【完結】 遊戯王 5D's 転生者と未来のカードたち   作:DICHI

6 / 202
第2話 現状!矛盾するカードたち

遊輝 side

 

現在、この家のリビングらしき部屋にある机で俺と龍亞・龍可が対面するように座っている。あの後、手紙を呼んだ俺は気が動転しそうになりながらでもとりあえずの状況を手紙を見せながら説明した。

 

「・・・・ごめん、整理させて」

 

「なんか・・・・混乱して落ち着かないの」

 

「ああ、いいぞ」

龍亞と龍可の顔が困惑してる。さすがにいっぺんに言い過ぎたかな?しかも俺の状況が状況だったし。

 

「えっと・・・・まず遊輝はこことは別の世界に住んでいた」

 

「そう」

 

「そして、手紙には神様という人が遊輝宛にこんな事が書いてあった」

 

「遊輝は事故で死んでしまった。だけどそれは、神様が間違って遊輝を殺してしまった」

 

この手紙に書いてあることを鵜呑みにすると、どうやら俺は前の世界で死んでしまったらしい。だけどそれは神という奴が間違えて殺してしまい、俺は俗に言う転生をしたらしい。『らしい』というのは、俺自身、正直言ってそんな実感がない。神様とか言う奴にもあってないし、いきなりベッドの上で目覚めたから何が何やらさっぱりなんだよ。

「このままだと神様が天界から追放されて不味いから、遊輝を死なせてしまった償いとして遊輝を生き返らせて、別の世界に転生させた」

 

「それが俺たちが住んでいるこの世界。ここまでは合っている?」

 

「ああ、合っている」

 

転生された世界はどうやら5D'sの世界だった。龍亞と龍可がいるし確定だろう。まあ、遊戯王シリーズの中で1番見てたアニメだったけど・・・・

 

「遊輝はその前の世界では高校生だったけど、この世界では12歳と登録されている」

 

「そして、遊輝の世界には俺たちの世界とは違うルールのデュエルがあって」

 

「あと、遊輝には精霊が見えている」

 

「ついさっき届いたたくさんの荷物は、神様が遊輝宛に送ったたくさんのカードでこれでデッキを作ってくれと」

 

「もし何か聞きたいことがあれば、手紙に書いてあったこの番号に電話してくれ・・・これでいいかな?」

 

「ああ、今俺の身に起きたことだ」

 

「「・・・・・・・・・・・」」

 

「二人とも驚くよな。俺だってビックリしたよ。突然のことすぎて何が何やら分からなくなっちまうよ」

 

突然死んでしまって、しかもいきなり別の世界に転生をするなんて、普通、誰も思わないだろう。なぜか

12歳になってて精霊が見えるという謎のことまでしたのか分からないが・・・・・・

精霊が見えたっていうのは、リビングに移動した時、龍可の横にクリボンがパッと現れるのが見えたから、これには驚いたよ。

 

「・・・・・・・遊輝はこれからどうするの?」

 

「うん?まだ考えてなかったな・・・・・・まずはこの世界で住む場所を探して、働き口を見つけないといけないかな」

 

「だったら此処で住めばいいじゃん!!ここだったら人1人増えたくらい別に問題じゃないし!!」

 

龍亞がバンッ!!!と大きく机を叩いて立ち上がって俺に言ってきた。こいつ、簡単に住めばとか言ってきたけど・・・・・・(汗)

 

「う〜ん・・・・・いいのか?俺はお前たちから見れば不審者同然の立場なんだぜ?それに龍亞が良くても、龍可やお前たちの両親にだって許可がいるし」

 

「親は出張ばっかでたまにしか帰ってこないし、龍可もいいよな?」

 

「(そういえばそうだな。この二人の両親ってアニメでも見たことがなかったな)」

 

「ええ、精霊も良い人って言ってくれてるし、龍亞と二人だと退屈だったから」

 

「・・・・・・本当に良いのか?」

 

「大丈夫だって!!親には俺からも説得するから!!」

 

「・・・・それじゃお言葉に甘えようかな」

 

「やったー!!」

 

「部屋はどうしたらいいんだ?」

 

「あの部屋を使っていいわ。来客用の部屋はまだあるし、あの部屋にしかタンスや鏡を置いていないから」

 

「そうか、ありがとう龍可。まずはこのダンボールからだな。よいしょっと」

 

「私も手伝ってあげる」

 

「サンキュー」

 

宅配便で送られてきた数箱のダンボールを俺が目覚めた部屋にとりあえず積み上げるように置いていく。1個ずつ開けていくと、俺の私服やら前世で使っていた物、さらには沢山のカードやデュエルディスクまで送られていた。そいつらの場所を考えつつ整理整頓をしていたら、突然龍亞が部屋に入ってきた。右腕にはデュエルディスクがセットしてある。

 

「遊輝って前の世界でもデュエルをしていたんでしょ!?早速俺とデュエルしようぜ!!」

 

「ちょっと何言ってるの龍亞!?いきなり失礼でしょ!!まだ荷物を整理してないし!!」

 

「あはは・・・・・(汗)仲がいいな〜。ちょっと待ってて、少し物を片付けてからデッキを作るから」

 

仲を打ち解けてからの開口一番がデュエルか・・・・・流石、デュエルで問題を解決する社会だな。

さて、この世界に来たからデッキは作らなきゃいけないんだが問題は・・・・・・

 

「そういえばこの黒いカードたちはなに?俺、見たこともないんだけど」

 

「龍亞!勝手に見ない!・・・・・・でも本当にこのカードたちは何なの?」

 

「これはエクシーズモンスターと言って、俺の世界ではシンクロの次に登場したモンスター達なんだよ」

 

問題点というのがエクシーズモンスター。ここは5D'sの世界のはずだが、何でか知らないが送られた荷物の中に平然とあった。こいつは後で神様にOHANASHIをしなくちゃな・・・・

 

「へぇ〜・・・・ねぇこのカードたちでデュエルして!!」

 

う〜ん・・・・・・使ってくれとは言われてもだな・・・・・この世界で登録されているかも分からないし・・・・・

 

「(後で問題が起きそうだけどまぁ、いいか)いいぜ、ちょっと待っといてくれ」

 

遊輝 side out

 

 

龍亞 side

 

あの人不思議な人だなぁ〜・・・・・別の世界で死んで俺たちの世界に生き返るだなんて。漫画みたいなことが現実に起きちゃって。優しくていい人そうだから、俺はそんな事全く気にしてないけどね。

デッキを組み上げた遊輝をベランダに呼んでデュエルディスクを起動させる。俺の家の庭、無駄に広いからこうやってデュエルも出来るんだぜ!

 

「じゃあ早速やろうぜ!」

 

「ああ!」

 

さあ、エクシーズモンスターがどんなモンスターか気になるけどこの決闘を楽しもう!

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

 

龍亞 side out

 

 

龍可 side

 

 

不思議だったなあの人・・・・・突然死んで私たちの世界に転生だなんて。最初はおっかない人に思えたけど、何だか優しそうだし、何より精霊が見えるって言ってくれた、それが何だか嬉しいかった。私以外にも精霊が見える人がいて、少し安心したわ。

 

「デュエル‼」 「デュエル‼」

 

あっ、デュエルが始まるわね・・・エクシーズモンスターか・・・楽しみだわ!

 




遊輝「どうも、主人公の遠藤遊輝と」

この小説の作者、DICHIです。今回は後語りについて話していきたいと思います。後語りは主に、その話に出てきた主要な人物に今回の話の感想みたいなものをそれぞれ思うままに言っていきたいと思います。

遊輝「また、この小説にはオリカがあるため、オリカが出た場合はオリカのテキストを載せながら解説をしていきたいと思います」

さて今回は改定作業中なので、ちょっとこの小説が投稿された時の裏話でもしましょう。

遊輝「ずっと先の展開も俺は当然しっているんだが・・・・・まぁタイトルダセェな」

しゃあなかったんや!!どうしてもいいタイトルが出なかったんや!!

遊輝「ちなみに実は、この小説のタイトルは2代目で、初代は別にあったことをご存知でしょうか?」

この小説が【小説家になろう】に投稿された時、テーマが今と違っていたからタイトルも違ったんだよ。残念ながらタイトルはもう覚えてないが。

遊輝「そこは覚えておくべきだろうが!!まぁ・・・・・今ではこのタイトルが定着しちゃったしな」

色んな方々の小説にコラボして貰ったりしてこの名前を売り出しちゃったからね、仕方ないよ。

遊輝「次回はいよいよ俺がこの世界に来て初めてのデュエル!【VS龍亞!始動!エクシーズ召喚!】」

では、改定作業はまだまだ続きますが、今後とも【遊戯王5D's 転生者と未来のカードたち】を宜しくお願いします。次回もよろしくお願いします。

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。