side out

 

 

龍亞 side

 

 

やっぱりレミさんは凄いや。分かっていたけど機械竜を対処したんだから。でも俺だって負けない!!遊輝に教わった一番大事な事!!デッキとライフが尽きない限り、諦めないんだ!!

 

「俺のターン!!ドロー!!!」

 

龍亞 手札 1枚

 

・・・・・・よっしゃ!!

 

「魔法カード、貪欲な壺!墓地のパワー・ツール・ドラゴン、スコープン、クロックン、モバホン2体を戻してシャッフル!その後、カードを2枚ドローする!ドロー!!」

 

龍亞 手札 0枚→2枚

 

・・・・・・・・・・・これはモバホンに賭けるか!

 

「モバホンの効果!ダイヤル〜〜オン!!」

 

モバホンの胸が点滅を始める。数字は・・・・・・3!!

 

「3が出たから、デッキの上から3枚めくる!」

 

1枚目・・・・・・ラジカッセン、Dだけど今回は違う。2枚目・・・・・・D・バインド、罠だから無理。3枚目・・・・・・・・・・・・!!

 

「来た!!チューナーモンスター、D・リモコンを特殊召喚!」

 

D・リモコン 攻300

 

「リモコンの効果発動!攻撃表示の時、墓地のDをゲームから除外して、そのモンスターと同じレベルのDを手札に加える!俺はレベル4のビデオンをゲームから除外してD・ステープランを手札に加え、D・ステープランを召喚!」

 

D・ステープラン 攻1400

 

「Lv4のステープランにLv3のリモコンをチューニング!」

 

☆4 + ☆3 = ☆7

 

「世界の平和を守るため、勇気と力をドッキング!シンクロ召喚!もう一度フィールドに駆け上がれ!パワー・ツール・ドラゴン!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

 

再び光から機械が合体して、パワー・ツール・ドラゴンが現れた。

やっぱり何度見てもかっこ良いな!!

 

「パワー・ツールの効果発動!パワー・サーチ!」

 

俺のデッキがランダムにシャッフルされて、1枚のカードが飛び出す。

巨大化か・・・・・・これで勝ちは決定だな。せっかくだからライフ・ストリームを・・・・・・・・あっ駄目だ。あれ、ライフ2000未満のプレイヤーのライフを回復をするからレミさんのライフも回復してしまうじゃん。・・・・・・仕方ないか。

 

「装備魔法、巨大化をレミさんのフェザー・ウィング・ドラゴンに装備!」

 

「ふ、フェザー!?」

 

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻2800→1400

 

巨大化を装備したはずのフェザー・ウィング・ドラゴンの身体がみるみると小さくなってしまう。

 

「巨大化は俺のライフがレミさんより低かったら攻撃力が倍になるけど、逆にライフが俺の方が上回っていたら、攻撃力が半分になる。だから、フェザー・ウィングの攻撃力が半分になったんだ」

 

「・・・・・・・・・・・ほんとに強くなったわね」

 

「へへっ!俺も頑張ったんだ!!バトル!パワー・ツール・ドラゴンでフェザー・ウィング・ドラゴンに攻撃!クラフティ・ブレイク!」

 

パワー・ツール・ドラゴン 攻2300

フェザー・ウィング・ドラゴン 攻1400

 

レミ LP 300→0

 

 

WIN 龍亞 LOS レミ

 

『勝者!小等部5ー3!龍亞!!』

 

よしっ!!勝った!!

 

「みんな!!勝ったぞ!!」

 

デュエルフィールドから飛び降りて、みんなに勝利の報告をする。

 

「やっぱ強いな、龍亞」

 

「ほ、ほんとに、すごかったです」

 

「流石に双子で小等部ナンバー1・2を独占しているだけあるね」

 

「へへ、でも、レミさんも強かったよ。軽音部のメンバーとデュエルする時はほんとに気が抜けないよ」

 

「最後は私ね!」

 

「龍可!ちゃんと繋げたんだから、遊輝に勝ってきてよ!」

 

「任せといて!」

 

俺に代わって、龍可がデュエルフィールドに上がって行く。さてと・・・・・・

 

「祈〜〜、何処でスバルを好きになったか、じっくり聞かしてもらうよ」

 

「////る、龍亞さん」

 

赤くなっている祈を角に追い詰めて、尋問を始めるぞ!!

 

 

龍亞 side out

 

 

遊輝 side

 

 

「ごめ〜ん!」

 

両手を合わせながらレミが降りてきた。

 

「う〜ん、龍亞君があんなに強いとはね」

 

「今の小等部ナンバー2の実力は伊達じゃないね」

 

「でも遊輝がいるから大丈夫だよ!!」

 

「・・・・・・俺、勝てる自信ねぇぞ」

 

「あんたが一番龍可ちゃんに勝っているでしょう!」

 

「しかも、二桁」

「・・・・・・・・・・・・一番勝っているのは龍亞だって」

 

しかも二桁勝ったって言っても、つい最近10勝目に行ったばっかなんだけど・・・・・龍亞は15勝ぐらいかな?まあ60敗以上しているけど。

 

「とにかく行ってくるわ」

 

「頑張ってよ!!クラスの命運かかっているんだから!!」

 

みんなに背中を押され、俺はこの大会において最強のデュエリストがいるデュエルフィールドに上がって行く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

途中結果 決勝トーナメント 決勝戦

中等部1ー1 VS 小等部5ー3

 

 

第1試合 水野 奏 ○ーー× 早野 天兵

第2試合 小野寺 響 ×ーー○ パティ

第3試合 遊城 スバル ○ーー× 櫻井 祈

第4試合 葵 レミ ×ーー○ 龍亞

 

 

 

 

 

 

 

 

総合結果 2--2




龍亞「響さん風に言うならばいえーーーー!!!勝ったぜ!!!!」

祈「す、凄いですね」

龍可「いつもはこんなにお調子者なのに、デュエルになったら別人のように変わるわね」

スバル「そうだよな。冷静にプレイして、どんなにピンチになっても、落ち着いて対処しているもんな」

遊輝「・・・・・・それはな、龍可によって鍛えられたんだ」

龍可「私?」

奏「どういう事?」

龍亞「俺、毎日のように龍可とデュエルしているじゃん。で、毎回のように1killとオーバーキルを食らうでしょ?」

レミ「・・・・・・大変ね」

龍亞「そのおかげで精神が鍛えられたんだ!!」

響「レミがフェザーで龍亞君のエースモンスター達を戻しても冷静だったよね?」

龍亞「あれ以上の事を龍可にやられているから。で、手札もフィールドも無くなってしまうけど、龍可の布陣を崩したらゼウスが飛んでくる。これを何十回と食らっているんだもん」

祈「よ、よく精神を壊さないですね」

龍亞「だって龍可に勝ちたいんだもん!!」

遊輝「・・・・・・精神を鍛えたい人は龍可と50回以上のデュエルをする事」

レミ「・・・・・・私、多分、持たないわね」

祈「わ、私も・・・・・・」

奏「それを耐えた龍亞君、凄すぎ・・・・・・」

龍可「?私、いつもの事をしているだけだけど?」

「「「「「それを普通とは言わない!!!!!」」」」」

スバル「次回はいよいよ、決勝戦、最後のデュエル!!」

龍可「タイトルは【決勝戦 5試合目 箒星と絶体神VS神の名を持つ太陽龍】

遊輝「次回もよろしく!」

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